2016年08月28日
健康管理の努力は無駄ではないと思う
世の中には健康管理に関して私とは全く逆の考えの人がいるのは承知している。
その方々の考えは、過度に心配したりせず自分の欲求を抑えて生きるよりも、欲求に任せて好き勝手に生きることに満足するし、それで後悔しないという考えだ。
確かに自分の人生であるから、その考え方で家族や他人に迷惑をかけずに自分が満足して生きて、健康を損ねても後悔しないという覚悟ならそれもありだと思う。
私の考えは違っていて、自分で健康管理をしつつ多少の欲求があってもそこそこまでにとどめて長生きすることが目的だと考えている。
何故、医師や研究者は先行きの少ない老人や治る見込みの薄い病気を治すために努力するのかといえば、
医療報酬で儲けることもあるだろうが、人はせいぜい長生きしても100歳程度が限度である。
したがって、人も自然物のひとつであるから本人の持っている寿命を全うさせるためのお手伝いだと思う。
それは医師だけでなく医療介護従事者でも一般世間の人でも同じだと思う。
私が思うに自分で健康で長生きするために努力をした。しかし、だめだった。
それならば自分でも納得がゆくというのが私の考えだ。
それに両親や先祖から私を見た場合、自分の子孫である私が健康で長生きして世間様のお役にたつことが望みではないだろうか。
今から71年前の戦争当時、戦地に赴いて戦死していった先祖は、自分の両親や兄弟の長生きと健康を念願して、そのために祖国のためなら自分が犠牲になって死することを覚悟して死んでいった。
彼らの願いは日本国の存続と自分の身内や子孫が健康で幸福に生きることが望みであっただろう。
だから、健康で長生きすることに意義があると私は思うのである。
ビタミンB12欠乏と偏食でおきた病気
私は健康管理には留意していたはずなのだが、落とし穴があった。
それは骨や関節などの内臓疾患や生活習慣病に関係しない病気には無頓着であったことだ。
4か月ほど前からと記憶しているが、左小指が時々しびれる症状があった。
特に常時に痛みがあるわけではないが、小指と手のひらの小指側に触ると感覚がマヒしているような
しびれが感じられたが日常生活に支障がないのでそのままにしておいたのだった。
先日、その症状が一向に改善しないことから、整形外科で診察を受けた。
すると、それは内肘の神経が圧迫されることによる肘部管症候群という病気の可能性が高く、
症状が進行すると、小指と薬指が変形し動かなくなるとのことでまた心配の種が増えてしまった。
私の症状は常時の痛みも指が曲がらないなどの状態まで進行していないまだ軽度の状態だ。
そのため、1か月ほど低周波治療器での理学療法とビタミンB12を飲む方法で様子を見ることにした。
ビタミンB12は植物由来の食べ物にはほとんど含まれておらず、レバーや貝類などに含まれるもので、
それは私が嫌いな食べ物だったので、ビタミンB12が慢性的に不足していた状態にあった可能性があると思う。
特にレバーなどの料理やハマグリ、ホタテ、アワビなどは大嫌いであった。
唯一食べられる貝類といえば、カキフライとシジミくらいだがほとんど食べてこなかった。
ビタミンでもB6やB1は様々な神経伝達物質や体内酵素の合成に必要だし、
ビタミンCも美容や抗がん効果があることが実証されているため、栄養ドリンクなどに含有されている場合が多いが、
ビタミンB12だけはほとんどの栄養ドリンクに含まれていない場合ケースが多い。
ビタミンB12は神経を修復するために必要であるとのことで、
不足すると神経に関係する精神症状や手足のしびれなどの症状になりやすいと自分の栄養学の専門書には記載されていた。
ビタミン剤なので、急激で顕著な改善効果の自覚は得にくく、
一般に少しずつしか効果が無いことを病院薬局の薬剤師さんに言われたが、1か月程度で効果のあるなしがわかるだろうとのことだった。
それで症状が軽減する見込みがなければ、全身麻酔での肘部切開による手術が必要と医師から説明された。
そこで手術費用を調べてみると30万円程度で、健康保険での3割負担のため、実費は10万円程度になる見込みだ。
当然、全身麻酔で手術後一週間程度の入院が必要とのことなので、入院費もかかるが生命保険に加入していたので入院費の半額程度の負担になる見通しだ。
