2021年11月21日
慢性前立腺炎とうつ病の関連性
私が急性前立腺を発病したのが今から20年前でそれが慢性前立腺炎に移行して約2年間治らなかったが
運よく完治するに至って、今日まで再発することもなくきた。
最近になって慢性前立腺炎に移行した後にどうして疼痛が長く改善しなかったのか、
症状がどうしてよくなったのかを購入した脳科学の本を読んでいてなるほどと思ったので記載する。
一般に人が1か月以上の長い期間、体に痛みを感じ続けると、脳の痛みや不安を感じる自己防衛本能を司る部分が敏感になり、
以前よりも弱い少しの痛み刺激でも痛みや不安感が出やすくなる現象が記載されていた。
これをキンドリング現象という。
キンドリング現象はパニック障害やうつ病などの症状として出やすいということである。
例えばパニック障害で激しい不安感に襲われると、それが起きた場所や関連した物事が引き金になり、
より少ない感覚情報でも不安感が生じやすくなったり、不安になった場所に行くと不安感が誘発されたりするとのこと。
また、痛みが続くと痛み信号で脳のシツボウ核が興奮し、それによって副腎皮質ホルモンが常に分泌されるようになると、
脳の偏桃体や海馬や中核という自己防衛機構が興奮しやすくなり、それがもとでうつ状態になることも記載されていた。
このような悪循環によって痛みや症状が気になり、なかなか収束しない状態になると考えられる。
私は急性前立腺炎から慢性前立腺炎になっても収束しなかった症状として、疼痛、排尿時の痛み、
下半身の違和感、凝りなどで、特に痛みはいつも気になっており、この病気が治らないと絶望していた。
そのような中で、最初の1年は医師の指導でセルニルトンやロキソニンなどで疼痛と戦ったが、
胃腸がやられてしまい、胃痛と腹痛に悩まされ、2年目に病院を替えたが治療法に代わりがなかったので、
自分で飲食物やサプリメントの摂取をしながら症状が軽減したかを自己観察しつつ試行錯誤をしながら
自分に合うサプリメントを探し続けた。結果的に10種類くらいのサプリメントや健康食品を試したが
最後はケールの青汁とアルカリ天然水を飲み始め、1か月程度で排尿痛が軽減したため、
それを契機に少し活動ができるようになり、心療内科でメイラックスとドグマチールという薬を処方してもらいつつ、3か月ケールの青汁を飲み続けた。
すると、5か月程度でほとんどの症状が消えてなくなり、それを契機にして就職して、再度社会に復帰することができた。
後で知ったことだが、メイラックスとドグマチールの薬の組み合わせは、軽度から中程度のうつ病の人や
自律神経失調症の人が処方されることが多い薬の組み合わせらしい。
うつ病の原因として副腎皮質からコルチゾールというホルモンがストレス刺激がなくなっても出続けることが一つの原因ということだ。
したがって、ケールの青汁の何かの成分かアルカリ天然水によって出続けたコルチゾールを体外に排出したのか血液中の濃度を低下させたか理由は推定になるが、
そのような効果でストレスホルモンが低下したことで、尿道の疼痛が減少したのではと考えられる。
また、先ほど述べた薬剤を飲んだために脳内の痛みを感じる自己防衛系の過剰反応が抑制され、
痛みを感じにくくなったことがきっかけで、慢性前立腺炎の症状がほとんど感じないまでに回復したと考えられる。
つまり、私の脳は慢性前立腺炎に移行した際に痛みが長く続いた関係で、軽度のうつ病と同じ状況になっていたことが考えられる。
先ほどの記載したメイラックスという薬はベンゾジアゼピン系の抗不安、軽度の筋弛緩作用があり、
凝った細胞組織を緩める作用や特に苦痛や不安感などの興奮した神経の働きを抑制する作用があることが知られている。
また、ドグマチールはドーパミンD2受容体での遮断作用があるとのことで、
昔、精神分裂病といわれた(現在は統合失調症)薬が開発されてないかった40年以上前に
統合失調症の興奮状態を抑制するために多量投与での使用されていたそうだ。
ところが50r程度の少量の投与だと、逆にドーパミン神経を適度に刺激することでうつ状態を改善するといわれており、軽度のうつ病や不安感を伴う胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療にも用いられるとのことだ。
私はその当時、メイラックス1rを1日1回、ドグマチールは50rは食欲がない特に飲むようにと処方され、
それは最低の投与量とのことであったので、青汁とそれらの薬のおかげで慢性前立腺炎が治ったのだと思う。
