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2級建築施工管理技士試験
年別 一次(学科)解答解説
─────────────
令和 5年(後期)一次
令和 5年(前期)一次
令和4年(後期)一次
令和4年(前期)一次
令和3年(後期)一次
令和3年(前期)一次
令和2年(後期)学科
令和元年(後期)学科
令和元年(前期)学科
平成30年(後期)学科
平成30年(前期)学科
平成29年(後期)学科
平成29年(前期)学科
2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
 仮設工事
 土工事
 地業工事
 鉄筋工事
 型枠工事
 コンクリートの調合
 鉄骨工事
 木造軸組構法
 解体工事
仕上工事
 コンクリートブロック工事等
 防水工事
 石工事
 タイル工事
 屋根及びとい工事
 金属工事
 左官工事
 建具工事
 塗装工事
 内装工事
 仕上改修工事

施工管理
施工計画
 事前調査
 仮設計画
 材料の保管
 申請及び届出等
工程管理
 工程計画
 バーチャート工程表
 品質管理工程表
品質管理
 用  語
 鉄骨工事
 鉄筋工事
 コンクリート工事
 品質管理に関する記述
 試験及び検査
安全管理
 工事現場の安全管理
 労働安全衛生法

応用能力問題躯体工事
仕上工事

法  規建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
年別 二次(実地) 解答解説
─────────────
令和 5年 二次検定
令和4年 二次検定
令和3年 二次検定
令和2年 実地試験
令和元年 実地試験
平成30年 実地試験
平成29年 実地試験
平成28年 実地試験
平成27年 実地試験
平成26年 実地試験
平成25年 実地試験
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期)(中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
官庁営繕の技術基準

公共建築工事標準仕様書
(令和4年度版)
建築工事編
電気設備工事編
機械設備工事編

官庁営繕事業における
BIM モデルの作成及び利用に関するガイドライン
建築工事監理指針

1章 各章共通事項序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事01節 共通事項
02節 縄張り,遣方,足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
 [ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節  一般事項
02節  材  料
03節  工作一般
04節  高力ボルト接合
05節  普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節  耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
  一般事項、材料
  外壁パネル工法
  間仕切壁パネル工法
  溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

>放射能について正しく学ぼう
>内部被ばくを考える市民研究会
>国際環境NGO FoE Japan
>代々木市民観測所
>チェルノブイリへのかけはし
>放射線防護の仕方(緊急時編)
>放射線防護の仕方(日常編)
>放射線防護の仕方(食品編)
>セシウム汚染全国マップ
>Sv/Bq換算ツール
>経口時の年齢換算計算ツール
>Fukushima Voice version 2
>Simply Info
>日本原子力産業協会
原子力発電を考える
>グリーンアクション
>サイエンス・メディア・センター
>バンクーバー食品放射能モニタリング
>東京江戸川放射線
>品川区ママ友からの 放射線情報便
>福島30年プロジェクト
>全国の空間線量率
>村田 光平 オフィシャルサイト
>国会事故調査委員会
>福島第一原発カメラ(LIVE)
>全国放射線量測定マップ

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2024年03月14日

2級建築施工管理技士 平成29年度 学科 (後期) [ No.66 ]〜[ No.80 ] 解答・解説

平成29年度 2級建築施工管理技術検定試験(後期)


学科試験問題 [ No.66 ]〜[ No.80 ] 解答・解説

━━━━━━━━━━━━
  ニ. 受検種別「躯体」
━━━━━━━━━━━━
問題番号[ No.66 ]〜[ No.80 ]までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。

[ No. 66 ]
標準貫入試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 本打ち 200 mm に要する打撃回数をN値とした。

2. 本打ちの打撃回数は、特に必要がなかったので、50 回を限度として打撃を打ち切った。

3. ハンマーは、質量が 63.5 kg の鋼製のものを用いた。

4. 本打ちは、ハンマーを 760 mm の高さから自由落下させた。


答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
本打ち300 mm打込むのに要した打撃回数をN値とする。

2.◯
予備打ち及び本打ちにおいて、50回の打撃に対して、累積貫入量が10mm未満の場合は、貫入不能として打撃を打ち切る。

3.◯
ハンマーは、質量が 63.5 kg の鋼製のものを用いる。

4.◯
ハンマーの自由落下の高さは、760 mmとする。




[ No. 67 ]
山留め壁に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 親杭横矢板壁は、鋼矢板壁と比較して、やや固い地盤や砂礫地盤での施工に適している。

2. 鋼矢板壁は、鋼管矢板壁と比較して、根切り底が深い掘削となる施工に適している。

3. 場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は、軟弱地盤や根切り底が深い掘削となる施工に適している。

