令和4年度 2級建築施工管理技術検定(後期)
第一次検定問題 [ No.15 ] 〜[ No.17 ] 解答・解説
令和4年11月13日(日)
※問題番号[ No.15 ]〜[ No.17 ]までの3問題は、全問題を解答してください。
[ No.15 ]
測量に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.水準測量は、地表面の高低差を求める測量で、レベル等を用いる。
2.角測量は、水平角と鉛直角を求める測量で、セオドライト等を用いる。
3.平板測量は、測点の距離と高さを間接的に求める測量で、標尺等を用いる。
4.距離測量は、2点間の距離を求める測量で、巻尺等を用いる。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
水準測量とは、レベル等を用いて、地表面の各地点の高低差を求めることにより、その地点の標高を求める測量方法である。
2.◯
角測量は、水平角、鉛直角を測ることができるセオドライト等を用いて、水平角と鉛直角を求める測量方法である。
3.×
平板測量とは、平板の置いたアリダードなどを用いて、測点の位置を求め、その場で作図していく測量方法である。
4.◯
距離測量とは、巻尺や光波を用いて距離を計測する光波測距儀などを用いて、2点間の距離を求める測量方法である。
[ No.16 ]
日本産業規格(JIS)に規定する構内電気設備の名称とその配線用図記号の組合せとして、不適当なものはどれか。
1.換気扇
2.蛍光灯
3.3路点滅器
4.情報用アウトレット
答え
4
[ 解答解説 ]
選択肢4の配線用記号は、情報用アウトレットではなく、コンセントである。
構内電気設備の名称とその配線用図記号は以下のようなものがある。
[ No.17 ]
給排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.水道直結直圧方式は、水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式である。
2.ウォーターハンマーとは、給水配管内の水流が急激に停止したとき、振動や衝撃音等が生じる現象をいう。
3.公共下水道の排水方式には、汚水と雨水を同一系統で排除する合流式と、別々の系統で排除する分流式がある。
4.排水トラップの破封を防止するため、排水系統に通気管を設ける。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式は、水道直結増圧方式という。直圧方式は、増圧給水装置を直結しない。
2.◯
ウォーターハンマーとは、水道管の圧力の急激な変動によって生じる騒音や振動などの現象をいい、配管の破損・漏水の原因となる。
3.◯
公共下水道の排水方式には、汚水と雨水を同一系統で排除する合流式と、汚水と雨水を別々の系統で排除する分流式に大別される。
4.◯
排水系統に設ける通気管は、排水トラップの破封を防止するため等に用いられる。なお、排水トラップとは排水口から臭気や害虫が室内に侵入するのを防止するために設ける水を滞留させておく部材をいい、破封とは、排水トラップ内の滞留水(封水という)が消失することをいう。
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