以前に高速道路で大雪で立ち往生がひどかった時に山崎製パンがパンを運んでいるドライバーに
賞味期限がなくなるため、運送中のパンを立ち往生しているドライバーに配ってよいという判断で、
空腹な多くのドライバーに無償でパンが配られ、その企業態度が称賛されて、
瞬く間にツイートされて、結果的に山崎製パンの株価が急激に上昇したことがあった。
これは山崎製パンが無料でパンを配った温かい心配りに多くの人が感動してツイートしたためだ。
その結果、株価が急激に上昇し企業信用が拡大したのだった。
ところで今回も同じことを新潟県の岩塚製菓がやった。
岩塚製菓は米菓の有名企業で関越道の起点部分の長岡市を本拠とする企業だが、
多くの車が何時間も立ち往生して食べ物が不足していることを知ると、
米菓を運送している会社に連絡し、輸送中の米菓を食料として食べてよいと運送会社ドライバーに伝えたという
そのような中でドライバーは自分だけ米菓を食べずに、多くのドライバーにも配布したという。
これによって、山崎製パンと同じように、岩塚製菓と運送会社のドライバーの判断に称賛のツイートが巻き起こったそうだ。
もちろん、岩塚製菓の株価は上昇の向きだ。
このようなことをするとテレビやネットでのコマーシャルと比べものにならないほどの宣伝効果があると言える。
山崎製パンは宣伝効果を狙ってパンを無償配布したわけではないだろうが、
企業競争が激しく欧米化して世知辛い世の中で、今では忘れかけていた日本企業の精神が垣間見れた感じで
日本ならではのこのような企業姿勢は日本人の琴線に触れるものだと思う。
今年春、コロナ感染症で巣籠が起きた中、新潟の米菓メーカーは好調な売り上げだったというが、
このような企業があるとこころ温まる思いである。
実は雪国の企業や人はこころ温かい人が多いのではと思った。
そういえば、まだ日本が戦後からの復興が途上で地方が貧しかった頃、
日本の発展と地方の発展の両方を考え、日本全国に高速道路と新幹線を走らせる計画を推進した
田中角栄も新潟出身の熱い男だった。
現在、当時計画したとおり日本全国の高速道路の全延長1万2300kmに達し、
太平洋側にも日本海側にもつくられ、それらの高速道路同士を横断してつなぐ
高速道路も建設中で、残すところ全国合計で総延長1500kmとなった。
新幹線も新たに九州新幹線、北陸新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、今はリニア新幹線がつくられている。
高速道路と新幹線は日本の太い動脈血管であり、物流や人の移動は血液と同じである。
その根幹を考えたのは雪国の新潟出身で中卒の田中角栄だった。
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