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2級建築施工管理技士試験
年別 一次(学科)解答解説
─────────────
令和 5年(後期)一次
令和 5年(前期)一次
令和4年(後期)一次
令和4年(前期)一次
令和3年(後期)一次
令和3年(前期)一次
令和2年(後期)学科
令和元年(後期)学科
令和元年(前期)学科
平成30年(後期)学科
平成30年(前期)学科
平成29年(後期)学科
平成29年(前期)学科
2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
 仮設工事
 土工事
 地業工事
 鉄筋工事
 型枠工事
 コンクリートの調合
 鉄骨工事
 木造軸組構法
 解体工事
仕上工事
 コンクリートブロック工事等
 防水工事
 石工事
 タイル工事
 屋根及びとい工事
 金属工事
 左官工事
 建具工事
 塗装工事
 内装工事
 仕上改修工事

施工管理
施工計画
 事前調査
 仮設計画
 材料の保管
 申請及び届出等
工程管理
 工程計画
 バーチャート工程表
 品質管理工程表
品質管理
 用  語
 鉄骨工事
 鉄筋工事
 コンクリート工事
 品質管理に関する記述
 試験及び検査
安全管理
 工事現場の安全管理
 労働安全衛生法

応用能力問題躯体工事
仕上工事

法  規建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
年別 二次(実地) 解答解説
─────────────
令和 5年 二次検定
令和4年 二次検定
令和3年 二次検定
令和2年 実地試験
令和元年 実地試験
平成30年 実地試験
平成29年 実地試験
平成28年 実地試験
平成27年 実地試験
平成26年 実地試験
平成25年 実地試験
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和06年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期)(中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
官庁営繕の技術基準

公共建築工事標準仕様書
(令和4年度版)
建築工事編
電気設備工事編
機械設備工事編

官庁営繕事業における
BIM モデルの作成及び利用に関するガイドライン
建築工事監理指針

1章 各章共通事項序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事01節 共通事項
02節 縄張り,遣方,足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
 [ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節  一般事項
02節  材  料
03節  工作一般
04節  高力ボルト接合
05節  普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節  耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
  一般事項、材料
  外壁パネル工法
  間仕切壁パネル工法
  溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

>放射能について正しく学ぼう
>内部被ばくを考える市民研究会
>国際環境NGO FoE Japan
>代々木市民観測所
>チェルノブイリへのかけはし
>放射線防護の仕方(緊急時編)
>放射線防護の仕方(日常編)
>放射線防護の仕方(食品編)
>セシウム汚染全国マップ
>Sv/Bq換算ツール
>経口時の年齢換算計算ツール
>Fukushima Voice version 2
>Simply Info
>日本原子力産業協会
原子力発電を考える
>グリーンアクション
>サイエンス・メディア・センター
>バンクーバー食品放射能モニタリング
>東京江戸川放射線
>品川区ママ友からの 放射線情報便
>福島30年プロジェクト
>全国の空間線量率
>村田 光平 オフィシャルサイト
>国会事故調査委員会
>福島第一原発カメラ(LIVE)
>全国放射線量測定マップ

2023年08月09日

2級建築施工管理技士 第二次検定(実地)の攻略 問題5−B 躯体工事

2級建築施工管理技術検定 第二次検定(実地試験)

問題5–B の攻略

受検種別躯体の受検者は解答する。

令和5年度


次の1.から4.の各記述において、[   ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.コンクリート躯体図に示されているX軸やY軸の基準の通り心は、柱心や壁心であることが多く、床面に地墨を打つ際に柱心や壁心を通しで打つことができない。そのため柱心や壁心の基準墨から一定寸法離した位置に補助の墨を打つが、この墨のことを [ @ ] という。1階床の基準墨のは、上階の基準墨の基になるので特に正確を期す必要がある。

2階より上では、通常建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき[ A ] により1階から上階へ順次、基準墨の [ @ ] を上げていく。この作業を墨の引通しという。

@ (1) 親墨 (2) 陸墨 (3) 逃げ墨 (4) ベンチマーク

A (1) 自動レベル (2) 巻尺 (3) 水糸 (4) 下げ振り



解答・解説


@-3、A-4

[ 解説 ]
コンクリート躯体図に示されているX軸やY軸の基準の通り心は、柱心や壁心であることが多く、床面に地墨を打つ際に柱心や壁心を通しで打つことができない。そのため柱心や壁心の基準墨から一定寸法離した位置に補助の墨を打つが、この墨のことを逃げ墨という。1階床の基準墨のは、上階の基準墨の基になるので特に正確を期す必要がある。

2階より上では、通常建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき下げ振りにより1階から上階へ順次、基準墨の逃げ墨を上げていく。この作業を墨の引通しという。




2.掘削した土の中で良質土を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建築物の躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認の上、厚さ [ B ] mm程度ごとに行う。

使用する機器は、小規模な埋戻しの場合は、ランマー等の衝撃作用、振動コンパクター等の振動作用で締め固める機器を使用する。大規模の場合は、ロードローラー等の転圧機械を使用する。

埋戻しの最終層には、土質による沈み代を見込んで [ C ] を行う。 [ C ] の適切な標準値は決まっていないが通常の埋戻しにおいて、粘性土を用い十分な締固めを行う場合、100mmから150mm程度が目安として考えられる。

B (1) 300 (2) 400 (3) 500 (4) 600

C  (1) 床付け (2) 地ならし (3) 余盛り (4) 土盛り



解答・解説


B-1、C-3

[ 解説 ]
掘削した土の中で良質土を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建築物の躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認の上、厚さ300mm程度ごとに行う。

使用する機器は、小規模な埋戻しの場合は、ランマー等の衝撃作用、振動コンパクター等の振動作用で締め固める機器を使用する。大規模の場合は、ロードローラー等の転圧機械を使用する。

埋戻しの最終層には、土質による沈み代を見込んで余盛りを行う。余盛りの適切な標準値は決まっていないが通常の埋戻しにおいて、粘性土を用い十分な締固めを行う場合、100mmから150mm程度が目安として考えられる。




3.購入者が受け入れるレディーミクストコンクリートが、指定した性能を有する製品であるかどうかを判定するための検査を受入検査という。

受入検査は建築現場の荷卸し地点で行い、その検査の項目には、スランプ、空気量、 [ D ] 、コンクリート温度等がある。

[ D ] の測定結果が [ E ] kg/m3を超えるとコンクリート中の鉄筋の腐食が促進される可能性があるため、日本産業規格(JIS)では原則として、この値以下とすることが定められている。

D (1) 酸化物含有量 (2) 塩化物含有量 (3) 水分含有量 (4) 炭素含有量

E (1) 0.30 (2) 0.40 (3) 0.50 (4) 0.60



解答・解説


D-2、E-1

[ 解説 ]
購入者が受け入れるレディーミクストコンクリートが、指定した性能を有する製品であるかどうかを判定するための検査を受入検査という。

受入検査は建築現場の荷卸し地点で行い、その検査の項目には、スランプ、空気量、塩化物含有量、コンクリート温度等がある。

塩化物含有量の測定結果が0.30kg/m3を超えるとコンクリート中の鉄筋の腐食が促進される可能性があるため、日本産業規格(JIS)では原則として、この値以下とすることが定められている。




4.木造在来軸組構法の2階建て以上の軸組において、2階以上の床位置で外周の柱を相互につなぐ横架材を [ F ] といい、その階の壁や床梁を支える。材料には一般にベイマツやマツ等が使用されている。

[ F ] の大きさは、幅は柱と同じとし、せいは上部の荷重や下部の柱の間隔により決められるが、一般に梁間寸法の [ G ] 程度のものが使用されている。

F (1) 軒桁 (2) 妻梁 (3) 火打梁 (4) 胴差

G  (1) 1/5 (2) 1/10 (3) 1/15 (4) 1/20


解答・解説


F-4、G-2

[ 解説 ]
木造在来軸組構法の2階建て以上の軸組において、2階以上の床位置で外周の柱を相互につなぐ横架材を胴差といい、その階の壁や床梁を支える。材料には一般にベイマツやマツ等が使用されている。

胴差の大きさは、幅は柱と同じとし、せいは上部の荷重や下部の柱の間隔により決められるが、一般に梁間寸法の1/10程度のものが使用されている。




令和4年度


次の1.から4.の各記述において、[  ] に当てはまる最も適当な語句文字又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.敷地の地盤の構成や性質などを調査する地盤調査には、一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて[ @ ] 、試料の採取、地下水位の測定等の調査を行う。

また、採取された試料は各種の土質試験を行い、土質柱状図にまとめられる。

[ @ ] は、ハンマーを自由落下させて、SPTサンプラーが地層を 300mm貫入するのに必要な打撃回数を求める試験である。ここで得られた打撃回数を[ A ] といい、地盤の硬軟や締り具合を推定するのに使われる。


@ (1)フロー試験 (2)平板載荷試験 (3) 標準貫入試験 (4)CBR試験

A (1)K値     (2)NC値     (3)トルク係数値 (4)N値



答え

 @-3、A-4

[ 解答解説 ]
敷地の地盤の構成や性質などを調査する地盤調査には、一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて標準貫入試験 、試料の採取、地下水位の測定等の調査を行う。

また、採取された試料は各種の土質試験を行い、土質柱状図にまとめられる。

標準貫入試験は、ハンマーを自由落下させて、SPTサンプラーが地層を 300mm貫入するのに必要な打撃回数を求める試験である。ここで得られた打撃回数をN値といい、地盤の硬軟や締り具合を推定するのに使われる。(建築工事監理指針)

R04_5B_1_標準貫入試験.jpg




2.型枠工事において、コンクリート型枠用合板を用いた柱型枠や壁型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために[ B ] を行う。敷桟で行う場合にはコンクリートの漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法等がある。

