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2級建築施工管理技士試験
年別 一次(学科)解答解説
─────────────
令和 5年(後期)一次
令和 5年(前期)一次
令和4年(後期)一次
令和4年(前期)一次
令和3年(後期)一次
令和3年(前期)一次
令和2年(後期)学科
令和元年(後期)学科
令和元年(前期)学科
平成30年(後期)学科
平成30年(前期)学科
平成29年(後期)学科
平成29年(前期)学科
2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
 仮設工事
 土工事
 地業工事
 鉄筋工事
 型枠工事
 コンクリートの調合
 鉄骨工事
 木造軸組構法
 解体工事
仕上工事
 コンクリートブロック工事等
 防水工事
 石工事
 タイル工事
 屋根及びとい工事
 金属工事
 左官工事
 建具工事
 塗装工事
 内装工事
 仕上改修工事

施工管理
施工計画
 事前調査
 仮設計画
 材料の保管
 申請及び届出等
工程管理
 工程計画
 バーチャート工程表
 品質管理工程表
品質管理
 用  語
 鉄骨工事
 鉄筋工事
 コンクリート工事
 品質管理に関する記述
 試験及び検査
安全管理
 工事現場の安全管理
 労働安全衛生法

応用能力問題躯体工事
仕上工事

法  規建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
年別 二次(実地) 解答解説
─────────────
令和 5年 二次検定
令和4年 二次検定
令和3年 二次検定
令和2年 実地試験
令和元年 実地試験
平成30年 実地試験
平成29年 実地試験
平成28年 実地試験
平成27年 実地試験
平成26年 実地試験
平成25年 実地試験
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和06年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期)(中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
官庁営繕の技術基準

公共建築工事標準仕様書
(令和4年度版)
建築工事編
電気設備工事編
機械設備工事編

官庁営繕事業における
BIM モデルの作成及び利用に関するガイドライン
建築工事監理指針

1章 各章共通事項序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事01節 共通事項
02節 縄張り,遣方,足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
 [ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節  一般事項
02節  材  料
03節  工作一般
04節  高力ボルト接合
05節  普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節  耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
  一般事項、材料
  外壁パネル工法
  間仕切壁パネル工法
  溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

>放射能について正しく学ぼう
>内部被ばくを考える市民研究会
>国際環境NGO FoE Japan
>代々木市民観測所
>チェルノブイリへのかけはし
>放射線防護の仕方(緊急時編)
>放射線防護の仕方(日常編)
>放射線防護の仕方(食品編)
>セシウム汚染全国マップ
>Sv/Bq換算ツール
>経口時の年齢換算計算ツール
>Fukushima Voice version 2
>Simply Info
>日本原子力産業協会
原子力発電を考える
>グリーンアクション
>サイエンス・メディア・センター
>バンクーバー食品放射能モニタリング
>東京江戸川放射線
>品川区ママ友からの 放射線情報便
>福島30年プロジェクト
>全国の空間線量率
>村田 光平 オフィシャルサイト
>国会事故調査委員会
>福島第一原発カメラ(LIVE)
>全国放射線量測定マップ

2024年11月29日

とらの巻 2級建築施工管理技士 令和6年二次 速報

令和6年度 2級建築施工管理技士 第二次検定 解答 速報 

令和6年11月24日(日)
試験時間:14時15分〜16時15分( 2時間)

【 令和6年度 】

 問題1 施工経験  記述(施工計画)
 問題2 用語の説明 記述
 問題3 施工管理  記述(工程表) 
 問題4 法  規  四肢
問題5-A 建築工事  四肢
問題5-B 躯体工事  四肢
問題5-C 仕上工事  四肢


2024年11月28日

とらの巻の令和6年二次 速報 問題1

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題
令和6年11月24日(日)

問題1

建築工事の現場を管理していく上で,施工計画時におけるあなたの考えについて,今日までの経験を踏まえ,次の1.及び2.の問いに答えなさい。

なお,建築工事には,建築設備工事は含まれないものとする。


1.あなたの受検種別に係る工種の作業において,下に示す [ 施工計画時の検討事項 ] 及び@からBの各問いの内容を確認した上で,1),2)の手順に従って答えなさい。

1)3ページ,4ページに示す工事概要イ「新築」,ロ「解体」又はハ「改修」の3つの建築工事の中からいずれか1つ選び,解答用紙の「選んだ工事概要」欄の該当する工事概要を◯で囲かこみなさい


