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2級建築施工管理技士試験
年別 一次(学科)解答解説
─────────────
令和 5年(後期)一次
令和 5年(前期)一次
令和4年(後期)一次
令和4年(前期)一次
令和3年(後期)一次
令和3年(前期)一次
令和2年(後期)学科
令和元年(後期)学科
令和元年(前期)学科
平成30年(後期)学科
平成30年(前期)学科
平成29年(後期)学科
平成29年(前期)学科
2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
 仮設工事
 土工事
 地業工事
 鉄筋工事
 型枠工事
 コンクリートの調合
 鉄骨工事
 木造軸組構法
 解体工事
仕上工事
 コンクリートブロック工事等
 防水工事
 石工事
 タイル工事
 屋根及びとい工事
 金属工事
 左官工事
 建具工事
 塗装工事
 内装工事
 仕上改修工事

施工管理
施工計画
 事前調査
 仮設計画
 材料の保管
 申請及び届出等
工程管理
 工程計画
 バーチャート工程表
 品質管理工程表
品質管理
 用  語
 鉄骨工事
 鉄筋工事
 コンクリート工事
 品質管理に関する記述
 試験及び検査
安全管理
 工事現場の安全管理
 労働安全衛生法

応用能力問題躯体工事
仕上工事

法  規建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
年別 二次(実地) 解答解説
─────────────
令和 5年 二次検定
令和4年 二次検定
令和3年 二次検定
令和2年 実地試験
令和元年 実地試験
平成30年 実地試験
平成29年 実地試験
平成28年 実地試験
平成27年 実地試験
平成26年 実地試験
平成25年 実地試験
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和06年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期)(中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
官庁営繕の技術基準

公共建築工事標準仕様書
(令和4年度版)
建築工事編
電気設備工事編
機械設備工事編

官庁営繕事業における
BIM モデルの作成及び利用に関するガイドライン
建築工事監理指針

1章 各章共通事項序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事01節 共通事項
02節 縄張り,遣方,足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
 [ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節  一般事項
02節  材  料
03節  工作一般
04節  高力ボルト接合
05節  普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節  耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
  一般事項、材料
  外壁パネル工法
  間仕切壁パネル工法
  溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

>放射能について正しく学ぼう
>内部被ばくを考える市民研究会
>国際環境NGO FoE Japan
>代々木市民観測所
>チェルノブイリへのかけはし
>放射線防護の仕方(緊急時編)
>放射線防護の仕方(日常編)
>放射線防護の仕方(食品編)
>セシウム汚染全国マップ
>Sv/Bq換算ツール
>経口時の年齢換算計算ツール
>Fukushima Voice version 2
>Simply Info
>日本原子力産業協会
原子力発電を考える
>グリーンアクション
>サイエンス・メディア・センター
>バンクーバー食品放射能モニタリング
>東京江戸川放射線
>品川区ママ友からの 放射線情報便
>福島30年プロジェクト
>全国の空間線量率
>村田 光平 オフィシャルサイト
>国会事故調査委員会
>福島第一原発カメラ(LIVE)
>全国放射線量測定マップ

2023年04月27日

2級建築施工管理技士 令和4年度 一次 (後期) [ No.18 ] 〜[ No.28 ] 解答・解説

令和4年度 2級建築施工管理技術検定(後期)


第一次検定問題  [ No.18 ] 〜[ No.28 ]  解答・解説

令和4年11月13日(日)


※問題番号[ No.18 ]〜[ No.28 ]までの11問題のうちから、8問題を選択し、解答してください。

[ No.18 ]
土工事の埋戻し及び締固めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.埋戻し土に粘性土を用いるため、余盛りの量を砂質土を用いる場合より多くした。


2.埋戻し土は、最適含水比に近い状態で締め固めた。


3.入隅等狭い箇所での締固めを行うため、振動コンパクターを使用した。


4.動的荷重による締固めを行うため、重量のあるロードローラーを使用した。



答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
埋戻し及び盛り土には、土質による沈み代を見込んで余盛りを行う。通常の埋め戻し(地下2階で幅1m程度)において、砂を用いて十分は水締めを行う場合は、50〜100mm粘性土を用い十分な締め固めを行う場合は、100〜150mm程度が余盛りの目安となる。