床型枠においては、設計者との協議を行い、フラットデッキ(床型枠用鋼製デッキプレート)を使用することがある。その場合、梁側板型枠との接合方法として、フラットデッキの長手方向に対する梁へののみこみ代は、原則として、一般階では[ C ] mmとしている。


B (1)根固め  (2)根巻き  (3)根回し  (4)根がらみ

C (1)10   (2)20   (3)30   (4)40



答え

 B-2、C-1

[ 解答解説 ]

柱や壁の型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために、根巻きを行う。敷桟で行う場合にはコンクリート漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法などがある。

フラットデッキの長手方向に対する梁へののみこみ代は、原則として、一般階では、10mmとする。(建築工事監理指針)





3.鉄筋工事において、鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間のによる応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

柱や梁の主筋の継手に、ガス圧接継手を採用し、異形鉄筋を用いる場合の鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、[ E ] mmのうちで、最も大きい値以上とする。


D (1)定 着 (2)付 着 (3)引 張 (4)圧 着

E (1)20  (2)25  (3)30  (4)35



答え

 D-2、E-2

[ 解答解説 ]
鉄筋工事において鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間の付着による応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうちで、最も大きい値以上とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 5.3.5(4)(ア)(イ)(ウ))





4.鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトを使用した接合部の本締めは、梁フランジの場合には図の[ F ] のように行っていく。また、本締め後の検査は、ピンテールが破断していること、共回り・軸回りがないこと、ボルトの余長がネジ1山から6山までの範囲であること、ナットの回転量が平均回転角度 ±[ G ] 度以内であることを目視確認する。

R04_2次_問題5B-4_高力ボルトの締付け順序.jpg


F (1)a  (2)b  (3)c  (4)d

G (1)15  (2)20  (3)30  (4)45



答え

 F-4、G-3

[ 解答解説 ]
1群のボルトの締付けは、群の中央から周辺に向かう順序で行う。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 7.4.7(4))よって、図のdのように行っていく。

トルシア型高力ボルトの締付け後の確認は、
・ピンテールが破断していること。
・一次締め付けの際につけたマークのずれにより、共回り及び軸回りが生じていないこと。
・ナットの回転量は、各ボルト群のナットの平均回転角度 -30°から平均回転角度 +30°までの範囲であること。
・ボルトの余長は、ねじ1山から6山までの範囲であることを確認する。
(公共建築工事標準仕様書建築工事編 7.4.8(1)(ア)(a)〜(d))




令和3年度


次の1.から4.の各記述において、[  ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.建築物の高さ及び位置の基準となるものを [ @ ]という。高さの基準は隣接の建築物や既存の工作物に、位置の基準は一般に建築物の縦、横2方向の通り心を延長して設ける。工事測量を行うときの基準のため、工事中に動くことのないよう2箇所以上設けて、随時確認できるようにしておく。

また、建築物の位置を定めるため建築物の外形と内部の主要な間仕切の中心線上に、ビニルひも等を張って建築物の位置を地面に表すことを [ A ]という。このとき、建築物の隅には地杭を打ち地縄を張りめぐらす。


@ (1)親墨  (2)逃げ墨  (3)ベンチマーク (4)ランドマーク

A (1)縄張り  (2)水貫  (3)遣方  (4)いすか切り



解答


@ (3)ベンチマーク、A (1)縄張り

[ 解説 ]
建築物の高さ及び位置の基準となるものとベンチマークという。高さの基準は隣接の建築物や既存こう工作物に、位置の基準は一般に建築物の縦、横2方向の通り心を延長して設ける。工事測量を行うときの基準のため、工事中に動くことのないよう2箇所以上設けて、随時確認できるようにしておく。




2.鉄筋工事において、コンクリートの中性化や火災等の高温による鉄筋への影響を考えた鉄筋を覆うコンクリートの厚さを「かぶり厚さ」といい、建築基準法施行令で規定されており、原則として、柱又は梁にあって [ B ]mm以上、床にあっては20mm以上となっている。

また、かぶり厚さを保つためにスペーサーが用いられ、スラブ筋の組立時には [ C ]のスラブ用スペーサーを原則として使用する。

B (1)25  (2)30  (3)35  (4)40

C (1)木レンガ  (2)モルタル製  (3)鋼製  (4)プラスチック製



解答


B (2)30、C (3)鋼製

鉄筋工事において、コンクリートの中性化や火災等の高温による鉄筋への影響を考えた鉄筋を覆うコンクリートの厚さを「かぶり厚さ」といい、建築基準法施行令第79条で規定されている。原則として、柱、梁にあっては、30mm以上、床にあっては 20mm以上となっている。(最小かぶり厚さ)
また、かぶり厚さを保つためにスペーサーが用いられ、スラブ筋の組立時には原則として鋼製のスラブ用スペーサーを使用する。




3.コンクリート工事において、日本産業規格(JIS)では、レディーミクストコンクリートの運搬時間は、原則として、コンクリートの練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は [ D ]分以内と規定されている。このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場の選定をする。

また、コンクリートの練混ぜ開始から工事現場での打込み終了までの時間は外気温が25℃未満の場合 [ E ]分以内、25℃以上の場合90分以内とする。

D (1)60  (2)70  (3)80  (4)90

E (1)60  (2)120  (3)150  (4)180




解答



D (4)90、E (2)120

コンクリート工事において、日本産業規格(JIS A 5808)では、レディミクストコンクリートの運搬時間は、原則として、コンクリートの練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は90分以内と規定されている。このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディミクストコンクリート工場の選定が必要である。

また、コンクリート練り混ぜ開始から工事現場での打ち込み終了までの時間は外気温が25℃未満の場合120分以内、25℃以上の場合90分以内とする。




4.木造在来軸組構法において、屋根や上階の床などの荷重を土台に伝える鉛直材である柱は、2階建てでは、1階から2階まで通して1本の材を用いる通し柱と、各階ごとに用いる [ F ]とがある。

一般住宅の場合、柱の断面寸法は、通し柱は [ G ]cm角、 [ F ]では10.5cm角のものが主に使用されている。

F (1)継柱  (2)止柱  (3)間柱  (4)管柱

G (1)10.5  (2)12  (3)13.5  (4)15




解答



F (4)管柱、G (2)12

木造在来軸組構法において、屋根や上階の床などの荷重を土台に伝える鉛直材である柱は、2階建てでは、1階から2階まで通して1本の材を用いる通し柱と、各階ごとに用いる管柱とがある。一般住宅の場合、柱の断面寸法は、通し柱は 12cm角、管柱では10.5cm角のものが主に使用されている。




令和2年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.既製コンクリート杭地業におけるセメントミルク工法において、杭径が300〜500mmの場合は、杭径よりも@200mm程度大きいオーガーヘッドを使用する。

また、掘削は、安定液を用いて孔壁の崩壊を防止しながら、杭心に合わせて鉛直に行い、予定の支持層に達した後、根固め液及び杭周固定液を注入しながらアースオーガーを引き抜いていき、その後、既製コンクリート杭を掘削孔内に建て込む。

この施工法は、既製コンクリート杭のA打込み工法に分類される。


解答


@  100
A  埋込み

[ 解説 ]
セメントミルク工法におけるアースオーガーヘッド径は、杭径 + 100mm程度とする。(公共建築工事標準仕様書)この施工法は、既製コンクリート杭の埋込み工法に分類される。
5-B_1.図4.3.3_杭の施工法の分類.jpg
(建築工事監理指針より)




2.鉄骨工事におけるトルシア形高力ボルトを使用する接合部の組立てにおいて、接合部の材厚の差などにより、接合部にB1mmを超える肌すきがある場合には、フィラープレートを用いて肌すきを埋める。

締付け後の検査は、一次締付け後に付けたマーキングのずれやピンテールの破断などを確認し、ナットの回転と共にボルトや座金も一緒に回転するC軸回りを生じているボルトは、新しいボルトセットと交換する。


解答


B  ◯
C  共回り

[ 解説 ]
接合部の材厚の差等により1mmを超える肌すきがある場合は、フィラープレートを入れる。(公共建築工事標準仕様書)

ナットの回転とともにボルトや座金が一緒に回転する現象を共回りという。軸回りとは、ボルトだけが回転する現象をいう。共回りや軸回り等が生じた場合は、高力ボルトのセットを新しいものに取り替える。
5-B_2.図7.4.7_マーキング.jpg
(建築工事監理指針より マーキング)




3.コンクリート工事において、公称棒径45mmの棒形振動機を締固めに用いる場合、コンクリートの1層の打込み厚さは、棒形振動機部分の長さである60〜80cm以下とし、棒形振動機の挿入間隔はD90cm以下とする。

また、棒形振動機は、コンクリート表面にセメントペーストが浮き上がる時まで加振し、加振時間は1箇所当り5〜E45秒程度とするのが一般的である。


解答


D  60
E  15

[ 解説 ]
コンクリート工事において、棒形振動機の挿入間隔は60cm以下とする。(公共建築工事標準仕様書)

棒形振動機の1箇所当たりの加振時間は、一般的に 5〜15秒程度とする。




4.市街地における、鉄筋コンクリート造建築物の躯体の解体工事を行う場合は、建物の周囲に外部足場を架設し、コンクリート片の飛散防止や騒音防止のためFメッシュシートを足場外面に隙間なく取り付ける。

また、階上解体作業による解体をする場合は、屋上に揚重した解体重機で最上階から解体し、各階の解体はG中央部から先行して解体していく。解体で発生したコンクリート小片などを利用してスロープをつくり、解体重機を下の階に移動させて順次地上階まで解体していく。


解答


F  防音シート
G  ◯

[ 解説 ]
コンクリート片の飛散防止とともに騒音防止のためには、防音シートを足場外面に隙間なく取り付ける。

階上作業による解体では、外壁を残しながら中央部を先行して解体する。外壁の転倒工法等を用いる場合は、同時に解体する部分の一体性を確保するとともに、過度な力を加えずに内側に安全に転倒させる。