やはり、この年齢になると健康な若いころから生命保険に加入していたことは正解だったと思う。
私の加入している生命保険はがん保険も併用のため、癌で死亡すれば1000万円が家族に落ちる。
でも今回の件で、入院費の日額は1万2千円程度の保険にも加入しておくべきだと後悔した。
この病気になり老人がひざや関節の痛み、神経痛などで苦しむ大変さが少しは理解できた。
今までバリアフリーなど無関心だったが、障害でも老化現象によっておきる防ぎようのない病気もあるのだと思うようになってから、
仕事でもそのような老人や障害者に対してやさしい配慮が必要だと感じた。
これから、1か月で症状が軽快すればそれにこしたことはないのだが。
2016年08月14日
脳内物質と慢性前立腺炎症状
脳科学を学習していてふと思ったことがある。
以前、どこかのニュース記事で精神的疲労で睡眠不足が続くと、それが原因で自殺率が高まるとの内容を目にした。
私の過去での経験だと、仕事などで深夜残業の連続や徹夜などの睡眠不足が続くと、どういうわけか前立腺炎症状である下半身の鈍痛や排尿痛などが出ることがしばしばあった。
完治しているので現在ではケールの青汁を3日程度摂取したり、睡眠を十分とると1週間もしないうちに症状はなくなるので問題はないのだが。
最近の科学では睡眠不足が続くと、視床下部などの生命を維持しようとする脳内部位から、ノルアドレナリンやアドレナリンや副腎皮質ホルモンやコルチゾールという、
神経を興奮させて体を一時的に活性化しようとする物質がでるように信号が発せられるのだが、それが慢性的に出続けると脳内の神経や副腎が疲弊するらしい。
また更に脳内の神経の働きを調整し、安定と抑制するセロトニンの分泌を抑制すると私的には考える。
なぜなら、疼痛などの症状は日中よりも夜間にひどくなる。
つまり、夜間のほうが感覚神経が鋭敏になり、痛みも感じやすくなるのは日中には多くのセロトニンが分泌されているが、夜間になるにつれセロトニンの分泌量が減少し、
それにとってかわりセロトニン代謝産物であるメラトニンの分泌量が増加することからそのように推測されるからだ。
よって、睡眠不足が続くと自律神経の働きが乱れると同時に痛みなどの不快症状を感じる痛覚神経が敏感になるのではと推察される。
慢性前立腺炎での疼痛や下半身の凝りや鈍痛、排尿痛などの不快症状の改善には以下の方法が考えられる。
1、自律神経に悪い習慣として夜更かしや不規則な食生活、過労が原因と考えられるため、極力、規則正しい生活でホルモン分泌のバランス調整を行う。
2、夜間の疼痛などで睡眠不足にならないように、症状がひどい時期には鎮痛剤だけでなく、安定剤や睡眠剤などを医師と相談の上に処方してもらうなど睡眠不足にならないようにする。
3、セロトニンとなる前駆物質であるトリプトファン含有食品を多めに摂取して、痛みに敏感になった神経の興奮を抑制する。(ケールの青汁や牛乳、魚類、トマト、野菜、キノコ類など)
4、野菜サラダなどの食物繊維の多い食品を多く摂取し神経刺激物質を排出する。テドックス効果を試してみる。(野菜には多くのビタミンやミネラルも含まれホルモンバランス調整にもよいといわれている)
5、最近の研究で脳内のセロトニンと腸内細菌との関係が明らかになりつつあり、腸内に悪玉菌が多いと脳内のセロトニンの量が減少するらしい。
したがって、ヨーグルトや乳酸菌の摂取が痛み症状の軽減や神経過敏に効果があるかもしれない。
以上は過去に慢性前立腺炎を経験した筆者の勝手な見識であるが、治療の参考になれば幸いである。
2016年08月07日
線香をあげる意味と現世での善行
もう少しでお盆である。
お盆や彼岸にはお墓に行って線香をあげるなど亡き先祖の供養を行うことが日本人の通例だ。
仕事の都合などでお墓に行けない場合は仏壇にて線香をあげる。
ふと思ったのだが、線香をあげるということはどのような意味があるのだろうと。
その意味を知ってなるほどと思った。
線香は香りがする。人が死ぬともちろん食べ物は食べられない。
亡くなった人は香りを食べ物とするという。また、良い香りで魂を浄化させて成仏を願うという意味らしい。
したがって、人が亡くなるとたくさんの花を供え、線香をたき冥福を祈る。