2.◯
土の締め固めで最も重要な特性は、締固めの含水比と乾燥密度の関係があげられる。これは締固め曲線と呼ばれ、放物線で示される。同じ土と同じ方法で締め固めても得られる土の密度は土の含水比により異なる。ある一定のエネルギーにおいて最も効率よく土を密にすることのできる含水比が存在し、この含水比を最適含水比、そのときの乾燥密度を最大乾燥密度という。

R04_1_No.18_含水比.jpeg

3.◯
締め固めは、ローラーやランマー等で締め固めながら行う。狭い場所、入隅部では、大型の機械は使用できないので、振動コンパクターが適している

4.×
締固めは、動的荷重による締固め静的荷重による締固めに大別され、ロードローラーは静的な締固め機械である。動的な締固めを行うためには、振動ローラー等を使用する。



[ No.19 ]
鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭から確保する。


2.腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、幅止め筋の外側表面から確保する。


3.直接土に接する梁と布基礎の立上り部の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。


4.屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さは、ともに30mmとする。



答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
建築基準法施行令第79条第1項の「基礎(布基礎の立上り部分を除く)にあっては捨てコンクリートの部分を除いて 6cm以上としなければならない。」の規定により、杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは、杭頭(杭天端)からの距離を確保する。JASS5によると設計かぶり 7cm以上確保する。

2.◯
腹筋を外付けするときの大梁の最小かぶり厚さは、一番外側にある幅止め筋の外側表面から確保しなければならない。

3.×
建築基準法施行令第79条第1項の「鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあっては2cm以上耐力壁、柱又ははりにあっては 3cm以上直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上りにあっては 4cm以上直接土に接する基礎にあっては 6cm以上としなけれならない。」より、40mm以上確保する必要がある。

4.◯
建築基準法施行令第79条第1項の「耐力壁、柱又ははりにあっては 3cm以上としなければならない。」の規定により、屋内では、柱と耐力壁の最小かぶり厚さは、ともに 30mmとする。




[ No.20 ]
型枠工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.梁の側型枠の寸法をスラブ下の梁せいとし、取り付く底型枠の寸法を梁幅で加工した。


2.柱型枠は、梁型枠や壁型枠を取り付ける前にチェーン等で控えを取り、変形しないようにした。


3.外周梁の側型枠の上部は、コンクリートの側圧による変形防止のため、スラブ引き金物で固定した。


4.階段が取り付く壁型枠は、敷き並べた型枠パネル上に現寸で墨出しをしてから加工した。



答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
梁の側型枠の寸法をスラブ下の梁せいよりも下に伸ばし、取り付く底型枠の寸法は梁幅で加工する。

2.◯
柱型枠は、梁型枠や壁型枠を取り付ける前チェーン等で控えを取り、変形しないように施工する。

3.◯
外周梁の側型枠の上部は、コンクリートの側圧によりはらみやすいので、スラブ引き金物を用いて固定する。
R04_1_No.20_スラブ引き金物.jpg

4.◯
階段が取り付く壁型枠は、加工が複雑になるため現寸で墨出しをしてから加工する場合もある。




[ No.21 ]
コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.細骨材率は、乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、高くする。


2.単位セメント量は、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止する観点からは、できるだけ少なくする。


3.AE減水剤を用いると、所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減らすことができる。


4.川砂利と砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい。



答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
細骨材率とは、全骨材(砂、砂利)に対する細骨材(砂)の容積比をいう。細骨材率が高い、すなわち骨材に占める砂の割合が多いと、乾燥収縮によるひび割れがしやすい。したがって、乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、細骨材率を低くする。

2.◯
コンクリート1m3当たりのセメント質量[ kg ]である単位セメント量 [ kg/m3 ] は、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止する観点からは、できるだけ少なくする。

3.◯
AE減水剤は、セメントに対する定められた質量比等の範囲内で単位水量及びスランプが得られるように使用量を定めるが、使用しない場合よりも、所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減らすことができる

4.◯
川砂利砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい




[ No.22 ]
在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.真壁の柱に使用する心持ち材には、干割れ防止のため、見え隠れ部分に背割りを入れた。