令和元年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.土工事において、軟弱な粘土質地盤を掘削する場合に、根切り底面付近の地盤が山留壁の背面から回り込むような状態で膨れ上がる現象を@液状化という。

また、砂質地盤を掘削する場合に、根切り底面付近の砂質地盤にA上向きの浸透流が生じ、この水流によって砂が沸騰したような状態で根切り底を破壊する現象をボイリングという。



解答


@ ヒービング
A ◯

[ 解説 ]
土工事において、軟弱な粘土質地盤を掘削する場合に、根切り底面付近の地盤が山留壁のから回り混むような状態で膨れ上がる現象をヒービングという。また、砂質地盤を掘削する場合に、根切り底面付近の砂質地盤に上向きの浸透流が生じ、この水流によって砂が沸騰したような状態で根切り底を破壊する現象をボイリングという。

 問題5-B_1.図3.3.15_ヒービングの説明図.jpeg
     ヒービングの説明図

 問題5-B_1.図3.3.16_ボイリングの説明図.jpeg
     ボイリングの説明図

 問題5-B_1.図3.3.17_被圧地下水による盤ぶくれの説明図.jpeg
     盤ぶくれの説明図




2.鉄筋(SD345)のガス圧接継手において、同径の鉄筋を圧接する場合、圧接部のふくらみの直径は鉄筋径dの1.4倍以上とし、かつ、その長さを鉄筋径dのB1.0倍以上とする。

また、圧接面のずれは鉄筋径dの1/4以下、圧接部における鉄筋の中心軸の偏心量は鉄筋径dのC1/4 以下、圧接部の折曲がりは2度以下、片ふくらみは鉄筋径dの1/5 以下とする。

ただし、dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値とする。



解答


B 1.1
C  1/5

[ 解説 ]
鉄筋(SD345)のガス圧接継手において、同径の鉄筋を圧接する場合、圧接部のふくらみの直径は鉄筋径dの1.4倍以上とし、かつ、その長さを鉄筋径dの1.1倍以上とする。(アセチレン系ガスの場合)
また、圧接面のずれは鉄筋径dの1/4以下、圧接部における鉄筋の中心軸の偏心量は鉄筋径dの1/5以下、圧接部の折曲がりは2度以下、片ふくらみは鉄筋径dの1/5以下とする。
ただし、dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値とする。

問題5-B_2.図5.4.3_圧接部のふくらみの形状及び寸法.jpeg
     圧接部のふくらみの形状及び寸法




3.鉄筋コンクリート造でコンクリートを打ち継ぐ場合、打継ぎ部の位置は、構造部材の耐力への影響が最も少ない位置に定めるものとし、梁、床スラブ及び屋根スラブの鉛直打継ぎ部は、スパンの中央又は端からD1/4付近に設け、柱及び壁の水平打継ぎ部は、床スラブ及び梁の上端に設ける。

また、打継ぎ部の形状は、構造部材の耐力の低下が少なく、コンクリート打込み前の打継ぎ部の処理が円滑に行え、かつ、新たに打ち込むコンクリートの締固めが容易に行えるものとし、柱及び梁の打継ぎ面は主筋にE平行となるようにする。



解答


D ◯
E 垂直

[ 解説 ]
鉄筋コンクリート造でコンクリートを打ち継ぐ場合、打継ぎ部の位置は、構造部材の耐力への影響が最も少ない位置に定めるものとし、梁、床スラブ及び屋根スラブの鉛直打継ぎ部は、スパンの中央又は端から1/4付近に設け、柱及び壁の水平打継ぎ部は、床スラブ及び梁の上端に設ける。防水層と関連するパラペット部分は、水上仕上天から100mm以上の位置、もしくは水平打継ぎなしとする。

また、打継ぎ部の形状は、構造部材の耐力の低下が少なく、コンクリート打込み前の打継ぎ部の処理が円滑に行え、かつ、新たに打ち込むコンクリートの締め固めが容易に行えるものとし、柱及び梁の打継ぎ面は主筋に対して垂直となるようにする。




4.鉄骨工事における露出形式の柱脚ベースプレートの支持方法であるベースモルタルの後詰め中心塗り工法は、一般にベースプレートの面積がF小さく、全面をベースモルタルに密着させることが困難な場合や建入れの調整を容易にするために広く使われている。

また、ベースモルタルの厚さはG100mm以下、中心塗り部分の大きさは200〜300mmの角形又は円形とし、建て方中に柱脚に作用する応力に見合うものとする。



解答


F 大きく
G 30mm以上50

[ 解説 ]
鉄骨工事における露出形式の柱脚ベースプレートの支持方法であるベースモルタルの後詰め中心塗り工法は、一般にベースプレートの面積が大きく、全面をベースモルタルに密着させることが困難な場合や建入れの調整を容易にするために広く使われている。

また、ベースモルタルの厚さは30mm以上50mm以下、中心塗り部分の大きさは200〜300mmの角形又は円形とし、建て方中に柱脚に作用する応力に見合うものとする。




平成30年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、
不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。


1.墨出し等に用いる鋼製巻尺は、工事着手前に@ゲージ合わせを行い、同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して、1本は基準鋼製巻尺として保管しておく。

@ゲージ合わせの際には、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認する。

建築現場では特に規定しない場合は、通常A150Nの張力としている。



解答


 @ テープ合わせ
 A 50

[ 解説 ]
墨出し等に用いる鋼製巻尺は、工事着手前にテープ合わせを行い、同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して、1本は基準鋼製巻尺として保管する。テープ合わせの際には、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認するが、特に規定しない場合は、通常 50Nの張力とする。




2.木構造の在来軸組構法における和小屋において、次の図の束立て小屋組は、小屋梁を約1,800mm間隔にかけ、その上に約900mm間隔に小屋束を立て、小屋束で棟木や母屋などを支える小屋組である。

束立て小屋組の中で、小屋梁を軒桁の上に乗せかけるかけ方をB折置組といい、小屋梁を軒桁の上に乗せかける仕口はかぶとあり掛けで納め、羽子板ボルト締めとする。棟木の継手は、小屋束心より約150mm持出し腰掛あり継ぎ、両面かすがい打ちとする。母屋の断面寸法はC 90mm角を標準とし、棟木や母屋には、垂木を取り付けるため垂木欠きを行い、垂木の取付けは母屋の上で、そぎ継ぎとして、釘打ちを行う。

R30_J5-B_図_束立て小屋組.jpg
          束立て小屋組


解答


 B 京呂組
 C ◯

[ 解説 ]
束立て小屋組の中で、小屋梁を軒桁の上に乗せかけるかけ方を京呂組という。折置組とは、柱の上に小屋梁をのせ、その上に軒桁を取り付けるかけ方をいう。母屋の断面寸法は 90mm角を標準とする。




3.鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間のD付着による応力の伝達が十分に行われ、コンク
リートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

柱や梁の主筋の継手に、ガス圧接継手を採用し、異形鉄筋を用いる場合の鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、E20mmのうちで、最も大きい値以上とする。



解答


 D ◯
 E 25

[ 解説 ]
鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間の付着による応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうちで、最も大きい値以上とする。

R30_J5-B.3_鉄筋相互のあきと間隔.jpg
鉄筋相互のあきと間隔




4.レディーミクストコンクリートの運搬時間は、JISにおいて、コンクリートの練混ぜF完了からトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間として90分以内と規定されている。

このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場の選定をする。

また、コンクリートの練混ぜF完了から工事現場での打込み終了までの時間は、外気温が25℃未満で120分以内、25℃以上でG100分以内とする。

打込み継続中の打重ね時間の間隔限度は、外気温が25℃未満のときは150分以内、25℃以上のときは120分以内を目安とし、先に打ち込まれたコンクリートの再振動が可能な時間内とする。



解答


 F 開始
 G 90

[ 解説 ]
レディーミクストコンクリートの運搬時間は、JISにおいて、コンクリートの練混ぜ開始からトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間として90分以内と規定されている。また、コンクリートの練混ぜ開始から工事現場での打込み終了までの時間は、外気温が25℃未満で120分以内、25℃以上で 90分以内とする。

打込み継続中の打重ね時間の間隔限度は、外気温が25℃未満のときは150分以内、25℃以上のときは120分以内を目安とし、先に打ち込まれたコンクリートの再振動が可能な時間内とする。





2級建築施工管理技士 第二次検定(実地)の攻略 問題5−C 躯体工事

2級建築施工管理技術検定 第二次検定(実地試験)

問題5−C の攻略

受検種別仕上げの受検者は解答する。

令和5年度


次の1.から4.の各記述において、 [   ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.屋根保護アスファルト防水において、現場打ちコンクリート保護層には [ @ ] が発生することを防ぐために伸縮目地を設ける。

伸縮目地の割付けは、中間部の縦横間隔を3,000mm程度とし、端部を立上りパラペット及び塔屋等の立上り際から [ A ] mm程度とする。

@ (1) ふくれ (2) 水たまり  (3) ひび割れ (4) ジャンカ

A (1) 100 (2) 600  (3) 900 (4) 1,200



解答・解説


@-3、A-2

[ 解説 ]
屋根保護アスファルト防水において、現場打ちコンクリート保護層にはひび割れが発生することを防ぐために伸縮目地を設ける。

伸縮目地の割付けは、中間部の縦横間隔を3,000mm程度とし、端部を立上りパラペット及び塔屋等の立上り際から 600mm程度とする。




2.セメントモルタルによる外壁タイル張りにおいて、 [ B ] 工法は、タイルを下地に塗り付けた張付けモルタルに押し付け、軟らかいうちに振動工具を用いて振動を与え、モルタルに埋め込むようにタイルを張り付ける工法である。