メイラックスは弱い薬で依存などの副作用が出にくいかわりに、効果を自覚しにくいといわれているが、
私は当初、多少の眠気が出たのでそれなりに効いたと思う。
神経の興奮を鎮める薬として、アレルギーや花粉症で処方される抗ヒスタミン剤もあるが、
あれは、メイラックスよりもひどい眠気に襲われる。
メイラックスの眠気は抗ヒスタミン剤ほど私は眠くならなかったし、数日で慣れた。
抗ヒスタミン剤を飲んだことがある経緯は今年の2月に花粉症かもしれないということで医師から処方されて、
日中の耐え難い眠気とだるさに見舞われ、3日程度でやめた経緯を読んでもらえばわかる。
咳が止まらなかった原因は花粉症などのアレルギーではなく軽度の逆流性食道炎で喉に炎症がおきていたことが原因だったことは3月頃のブログを読んでもらえればわかる。
どちらにしても非細菌性の慢性前立腺炎など治りにくい疾患を治すには、脳内の痛みを感じる神経機構やホルモン分泌習慣を正常にすることが必要ではないかと思う。
それと、辛い食べ物、味の濃い食べ物、飲酒など細胞の炎症を助長する飲食物は採らないことが重要だと思う。
具体的には辛いカレーライスやカップ麺など辛いものは食べて1時間程度で痛みが出てくるので、悪いと思う。
もちろん、ウイスキーやキムチやわさびや辛しなどの刺激物や調味料は摂取しない方がよい。
私の言うことが嘘だと思うなら、それらを摂取して1時間後にどうなるか自分で試してみるとよくわかるだろう。
多分、これらの刺激物は食後に小腸から吸収されると血液に入り、その血液に混じった刺激物質が、前立腺患部の細胞を刺激するだけでなく、脳の痛みを感じる神経をも刺激すると考えられる。
その証拠に、カフェインも神経を興奮させる作用があるため、コーヒーの飲み過ぎで泌尿器に病気である、
尿道炎や膀胱炎になったことも私の過去の経験である。
その際は仕事で大きなストレスを感じていた時期と一致し、大きなストレスやプレッシャーが1週間でも持続すると、
脳の自己防衛本能を司るの神経機能を興奮させる作用があるために、泌尿器の病気になったのだと思われる。
もし、泌尿器科だけで治らない場合は、神経科内科や心療内科を受診すると同時に脳の興奮を抑制するサプリメントの摂取も同時に行うことが必要ではと思う。
サプリメントは自分に合うものを探さなくてはいけないが、ケールの青汁、ヨクイニン、漢方薬、薬草由来のものがよいと考えられる。
要は脳の痛みや感覚に敏感になった神経の興奮を鎮めて、正常な働きに回復させることが重要ではと考えられる。
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2021年11月17日
癌10年生存率が改善するが
国立がん研究センターによると、がんになっても10年生存率が改善したが
胆のう癌、胆管癌、肝臓がん、すい臓がんの生存率は20%以下である。
特にすい臓がんの10年生存率は7%程度と低い。
他のがんの10年生存率は肺がんの3割を除けば、8割程度と高いが
早期発見ができるものや転移しにくいもの、治療法があるていど確立されているは生存率が高い傾向だ。
がんでの生存率を高めるためには早期発見と食生活をはじめとする生活習慣の日々の見直しが必要だと考えられる。
これらの癌の原因といわれているのが、アルコール(酒の飲み過ぎ)、喫煙習慣、脂っこい食べ物を好むこと
糖尿病(つまり食べ過ぎ)と遺伝的な素因といわれている。
2021年11月14日
前立腺炎症状とストレスホルモン
私が過去にどうして仕事での徹夜や職場での強いプレッシャーが数日続いた後に前立腺炎の症状や泌尿器の症状がでたのかが最近になって推測がついた。
そのヒントになったのが脳科学の専門書に記載があった体内時計とホルモン分泌に関する実験データである。
うつ病などで生じる身体症状として「体のあちらこちらに痛みがでることや痛みに敏感になること」がかかれていたことだ。
また、うつ病の場合少なからず体調の日内変動があり、起床時から午前中は特に調子が悪く、午後から夕方から夜にかけて気分や症状の改善を示す体内リズムがみうけられることだ。
その体内リズムと見事に一致するのがコルチゾールというホルモン分泌の高低である。
健康な人の場合、コルチゾールは朝方4時ころから分泌が盛んになり、起床直前に最高値を示すのである。
だいたい午前の8時くらいがピークでそれ以降夕方くらいまでに右肩下がりで減少して夜12時程度まで横ばいで推移する。