4. ソイルセメント壁は、地下水位の高い砂礫地盤や軟弱地盤での施工に適している。


答え

  2

[ 解答解説 ]
1.◯
親杭横矢板壁は、地下水位の低い良質地盤に有効。鋼矢板壁と比較して、やや固い地盤や砂礫地盤での施工に適している。

2.×
鋼矢板壁は、鋼管矢板壁と比較して、根切り底が浅い掘削となる施工に適している。

3.◯
場所打ち鉄筋コンクリート地中壁は、地下水位が高く、軟弱地盤、大深度掘削に適している。

4.◯
ソイルセメント壁は、地下水位の高い砂層地盤、砂礫地盤、軟弱地盤と適用範囲は広く。





[ No. 68 ]
親杭横矢板工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 止水性を必要としない山留め工事に用いられる。

2. 支保工として地盤アンカーを用いる場合、地盤アンカーから伝達される鉛直力に対する検討が必要である。

3. プレボーリングにより親杭を設置する場合、受働抵抗を十分に発揮させるために杭の根入れ部分は良質土で充填する。

4. 矢板の裏側に裏込め材を十分充填した後、親杭と矢板材との間にくさびを打ち込んで、裏込め材を締め付け、安定を図る。


答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
親杭横矢板工法は、透水性の壁を有する。

2.◯
地盤アンカーは斜めに施工されるので、反力として下向き鉛直方向の応力が生じるため、鉛直力に対する検討が必要である。

3.×
プレボーリングにより親杭を設置する場合、オーガ等で所定の深さまで掘削し、後に親杭(H鋼)を立て込んでハンマーを使用し、打撃を加え、支持地盤に打込む。埋戻しは行わない。

4.◯
矢板の裏側に裏込め材を十分に充填し、親杭と矢板材の間にくさびを打ち込み、裏込め材を締め付けて側壁を安定をさせる。





[ No. 69 ]
場所打ちコンクリート杭のアースドリル工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 鉄筋かごのかぶり厚さを確保するためのスペーサーは、D13の鉄筋を用いた。

2. コンクリートのスランプは、トレミー管を通じて打ち込むため 18cm とした。

3. 杭頭の余盛りの高さは、スライムなどが混入するおそれがあるため 100cm とした。

4. 孔壁内面と鉄筋かごの最外側の鉄筋との間隔は、かぶり厚さを確保するため 10cm とした。


答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
アースドリル工法の杭鉄筋かごのスペーサーは、ケーシングチューブを用いる場合は、D13以上の鉄筋を用いる。ケーシングチューブを使用しない場合は、杭径 ≦ 1.2mでは鋼板 4.5 × 38mm、杭径> 1.2mでは鋼板 4.5×50mm程度のものとする。

2.◯
コンクリートの打込みは、トレミー管を用いる。打込みコンクリートのスランプ 18cm程度とする。

3.◯
杭頭の余盛り部分には、取りきれなかったスライムなどが混入するおそれがある。余盛り高さは100cm程度とし、杭頭処理により取り除く。

4.◯
孔壁内面と鉄筋かごの最外側の鉄筋との間隔は、かぶり厚さを確保するため 10cmとする。





[ No. 70 ]
鉄筋の加工及び組立てに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 柱のスパイラル筋は、末端部を 135°フック付きとした。

2. 鉄筋間隔の最小値は、呼び名の数値の 1.5 倍、粗骨材最大寸法の 1.25 倍、25 mm のうち、最も大きい数値とした。

3. SD390、D32 の異形鉄筋を 90°曲げとするので、折曲げ内法直径を 5d 以上とした。

4. 梁せいが2m の基礎梁を梁断面内でコンクリートの水平打継ぎとするので、上下に分割したあばら筋の継手は、180°フック付きの重ね継手とした。


答え

  2

[ 解答解説 ]
1.◯
帯筋やあばら筋等のせん断補強筋は、末端部に135°のフックを付ける。

2.×
鉄筋間隔の最小値は、隣り合う鉄筋の平均径(呼び名の数値)の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうち最も小さい数値とする。

3.◯
一般的には、鉄筋の折曲げ形状・寸法は下記の表のようになっている。

No70_3.折曲げ形状・寸法.jpg
建築学会「配筋標準図」より
設問は、SD390、D32の鉄筋の折曲げ内法直径を5d以上としているので問題はない。

4.◯
あばら筋は、せん断補強材であるから、継手にはフックを付ける。





[ No. 71 ]
異形鉄筋の継手に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 小梁の主筋の重ね継手は、上下重ね、水平重ねのいずれでもよい。

2. 壁縦筋の配筋間隔が上下階で異なる場合に、鉄筋を折り曲げずにあき重ね継手としてもよい。

3. 基礎梁上端筋の継手の位置は、耐圧スラブの有無にかかわらず梁中央とする。

4. 径の異なる鉄筋の重ね継手長さは、細い方の鉄筋の呼び名の数値によって算出する。


答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
小梁の主筋の重ね継手については、規定がないので上下重ね、水平重ねのいずれでもよい。ただし、出角部にある場合の主筋重ね継手は、180°フック付きとする。

