先日、2か月ぶりに床屋さんに行ってきた。
私は中年後期なので近年は髪の伸びも少ない。
私の行く床屋さんはシャンプー込みで2000円弱の安くて、整髪時間が短く、
数人の理容師がいて高い顧客回転の店だ。
なので、理容師さんは1日10人以上の客の髪を刈ることになる。
整髪台に座ると、「前回と同じでよいですか」という言葉を理容師さんからかけられた。
その理容師さんが私の髪を刈ったのは確か前回は4か月前だったと思う。
2か月前に髪を刈った理容師さんは、理容の最後のほうで、肩や首を丁寧に
マッサージしてくれた方だったので、今回の理容師さんは4か月前の理容師さんだということだ。
そこで、私は髪を刈り始めた頃に尋ねてみた。
私が前に髪を刈ってもらったのは4か月前だと思うのですが。
よく、1日10人以上のお客を相手しているのに覚えてますねと聞いてみた。
すると、私たちはそれが普通ですとのことで、だいたい2回来店されれば
ほぼ、そのお客さんが前回どのような注文で髪を刈ったかがわかります。
それと、髪の全体の伸び具合でも、前回、どんな髪型を注文されたかも
わかりますとのことだった。
私は理容師さんの仕事だけではないが、他のサービス業の
ラーメン店などで、客に一度にいろんなメニューの注文を
数人から受けて正確にそれらの料理をつくり、お客に提供する
そのような職種の人が持っているスキルに驚かされる。
それはマッサージでの同様の高回転顧客店でもそうだった。
特別な注文をつけたり、特徴的な会話を交わしたわけでもないのだが。
私の仕事は科学技術系の頭脳労働が主体であり、
常に新しい科学や技術を学習して、仕事に生かさないとついていけな業種である。
したがって、仕事である一定の学力や学習能力とスピード対応が必要であり、
学習と努力を怠ると、自分が顧客担当者になった際にまともな対応ができず、
大変苦しい思いをすることになり、それに耐えきれず退職することとなる。
なので、常に勉強の連続で頭脳労働には自信があるが、
床屋さんとかの接客スキルや記憶力には到底及ばないし、サービス業の方は
経験と感覚によって磨かれたすごい職業スキルを持っていると思う。
人が職業を選ぶとき適性があるというが、人それぞれ自分の特性を生かせる
仕事につけると、仕事での苦労が少なく、普通より高い給与がもらえたり、
就職や転職も有利になると思う。
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