2)選んだ工事概要の工事を行う上で必要と考えられる作業内容で,[ 施工計画時の検討事項 ] aからcの各視点について,それぞれ@からBを具体的に記述しなさい。

ただし,@の工種名又は作業名等は同一でもよいが,A及びBはすべて異なる内容を記述するものとする。


なお,選んだ工事を行う上で,施工上必要としない工事及び作業に関する内容についての記述は不可とする。

[ 施工計画時の検討事項 ]

a 施工又は作業の方法
b 資材の取扱い方法
 (搬出入,揚げ降ろし,保管,仮置き等)
c 施工中又は施工後の養生の方法
 (ただし,労働者の安全に関する養生は除く)

@ 工種名又は作業名等
A 検討すべき作業内容とその作業における懸念事項
B Aの懸念事項に対する対策



a.施工又は作業の方法 解答試案


事例)
@工種名又は作業名等:鉄筋工事

A 検討すべき作業内容とその作業における懸念事項:
悪天候が予想されると溶接継手作業の遅延が考えられる。

B懸念事項に対する対策:
雨、風など悪天候による影響を受けにくい、機械式継手に変更する。





b.資材の取扱い方法 解答試案


事例)
@工種名又は作業名等:仮設工事

A 検討すべき作業内容とその作業における懸念事項:
工程が進捗するにつれて、作業に必要な資材、設備機器、器具などの置き場の確保が難しくなる。

B懸念事項に対する対策:
出来上がった躯体部分を保管場所、仮置き場として活用する。





c 施工中又は施工後の養生の方法 解答試案


事例)
@工種名又は作業名等:コンクリート工事

A 検討すべき作業内容とその作業における懸念事項:
コンクリート工事が夏場にまたがるので、乾燥ひび割れの懸念がある。

B懸念事項に対する対策:
コンクリート打設後、自動散水装置を設置して5日間はコンクリート表面を湿潤に保つ。




2.1.で選んだ建築工事及びあなたの受検種別に係わらず,施工計画時における「品質低下」及び「公衆災害」の防止について,それぞれ@及びAを具体的に記述しなさい。

ただし、1.と同じ内容の記述は不可とする。

なお,ここで言う公衆災害とは,当該工事の関係者以外の第三者(公衆)の生命,身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。


@ 品質低下及び公衆災害を防止するため,施工計画時に検討することとその理由



解答例







A 品質低下及び公衆災害を防止するための対策と実施に当たって留意すべき事項



解答例







工事概要イ「新築」

 工事内容 鉄筋コンクリート構造共同住宅
      新築工事
 工  期 2024年1月~2024年12月



工事概要ロ「解体」

 工事内容 鉄筋コンクリート構造共同住宅
      解体工事(全面解体,杭引抜き共)
 工  期 2024年1月~2024年5月
vv

以下,工事概要イ「新築」及びロ「解体」の共通の工事概要


※敷地周辺は戸建て住宅やマンションが立ち並ぶ住宅街で,敷地北側に幅員6mの道路が接する。

(表中「○+△+□」は○下地の上△面に□仕上げ等,下地と表面仕上げの関係を示す。)
主要用途:共同住宅 20戸(5LDK)
面  積:敷地面積 2,350.00m2
     建築面積  900.00m2
     延床面積 2,800.00m2
主要構造:鉄筋コンクリート構造地上4階建て
     風除室一部鉄骨構造
最高高さ:13.4m
階  高:3.0m
エレベーター :乗用6人乗り1台
根切深さ:1.2m
地  業:既製コンクリート杭(PHC杭)
コンクリート :普通コンクリート
型  枠:コンクリート型枠用合板

鉄  筋:柱、梁主筋 ガス圧接継手
構内舗装:駐車場:アスファルト舗装
     自転車置場:コンクリート舗装
     アプローチ:インターロッキング舗装

主な外部仕上げ
屋 根
 陸屋根:アスファルト露出断熱防水
     アルミ製笠木
 風除室:ウレタン系塗膜防水
外 壁
 主な外壁:コンクリート打放し+防水形複層塗材玄関
 断  熱:内断熱工法
      現場発泡断熱材吹付け

