社会全般で、私から5歳以上、上の世代はアニメの影響をあまり受けていないのが現状であり、
当時人気だったものや人を聞くと、天地真理やアグネスチャン、郷ひろみ、野口五郎、
麻丘めぐみ、10歳以上上の人になると圧倒的に吉永小百合、ビートルズ、隠密剣士、赤影などがあげられ、
アニメの名前が出てこないのが現状だ。
出てくるとしてもせいぜい快決ハリマオ、ジャングル大帝レオくらいである。
ところが私の世代を境にして、仮面ライダー、サイボーグ009、ガッチャマン、ウルトラマン、
宇宙戦艦ヤマト、ルパン三世、銀河鉄道999、世界名作劇場(フランダースの犬やハイジ)など
あげれば数えきれないほどのアニメが制作された。
それも放送はほぼ毎日であり、放送時間は夜7時から8時までのゴールデンタイムで放送されていた。
そのゴールデンタイムでのアニメ放送は私が小学生1年ころから中学3年くらいまで続いたのであった。
現在のようにわけのわからない芸人や芸能人が番組出演する番組はほとんどなかった。
曜日別では
日曜日は午前9時から仮面ライダーシリーズとリボンの騎士、夜はアルプスの少女ハイジなどの世界名作劇場
月曜日は銀河鉄道999
火曜日はベルサイユのバラ
水曜日はルパン三世
木曜日はマジンガーZ
金曜日はキャンディーキャンディー
土曜日は夕方はタイムボカンシリーズ、夜7時から日本昔話
そんな感じだ。
私の世代は制作されたほとんどのアニメや特撮を見て育ってきたといえる。
具体的は小学1年生から6年生くらいまでは
仮面ライダー1号、2号、V3、X、アマゾン、ロボコン、忍者サスケ、未来少年コナン、ルパン3世シリーズ
リボンの騎士、マジンガーZ、宇宙ロボグレンダイザー、アルプスの少女ハイジ等の世界名作アニメ、
サイボーグ009、宇宙戦艦ヤマト、ロボット刑事ケイ、電人ザボーガー、猿飛えっちゃん、
レインボーマン、ミラーマン、レットバロン、マッハバロン、ベルサイユのバラ、天才バカボン、
みつるぎ三兄弟、スターウルフ、キャプテンフュチャー、ゲッターロボ、キャンディーキャンディー、
快傑ライオン丸、快傑ズバット、日本昔話、世界昔話、ゴレンジャーシリーズに代表される戦隊もの。
巨人の星シリーズ、アタックNO1、キャプテンハーロック、銀河鉄道999、どらえもん、ムーミン、
星の子チョビン、どろろん閻魔くん、小さなバイキングビッケ、一休さん、アパッチ野球軍、
妖怪人間ベム、侍ジャイアンツ、キュティーハニー、明日のジョー、レインボーマン、原始少年リュウ
新造人間キャシャーン、人造人間キカイダー、タイガーマスク、バビル二世、ジャンボーグA、
デビルマン、トリトン、げげげの鬼太郎、などなど、記憶にあるだけでもたくさんあった。
中学生になると
忍者服部くん、きてれつ大百科、スペースコブラ、宇宙刑事ギャバン、ドラゴンボール、Drスランプあられちゃん、キャッツアイなどなどであった。
さすがに中学生になると高校受験と部活動でアニメや特撮を見る機会が減ったが。
中学生になって、歌番組のザ、ベストテンや夕日が丘の総理大臣、旭が丘の大統領、雑誌の少年ジャンプを読むようになった
そのような状況であった。
高校生のころは受験勉強と部活でほとんどアニメはみていないし、子供向けの番組には興味がなくなったが
大学生のころにテレビアニメ化された北斗の拳は圧巻であった。
30歳代なかばになって攻殻機動隊などを見たがすばらしい大人向けのアニメだと思う。
このように私の世代は小学生時代に多くのアニメを見て育ったのであった。
私が小学1年生の頃は全国の家庭でテレビが普及し始めていたが、白黒テレビが多かったと思う。
カラーテレビは高価で裕福な家庭にあったのだと思う。
なので、私は小学低学年の頃はテレビと言えば白黒テレビであり、小学4年生のころ
カラーテレビを知り合いから譲り受けて、初めてカラーテレビを見た記憶がある。
中年の今、当時のアニメの主題歌をYoutubeなどで再度聞くと
当時の小学生には理解が難しい、大人になって苦労を重ねてやっと理解できる内容の
主題歌の歌詞や音楽性が心を打つことが多々ある。
例えば、宇宙戦艦ヤマトの3番と4番の歌詞やサイボーグ009の主題歌などはこころが打たれる。
その当時のアニソン歌手と言えば「ささきいさお」「水木一郎」などが代表格であろう。
今、当時のアニメや特撮の製作者を思うと、子供向けに大人が真剣に取り組んでいたことに
感慨深く感動を覚え、感謝の念でいっぱいになる。
当時のアニメや漫画の製作者は現代のようなコンピュータ加工技術も編集技術もない状態で
1枚1枚手書きでテレビ放送用の原画を作成していたことに頭が下がる思いがある。
特に私が好きだったアニメや特撮作品を作成してくれた
石ノ森章太郎、松本零士、モンキーパンチ、寺沢武一、主題歌製作者、スタッフ方々に感謝の念でいいっぱいである。
アニメを制作した方々の多くは子供達を思う熱い思いがあり、将来を担う当時の子供達に夢と希望を託したかったのではないだろうか。
これらの先人の苦労の積み重ねが現在の世界において、漫画やアニメと言えば日本というブランドを確立し、
フランスでのジャパンエキスポ、ドイツでの日本デーに代表される日本に対する理解の向上。2年連続で海外旅行者数が年間1000万人を超えるなど
日本の世界に対するイメージアップと好感度向上に大きく役立ち、日本経済の発展にも寄与しているといえよう。
私は現在、小学生時代に見たアニメのリニューアル版、例えば宇宙戦艦ヤマトや人造人間キカイダー、
サイボーグ009などの最新の画像編集技術で制作された動画を見ると、アニメの表現力で臨場感が向上し
斬新な進化で感動を覚えるのだが、やっぱり主題歌に何か物足りなさを感じてしまうのである。
なんというか軽いのである。真剣さや誠実感、情熱やわくわく感、モチベーション向上感を感じないのである。
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