タイル張付け後、 [ C ] 時間以上経過した後、張付けモルタルの硬化を見計らって目地詰めを行い、目地ごてで目地深さをタイル厚さの 1/2以下に仕上げる。

B (1) 改良積上げ張り  (2) 改良圧着張り  (3) 密着張り (4) マスク張り

C  (1) 6  (2) 12  (3) 18 (4) 24



解答・解説


B-3、C-4

[ 解説 ]
セメントモルタルによる外壁タイル張りにおいて、密着張り工法は、タイルを下地に塗り付けた張付けモルタルに押し付け、軟らかいうちに振動工具を用いて振動を与え、モルタルに埋め込むようにタイルを張り付ける工法である。

タイル張付け後、24時間以上経過した後、張付けモルタルの硬化を見計らって目地詰めを行い、目地ごてで目地深さをタイル厚さの 1/2以下に仕上げる。




3.フローリングボード張りにおいて、下張り用床板の上に接着剤を併用してフローリングボードを釘打ちで張り込む場合、下張り用床板は乱に継ぎ、継手部は根太心で突付けとし、 [ D ] mm程度の間隔で釘打ちとする。

フローリングボードは、所定の接着剤を下張り用床板に塗布し、通りよく敷き並べて押さえ、 [ E ] の付け根から隠し釘留めとする。

D (1) 150  (2) 300  (3) 450 (4) 600

E (1) ほぞ  (2) 溝じゃくり  (3) 雌ざね (4) 雄ざね



解答・解説


D-1、E-4

[ 解説 ]
フローリングボード張りにおいて、下張り用床板の上に接着剤を併用してフローリングボードを釘打ちで張り込む場合、下張り用床板は乱に継ぎ、継手部は根太心で突付けとし、 150mm程度の間隔で釘打ちとする。

フローリングボードは、所定の接着剤を下張り用床板に塗布し、通りよく敷き並べて押さえ、雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。




4.押出成形セメント板工事において、外壁パネルの取付け方法は、縦張り工法及び横張り工法がある。

縦張り工法の場合、パネルは各段ごとに構造体に固定された下地鋼材で受け、パネルが [ F ] により層間変形に追従できるように、取付け金物を上下端部に正確に、かつ、堅固に取り付ける。

横張り工法の場合、パネルは積上げ枚数 3枚以下ごとに自重受け金物で受け、パネルがに [ G ] より層間変形に追従できるように、取付け金物を左右端部に正確に、かつ、堅固に取り付ける。

F (1) ロッキング  (2) スライド  (3) スプリット (4) ストレッチ

G (1) ロッキング  (2) スライド  (3) スプリット (4) ストレッチ



解答・解説


F-1、G-2

[ 解説 ]
押出成形セメント板工事において、外壁パネルの取付け方法は、縦張り工法及び横張り工法がある。

縦張り工法の場合、パネルは各段ごとに構造体に固定された下地鋼材で受け、パネルがロッキングにより層間変形に追従できるように、取付け金物を上下端部に正確に、かつ、堅固に取り付ける。

横張り工法の場合、パネルは積上げ枚数 3枚以下ごとに自重受け金物で受け、パネルがにスライドより層間変形に追従できるように、取付け金物を左右端部に正確に、かつ、堅固に取り付ける。




令和4年度


次の1.から4.の各記述において、[  ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリ−ト打継ぎ部は、幅50mm程度の絶縁用テープを張った上に、幅 [ @ ] mm以上の[ A ] ルーフィングを増張りする。

アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないよう均一に押し均して、下層に密着させる。


@ (1)100  (2)150   (3)200   (4)300

A (1)砂 付 (2)ストレッチ (3)あなあき (4)合成高分子系


答え

 @-4、A-2

[ 解答解説 ]

アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリートの打継ぎ箇所等で防水上不具合のある下地は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付け、その上に幅 300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする。

アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないように均一に押し均して、下層に密着するように行う。
(公共建築工事標準仕様書建築工事編 9.2.4(4)(ア)(a)(b))





2.セメントモルタルによる壁タイル張りの工法において、 [ B ] は、張付けモルタルを下地面とタイル裏面の両方に塗ってタイルを張り付ける工法である。

タイルの張付けは、タイル張りに用いるハンマー等でタイル周辺からモルタルがはみ出すまで入念にたたき押し、 [ C ] に向かって張り進める。

張付けモルタルの1回の塗り付け面積は、2m2/人以内、かつ、60分以内に張り終える面積とし、1回のタイルを張り終わったら、張付けモルタルの硬化を見ながら、はみ出したモルタルを除去する。


B (1)密着張り (2)マスク張り (3)改良圧着張り (4)改良積上げ張り

C (1)1段おきに上から下 (2)1段おきに下から上 (3)1段ごとに上から下 (4)1段ごとに下から上


答え

 B-3、C-3

[ 解答解説 ]
改良圧着張りは、モルタル下地面に張付けモルタルを塗り、モルタルが軟らかいうちにタイル裏面にも同じ張付けモルタルを塗ってタイルを張付ける工法である。

ハンマー等でタイルを入念にたたき押し、1段ごとに上から下に向かって張り進める。

張付けモルタルの1回の塗り付け面積の限度は、張付けモルタルに触れると手に付く状態のままタイル張りが完了できることとし、2m2/人以内かつ、60分以内に梁おける面積とする。1回のタイルを張り終わったとき、モルタルの硬化の程度により、タイル周辺にはみ出しているモルタルを除去する。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 11.2.6(3)(ウ)(a)(d))





3.金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、隣接するアスファルトルーフィングを上下、左右とも重ねながら軒先から棟に向かって張り進める。アスファルトルーフィングの左右の重ねは、 [ D ] mm程度を標準とし、継ぎ目が相互に近接しないようにする。

アスファルトルーフィングの留付けは、ハンマー式タッカー等を用い、ステープルで野地板に固定する場合が多く、アスファルトルーフィングの重ね部分は[ E ] mm程度、その他の部分は必要に応じ900mm以内の間隔で留め付けるのが一般的である。


D (1) 50  (2)100  (3)150  (4)200

E (1)150  (2)300  (3)450  (4)600


答え

 D-4、E-2

[ 解答解説 ]
金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上へ向かって張る。上下(流れ方向)は100mm以上、左右(長手方向)は200mm以上重ね合わせる。なお、方向の継目位置は重ねない

留付けは留付け用釘又はステープルにより、重ね合せ部は間隔 300mm程度、その他は要所に留め付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 13.2.3(4)(ア)(a)(b))





4.塗装工事において、壁面を吹付け塗りとする場合、吹付けはエアスプレーやエアレススプレー等を用いて行う。

エアスプレーによる吹付けは、エアスプレーガンを塗り面から[ F ] cm程度離し、対象面に対し[ G ]に向け、毎秒30cm程度の一定の速度で平行に動かす。

塗料の噴霧は、一般に中央ほど密で周辺が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。


F (1)20  (2)30  (3)40  (4)50

G (1)直角  (2)やや上  (3)やや下  (4)やや横


答え

 F-2、G-1

[ 解答解説 ]
塗装工事における吹付け塗りは、スプレーガンを塗装面から 30cm程度離した位置で、塗装面に対して直角に向け、平行に動かし塗料を噴霧する。噴霧された塗料は、一般に中央部ほど密になりがちで、周辺部が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が 1/3程度重なるように吹き付け、塗膜が均一になるようにする。(JASS 18)




令和3年度


次の1.から4.の各記述において、[  ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.改質アスファルトシート防水トーチ工法において、改質アスファルトシートの張付けは、トーチバーナーで改質アスファルトシートの [ @ ]及び下地を均一にあぶり、 [ @ ]の改質アスファルトシートを溶融させながら均一に押し広げて密着させる。改質アスファルトシートの重ねは、2層の場合、上下の改質アスファルトシートの接合部が重ならないように張り付ける。

出隅及び入隅は、改質アスファルトシートの張付けに先立ち、幅 [ A ]mm程度の増張りを行う。


@ (1)表面  (2)裏面  (3)両面  (4)小口面

A (1)100  (2)150  (3)200  (4)250


解答



@ (2)裏面、A (3)200

[ 解説 ]
改質アスファルトシート防水トーチ工法において、改質アスファルトシートの張付けは、トーチバーナーで改質アスファルトシートの裏面及び下地を均一にあぶり、裏面の改質アスファルトシートを溶融させながら均一に押し広げて密着させる。改質アスファルトシートの重ねは、2層の場合、上下の改質アスファルトシートの接合部が重ならないように張り付ける。

出隅及び入隅は、改質アスファルトシートの張付けに先立ち、幅200mm程度の増張りを行う。(公共建築工事標準仕様書)





2.セメントモルタルによるタイル張りにおいて、密着張りとする場合、タイルの張付けは、張付けモルタル塗付け後、タイル用振動機(ビブラート)を用い、タイル表面に振動を与え、タイル周辺からモルタルがはみ出すまで振動機を移動させながら、目違いのないよう通りよく張り付ける。

張付けモルタルは、2層に分けて塗り付けるものとし、1回の塗付け面積の限度は、2m2以下、かつ、 [ B ] 分以内に張り終える面積とする。また、タイル目地詰めは、タイル張付け後 [ C ]時間経過した後、張付けモルタルの硬化を見計らって行う。


B (1)10  (2)20  (3)30  (4)40

C (1)8   (2)12   (3)16   (4)24


解答



B (2)20、C (4)24

[ 解説 ]
セメントモルタルによるタイル張りにおいて、密着張りとする場合、張付けモルタルは、2層に分けて張り付けるものとし、1回の塗付け面積の限界は、2m2以下、かつ、20分以内に張り終える面積とする。

また、タイル目地詰めは、タイル張付け後24時間経過した後、張付けモルタルの硬化を見計らって行う。(公共建築工事標準仕様書)





