2023年08月30日
2級建築施工管理技士 平成28年度 実地 問題3 解答・解説
実地試験 解答・解説
平成 28年 11月 12日(日)
問題3
図に示すネットワーク工程表について、次の 1.から 3.の問いに答えなさい。
なお、 ◯内の数字はイベント番号を、実線の矢線は作業を、破線の矢線はダミーを示し、また、矢線の上段のアルファベットは作業名を、下段の数値は所要日数を示すものとする。
ネットワーク工程表
1. 工程表において、@からJまでの総所要日数を答えなさい。
解答
30日
[ 解説 ]
総所要日数
ルートT:
@ → A → E → F → J
ルートU:
@ → A → B → D → G(F終了まで待ち)→ I → J
ルートV:
@ → C(B終了まで待ち) → H(G終了まで待ち)→ I → J
ルートTの計算
= A + B + E + I
= 3 + 11 + 4 + 9 = 27日
ルートUの計算
= A + C + F + H + J + L
= 3 + 3 + 7 + 5 + 6 + 5 = 29日
( A + B + E = 3 + 11 + 4 =18日待ち)
ルートVの計算
= D + G + K + L
= 6 + 12 + 7 + 5 = 30日
(A + C + F + H = 18日待ち)
よって、ルートVの 30日が総所要日数となる。
2. 工程の再検討を行ったところ、作業Hの所要日数が1日、作業Jが2日増加することが分かった。このときのクリティカルパスを、作業名で工程順に並べて答えなさい。
解答
A → C → F → H → J → L
[ 解説 ]
H が 6日、Jが 8日となる。
Gまでの所要日数は、
@ → A → B → D → G
= A + C + F + H
= 3 + 3 + 7 + 6 = 19日
全体は、
G → I → J = 8 + 5 = 13日
を加えて
計19 + 13 = 32日
となる。
H → I の作業Kは、
Gが終了しなければ行うことができない。
Gまで19日なので、
H → I → J
= K + L
= 7 + 5 = 12日
とを加えて、
計19 + 12 = 31日
となる。
したがって、クリティカルパスは、
@ → A → B → D → G → I → J
= A + C + F + H + J + L
である。
3. 作業Hの所要日数が1日、作業Jが2日増加するときの@からJまでの総所要日数を当初と同じ日数とするために、作業Bと作業Fの日程短縮により調整する場合、作業Bと作業Fはそれぞれ最小限何日短縮すればよいか答えなさい。
解答
作業Bを1日短縮、作業Fを2日短縮する。
[ 解説 ]
上記 32日を作業B、作業Fを短縮して 30日とする。
クリティカルパス32日を2日短縮するためには、
まず作業Fを2日短縮する。すなわち、
F = 7− 2 = 5日
となる。
次に、
@ → A → B → D → G
= A + C + F + H
= 3 + 3 + 5 + 6 =17日となり、
Gまでは 17日としなければならない。
よって、
@ → A → E → F = G
= A + B + E = 17日としなければならない。
現在、18日間であるので、作業Bを1日短縮し、
11 – 1 = 10日とする。
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