実地試験 解答・解説
※受検種別:仕上げの受験者は解答してください。
問題5ーC
次の1.から4.の各記述において、下線部の語句又は数値が適当なものには○印を、不適当なものには適当な語句又は数値を記入しなさい。
1.鉄筋コンクリート造の外壁面をセメントモルタルによる磁器質タイル張りとする場合のタイル接着力試験は、夏季を除き、タイル施工後2週間以上経過してから行うのが一般的である。
また、タイル接着力試験では、試験体のタイルの目地部分をダイヤモンドカッターで@モルタル面まで切り込みを入れ、周囲と絶縁した後、引張試験を行い、引張接着強度と破壊状況を確認する。
なお、試験体のタイルの数は、100m2ごと及びその端数につき1個以上、かつ、全体でA2個以上とする。
解答
@ コンクリート
A 3
[ 解説 ]
鉄筋コンクリート造の外壁面をセメントモルタルによる磁気質タイル張りとする場合のタイル接着力試験は、夏季を除き、タイル施工後2週間以上経過してから行うのが一般的である。
また、タイル接着力試験では、試験体のタイルの目地部分をダイヤモンドカッターでコンクリート面まで切り込みを入れ、周囲と絶縁した後、引張試験を行い、引張接着強度と破壊状況を確認する。
なお、試験体のタイルの数は、100m2ごと及びその端数につき1個以上、かつ、全体で3個以上とする。
2.木工事において、製材を加工して内装部材に使用する場合、角材の両面を仕上げる時は、両面合せて5mm程度の削り代を見込んだB仕上がり寸法の製材を使用する。
また、敷居や鴨居に溝じゃくりを行う際に、溝じゃくりを行う面に木の表裏がある場合、木の性質として、C木裏側にそる傾向があるため、C木裏側に溝じゃくりを行う。
解答
B ひき立て
C 木表
[ 解説 ]
木工事において、製材を加工して内装部材に使用する場合、角材の両面を仕上げる時は、両面合わせて5mm程度の削り代を見込んでひき立て寸法の製材を使用する。
また、敷居や鴨居に溝じゃくりを行う際に、溝じゃくりを行う面に木の表裏がある場合、木の性質として、木表側にそる傾向があるがめ、木表側に溝じゃくりを行う。
3.JIS(日本工業規格/現日本産業規格)の建築用鋼製下地材を用いたせっこうボード壁下地の場合、スタッドは、スタッドの高さによる区分に応じたものを使用する。
また、せっこうボード1枚張りの壁の場合のスタッド間隔は、D450mm程度として上下ランナーに差し込み、半回転させて取り付ける。
なお、スタッドの建込み間隔の精度は、±E15mm以下として、せっこうボードを張り付ける。
解答
D 300
E 5
[ 解説 ]
JIS(日本工業規格/現日本産業規格)の建築用鋼製下地材を用いたせっこうボード壁下地の場合、スタッドは、スタッドの高さによる区分に応じたものを使用する。
また、せっこうボード1枚張りの壁の場合のスタッド間隔は、300mm程度として上下ランナーに差し込み、半回転させて取り付ける。
なお、スタッドの建込み間隔の精度は、±5mm以下として、せっこうボードを張り付ける。
4.塩化ビニル系床シートの熱溶接工法では、床シート張り付け後F12時間以上の接着剤の硬化時間を置き溶接作業にかかる。
また、床シートの溶接部は、床シート厚さの1/2 〜 2/3程度の深さでV字又はU字に溝を切り、熱溶接機を用いて床シートと溶接棒をG同時に溶融させて、余盛りができる程度に加圧しながら溶接する。
なお、余盛りは、溶接部が冷却した後に削り取る。
解答
F ◯
G ◯
[ 解説 ]
塩化ビニル系床シートの熱溶接工法では、床シート張り付け後12時間以上の接着剤の硬化時間を置き溶接作業にかかる。
また、床シートの溶接部は、床シート厚さの1/2 〜 2/3程度の深さでV字又はU字に溝を切り、熱溶接機を用いて床シートと溶接棒を同時に溶融させて、余盛りができる程度に加圧しながら溶接する。
なお、余盛りは、溶接部が冷却した後に削り取る。
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