3.軽量鉄骨天井下地において、鉄筋コンクリート造の場合、吊りボルトの取付けは、埋込みインサートにねじ込んで固定する。野縁の吊下げは、取り付けられた野縁受けに野縁を [ D ]で留め付ける。

平天井の場合、目の錯覚で天井面が下がって見えることがあるため、天井下地の中央部を基準レベルよりも吊り上げる方法が行われている。この方法を [ E ]といい、室内張りのスパンに対して1/500から1/1,000程度が適当とされている。


D (1)ビス   (2)溶接   (3)クリップ   (4)ハンガー

E (1)そり   (2)むくり   (3)たわみ   (4)テーパー


解答



D (3)クリップ、E (2)むくり

[ 解説 ]
軽量鉄骨天井下地において、鉄筋コンクリート造の場合、吊りボルトの取付けは、埋込みインサートにねじ込んで固定する。野縁の吊り下げは、取付けられた野縁受けに野縁をクリップで留め付ける。

平天井の場合、目の錯覚で天井が下がって見えることがあるため、天井下地の中央部を基準レベルよりも吊り上げる方法が行われている。この方法をむくりといい、室内張りのスパンに対して 1/500から 1/1000程度が適当であるとされている。      





4.床カーペット敷きにおいて、 [ F ]カーペットをグリッパー工法で敷き込む場合、張り仕舞いは、ニーキッカー又はパワーストレッチャーを用い、カーペットを伸展しながらグリッパーに引っ掛け、端はステアツールを用いて溝に巻き込むように入れる。

グリッパーは、壁際からの隙間をカーペットの厚さの約 [ G ]とし、壁周辺に沿って均等にとり、釘又は接着剤で取り付ける。


F (1)ウィルトン (2)ニードルパンチ (3)コード  (4)タイル

G (1)1/2   (2)1/3   (3)2/3   (4)1/4


解答



F (1)ウィルトン、G (3)2/3

[ 解説 ]
床カーペット敷きにおいて、ウィルトンカーペットをグリッパー工法で敷き込む場合、張り仕舞いは、ニーキッカー又はパワーストレッチャーを用い、カーペットを伸展しながらグリッパーに引っ掛け、端はステアツールを用いて溝に巻き込むように入れる。
グリッパーは、壁際からの隙間をカーペットの厚さの約2/3とし、壁周辺に沿って均等にとり、釘又は接着剤で取り付ける。




令和2年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.アスファルト防水の密着工法において、平場のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリート打継ぎ部は、幅50mm程度の絶縁用テープを張った上に幅@200mm以上のAストレッチルーフィングを増張りする。

アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないよう均一に押し均して下層に密着させる。


解答


@  300
A  ◯

[ 解説 ]
コンクリートの打継ぎ箇所等で防水上不具合のある下地は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付け、その上に幅 300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする。(公共建築工事標準仕様書)

5-C_1.図9.2.10_コンクリート打継ぎ部及びひび割れ部の処理例.jpg
(建築工事監理指針)




2.金属製屋根折板葺における重ね型折板は、各山ごとにタイトフレームに固定ボルト締めとし、折板の流れ方向の重ね部を緊結するボルトの間隔は、B900mm程度とする。

棟の納まりについては、棟包みを設け、タイトフレームに固定ボルト等で取り付ける。折板のC水下には、先端部に雨水を止めるために止水面戸を設け、折板及び面戸に穴をあけないようポンチング等で固定する。


解答


B 600
C 水上

[ 解説 ]
重ね形の折板は各山ごとにタイトフレームに固定し、流れ方向の重ね部の緊結のボルト間隔は600mm程度とする。(公共建築工事標準仕様書)

折板葺の棟包みの水上側に、雨水を止めるための止水面戸を設ける。




3.軽量鉄骨壁下地において、コンクリートの床、梁下及びスラブ下に固定するランナーは、両端部から50mm内側をそれぞれ固定し、中間部はD1,800mm程度の間隔で固定する。

また、ランナーの継ぎ手はE重ね継ぎとし、ともに端部より50mm内側を打込みピンで固定する。打込みピンは、低速式びょう打銃による発射打込みびょうを用い、使用に当たっては、安全管理に十分注意する。


解答


D 900
E 突付け

[ 解説 ]
ランナーは、端部を押さえ、間隔900mm程度に打込みピン等で、床、梁下、スラブ下などに固定する。(公共建築工事標準仕様書)

ランナーの継手は突付け継ぎとし、端部より約50mm内側に固定する。




4.フローリングボード張りにおいて、下張り用合板の上に接着剤を併用してフローリングボードを釘打ちで張り込む場合、張込みに先立ち、フローリングボードの割り付けを行い、接着剤を下張り用合板に塗布し、通りよく敷きならべて押さえ、F雌ざねの付け根から隠し釘留めとする。

下張り用合板は、乱に継ぎ、継ぎ手部は根太心で突付けとしG150mm程度の間隔で釘打ちとする。


解答


F 雄ざね
G ◯

[ 解説 ]
フローリングボードを釘打ちで張り込む場合、雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。

5-C_4.図19.5.6_直張り工法(接着剤・釘留め併用).jpeg

下張り用合板の留付け間隔は、継手部は150mm程度、中間部は200mm程度とする。(公共建築工事標準仕様書)




令和元年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.鉄筋コンクリート造の外壁面をセメントモルタルによる磁器質タイル張りとする場合のタイル接着力試験は、夏季を除き、タイル施工後2週間以上経過してから行うのが一般的である。

また、タイル接着力試験では、試験体のタイルの目地部分をダイヤモンドカッターで@モルタル面まで切り込みを入れ、周囲と絶縁した後、引張試験を行い、引張接着強度と破壊状況を確認する。

なお、試験体のタイルの数は、100m2ごと及びその端数につき1個以上、かつ、全体でA2個以上とする。



解答


@ コンクリート
A 3

[ 解説 ]
鉄筋コンクリート造の外壁面をセメントモルタルによる磁気質タイル張りとする場合のタイル接着力試験は、夏季を除き、タイル施工後2週間以上経過してから行うのが一般的である。

また、タイル接着力試験では、試験体のタイルの目地部分をダイヤモンドカッターでコンクリート面まで切り込みを入れ、周囲と絶縁した後、引張試験を行い、引張接着強度と破壊状況を確認する。

なお、試験体のタイルの数は、100m2ごと及びその端数につき1個以上、かつ、全体で個以上とする。




2.木工事において、製材を加工して内装部材に使用する場合、角材の両面を仕上げる時は、両面合せて5mm程度の削り代を見込んだB仕上がり寸法の製材を使用する。

また、敷居や鴨居に溝じゃくりを行う際に、溝じゃくりを行う面に木の表裏がある場合、木の性質として、C木裏側にそる傾向があるため、C木裏側に溝じゃくりを行う。



解答


B ひき立て
C 木表

[ 解説 ]
木工事において、製材を加工して内装部材に使用する場合、角材の両面を仕上げる時は、両面合わせて5mm程度の削り代を見込んでひき立て寸法の製材を使用する。

また、敷居や鴨居に溝じゃくりを行う際に、溝じゃくりを行う面に木の表裏がある場合、木の性質として、木表側にそる傾向があるがめ、木表側に溝じゃくりを行う。




3.JIS(日本工業規格/現日本産業規格)の建築用鋼製下地材を用いたせっこうボード壁下地の場合、スタッドは、スタッドの高さによる区分に応じたものを使用する。

また、せっこうボード1枚張りの壁の場合のスタッド間隔は、D450mm程度として上下ランナーに差し込み、半回転させて取り付ける。

なお、スタッドの建込み間隔の精度は、±E15mm以下として、せっこうボードを張り付ける。



解答


D 300
E 5

[ 解説 ]
JIS(日本工業規格/現日本産業規格)の建築用鋼製下地材を用いたせっこうボード壁下地の場合、スタッドは、スタッドの高さによる区分に応じたものを使用する。

また、せっこうボード1枚張りの壁の場合のスタッド間隔は、300mm程度として上下ランナーに差し込み、半回転させて取り付ける。

なお、スタッドの建込み間隔の精度は、±5mm以下として、せっこうボードを張り付ける。





4.塩化ビニル系床シートの熱溶接工法では、床シート張り付け後F12時間以上の接着剤の硬化時間を置き溶接作業にかかる。

また、床シートの溶接部は、床シート厚さの1/2 〜 2/3程度の深さでV字又はU字に溝を切り、熱溶接機を用いて床シートと溶接棒をG同時に溶融させて、余盛りができる程度に加圧しながら溶接する。

なお、余盛りは、溶接部が冷却した後に削り取る。


解答


F ◯
G ◯

[ 解説 ]
塩化ビニル系床シートの熱溶接工法では、床シート張り付け後12時間以上の接着剤の硬化時間を置き溶接作業にかかる。

また、床シートの溶接部は、床シート厚さの1/2 〜 2/3程度の深さでV字又はU字に溝を切り、熱溶接機を用いて床シートと溶接棒を同時に溶融させて、余盛りができる程度に加圧しながら溶接する。

なお、余盛りは、溶接部が冷却した後に削り取る。




平成30年度


次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.改質アスファルトシート防水トーチ工法・露出仕様の場合、改質アスファルトシート相互の接続部の重ね幅は、長手方向及び幅方向とも100mm以上とし、出隅及び入隅には、改質アスファルトシートの張付けに先立ち、幅@100mm程度の増張り用シートを張り付ける。

露出用改質アスファルトシートの幅方向の接合部などで、下側のシートの砂面に上側のシートを接合するときには、下側のシートの砂面をあぶって砂をA浮き上がらせるか、砂をかき取ってから、上側シートの裏面を十分にあぶって重ね合わせる。



