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21年前、急性前立腺炎から慢性前立腺炎に移行し、1日中疼痛などがひどく眠れなくなり、会社を辞めて3年ほど試行錯誤の末、ケールの青汁をきっかけに、飲食物や安定剤のおかげでほぼ完治して復職し、再発なく現在に至ります。ケールの青汁が役立ったことを平成15年当時にHPを立ち上げて情報発信しましたがその当時は誰も信じてくれませんでした。
プロフィール

2015年11月15日

仕事でのストレス軽減方法


以前の記事で、ストレス過剰が健康に悪影響を及ぼしていることを述べた。

今回はそのメカニズムの詳細を述べたいと思う。


人は目、耳、肌、鼻、内臓などの感覚器官から入った情報が、自己に不都合であると判断するとストレス反応が生じる。

瞬間的ではあるが大きなショックあるいは、小さな嫌なことではあるが頻出するストレスに

晒されると、自己防衛本能が働き、逃げるか、闘うか、すくみ(恐怖し身動きとれない状態)かの3っつの方法で対処しようと、体が自動的に準備をする。

このとき、心身が過剰に反応して、うまく対処できないためにストレス症状が生じる。

つまり、ストレスを回避するすべや方法を知っていれば、過剰にストレスに反応しなくてもよいことになる。

例えば、仕事などで全く未経験で責任の重い業務を担当しなくてはいけなくなった際には、大きなストレスとなり、場合によってはうつ病や自律神経失調症などのストレス病に罹患することもありえる。

しかし、責任が重く大変な仕事でも、以前に類似した仕事を経験していれば、どのように仕事を進め、

どのように対処すればよいか知っているために、未経験と比べストレスを感じないで済む。

そのためには、いろいろな業務経験を積み、ストレス耐性をつけておく必要があるだろう。


心理学的なモデルで言われる、ストレス時の反応として動物が本能的に持っている、「逃げる、闘う、すくむ」について考えてみると、

もしうまく逃げる方法を体得していたり、闘う方法を知っており、ほとんどの場合に

自分が勝てる見込みがあったとすると、ストレス反応は生じないか小さくて済む。

ストレスの対象がとるに足らない小さいものであると認識したときもストレスを感じないだろう。

逃げる方法も闘う方法も知らなければ、恐怖と不安におののき、精神的にパニック状態に陥り

正常な判断ができなくなるだろうし、身体も過剰な自律神経反応として胃腸疾患や高血圧、高血糖、免疫低下に起因する病気などになってしまうだろう。

つまり、瞬間的なストレス対象からはうまく逃げてかわす方法、慢性的なストレスと闘い勝つすべを身に着ける、それもより確実性を高めた方法を身に着けることが有効であると思う。

したがって、中年の私は若いころのように無理をしないし、調子が悪い時は周囲に迷惑をかけるのは承知で仕事を休むし、できないものはできないとはっきり言う。

この年齢になると無理をすると心筋梗塞や脳血管障害、高血糖症、高血圧症など命にかかわる急性疾患になりかねない。

逆に無理して仕事をして心身を悪くして、職場に迷惑をかけることになりかねない。

しかし、仕事をしなくてはお金が手に入らないから、責任ある仕事からはのがれられない。

そこら辺のバランスを考えて仕事をすることが必要だと思う。