 廊下,階段:モルタル下地+ビニル床シート
 バルコニー:モルタル下地+ウレタン系塗膜防水
建 具
 風除室:ステンレス製自動扉,強化ガラス共
 玄 関:化粧シート張り鋼製扉
 窓  :アルミ製サッシ,複層ガラス共



主な内部仕上げ(居室,水廻り:天井高さ2.4m,エントランス,風除室:天井高さ2.5m)

 居 室:乾式二重床+フローリングボード
 水廻り:乾式二重床+耐水合板+ビニル床シート
 エントランス:モルタル下地+ノンスリップタイル
 風除室 

 居 室:軽量鉄骨下地+せっこうボード
     +ビニルクロス
 水廻り:軽量鉄骨下地+シージングせっこうボード
     +ビニルクロス
 エントランス:コンクリート打放し
 風除室 +有機系接着剤による小口タイル

天井
 居 室:軽量鉄骨下地+せっこうボード
     +ビニルクロス
 エントランス風除室:軽量鉄骨下地+アルミスパンドレル
建具
 居 室:化粧シート張り木製扉 枠共
その他
 水廻り:ユニットバス,洗面化粧台,システムキッチン
 エントランス:集合郵便受け


工事概要ハ「改修」

※以下の概要は,改修前の既存の建物状況を示す。なお,改修後の下地及び表面仕上げは自由に設定してよい。

※表面仕上げのみのやり替え,下地共撤去復旧のどちらの工法でも可とする(建具更新も含む)。

部屋の模様替えも可とするが,構造体の改修は不可とする。

※工事期間中は,居住者不在とする。
※敷地周辺は戸建て住宅が立ち並ぶ閑静な住宅街で,敷地北側に幅員5mの道路が接する。

(表中「○+△+□」は○下地の上△面に□仕上げ等,下地と表面仕上げの関係を示す。)
(EP-G:つや有り合成樹脂エマルションペイント,SOP:合成樹脂調合ペイント)
工事内容 木構造戸建て住宅
     改修工事
施工時期 2024年1月~2024年4月の
     期間内で着工及び完成
主要用途 住宅(5LDK)
面  積 敷地面積 100.50m2
     建築面積 60.00m2
     延床面積 120.00m2
主要構造 木構造在来軸組工法地上2階建て

最高高さ 6.8m
階  高 2.8m
基  礎 布基礎
駐車場  1台コンクリート舗装
アプローチ タイル舗装
囲  障 道路境界
     鉄筋コンクリート腰壁の上化粧フェンス
     アルミ製門扉
     敷地境界
     コンクリートブロック積み

主な外部仕上げ
 勾配屋根:野地板+平形化粧スレート
 軒  裏:けい酸カルシウム板+EP-G
 軒樋,竪樋:塩化ビニル製
 外  壁:構造用合板+サイディングパネル,
      水切金物共
 玄関扉:化粧シート張り鋼製扉
 窓  :アルミ製サッシ,単板ガラス共
 断 熱:屋根断熱材張り,外壁断熱材充填,
     1階床下断熱材敷込み

主な内部仕上げ(洋室,和室:天井高さ2.4m)

 洋 室:木床組+構造用合板+フローリングボード
 和 室:木床組+構造用合板+畳敷き,
     一部縁甲板張り
 水廻り:木床組+構造用合板+ビニル床シート
 玄 関:モルタル下地+タイル

 洋室,和室:木下地+せっこうボード
      +ビニルクロス
 水廻り:木下地+シージングせっこうボード
     +ビニルクロス
天井
 洋 室:木下地+化粧せっこうボード
 和 室:木下地+化粧合板
建具
 洋 室:木製扉枠,額縁SOP塗り共
 和 室:戸襖,押入部:襖一間
その他
 水廻り:ユニットバス,洗面化粧台,
     システムキッチン

2024年11月27日

とらの巻 令和6年二次 速報 問題2

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

問題2

次の建築工事に関する用語の一覧表の中から5つ用語を選び,解答用紙の用語の記号欄の記号にマークした上で,選んだ用語欄に用語太字で示す部分のみでも可)を記入し,その用語の説明施工上留意すべきことを具体的に記述しなさい。

