2014年07月16日
JUSWANNA「湾岸SEEWEED」
JUSWANNAのデビュー・ミニアルバム。
この間の鎖グループの記者会見を観た今では、少し複雑な気分になりつつ聴いてしまうが、そんなことはさておいて、音源の話。
よく考えると、単独音源としてはこのミニアルバムとアルバムの2枚だけで、後は客演やソロなどになってしまうんだよなぁ、JUSWANNAって。寡作、というかやはりレーベルの・・・って話は再度置いておいて。
私はメシアのソロではリリパまで行ったくらい(しかも整理番号2番という奇跡までつきました)好きなのだが、JUSWANNAでは観た事が無いまま活動休止になってしまった事が悔やまれる・・・。
そう、音源の話。
えーと、いい作品なんだけど、所々詰めが甘いかなー、という感じがある。
2ちゃんで散々ネタにされている、よりにもよってデビューミニアルバム1曲目のフックで混沌を「コンジュン」と読んでしまうアクシデントがあっていきなり苦笑いしてしまう。
これ、ライブではどう歌ってんだろ?歌詞カードが無いとはいえ、「コンジュンとした東京」ってのは明らかに間違いだからなぁ、誰か気づいてやれよっていう。
このミニアルバムの中では「潤しのユートピア」ってのもあったけど、「麗しの〜」だよなぁ、たぶん。
「映画とか読書 なんてどん臭い趣味はねえ」でお馴染みのMSCの漢なんかは危ういところもあるっちゃあるけど、意外とこういう隙が無いんですよね。
とはいえ、初めて聴いた時にクソぶっ飛ばされて一時期毎日聴いてた「ブストゲスノエズ」「大焚湾景」や、PRIMALとの不気味な「東京Discovery」という素晴らしい曲が入っているので、「ミニアルバムに2千円かぁー」と思うのも解るが、買って損は無いと思う。
JUSWANNAは、ヒップホップファンの為のヒップホップといえるほどにヒップホップ然とした佇まいで、しかもその中でも凄くドープでハードコアでありながらも、実は聴いてみるとけっこう聴きやすく耳触りの良いグループだったりする。
それは、聴き取りやすく特徴的なパンチラインの冴えるメシアTHEフライと、いわゆるいい声な上にフロウ巧者でテクニカルなMEGA-Gという2MCのなせる業で、そういう意味でも貴重なので、復活を願いたいなぁ。
過去作が鎖グループからボーナストラック付きで再発、そしてその勢いで復活とか・・・いいと思うんだよなぁ。
「首都高横 ボロアパートメント潜伏 射程圏内斜め45°から牽制する ピラミッド式花の都 ぶっ飛んでる放浪者無法者MESS」
やっぱこんなカッコいい入りないわな。
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