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マレーシアに2年住んだ感想。




気がつけば2周年。
というのを書いて、何回も書き直してたらもう2年と2ヶ月過ぎてた。
というのも色々あってマジでマレーシア嫌になってきて、どこまで書いていいのかなぁ……みたいな。
とりあえず2周年の翌日に内部通報をしてバッチリとプロジェクト内を騒がせるワタクシでした。
何してんだか、マレーシアまで来て。
そしてそれとは別に、HRの対応がめちゃくちゃでビザの更新は全然進まねーし、毎年あるはずの給料アップのお知らせが来ず、ブチギレてマネージャーに確認したら去年いたプロジェクトからの評価が悪いせいだと言われ、「まぁ一回退職届まで出した人間にいい評価出すわけないわな」と納得は出来ないものの理解は出来る、という感じで終わった(今のプロジェクトでの評価はいいので、今年の給料アップの約束はさせた)……ハズが次の月の給料を見たら相応の額がアップしているという……もうホントね、全部がこうなのよマレーシア。

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はい、という事でビザは無事更新されたのでとりあえずまだいます。マレーシアに来て2年以上が経ったわけですが、もうマレーシアにいるのが日常ですから、生活に大きな変化は無いです。
実は1年ちょっと過ぎたところで一回退職届を出したんですけど、結局同じ会社内で立ち上がった別プロジェクトに移動し(って言うとカッコいいけど、BPOだってだけです)、仕事でもプライベートでも色々あった1年だったんで早かったですねこの1年は。

異動先の別プロジェクトは最初日本人は私1人で、マレーシア人の同僚10人と完全英語オンリーだったんで、良くも悪くも日本の会社とさほど変わらなかった前のプロジェクトよりは色んな経験が出来ました。
海外で働くってこういう事かぁ……って良くも悪くもね。ましてや新規プロジェクトに立ち上げからいたんで、余計に。
で、えー、結果から申し上げますと、マレーシア嫌いになりましたw
「w」じゃねーよって話なんですが、まぁ事実です。
なんというか、当たり前ですけど違いは確かにあるわけで、そこの大変さってあるんですけど、それに対するリターン少なくね?って感じですね。仕事するだけならそんなでも無いだろうと思ってたんですが、メンツも言う事も仕事内容もコロコロ変わるし。
正直今の現状だと仕事めっちゃ楽で給料もわりといいんですけど、BPOなのでいつこのプロジェクトが無くなるかわかんないし、同僚と「ここに長くいたら腐る。そしていきなり妙に楽な今の状況から放り出されたらヤバい」と囁きあってます。なんなら今私仕事中に携帯でこれ書いてますからね。

そして、これは前のプロジェクトからですが、マレーシアにいる日本人がより嫌いになりましたね。今いるプロジェクトにも日本人が増えましたし。
これは私も含めてなんですけど、結局欧米では労働ビザが取れない人達の集まりなので、幅が広すぎるんですよ。日本語しか使わないプロジェクトよりはマシではあると思うんですけどね。そういうのもマレーシアは全然あるんで。
英語が基本のプロジェクトにいるんでよくわかるんですけど、ビザを取れるような特殊技能や際立った資格や経歴がないというだけで外語大/外大卒、帰国子女で3ヶ国語堪能みたいな人から、うーん英検3級程度かな?という中年までが同じ仕事をしていて、しかも能力の低い人の方がサボったり不正を堂々とカマすので、数字上はむしろいい成績出てるみたいな感じなんですよ。1-2年でほとんどの人が辞めるしね。私の同期も2年でほぼいなくなりました。
結局誰でも働けちゃうんですよ、で現地人の3倍くらい給料もらえるし。だからモチベーションの維持も難しいし、変なイキリ方してる人とか、ポジティブの名の下に無能で元気な人とかが多いんです。

ある程度貯金はできたという事だけがいい事ですかね。この1年はもう完全にマレーシアに飽きて、グラブフード(出前)とデート代くらいにしか使わなかったん で。日本いた時も安アパートで半額のおつとめ品を食べて同じくらい貯金してたんですけど、オフィスから歩いて2分の高級コンドミニアムで毎日出前食って同じ額なんで体も気分も楽です。



仕事以外でこの国について思うのは、風俗はあっても文化が無いというのですね。そういうと大袈裟なんですけど、端的に言ってこの国は面白く無いんですよ。
例えば服だと、ローカルのペラッペラな質の悪い物か明らかな偽ブランド物、UNIQLO/H&M/ZARAとかのチェーン店ときて、もうその次はガチなブランド物になっちゃうんすよ。
全部がそんな感じ。だから買い物が楽しくないの。ブランド物買うほどの財力が無いと、若干割高でUNIQLO買うハメになって、なんだそりゃってなる。どっちも輸入品だし。
歴史や宗教について語るには知識が無さすぎるんでどうこう書きませんが、思うところはあります。差別も普通にされるしね。
なんかこの1年間マレーシア人と深く関わった(色々ありまして……)結果思ったのが、中国語や英語が話せることで両方の(中国と欧米の)文化についても理解があるように思えてしまうんだけど、彼らは結局マレーシアのことしか知らないんですよ、海外旅行をするほどの余裕もないし。でも自国の音楽とか自国の製品に興味無いの。