2.洋式小屋組における真束と棟木の取合いは、棟木が真束より小さかったため、長ほぞ差しとした。


3.建入れ直し完了後、接合金物や火打材を固定し、筋かいを取り付けた。


4.軒桁の継手は、柱心から持ち出して、追掛大栓継ぎとした。



答え

  2

[ 解答解説 ]
1.◯
真壁の柱に使用する心持ち材には、干割れ防止のため、見え隠れ部分に背割りを入れる。干割れとは、直射日光や昼夜の温度差によって木材にひび割れが生じることをいう。

2.×
洋式小屋組において、棟木の寸法が真束よりも小さい場合は、わなぎほぞ差し、釘打ちとする。ほぞとは、木材を接合する際に一方の端部に作る突起をいい、ほぞを、もう一方に作ったほぞ穴に差し込んで合わせることをほぞ差しという。

  R04_1_No.22_わなぎほぞ.jpg

3.◯
建入れ直し後に、接合金物火打材を固定し、筋かいを取り付ける。

4.◯
「木造住宅工事仕様書 住宅金融機構」において、軒桁の継手は、梁を受ける柱間を避け柱心より持ち出し、追掛大栓継ぎ、腰掛かま継ぎ又は腰掛あり継ぎとする旨が規定されている。

 R04_1_No.22_追描大栓継ぎ.jpg  R04_1_No.22_腰掛かま継ぎ.jpg




[ No.23 ]
壁タイル密着張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.振動工具は、タイル面に垂直に当てて使用した。


2.振動工具による加振は、張付けモルタルがタイル周辺からはみ出すまで行った。


3.張付けモルタルの1回に塗り付ける面積は、60分でタイルを張り終える面積とした。


4.目地詰めは、タイル張付け後24時間以上経過してから行った。



答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
タイル張り用振動機(ヴィブラート)は、タイル面に垂直に当てて使用する。

2.◯
張付けは、タイル張り用振動機を用い、タイル表面に振動を与え、タイル周辺からモルタルがはみ出すまで振動機を移動させながら、目違いのないよう通りよく張り付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編11.2.6(3)(イ)(c))

3.×
張付けモルタルの1回に塗り付ける面積の限度は、張付けモルタルに触れると手につく状態のままタイル張りが完了できることとし、2m2/人以内(20分以内にタイルを張り終える面積)とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編11.2.6(3)(イ)(a))

4.◯
タイル張付け後、24時間以上経過した後、張付けモルタルの硬化を見計らって、目地詰めを行う。(公共建築工事標準仕様書建築工事編11.2.6(3)(イ)(d)@)

  R04_1_No.23_密着張り.jpg




[ No.24 ]
ステンレス鋼板の表面仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.機械的に凹凸の浮出し模様を施した仕上げを、ヘアラインという。


2.冷間圧延後、熱処理、酸洗いを行うことで、にぶい灰色のつや消し仕上げにしたものを、No.2Dという。


3.化学処理により研磨板に図柄や模様を施した仕上げを、エッチングという。


4.研磨線がなくなるまでバフ仕上げをした最も反射率の高い仕上げを、鏡面という。



答え

  1

[ 解答解説 ]
1.×
機械的に凹凸の浮出し模様を施した仕上げは、エンボス仕上げという。ヘアライン(HL)とは、砥粒研磨ベルトで研磨目をつけたもので、長く連続した研磨目を持った仕上げをいう。

2.◯
No.2Dとは、冷間圧延して熱処理、酸洗いを施した仕上げで、にぶい灰色のつや消し仕上げにしたものをいう。

3.◯
エッチングとは、化学処理により研磨板に図柄や模様を施した仕上げをいう。

4.◯
鏡面は、研磨線がなくなるまで鏡面用バフにより研磨したもので、鏡に近い最も反射率の高い仕上げをいう。




[ No.25 ]
コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.下塗りは、14日以上放置し、十分にひび割れを発生させてから次の塗付けにかかった。


