今から150年ほど前にフランスで万国博覧会が開かれ、日本では浮世絵や日本画、民芸品を展示した。
その際にフランスとイギリスではジャポニズムという日本ブームが巻き起こったそうであり、
フランスの画家であるゴッホや印象派の画家、ドビッシーなどの音楽家も日本の影響を大きく受けた作品を残している。
当時の浮世絵を見ると、画風が斬新であり何と緻密で根気のいる仕事をしたのかと驚かされる。
北斎の東海道53次の襲いかかるような海の模様や歌麿の美人画は何とも言えない感性だと感じる。
その当時浮世絵は大衆文化であり、一般の人々の楽しみのために制作されたことに
私も驚いているし、外国人の人々も驚愕しているそうだ。
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当時の浮世絵や日本画、伝統工芸品を見ると、当時から日本人は繊細でよいものをつくろうとする国民性があったことがわかる。
そのような国民性が土台にあり、西洋から取り入れた科学や技術を瞬く間に発展させる原動力になったといえる。
その国民性は様々な製品を作る中で車や工業製品に代表されるように、
精密で機能性に富んでおり、それが資源が乏しい我が国が世界第3位の経済大国として
世界相手にやって行けている要因と考えられる。
芸術の話に戻るが、今は日本国内で浮世絵はあまり人気がないようだが、
海外では日本画の技法として浮世絵は日本風であり人気があるのだという。
フランスでは今から40年ほど前に日本のアニメや漫画のブームが起きて、
20年前にフランス人の手で始まったジャパンエキスポなども未だに人気である。
当時の日本のアニメや漫画の創作者は日本の子供向けに制作しており、外国を市場に考えていなかった。
しかし、海外に輸出されると瞬く間に人気になり、今は世界へ浸透し、日本の体対印象に良い影響を与えている。
やはり良いものや魅力のあるものは宣伝をしなくとも自然に広まるのだろう。
芸術でも科学や技術でも世界諸国から一目置かれる存在になっていることは
先人のおかげであり、それらの精神性は仕事や生活を通じて我々に脈々と受け継がれれていることが自覚できる。
世界でも先進大国であるイギリスとフランスと日本が仲が良いことは世界的にみて、日本の国益にもつながっていると思う。
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