ただし,使用資機材に不良品はないものとする。

なお,a及びk以外の用語については,作業上の安全に関する記述は不可とする。


用語の一覧表
記号    用語
 a    足場の壁つなぎ

 b    型枠のセパレータ
 c    クレセント
 d    鋼矢板
  
 e    先送りモルタル
 f     鉄骨工事の建入れ直し
 g    テーパエッジのせっこうボードの継目処理
 h    天井インサート
 i    土工事における釡場
 j    布基礎
 k    ベンチマーク
 l    防水工事の脱気装置
 m   木製の額縁
  
 n    床コンクリートの直均し仕上げ



a.足場の壁つなぎ 解答例

 
[ 用語の説明 ]
足場を建物に連結固定し、足場の変形、倒壊を防止する部材。足場の座屈を防止し、風荷重の水平力を負担するもので、労働安全衛生規則で設置が義務付けられている。

[ 施工上留意すべきこと ]
単管足場においては、垂直方向 5m以下、水平方向 5.5m以下。枠組足場では、垂直方向 9m以下、水平方向 8m以下と規定されている。取付け金物は、基準に合格した部材を使用する。




b.型枠のセパレータ 解答例


[ 用語の説明 ]
セパレータとは、型枠工事で相対するせき板相互の間隔を正しく保持するために使用する部品である。主なものは、コーンを使用しないもの(丸セパC型)と使用するもの(丸セパB型)がある。

[ 施工上留意すべきこと ]
コーン穴の処理方法について、防水下地や薄い下地等の場合は丸セパB型を用い、コンクリート面と同一にモルタルを充填する。普通のモルタルでは、垂れ下がりや乾燥収縮のおそれがあるので、硬練りモルタルを用いるなどの配慮が必要である。




c.クレセント 解答例


[ 用語の説明 ]
建具用金具で、上げ下げ窓、引き違いサッシの召し合わせ部などに取り付ける錠金具のこと。

[ 施工上留意すべきこと ]
建具には、錠機能の他にも、機密性、遮音性などの性能も求められるので、正確な錠と受け金具の取合い寸法、堅固な部品の取り付けが必要である。




d.鋼矢板 解答例


[ 用語の説明 ]
鋼製の矢板でシートバイルともいう。土留工事等に使用され、土砂の崩壊や浸水を防止する。

[ 施工上留意すべきこと ]
正確な位置と土圧、水圧を考慮した根入れ深さが必要である。




e.先送りモルタル 解答例

 
[ 用語の説明 ]
コンクリートの打設に際して、コンクリートの圧送開始前に、コンクリートの流動性を確保するため、輸送管内壁に潤滑膜を形成させ、また、吸入・吐出弁内部をシールするために、圧送管内に流し込むモルタルのこと。

[ 施工上留意すべきこと ]
圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは極めて低強度のものとなるので、先送りモルタルは、圧送後には廃棄処分とする。また、先送りモルタルは、富調合のものとする必要がある。




f.鉄骨工事の建入れ直し 解答例

 
[ 用語の説明 ]
建入れ直しは建方時の誤差、すなわち柱の倒れ・出入り等を修正し、建方精度を確保するために行うものである。

[ 施工上留意すべきこと ]
建方がすべて完了してから行ったのでは十分に修正できない場合が多いので、建方の進行とともに、できるだけ小区画に区切って建入れ直しと建入れ検査を行う。




g.テーパーエッジせっこうボードの継目処理 解答例


[ 用語の説明 ]
継ぎ目のテーパーエッジをジョイントテープジョイントコンパウンドを用いて仕上げる工法。

施工上留意すべき内容
中塗り、上塗りは各ジョイントコンパウンド乾燥後に行い、平滑に仕上げる。




h.天井インサート 解答例

 
[ 用語の説明 ]
天井を吊る下地受けの金物のことで、コンクリートの打ち込みの際にあらかじめ埋め込む金物。

[ 施工上留意すべきこと ]
天井インサート間隔は 900mm程度とし、周辺部は端から 150mm以内に吊りボルトが配置できるように取り付ける。




i.土工事における釜場 解答例


[ 用語の説明 ]
土工事を行う際に、発生する湧水を集めるために設置する地面のくぼみ。集めた水をポンプで排水する。

[ 施工上留意すべきこと ]
地下水を多く含んだ砂質地盤が根切り底面付近にある場合、ボイリングを生じる場合があるので、観察しながら排水する。
< 令和3年 >




j.布基礎


[ 用語の説明 ]
荷重を直接地盤に伝達する直接基礎の一つで、建物の底面に直線状に基礎スラブを構築した形状の基礎をいう。

[ 施工上留意すべきこと ]
特に、土に接する部分の所定のかぶり厚さを確保する。また、かぶり厚さには捨てコンクリートの厚さを含めない。




k.ベンチマーク


[ 用語の説明 ]
敷地や建築物の高さ及び位置の基準を示すもの。

[ 施工上留意すべきこと ]
ベンチマークは2箇所以上設けて、相互にチェックできるようにする。また、ベンチマークは正確に設置し、工事中に移動しないようその周囲を囲うなど、養生を行う。