2.◯
壁縦筋の配筋が上下階で異なる場合、あき重ね継手としてもよい。

3.×
鉄筋の継手は、原則として部材応力の小さいところに設けるものとし、その位置は特記によるので、どのような時でも梁中央に継手の位置を設けるという設問は誤りである。

4.◯
径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い方の鉄筋の呼び名の数値で算出する。





[ No. 72 ]
コンクリート打込み時に型枠に作用する側圧に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. コンクリートの打込み速さが速くなると、最大側圧は大きくなる。

2. コンクリートの温度が高くなると、側圧は小さくなる。

3. せき板材質の透水性が大きくなると、最大側圧は小さくなる。

4. コンクリートの単位容積質量が大きくなると、側圧は小さくなる。


答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
コンクリートの打込み速さが速くなると、最大側圧が増加する。

2.◯
コンクリートの温度が高くなると、コンクリートのワーカビリティが向上するので側圧は小さくなる。

3.◯
せき板材質の透水性が大きいと、水が抜けやすくなり、水圧が下がるので、側圧は小さくなる。

4.×
コンクリートの単位容積重量が大きくなると、側圧は大きくなる。





[ No. 73 ]
型枠工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 転用率を向上させるため、スラブ型枠にフラットデッキ(床型枠用鋼製デッキプレート)を用いた。

2. フラットデッキ(床型枠用鋼製デッキプレート)を受ける梁の側型枠は、縦桟木で補強した。

3. 階段が取り付く壁型枠は、敷き並べた型枠パネル上に現寸で墨出しをしてから加工した。

4. コンクリートの吹出しを防ぐため、横に長い壁開口部の下側の型枠には、端部にふたをした。


答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
フラットデッキは、衝撃に弱く、曲がったりへこんだり変形しやすので型枠の転用は難しい。したがって、転用率は向上しない。

2.◯
フラットデッキを受ける梁の側型枠は、縦桟木で受けるので、十分な補強が必要である。

3.◯
階段が取り付く壁型枠は、加工が複雑になるため、現寸で墨出しをしてから加工する場合もある。

4.◯
横に長い壁開口部は、コンクリートが盛り上がるので、端部にふたをして吹出しを防止する。





[ No. 74 ]
コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 単位水量の最大値は、185 kg/m3 とし、所定の品質が確保できる範囲内で、できるだけ小さくする。

2. AE減水剤を用いると、所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減らすことができる。

3. 単位水量が大きくなると、ブリーディングや打込み後の沈降が大きくなる。

4. コンクリートに含まれる塩化物量は、原則として、塩化物イオン量で 0.35 kg/m3 以下とする。


答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
単位水量の最大値を185 kg/m3 と規定するとともに、所定の品質が確保できる範囲内でできるだけ小さくする。

2.◯
AE減水剤は、セメントに対する定められた質量比等の範囲内で単位水量及びスランプが得られるように使用量を定めるが、使用しない場合よりも、単位水量を減らすことができる。

3.◯
単位水量が大きくコンクリートは、打込み後、水が多く抜けるので、ブリーディングや沈降が大きい。

4.×
コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量で 0.3 kg/m3 以下と規定されている。





[ No. 75 ]
コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。ただし、計画供用期間を指定する場合の級は標準とする。

1. 暑中コンクリート工事におけるコンクリートの湿潤養生期間は、通常の気温で打ち込む場合と同じでよい。

2. コンクリート面が露出している部分の湿潤養生には、膜養生剤や浸透性の養生剤を塗布する方法がある。

3. 寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートの湿潤養生を行う必要はない。

4. 打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてよい。


答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
暑中コンクリートの湿潤養生期間は、通常の気温での養生期間と同じである。

2.◯
コンクリート面が露出している部分の湿潤養生は、膜養生剤や浸透性の養生剤を塗布して湿潤状態を保つ方法がある。

3.×
寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートの急激な乾燥によりひび割れる場合などがある。湿潤状態は保持しなければならない。

4.◯
透水性の小さいせき板で保護されている場合は、水が抜けないので湿潤状態にあると考えてよい。





[ No. 76 ]
鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 高力ボルト接合に使用するスプライスプレートは、ガス切断で加工した。

2. 曲げ加工される部分の外面のけがきは、ポンチ、たがねを用いて行った。

3. 板厚が 13 mm の鋼材のアンカーボルト孔及び鉄筋貫通孔は、せん断孔あけで加工した。

4. 普通ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径に 0.5 mm を加えた値とした。


答え

  2

[ 解答解説 ]
1.◯
ガス切断は、最もよく使用されいる。ガスによる切断は、自動ガス切断とする。やむを得ず手動ガス切断とする場合は、所定の製作精度が確保されるようにする。

