それはいったい何であるか。
私は今まで正社員、臨時職員、派遣労働者、請負労働者などで
多くの職場を経験し出た結論がある。
それは職場の雰囲気と人間関係であると。
これらの二つは人の健康、ストレスや成人病疾患との相関関係が大きいし、
会社での利益向上に大きな影響をもたらす。
ところが、管理職になってもそのことに気づかない
ばか者がおうおうにしてどこの職場にもいる。
確かに会社は利益を追求する集団であり、
その利益の上に自分の給与がついてまわることは確かだし
利益をもたらすのは顧客である。
しかし、何でも仕事だからと割り切り(つまりは会社として利益を得る
ことを優先することが仕事だと割り切り)やれることには限界がある。
なぜなら、労働者は人間であり、こころが存在するし感情もあるからだ。
それをなおざりにしている無知で愚かな管理者や経営者は
労働衛生を軽視し、労働者のストレスを下手に増大させて
厳しく管理することが経営側の役目で仕事だと思い込んでいるふしがある。
思い違いもはなはだしい。
少しはビジネスコーチングくらいは勉強して身に着けてほしいものだ。
そんな管理者や経営者は会社にはいらない。
特に上役が悪いと労働者はこころに多大なストレスが生じ
それが利益追求や人の人生をマイナス方向へ向かわせてしまう。
管理者や経営者には頭脳明晰な他に、やさしさや寛大さを兼ね備えた人がなるべきで、知識や勤務年数の多さでなるべきではない。人間性が大変重要である。
とにかく職場の雰囲気を良好にでき、職場の人間関係をよくできる人間でなければいけない。
労働衛生での統計でも労働者への多くのアンケートで常に上位を占めるのが
人間関係のストレスである。
ストレスはモチベーションや生産性、人の活力を減退させ、
感情的には攻撃性を生じさせたり、逆に脳活性を奪ううつ状態を生じさせるなど
プラス要因などほとんどない。確かに仕事をきちんと行うには多少の緊張は
必要だと思うが、過剰なストレスと悪い意味での緊張は仕事の効率を阻む。
管理者や経営者の役目として必要なことは、
職場の雰囲気と人間関係を良くして、
仕事を円滑かつ効率的にできるようにし、
労働者のモチベーションを最大限に発揮させ、
ストレスを軽減することである。
それが管理者や経営者の仕事、役目であり
報酬を得ることができる由縁である。
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