解答


@ 200
A 沈める

[ 解説 ]
改質アスファルトシート防水トーチ工法・露出仕様の場合、出隅及び入隅には、改質アスファルトシートの張付けに先立ち、幅200mm程度の増張り用シートを張り付ける。露出用改質アスファルトシートの幅方向の接合部などで、下側のシートの砂面に上側のシートを接合するときには、下側のシートの砂面をあぶって砂を沈めるか、砂をかき取ってから、上側シートの裏面を十分にあぶって重ね合わせる。




2.有機系接着剤による外壁陶磁器質タイル張りにおいては、タイルと接着剤の接着状況を、張付け作業の途中に確認するとよい。

作業の途中に、張り付けた直後のタイルを1枚はがしてみて、タイル裏面に対して接着剤がB 40%以上の部分に接着しており、かつ、タイル裏のC全面に均等に接着していることを確認した後、次のタイルの張付け作業にかかる。



解答


B 60
C ◯

[ 解説 ]
有機系接着剤による外壁陶磁器質タイル張りにおいては、作業の途中に、張り付けた直後のタイルを1枚はがしてみて、タイル裏面に対して接着剤が60%以上の部分に接着しており、かつ、タイル裏の全面に均等に接着していることを確認した後、次のタイルの張付け作業にかかる。




3.重ね形折板を用いた折板葺においては、折板をタイトフレームに固定した後、折板の重ね部をD 900mm程度の間隔で緊結ボルト止めを行う。

軒先の水切れを良くするためにE雨垂れを付ける場合は、つかみ箸等で軒先先端の溝部分を15°程度折り下げる。



解答


D 600
E 尾垂れ

[ 解説 ]
重ね形折板を用いた折板葺においては、折板をタイトフレームに固定した後、折板の重ね部を600mm程度の間隔で緊結ボルト止めを行う。軒先の水切れを良くするために尾垂れを付ける場合は、つかみ箸等で軒先先端の溝部分を15°程度折り下げる。

R30_J5-C_3.折板屋根の尾垂れ.jpg
折板屋根の尾垂れ




4.軽量鉄骨天井下地の水平精度は、一般に、基準レベルに対して±F10mm以下、水平距離3mに対して±3mm以下程度とされている。

平らな天井の場合、目の錯覚で中央部が下がって見えることがある。そのため、天井の中央部を基準レベルよりも吊り上げる方法が行われている。この方法をGそりといい、室内天井張りのスパンに対して1/500から1/1,000 程度が適当とされている。



解答


F ◯
G むくり

[ 解説 ]
軽量鉄骨天井下地の水平精度は、一般に、基準レベルに対して±10mm以下、水平距離3mに対して±3mm以下程度とされている。平らな天井の場合、目の錯覚で中央部が下がって見えることがある。そのため、天井の中央部を基準レベルよりも吊り上げる。この方法をむくりという。





2023年08月07日

2級建築施工管理技士 合格者の推移と二次検定の分析

2級建築施工管理技士 合格者の推移と二次検定の分析


第二次検定
受験者数、合格者数、合格率の推移


       受験者数  合格者数  合格率
令和4年度  14,909人   7,924人   53.1%
令和3年度  15,507人   8,205人   52.9%
令和2年度  23,116人   6,514人   28.2%
令和元年度  22,663人   6,134人   27.1%
平成30年度  24,131人   6,084人   25.2%
平成29年度  26,506人   7,665人   28.9%

平成28年度  26,816人  10,437人  38.9%
平成27年度  23,913人   7,822人   32.7%
平成26年度  20,338人   6,832人   33.5%
平成25年度  19,496人   5,863人   30.1%
(※国道交通省交付データより)

過去10年の二次検定(実地試験)の受験者数、合格者数、合格率の推移は上記のようになっています。
平成29年に学科試験(現在の一次検定)が前期・後期の2回になりましたが、それまでは実地(現在の二次検定)の合格率は30%代で推移してます。

平成29年〜令和2年まで、合格率は学科試験が前期・後期に2回受験できるようになったとはいえ(下記、一次検定の受験者数、合格者数、合格率の参照)、2次検定の受験者数はあまり変わっていないので、合格率が20%代となっているのは難易度が高くなっていると考えられます。

それに対して、令和3年以降は、受験者数が、2万人代から1万人代へと減っているにもかかわらず、合格率が50%代へと上昇しています。

平成29年より、学科試験の受験機会が2回になり、前・後期を合わせた受験者数は、年々増えてきていますが、令和3年より二次検定受験者数が減少していることを考えると、一次検定の合格者数はそれほど変化していないので、一次検定で合格してはいるものの二次検定を受験することができない、つまり、実務経験を満たしていない受験者が一次検定の合格率上昇の原因と考えられます。

実務経験があり、二次検定を受験することができれば、二次検定は2人に1人は合格するという数字になってますが、なおさら実務経験での経験的な記述が重視されていると考えらます。

机上の上でも、現場実務をシミュレーションしているような(実際の現場作業をイメージして)施工経験記述をする必要があります。

自ら経験した物件について、工程の管理施工の計画品質管理、合理化手法などを、過去問題に照らし合わせてまとめておくことが合格への近道だと思います。

参考)施工経験記述、問題1の内容の年次推移

 令和4年 品質管理
 令和3年 施工の計画
 令和2年 工程の管理
 令和元年 施工の計画
 平成30年 品質管理
 平成29年 工程の管理
 平成28年 施工の計画
 平成27年 品質管理


第一次検定
受験者数、合格者数、合格率の推移


          受験者数  合格者数  合格率
令和4年度(後期)  27,004人  11,421人  42.3%
     (前期)  13,474人   6,834人   50.7%     
令和3年度(後期)  32,128人  15,736人  49.0%
     (前期)  13,074人   4,952人   37.9%   
令和2年度(後期)  32,468人  11,336人  35.0%
     (前期)  中 止
令和元年度(後期)  28,718人  9,083人  31.6%
     (前期)  8,341人  2,781人  33.3% 
平成30年度(後期)  28,888人  7,495人  25.9%
     (前期)  5,993人  2,377人  39.7% 
平成29年度(後期)  30,262人  11,725人  38.7%
     (前期)  2,935人  1,274人  42.5% 
平成28年度    31,466人  16,331人  51.9%
平成27年度    27.592人  13,385人  48.5%
平成26年度    24,306人  11,651人  47.9%
平成25年度    21,097人  8,482人  40.2%
(※国道交通省交付データより)



2023年08月05日

平成30年度 2級建築施工管理技士 実地試験 解答 解説

平成30年度 2級建築施工管理技士 第二次検定 解答 解説 

平成30年11月11日(日)
試験時間:14時15分〜16時15分( 2時間)

【 平成30年度 】

 問題1 施工経験  記述(品質管理)
 問題2 用語の説明 記述
 問題3 施工管理  記述(工程表と出来高表) 
 問題4 法  規  正誤、記述
問題5-A 建築工事  正誤、記述
問題5-B 躯体工事  正誤、記述
問題5-C 仕上工事  正誤、記述


2023年08月04日

2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題1 解答・解説

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)


問題1
あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、品質管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.から2.の問いに答えなさい。

なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

 イ.工事名
 ロ.工事場所
 ハ.工事の内容
 新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、
        主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ
 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量

 ニ.工期(年号又は西暦で年月まで記入)
 ホ.あなたの立場
 へ.業務内容


1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、品質を確保するためにあなたが防ごうとした不具合とその不具合を発生させる要因、その不具合の発生を防ぐためにあなたが実際に行ったことを、工種名をあげて3つ具体的に記述しなさい。

ただし、3つの実際に行ったことはそれぞれ異なる内容とし、「設計図書どおりに施工した。」など行ったことが具体的に記述されていないもの、品質管理以外の工程管理、安全管理などについて記述したものも不可とする。

なお、工種名については、同一の工種名でなくてもよい。


解答試案


( 1 )
工種名:場所打ちコンクリート杭工事

防ごうとした不具合:
杭が支持層に達していない

不具合を発生させる要因:
施工不良による掘削長不足

実際に行ったこと:
@支持層と杭掘削長の確認
Aアースドリルの先端トルク値及び掘削長の確認
Bドリル先端付着土とボーリング標本の照合
C スライム処理後、検尺テープによる掘削長の計測

( 2 )
工種名:鉄筋工事

防ごうとした不具合:
鉄筋継手部の不良

不具合を発生させる要因:
ガス圧接作業の施工不良

実際に行ったこと:
@ 圧接技術者に有資格者を充てる。
A 技量試験の実施。

( 3 )
工種名:コンクリート工事

防ごうとした不具合:
コールドジョイント・ジャンカ

不具合を発生させる要因:
コンクリート打設作業の施工不良

実際に行ったこと:
@連続した打設作業の実施
Aバイブレータの使用
B適正な作業員の配置

( 4 )
工種名:アスファルト防水工事

防ごうとした不具合:
ルーフィング継ぎ目からの漏水

不具合を発生させる要因:
ルーフィング継ぎ目の施工不良

実際に行ったこと:
@ルーフィングシートの継目部の重ね幅の確保
Aルーフドレン回りなどの増張り
B水張り試験の実施

( 5 )
工種名:タイル工事

防ごうとした不具合:
外壁タイルの剥落

不具合を発生させる要因:
密着張り張付けモルタルの施工不良

実際に行ったこと:
@張り付けモルタルは、1回当たりの塗り付け面積を 2m2以下とした。
Aヴィブラートをかけ、モルタルがタイル厚さの1/2以上はみ出るまでとした。


( 6 )
工種名:内装工事(長尺シート張り)

防ごうとした不具合:
床シート継ぎ目部の凹凸

不具合を発生させる要因:
床シート継ぎ目部の溶接作業の施工不良

実際に行ったこと:
@規定の温度で余盛りを確保するように溶接した。
A冷却後、余盛を削り、平滑にした。





2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、品質管理の担当者として、品質の良い建物を造るための品質管理の方法や手段と、その方法や手段が有効だと考える理由を、2つ具体的に記述しなさい。