そして経済的にはそろそろインフレがやばいと思います。そろそろ生活が立ち行かなくなると思うよ。俺らは「来た時よりインフレしてるよねー」ってノンキに井戸端会議してられるけど、ローカルの人はマジでキツいと思う。身近な例を挙げると、家賃が毎年の契約更新の度に100-300RM(3000円-10000円くらい)上がってる。

という事でまとめると、マレーシアがもう嫌になってて次に行く国のことを考えてます。最近は週末にビューティークリニック行ってヒゲ脱毛とかする以外は、ほぼコンドミニアムに引きこもりで筋トレと英語学習、あとなんかいい副業ないかなぁって探してるって感じです。この国ならではみたいなのゼロで次に向けて日々をやり過ごしてますね。
嫌な事は永遠に書けてしまうんでやめました。これでだいぶ我慢した方。
同僚の女の子が言ってたこれが全てかな。
「なんか......暗いしツマんないですよね。タイとかフィリピンとかベトナムと比べて」


俺一年前はどんなふうに書いてたんだっけ?まだ同期と毎日会ってた時は学生気分で楽しかったのかな?同期はほぼ辞めたって書いたけど、Instagramとか見ると皆いろんな国に行って新しい生活をはじめてる。俺ももうちょっと若かったらなぁ、って思わないわけは無いけど、どうにかやるしか無いね。
まずはダイエットと英語だ。

マレーシアに1年住んだ感想。↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/823/0

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「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」I.N.A.(hide with Spread Beaver)




hideの側近かつ創作のパートナー、というかソロアーティスト「hide」の楽曲の共同製作者であるI.N.A.の本。
改めて考えてみると、結果的に後にバンドメンバーとして表舞台にも出る事になるとはいえ、基本的にはスタジオミュージシャンでマニピュレーターだった人間とガッチリタッグを組むというのはかなり珍しい。だからこそ、基本的にはスタジオの中でバンドメンバーともまた違う、共同製作者としてhideと一緒に駆け抜けた彼の話は貴重だ。

日記のような体裁をとってhideとの出会いから別れ、そして蘇らせた「子ギャル。」までを書いているのだが、この日記のような体裁を取れたというのは、ほぼ全てのhideの曲を共同製作をしているという事でデータファイルの日付から、いつ何をやったという事が明確だからだろう。
今更改めていうまでもないが、「イナちゃんの才能を俺だけに使って欲しいんだ」「雇われているという事ではなくて対等で」というアプローチを受けて、作曲からレコーディングまでをほぼ2人だけで一緒にやってきたI.N.Aだからこその本だ。弟でありパーソナルマネージャーの裕志氏の本でもこの本の後半でも同様に書かれているように、人前ではあくまで理想のロックスター「hide」としてのキャラクターを崩さなかったヒデの素顔を見ている数少ない一人なのだと思う。
とはいえ死後20年以上経ち、さんざん語られ尽くしたヒデなのでこれといって新しい情報があるわけでもない。ましてや、作品が表に出る前のプロセスが主なので、いわゆる破天荒エピソードなどが羅列されているわけでもない。基本的にはただただ、素晴らしい才能と先見の明を持ったアーティストとのスタジオでの共同作業が書かれている。
Xが売れた事で最新の機材に豊富な資金を注ぎ込む事ができ、そしてI.N.Aというパートナーを得ることが出来たヒデは本当に幸運だったと思う。献身的にhideのヴィジョンを形にし、さらに磨きをかけようとするI.N.Aは理想のパートナーだったであろう。コンピュータを使うという事で簡単に出来そうでいて絶対的に違ってしまう、まだまだ90年代にはあったそれこそNINなど海外との差をほぼリアルタイムで埋めていた事は驚くと共に、zilchがなぜあの時代にあの音が出せていたかの訳がわかった。今の時代に読むと、音楽を齧っていれば全て当たり前に思えることばかりだが、あの時代にこれをやったというのは本当に驚くべきことだ。
もちろんXの人気もあるのだが、とにかくもっといい物を、最先端のものを、と追い求めた結果であろう。本当に感服するしかない。
と同時に、やはり彼亡き後には誰も続けていないという事実も重くのしかかる。
いい時代に、才能のあるミュージシャンが、最良のパートナーと出会ったという事なんだろうなぁ。

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