2.×
490N/mm2級以上の高張力鋼、曲げ加工する外側等には、たがね、ポンチ等による打こんを残さない。ただし、溶接により溶融する箇所又は切断、切削又は孔あけにより除去される箇所は、この限りでない。

3.◯
板厚が13mm以下の場合に限り、せん断加工機を使用することができる。せん断加工は、速度は早いが、切断面のまくれ・かえり等の発生、板の変形、切断面の硬化等の問題がある。

4.◯
普通ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径+0.5mmとする。ただし胴縁類の取付け用ボルトの場合は +1.0mmとする。





[ No. 77 ]
鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ターンバックル付き筋かいを有する鉄骨構造物の建入れ直しに、その筋かいを使用した。

2. 長い部材が揚重中に回転するのを止めるため、吊荷の端部にかいしゃくロープを取り付けた。

3. 建入れ直し用のワイヤロープの取付け用ピースは、あらかじめ鉄骨本体に取り付けた。

4. 建入れ直し用のワイヤロープは、突風などに対する補強ワイヤロープを兼ねることとした。


答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
ターンバックル付き筋かいを有する構造物において、その筋かいを用いて建入れ直しを行ってはならない。

2.◯
揚重中に部材の回転を防止するため、吊荷の端部にかいしゃくロープを取り付ける。

3.◯
ワイヤロープの取付け用ピースは、あらかじめ鉄骨本体に取り付けられた強固なものとする。

4.◯
架構の倒壊防止用(補強用)ワイヤロープは、建入れ直し用と兼用することができる。





[ No. 78 ]
建設機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. タイヤローラは、鉄などを用いたバラストの付加重量やタイヤの空気圧を変えることにより、接地圧を調節できる。

2. バックホウでダンプトラックに土砂を積み込む場合、ダンプトラックの運転席の上を旋回せず、荷台の後方から旋回する。

3. バックホウによる足元の掘削は、法肩崩壊時の危険回避のため、クローラ横向き掘削で行う。

4. 振動ローラは、振動数などを変えることにより、材料の性状に応じた締固めができる。


答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
タイヤローラは、鉄などのバラストの付加重量やタイヤの空気圧を変え、接地圧を調節できる。

2.◯
バックホウでダンプトラックに土砂を積み込む場合は、バックホウはダンプトラックの運転席上空では安全のため旋回させてはならない。

3.×
バックホウによる足元の掘削は、法肩崩壊時の危険回避のため、クローラ縦向き掘削で行う。

4.◯
振動ローラは、材料の性状に応じた締固めを行うため、振動数などを調整することができる。





[ No. 79 ]
現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁を増設する耐震改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 増設壁との打継ぎ面となる既存コンクリートの表面が平滑であったため、表面に目荒し処理を行った。

2. 増設壁のコンクリートの打込みを流込み工法としたので、増設壁コンクリート上端と既存梁下とのすき間は 200mm とし、グラウト材を注入した。

3. 注入するグラウト材は、練上り時の温度が 10〜35 ℃ の範囲となるようにした。

4. 増設壁のコンクリートの打込みを圧入工法としたので、オーバーフロー管の流出先の高さは、既存梁の下端より低くした。


答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
既存コンクリートの表面が平滑な場合、増設壁との取合部分は表面に目荒し処理を行う。

2.◯
増設壁のコンクリート上端と既存梁下のすき間(200mm程度)には、グラウト材を注入してすき間をなくす。

3.◯
注入するグラウト材の練上り時の温度は、10〜35 ℃ の範囲とする。

4.×
増設壁のコンクリートの打込みを圧入工法とする場合は、オーバーフロー管の流出先の高さは、既存梁の下端より高くする。





[ No. 80 ]
次の工事とそれに関連する工法との組合せとして、最も不適当なものはどれか。

1. 場所打ち杭工事 ─ リチャージ工法

2. 山留め工事  ── タイロッドアンカー工法

3. 鉄筋工事   ── 機械式継手工法

4. 鉄骨工事   ── ロックウール吹付け工法



答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
リチャージ工法は、通常、根切り工事において発生した湧水を再び地中に戻し地盤沈下を防止する場合に使用される。

2.◯
自立高さが高い場合や、山留め壁頭部の変形を抑制したい場合に有効。山留め壁上端部の頭つなぎにタイロッドアンカーを施工し、アンカー控えに杭やコンクリート梁やブロックなどが用いられる。

3.◯
機械式継手は、鉄筋継手に使用される。トルク方式やグラウト方式のものがある。

4.◯
ロックウール吹付け工法は、鉄骨の耐火被覆に使用される。この吹付工法には、現場配合のセメントスラリーによる半乾式工法と工場配合による乾式工法とがある。






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