ただし、品質管理の方法や手段が同一のもの及び1.の実際に行ったことと同一のものは不可とする。


解答試案



(例1)
品質管理の方法:
設計図書の内容を十分に理解した上で、施工計画書、各種施工要領書の作成を行い、それに基づいた確実な施工を実施する。

理由:
施工計画書、施工要領書により、品質管理目標や施工手順が明確化され、作業員に説明する際にも理解が得やすくなり、施工品質の確保、向上につながるため。

(例2)
品質管理の方法:
施工者の定めた品質管理基準により施工し、施工後に品質を目視、試験等で確認する。

理由:
品質管理基準を基に工程ごとに具体的な目標を明示し、施工することで良質な品質を確保できるため。

(例3)
品質管理の方法:
作業員用に工程ごとの品質基準を作成し、毎日の打ち合わせ時に確認することを徹底する。

理由:
当日の作業での品質基準を目標に、作業を進め、品質を確保することができるため。

(例4)
品質管理の方法:
重要工程についてはQC工程表を作成し、実施する。

理由:
管理項目、管理値、注意事項、検査方法等を明示することにより、明確な作業を実施することができ、良好な品質を確保できるため。





2023年08月03日

2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題2 解答・解説

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)

問題2
次の建築工事に関する用語のうちから5つ選び、その用語の説明施工上留意すべき内容を具体的に記述しなさい。

ただし、仮設工事以外の用語については、作業上の安全に関する記述は不可とする。また、使用資機材に不良品はないものとする。

 あばら筋
 親綱
 型枠のフォームタイ
 金属製折板葺きのタイトフレーム
 コンクリートポンプ工法の先送りモルタル
 タイル張りのヴィブラート工法
 テーパーエッジせっこうボードの継目処理
 鉄骨の地組
 吹付け塗装のエアレススプレー塗り
 べた基礎
 ボンドブレーカー
 木造在来軸組構法のアンカーボルト
 床コンクリートの直均し仕上げ
 ローリングタワー


あばら筋


用語の説明
あばら筋とは、梁のせん断補強のために、梁の周方向に配筋される鉄筋をいう。

施工上留意すべき内容
あばら筋比は0.2%以上とし、あばら筋の間隔は、梁せいの1/2以下、かつ、250mm以下とする。




親綱


用語の説明
鉄骨の梁上など高所作業を行う際に、要求性能墜落制止用器具を取り付けるために設置するロープ、又は、仮設的に張り渡した命綱をかけるたまのワイヤロープをいう。

施工上留意すべき内容
緩みなく張り、墜落の衝撃に耐えられるように固定する。梁を吊り上げるとき梁の上に仮止めしておく。




型枠のフォームタイ


用語の説明
柱や壁などのコンクリート施工に際し、相対する型枠の間隔を一定に保ち締め付けておくためのボルト金物。

施工上留意すべき内容
コンパネ、Pコンなどと組み合わせて、型枠のコンクリート打設時の形状を保持するために、十分に、打込みコンクリートの側圧に耐える構造強度をもつものとする。




金属製折板葺きのタイトフレーム


用語の説明
金属製折板屋根を鉄骨梁に固定するための部材をいう。

施工上留意すべき内容
タイトフレームは、鉄骨下地に隅肉溶接で取り付け、折板は、各山ごとにタイトフレームに固定する。

R30_J2_4_金属製折板葺屋根のタイトフレーム.jpg
金属製折板葺きのタイトフレーム




コンクリートポンプ工法の先送りモルタル


用語の説明
コンクリートの打設に際して、コンクリートの圧送開始前に、コンクリートの流動性確保や輸送管内壁の潤滑膜を形成及び吸入・吐出弁内部をシールするために、圧送管内に流し込むモルタルのこと。

施工上留意すべき内容
圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは極めて低強度のものとなるので、先送りモルタルは、圧送後には廃棄処分とする。先送りモルタルは、富調合なものにする必要がある。




タイル張りのヴィブラート工法


用語の説明
ヴィブラート(タイル張り用振動機)を用いてタイルに特殊衝撃を加え、タイルをモルタル中に埋め込むようにして張る工法をいう。

施工上留意すべき内容
張付けモルタルの1回の塗り付け面積は2m2以下、かつ、20分以内に張り終える面積とし、適正な衝撃時間を与えて張り進める。




テーパーエッジせっこうボードの継目処理


用語の説明
継ぎ目のテーパーエッジをジョイントテープジョイントコンパウンドを用いて仕上げる工法。

施工上留意すべき内容
中塗り、上塗りは各ジョイントコンパウンド乾燥後に行い、平滑に仕上げる。




鉄骨の地組


用語の説明
そのまま運搬できない鉄骨を分割、搬入し、現場の地上で組み立てることをいう。

施工上留意すべき内容
鉄骨が直接地面に触れないように架台を設け、寸法精度を確保して組み立てる。




吹付け塗装のエアレススプレー塗り


用語の説明
吹付け塗装とは、専用のスプレーガンを使い塗料を噴射して塗装をする方法をいい、エアレススプレー塗りとは、ポンプにより塗料自体に圧力をかけて噴射する塗装方法をいう。

施工上留意すべき内容
スプレーガンの運行は、塗り面に直角に向けて平行に行い、塗膜が均一になるように吹き付ける。




べた基礎


用語の説明
荷重を直接地盤に伝達する直接基礎の一つで、建築物の底面すべてに基礎スラブを構築した形式の基礎をいう。

施工上留意すべき内容
特に、土に接する部分の所定のかぶり厚さを確保する。また、かぶり厚さには捨てコンクリートの厚さを含めない。




ボンドブレーカー


用語の説明
ワーキングジョイントのシーリング材の3面接着を回避する目的で、深くない目地底に張り付けるテープ状の部分をいう。なお、目地底が深い場合は、バックアップ材を使用する。

施工上留意すべき内容
ボンドブレーカーは、シーリング材と接着しないものを選び、浮き等が生じないように目地底に確実に張り付ける。

R30_J2_11.ボンドブレーカー.jpg
バックアップ材とボンドブレーカー




木造在来軸組構法のアンカーボルト


用語の説明
木造在来軸組構法において、基礎に土台を締め付ける等のために、基礎に埋め込むボルトをいう。

施工上留意すべき内容
木造在来軸組構法のアンカーボルトは、隅・柱・土台継手などの位置を避け、2.7m以内の間隔で基礎に埋め込む。




床コンクリートの直均し仕上げ


用語の説明
床コンクリート打設時に、硬化の程度を見計らって直ちに金ゴテなどで仕上げる工法。

施工上留意すべき内容
コンクリートのスランプは、土間コンクリートでは8〜15cm、鉄筋コンクリートスラブでは12〜18cm程度とする。




ローリングタワー


用語の説明
高所作業に用いる移動式足場の通称。枠組足場の脚部にキャスターを付けて移動できるようにした足場。

施工上留意すべき内容
手すりの設置状態・固定の確認、キャスターの動き・ロック状態の確認、大きな変形(へこみ、曲り)がないことの確認等が必要である。





2023年08月02日

2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題3 解答・解説

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)

問題3
鉄骨造3階建て事務所ビルの建設工事における右の工程表と出来高表に関し、次の1.から3.の問いに答えなさい。

工程表は工事着手時点のものであり、予定出来高曲線を破線で表示している。

また、出来高表は、4月末時点のものを示している。

ただし、鉄骨工事における耐火被覆の工程は未記入であり、総工事金額の月別出来高及びスタッド溶接と耐火被覆の出来高は記載していない。


[ 工事概要 ]

用  途:事務所
構造・規模:鉄骨造地上3階建て延べ 面積450m2
基   礎:直接基礎
山留め  :自立山留め
鉄骨工事 :建方は、移動式クレーンにて行う。
      耐火被覆は、耐火材巻付け工法、外周部は合成工法

仕上げ:屋根は、合成高分子系ルーフィングシート防水
    外壁は、ALCパネル張り、仕上塗材仕上げ
    内装は、壁、天井は軽量鉄骨下地せっこうボード張り
    床はフリーアクセスフロア、タイルカーペット仕上げ


工程表
R30_J3_工程表.jpg

出来高
R30_J3_出来高表.jpg


1.工程表の土工事・基礎工事の A に該当する作業名を記述しなさい。



解答


 根切り

[ 解説 ]
土工事・基礎工事の工程は、自立山留め → A → 砂利・捨コンクリート 
となっており、Aに該当する作業名は、根切りと判断できる。




2.耐火被覆作業の開始日を月次と旬日で定めて記入しなさい。ただし、解答の旬日は、上旬、中旬、下旬とする。


解答


3月下旬

[ 解説 ]
鉄骨工事の耐火被覆作業は、鉄骨工事のデッキプレート敷き、スタッド溶接が終わり、外壁工事のALCパネル取付けが終わったところから実施するのが適当である。ALCパネル取付けが3月中旬から開始されているので、耐火被覆作業の開始は、3月下旬頃が適当である。




3.出来高表から、総工事金額に対する4月末までの完成出来高の累計をパーセントで記入しなさい。



解答


 80%

[ 解説 ]
@スタッド溶接と耐火被覆の出来高を計上する。

設問の出来高表の鉄骨工事の工事金額は、1,100万円である。鉄骨工事の1〜6月の月別出来高は、予定・実績ともに、2月の900万円ずつのみである。1,100万円と900万円の差額 200万円は、計上されていないスタッド溶接と耐火被覆の出来高の合計である。差額200万円を、出来高表の鉄骨工事の3月の予定・実績に計上すると、下記表のようになる。