このようにして、花の新鮮で穢れない香りと線香の香りで亡くなった方の魂は浄化され成仏に至るとのことである。
少々、仏教的になるが、亡くなった先祖の供養はお墓参りだけでなく、私たち個人が社会や人の役にたち、
公益をなすことでも可能とのことだ、これを追善供養というそうである。
亡くなった先祖からあなたを見た場合、あなたが社会に対して悪いことをしたり、人に苦痛を与えるような行動をしたり、また、自殺したり犯罪を犯したりすれば、先祖はあの世で悲しみ成仏できなくなり苦しみ続ける。
それの原理は現世でも同じで、もしあなたの子供が殺人、強盗など犯罪を犯して他人に迷惑をかけたり、自殺したりしたらあなたは世間に顔向けできずに親として大変苦しみ悲しむだろう。
その逆に世のため人のためを尽くし、つらい中でも努力して頑張っていきたら、あの世での先祖の地位は向上するだろう。
つまり成仏につながる。
そのように善行を重ね、自分の魂を磨くことが人がこの世に生まれ出でる目的だとブッダは説いている。
もちろん魂を磨くためには、つらいことや苦しいこと様々な苦難を経験することで他人のつらさや痛みを理解共感するところから、他人を慈しむ仏のこころが芽生えるものだと考えられる。
お盆は、良い香りの線香とお花を買ってお墓参りにゆこう。
posted by kobu at 15:20| 日本に生まれてよかった
2016年08月05日
精神神経症状の原因は低血糖症かも
私が最初に低血糖症という病気を知ったのは今から20年ほど前であり、
県立図書館で読んだ本がきっかけだった。その際にはまだインターネットも普及途上の中にあったため、
低血糖症状にたいする知識が一般に知られていなかった。
欧米をはじめとする海外ではその当時、もうすでに精製された砂糖や合成甘味料を摂取し続けることによる、
心身に対するリスクの研究が進んでおり、日本では数少ない医師のみの間のみで低血糖症という病気が
認知されているだけであった。
低血糖症とは糖尿病とは逆で、食後2時間から5時間程度までに血糖値が急激に下がることで、
脳で唯一必要な栄養源であるブドウが供給されないことや血糖をあげようとノルアドレナリンやアドレナリン、
コルチゾルなどのホルモンが急激に分泌されることによる精神や身体の症状を呈するものだ。
特に多くの人が訴える症状で多いのが、食後2時間後程度におきる激しい睡魔があげられる。
慢性的に低血糖を招く食事習慣をしていると、精神的な症状と自律神経症状が現れるため、
うつ病、不安障害、パニック障害、統合失調症、自律神経症状と誤診されることが多々あるといわれている。
まず、低血糖症かを調べる必要があるが、これは5時間血糖値テストというのを行うそうだ。
空腹時に採血し血糖値を測定し、炭水化物摂取後1時間毎に採血して血糖値とコルチゾール値等を測定することでわかるという。
これはもちろん医療機関で実施するものだ。
健康な人の場合、食後に血糖値は上昇するもののインスリンの働きが正常であるため、血糖値に大きな変化がみられない。
ところが低血糖患者の場合、食後2時までに急激に血糖値が下がり、空腹時以下となるケースや、
食事を摂取すると逆に血糖値が下がる状態になるという。
その原因は血糖値が上がったことが刺激となり、膵臓が過剰反応してインスリンが出続けることが原因といわれている。
その治療法であるが、甘いお菓子やチョコレート、合成甘味料のジュースなどの糖類、カフェイン飲料などの摂取をなるべく控えること、
食事の際はご飯やパンは食事の順番として最後に食べることだ。
食事の際は最初に野菜やきのこ、海藻などの食物繊維を食べ、次に味噌汁や煮物、最後にご飯などの炭水化物とする。
これを守ることがとても重要であるといわれており、その原理は最初に炭水化物を食べないことで、
膵臓から急に大量のインスリンを分泌させないことと、出るインスリンの量を調整するためである。
今述べた、食事の際の留意事項を3か月程度は続けてみるべきである。
それで、精神や神経の症状が軽減するようなら、それは低血糖症が原因である可能性が大きいといえる。
食後2時間程度以内に不安感やパニック発作、憂鬱気分、イライラがでるようなら、低血糖症が原因かもしれない。
posted by kobu at 12:44| 鬱病等ストレス疾患の改善法