第二次検定問題 解答・解説
※受検種別:躯体の受検者は解答してください。
問題5–B
次の1.から4.の各記述において、[ ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。
1.コンクリート躯体図に示されているX軸やY軸の基準の通り心は、柱心や壁心であることが多く、床面に地墨を打つ際に柱心や壁心を通しで打つことができない。そのため柱心や壁心の基準墨から一定寸法離した位置に補助の墨を打つが、この墨のことを [ @ ] という。1階床の基準墨のは、上階の基準墨の基になるので特に正確を期す必要がある。
2階より上では、通常建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき[ A ] により1階から上階へ順次、基準墨の [ @ ] を上げていく。この作業を墨の引通しという。
@ 1. 親墨 2. 陸墨 3. 逃げ墨 4. ベンチマーク
A 1. 自動レベル 2. 巻尺 3. 水糸 4. 下げ振り
解答・解説
@-3、A-4
[ 解説 ]
コンクリート躯体図に示されているX軸やY軸の基準の通り心は、柱心や壁心であることが多く、床面に地墨を打つ際に柱心や壁心を通しで打つことができない。そのため柱心や壁心の基準墨から一定寸法離した位置に補助の墨を打つが、この墨のことを逃げ墨という。1階床の基準墨のは、上階の基準墨の基になるので特に正確を期す必要がある。
2階より上では、通常建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき下げ振りにより1階から上階へ順次、基準墨の逃げ墨を上げていく。この作業を墨の引通しという。
2.掘削した土の中で良質土を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建築物の躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認の上、厚さ [ B ] mm程度ごとに行う。
使用する機器は、小規模な埋戻しの場合は、ランマー等の衝撃作用、振動コンパクター等の振動作用で締め固める機器を使用する。大規模の場合は、ロードローラー等の転圧機械を使用する。
埋戻しの最終層には、土質による沈み代を見込んで [ C ] を行う。 [ C ] の適切な標準値は決まっていないが通常の埋戻しにおいて、粘性土を用い十分な締固めを行う場合、100mmから150mm程度が目安として考えられる。
B 1. 300 2. 400 3. 500 4. 600
C 1. 床付け 2. 地ならし 3. 余盛り 4. 土盛り
解答・解説
B-1、C-3
[ 解説 ]
掘削した土の中で良質土を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建築物の躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認の上、厚さ300mm程度ごとに行う。
使用する機器は、小規模な埋戻しの場合は、ランマー等の衝撃作用、振動コンパクター等の振動作用で締め固める機器を使用する。大規模の場合は、ロードローラー等の転圧機械を使用する。
埋戻しの最終層には、土質による沈み代を見込んで余盛りを行う。余盛りの適切な標準値は決まっていないが通常の埋戻しにおいて、粘性土を用い十分な締固めを行う場合、100mmから150mm程度が目安として考えられる。
3.購入者が受け入れるレディーミクストコンクリートが、指定した性能を有する製品であるかどうかを判定するための検査を受入検査という。
受入検査は建築現場の荷卸し地点で行い、その検査の項目には、スランプ、空気量、 [ D ] 、コンクリート温度等がある。
[ D ] の測定結果が [ E ] kg/m3を超えるとコンクリート中の鉄筋の腐食が促進される可能性があるため、日本産業規格(JIS)では原則として、この値以下とすることが定められている。
D 1. 酸化物含有量 2. 塩化物含有量 3. 水分含有量 4. 炭素含有量
E 1. 0.30 2. 0.40 3. 0.50 4. 0.60
解答・解説
D-2、E-1
[ 解説 ]
購入者が受け入れるレディーミクストコンクリートが、指定した性能を有する製品であるかどうかを判定するための検査を受入検査という。
受入検査は建築現場の荷卸し地点で行い、その検査の項目には、スランプ、空気量、塩化物含有量、コンクリート温度等がある。
塩化物含有量の測定結果が0.30kg/m3を超えるとコンクリート中の鉄筋の腐食が促進される可能性があるため、日本産業規格(JIS)では原則として、この値以下とすることが定められている。
4.木造在来軸組構法の2階建て以上の軸組において、2階以上の床位置で外周の柱を相互につなぐ横架材を [ F ] といい、その階の壁や床梁を支える。材料には一般にベイマツやマツ等が使用されている。
[ F ] の大きさは、幅は柱と同じとし、せいは上部の荷重や下部の柱の間隔により決められるが、一般に梁間寸法の [ G ] 程度のものが使用されている。
F 1. 軒桁 2. 妻梁 3. 火打梁 4. 胴差
G 1. 1/5 2. 1/10 3. 1/15 4. 1/20
解答・解説
F-4、G-2
[ 解説 ]
木造在来軸組構法の2階建て以上の軸組において、2階以上の床位置で外周の柱を相互につなぐ横架材を胴差といい、その階の壁や床梁を支える。材料には一般にベイマツやマツ等が使用されている。
胴差の大きさは、幅は柱と同じとし、せいは上部の荷重や下部の柱の間隔により決められるが、一般に梁間寸法の1/10程度のものが使用されている。
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