2.乾燥収縮によるひび割れの防止のため、保水剤を混和剤として使用した。


3.モルタルの1回の練混ぜ量は、60分以内に使い切れる量とした。


4.上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルよりも富調合とした。



答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
下塗りは、モルタルで不陸調整し、くし目を引いた後、14日間以上放置して、十分にひび割れを発生させる。(公共建築工事標準仕様書建築工事編15.3.5(1)(ア)(e))

2.◯
混和材の使用目的は、作業性の改善、ひび割れや剥離の防止、保水性の向上などである。保水剤は混和剤の一種である。メチルセルロースを使用するのが一般的である。(建築工事監理指針)

3.◯
モルタルの1回の練混ぜ量は、60分以内に使い切れる量とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編15.3.3(7))

4.×
上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルよりも貧調合とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編15.3.3)




[ No.26 ]
鋼製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.くつずりの材料は、厚さ1.5mmのステンレス鋼板とした。


2.四方枠の気密材は、建具の気密性を確保するため、クロロプレンゴム製とした。


3.フラッシュ戸の組立てにおいて、中骨は600mm間隔で設けた。


4.大型で重量のある建具の仮止めは、位置調節用の金物を用いた。



答え

  3

[ 解答解説 ]
1.◯
くつずりの材料はの厚さ1.5mmとする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編16.4.2)

2.◯
四方枠の気密材は、合成ゴム(EPDM、クロロプレン等)又は合成樹脂(塩化ビニル等)の類とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編16.4.3(4))

3.×
フラッシュ戸の組立てにおいて、中骨の間隔は300mm以下とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編16.4.4)

4.◯
大型で重量のある建具の仮止めは、くさびなどではなく、位置調節用の金物を用いる。




[ No.27 ]
塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには上塗りと同一材料を用いた。


2.木部のクリヤラッカー塗りにおける着色は、下塗りのウッドシーラー塗布後に行った。


3.高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装とするため、エアレススプレーを用いて吹き付けた。


4.合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略した。



答え

  2

[ 解答解説 ]
1.◯
アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りに用いる塗料は、下塗り、中塗り、上塗りを同一材料とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編18.6.1)

2.×
木部のクリヤラッカー塗りにおけるオイルステイン等による着色は、下塗りのウッドシーラー塗布前に行う。(公共建築工事標準仕様書建築工事編18.5.2、表18.5.1)

3.◯
エアレススプレーによる吹付け塗りは、塗料自体に直接圧力を加え、ノズルチップから霧化して吹き付けるものであり、高濃度の塗料による厚膜塗装に適している。したがって、高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装には、エアレススプレーを用いる。

4.◯
合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分は、研磨紙ずりを省略する。(公共建築工事標準仕様書建築工事編18.9.2、表18.9.1)




[ No.28 ]
フリーアクセスフロアに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1.電算機室では、床パネルの四隅の交点に共通の支持脚を設けて支持する共通独立脚方式としたため、方杖を設けて耐震性を高めた。


2.事務室では、1枚のパネルの四隅や中間に高さ調整のできる支持脚が付く、脚付きパネル方式とした。


3.床パネルの各辺の長さが500mmだったため、幅及び長さの寸法精度は、±0.5mm以内とした。


4.床パネル取付け後の水平精度は、隣接する床パネルどうしの高さの差を2mm以下とした。



答え

  4

[ 解答解説 ]
1.◯
電算機室では、配線や機器の配置換えが比較的多く、パネルを個別で動かすことができる共通独立脚方式がよい。なお、重量が大きいため、方杖を設けて耐震性を高める

2.◯
事務室では、机の配置、事務機器の移動が多くあり、配線の変更も多いと考えられる。その移動に対応できるように、パネルは個々に取り外せ、また復旧できる脚付きパネル方式がよい

3.◯
パネル長さの精度は、各辺の長さが500mmを超える場合は± 0.1%以内とし、500mm以下の場合は±0.5mm以内とする。(公共建築工事標準仕様書建築工事編20.2.2(2)(オ)(a))

4.×
フリーアクセスフロアの高さの差は、±0.5mm以内とする。ただし、高さ調整機能のあるものについては規定はない。(公共建築工事標準仕様書建築工事編20.2.2(2)(オ)(c))






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