コルチゾールは副腎から分泌されるもので体内の神経や細胞を一時的に興奮させる作用がある。
ところがうつ病やストレス症の人はその分泌サイクルが狂ったり、刺激がなくても夜間に分泌されたりするらしい。
そのため、ストレス症の人は入眠困難や浅い眠り、早朝覚醒、睡眠時の悪夢、怖い夢をみたりすると考えられる。
人がストレスに曝されると、まずは偏桃体が体に有害な苦痛であると判断し、
その情報が視床下部室房核に伝えられてが興奮し、視床下部では副腎皮質ホルモン放出ホルモンが分泌される。
次に血液循環によってそれらのホルモンは副腎に達すると、
コルチゾールを始め副腎皮質ホルモンが分泌され、体を一時的に興奮状態にして、ストレスに対抗しようとする。
ここまでは正常な反応である。
しかし、うつ病患者の多くが、ストレス刺激がなくなっても、
偏桃体が興奮し続けるために結果的にコルチゾールが慢性的に分泌されてしまう。
そうなると、体を一時的に元気づける目的のホルモンが毎日多く分泌されるために、
視床下部や偏桃体、中脳や延髄などが夜間の睡眠時も興奮が収まらず、体全体の細胞が睡眠時も休息しない状態となり、
細胞修復ができなくなり、逆に細胞や組織の働きが悪くなってしまう。
そうなると、それらの細胞を活性化して元気づけようと更にコルチゾールが分泌されるという悪循環に陥ってしまう。
当然、個人的に体の弱い部分や前立腺や尿道の炎症が慢性化するだけでなく、細胞修復が阻害され炎症が治りにくくなると考えられる。
たぶん私の慢性前立腺炎に青汁や抗不安剤などの安定剤が効いたのは、
青汁の成分の中にコルチゾールを排出する作用と抗炎症作用のためかもしれない。
また、安定剤を飲むことで脳内の偏桃体の興奮が鎮められ、それによってコルチゾールの分泌が減少したことが考えられる。
その証拠に、慢性前立腺炎が完治したあとも、先ほども述べた通り仕事で高いストレスや深夜残業の連続に数日さらされると症状がでたことと、
ストレスが少ない仕事の際には前立腺症状がほとんど現れなかったことが
あげられる。
青汁がどうしてよいのかの推測だが、過去の記事になるが野菜を多く摂取する人の自殺率は野菜を食べない人と比べ半分であるということは、
緑黄色野菜などの植物由来成分にはコルチゾールを排出するか分泌を抑える働きがあると推測される。
ここ数年、帯状疱疹をはじめいろいろな病気に罹患したが、健康の大敵は「野菜などの植物系を食べないで肉を多めに採る食習慣、過剰なストレス、運動不足」この3っつが主な原因だと思う。
もちろん、遺伝子による影響や仕事でのやむを得ない生活習慣もあると思うが、
以上の3っを改善するために、自分に合ったサプリメントの摂取や生活習慣の改善が必要であると思う。
2021年11月11日
仕事後の夕方に飲酒するサラリーマン割合
世の中の人の多くが仕事の後に飲酒する習慣だということを知らなかった。
夕食後に飲酒するのは少数派だと思っていた。
ところが、飲酒の統計によると、20歳代から50歳だまでの世代に関係なく
仕事をしているサラリーマンの2割以上の人が頻繁に店に行って飲酒し、
5割の人が家で酒を飲む習慣があるという。
酒を飲まない人は3割弱と少数派なのだ。
どうりで、コロナがなかなか収束しない中でも店を19時まで空けるとか騒いでいたのも
いくらコロナが危ないと言っても、飲み屋に通う人が後を絶たないことが理解できた。
実は、酒を出す店の規制を渋った市長や県知事は自分達が酒を飲む習慣があったりして。
それで飲酒の店を取り締まることをしなかったのかも。なんて、考えてしまう。
酒を飲まないとどうしようもないアルコール中毒者が世間には一定数いるという
精神医学上の統計でもアルコール依存症は15%もいるとの統計があるのと一致する形だ。
いつまでたっても飲酒運転やら、飲酒での暴力や不祥事が多いのか理解できた。
そういえば、最新の世界での医学研究で飲酒する人はしない人と比べ、寿命が短いとのデータが出された。
飲酒すると、肝臓がん、胃がん、大腸がん、咽頭癌、食道がん、すい臓がん、など癌になりやすいことが知られている。
酒を飲む人はほどほどにということだろう。
そういえば昔、派遣社員で働いていた頃、朝酒臭くして派遣先に出勤して、
酒が原因で派遣先から首を言い渡され派遣会社からも首になった人がいた。
仕事は客先や現場にゆくのに車を運転しなければいけない仕事だった。
posted by kobu at 12:00| 食べ物と健康との関係