R30_J3_出来高表(解答).jpg

A各月の総工事金額を求める。次に、各月の総工事金額を求めると、上記表のようになる。

B4月末までの完成出来高の累計を求める。

次に、各月の工事金額の累計を算出し、表の下に記載すると上記表のようになる。
なお、4月末までの完成出来高の累計は、次式で算定される。

4月末までの完成出来高の累計
= 1月の完成出来高 + 2月の完成出来高 + 3月の完成出来高 + 4月の完成出来高
= 1,050 +1,150 + 1,450 +1,150
= 4,800 [ 万円 ]

C 総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセントを求める。
総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセントは、次式で求まる。

総工事金額に対する 4月末までの完成出来高の累計のパーセント
= 4月末までの完成出来高の累計 / 総工事金額 × 100
= 4,800/6,000 × 100 = 80%





2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題4 解答・解説

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)

問題4
次の各法文において、それぞれ下線部の誤っている語句又は数値の番号を1つあげ、それに対する正しい語句又は数値を記入しなさい。

1.建設業法(第24条の4第1項)

元請負人は、@下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日からA20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するためのB準備を完了しなければならない。



解答


誤ってる番号 正しい語句
  B    検査

[ 解説 ]
建設業法
第24条の4(検査及び引渡し)

第1項
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。




2.建築基準法(第90条第1項)

建築物の建築、修繕、@模様替又は除却のための工事のA設計者は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用のB工作物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。



解答


誤ってる番号 正しい語句
  A    施工者

[ 解説 ]
建築基準法
第90条(工事現場の危害の防止)
第1項
建築物の建築、修繕、模様替又は除却のための工事の施工者は、当該工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物又は工事用の工作物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。




3.労働安全衛生法(第61条第1項)

事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る@免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係るA監理講習を修了した者その他厚生労働省令で定めるB資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。



解答


誤ってる番号 正しい語句
  A    技能

[ 解説 ]
労働安全衛生法
第61条(就業制限)
第1項
事業者は、クレーンの運転その他の業務で、政令で定めるものについては、都道府県労働局長の当該業務に係る免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う当該業務に係る技能講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない。





2023年07月31日

2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題5−A 解答・解説

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)

問題5−A

受検種別建築の受験者は解答してください。

次の1.から8.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。


1.建築物の位置を定めるために、建築物の外形と内部の主要な間仕切の中心線上に、縄やビニルひもを張って建築物の位置を地面に表すことを遣方という。このとき、建築物の隅には地杭を打ち、地縄を張りめぐらす。


解答


 縄張り

[ 解説 ]
建築物の位置を定めるために、建築物の外形と内部の主要な間仕切の中心線上に、縄やビニルひもを張って建築物の位置を地面に表すことを縄張りという。




2.透水性の悪い山砂を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建物躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認のうえ、厚さ600mm程度ごとにローラーやタンパーなどで締め固める。入隅などの狭い個所の締固めには、振動コンパクターやタンパーなどを使用する。


解答


 300

[ 解説 ]
透水性の悪い山砂を埋戻し土に用いる場合の締め固めは、建物躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認のうえ、厚さ300mm程度ごとにローラーやタンパーなどで締め固める。




3.柱や壁の型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために、根固めを行う。敷桟で行う場合にはコンクリート漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法などがある。


解答


 根巻き

[ 解説 ]
柱や壁の型枠を組み立てる場合、足元を正しい位置に固定するために、根巻きを行う。敷桟で行う場合にはコンクリート漏れ防止に、パッキングを使用する方法やプラスチックアングルを使用する方法などがある。




4.高力ボルトの締付けは、ナットの下に座金を敷き、ナットを回転させることにより行う。ナットは、ボルトに取付け後に等級の表示記号が外側から見える向きに取り付ける。


解答


適当である

[ 解説 ]
高力ボルトの締付けは、ナットの下に座金を敷き、ナットを回転させることにより行う。ナットは、ボルトに取付け後に等級の表示記号が外側から見える向き(表)に取り付ける。

R30_J5-A_4.高力ボルトとナット.jpg
高力ボルトとナット




5.JISによる建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は、吊りボルトの水平補強、斜め補強を行う。水平補強の補強材の間隔は、縦横方向に2.7m程度の間隔で配置する。


解答


 1.8

[ 解説 ]
JISによる建築用鋼製下地材を用いた軽量鉄骨天井下地工事において、天井のふところが1.5m以上3m以下の場合は、吊りボルトの水平補強、斜め補強を行う。水平補強の補強材の間隔は、縦横方向に1.8m程度の間隔で配置する。




6.壁下地に用いるセメントモルタルを現場調合とする場合、セメントモルタルの練混ぜは、機械練りを原則とし、上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルに比べ富調合としてセメントと細骨材を十分に空練りし、水を加えてよく練り合わせる。


解答


 貧調合

[ 解説 ]
壁下地に用いるセメントモルタルを現場調合とする場合、上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルに比べ貧調合とする。セメントモルタルの貧調合とは、セメント分の割合の少ないモルタルの調合をいい、富調合とは、セメント分の割合の多いモルタルの調合をいう。




7.塗装工事において、所定の塗膜厚さを得られているか否かを確認する方法として、塗料の搬入量から塗装した面積当たりの塗料の塗付け量を推定する方法や、専用測定器により膜厚を測定する方法がある。


解答


 使用量

[ 解説 ]
塗装工事において、所定の塗膜厚さを得られているか否かを確認する方法として、塗料の使用量から塗装した面積当たりの塗料の塗付け量を推定する方法や、専用測定器により膜厚を測定する方法がある。




8.断熱工事における吹付け硬質ウレタンフォームの吹付け工法は、その主な特徴として、窓回りなど複雑な形状の場所への吹付けが容易なこと、継ぎ目のない連続した断熱層が得られること、平滑な表面を得にくいこと、施工技術が要求されることなどがあげられる。


解答


適当である

[ 解説 ]
断熱工事における吹付け硬質ウレタンフォームの吹付け工法の主な特徴として、窓回りなど複雑な形状の場所への吹付けが容易なこと、継ぎ目のない連続した断熱層が得られること、平滑な表面を得にくいこと、施工技術が要求されることなどがあげられる。





2級建築施工管理技士 平成30年度 実地 問題5−B解答・解説問題

平成30年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

平成30年11月11日(日)

受検種別躯体の受験者は解答してください。

問題5ーB

次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、
不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。


1.墨出し等に用いる鋼製巻尺は、工事着手前に@ゲージ合わせを行い、同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して、1本は基準鋼製巻尺として保管しておく。

@ゲージ合わせの際には、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認する。

建築現場では特に規定しない場合は、通常A150Nの張力としている。



解答


 @ テープ合わせ
 A 50

[ 解説 ]
墨出し等に用いる鋼製巻尺は、工事着手前にテープ合わせを行い、同じ精度を有する鋼製巻尺を2本以上用意して、1本は基準鋼製巻尺として保管する。テープ合わせの際には、それぞれの鋼製巻尺に一定の張力を与えて、相互の誤差を確認するが、特に規定しない場合は、通常 50Nの張力とする。




2.木構造の在来軸組構法における和小屋において、次の図の束立て小屋組は、小屋梁を約1,800mm間隔にかけ、その上に約900mm間隔に小屋束を立て、小屋束で棟木や母屋などを支える小屋組である。

束立て小屋組の中で、小屋梁を軒桁の上に乗せかけるかけ方をB折置組といい、小屋梁を軒桁の上に乗せかける仕口はかぶとあり掛けで納め、羽子板ボルト締めとする。棟木の継手は、小屋束心より約150mm持出し腰掛あり継ぎ、両面かすがい打ちとする。母屋の断面寸法はC 90mm角を標準とし、棟木や母屋には、垂木を取り付けるため垂木欠きを行い、垂木の取付けは母屋の上で、そぎ継ぎとして、釘打ちを行う。

R30_J5-B_図_束立て小屋組.jpg
          束立て小屋組


解答


 B 京呂組
 C ◯

[ 解説 ]
束立て小屋組の中で、小屋梁を軒桁の上に乗せかけるかけ方を京呂組という。折置組とは、柱の上に小屋梁をのせ、その上に軒桁を取り付けるかけ方をいう。母屋の断面寸法は 90mm角を標準とする。




3.鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間のD付着による応力の伝達が十分に行われ、コンク
リートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。

柱や梁の主筋の継手に、ガス圧接継手を採用し、異形鉄筋を用いる場合の鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、E20mmのうちで、最も大きい値以上とする。



解答


 D ◯
 E 25

[ 解説 ]
鉄筋相互のあきは、鉄筋とコンクリートの間の付着による応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるために必要なものである。鉄筋相互のあきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうちで、最も大きい値以上とする。

R30_J5-B.3_鉄筋相互のあきと間隔.jpg
鉄筋相互のあきと間隔




4.レディーミクストコンクリートの運搬時間は、JISにおいて、コンクリートの練混ぜF完了からトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間として90分以内と規定されている。

このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場の選定をする。

また、コンクリートの練混ぜF完了から工事現場での打込み終了までの時間は、外気温が25℃未満で120分以内、25℃以上でG100分以内とする。

打込み継続中の打重ね時間の間隔限度は、外気温が25℃未満のときは150分以内、25℃以上のときは120分以内を目安とし、先に打ち込まれたコンクリートの再振動が可能な時間内とする。



解答


 F 開始
 G 90

[ 解説 ]
レディーミクストコンクリートの運搬時間は、JISにおいて、コンクリートの練混ぜ開始からトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間として90分以内と規定されている。また、コンクリートの練混ぜ開始から工事現場での打込み終了までの時間は、外気温が25℃未満で120分以内、25℃以上で 90分以内とする。

打込み継続中の打重ね時間の間隔限度は、外気温が25℃未満のときは150分以内、25℃以上のときは120分以内を目安とし、先に打ち込まれたコンクリートの再振動が可能な時間内とする。





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