l.防水工事の脱気装置 解答例


[ 用語の説明 ]
屋根露出防水絶縁工法で、防水下地より発生する水蒸気を気中に放出する装置。

[ 施工上留意すべきこと ]
防水層が下地に密着する部分を最小限にとどめるように施工する。




m.木製の額縁 解答例


[ 用語の説明 ]
窓・出入口とその周囲の仕上材との接する部分を、納まりよく見切りとして取り付ける木製の材料

[ 施工上留意すべきこと ]
狂いの少ない十分乾燥したむく材を使用する。




n.床コンクリートの直均し仕上げ 解答例


[ 用語の説明 ]
床コンクリート打設時に、硬化の程度を見計らって直ちに金ゴテなどで仕上る工法。

[ 施工上留意すべきこと ]
コンクリートのスランプは、土間コンクリートでは 8〜15cm、鉄筋コンクリートスラブでは12〜18cm程度とする。





2024年11月26日

とらの巻 令和6年二次 速報 問題3

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

問題3

鉄骨構造3階建て複合ビルの新築工事について,工事概要を確認の上,右の工程表及び出来高表に関し,次の1.から4.の問いに答えなさい。

工程表は,予定出来高曲線を破線で表示している。

また,出来高表は3月末時点のものを示しており,合計欄の月別実績出来高及び実績出来高累計の金額は記載していない。

なお,各作業は一般的な手順に従って施工されるものとする。


[ 工事概要 ]

用  途:店舗(1,2階),住居(3階)

構造規模:鉄骨構造地上3階、延べ面積300m2
     耐火被覆は耐火材巻付け工法
外部仕上:屋上防水は塩化ビニル樹脂系断熱シート防水
     外壁は押出成形セメント板、耐候性塗料
     外部建具はアルミ製建具、複層ガラス,
     住居玄関は化粧シート張り鋼製扉

内部仕上げ
〈店舗〉床:コンクリート直均し、ビニル床シート
    壁:軽量鉄骨下地、せっこうボード、水性塗料

   天井:軽量鉄骨下地、化粧せっこうボード

〈住居〉床:乾式二重床,、ローリングボード
    壁:軽量鉄骨下地、せっこうボード、ビニルクロス

   天井:軽量鉄骨下地、せっこうボード、ビニルクロス
  その他:内部建具扉はすべて工場仕上げ品

工程表
r06_2kj_問題3_工程表.jpg

出来高表(単位 万円)
r06_2kj_問題3_出来高表.jpg


1.工程表の鉄筋コンクリート工事のA,金属工事のBに該当する作業名を記入しなさい。



解答


A:基礎躯体
B:壁・天井軽量鉄骨下地組




2.工程表には工程上,開始時期が不適当な作業がある。不適当な作業名と適当な開始時期を月と旬日で定めて記入しなさい。ただし,解答の旬日は,上旬,中旬,下旬とする。



解答


外部建具は押出成形セメント板を取り付けてから設置するので、
外部建具(ガラス取付共)3月上旬ではなく中旬である。
その後にシーリング工事が始まる。





3.出来高表から,1月末の実績出来高累計の金額を求め,工事金額の合計に対する比率をパーセントで記入しなさい。



解答


1月末の実績出来高累計金額 1,500
工事金額の合計
1350 + 1770 + 1860 + 1690 + 830
=7500
よって、1500 / 7500 × 100 =20%





4.出来高表から,3月末までの実績出来高累計の金額を記入しなさい。



解答


r06_2kj_問題3_出来高表.Ans..jpg

よって 5,000万円





とらの巻 令和6年二次 速報 問題4

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

問題4


次の1.から3.の各法文において,[  ]に当てはまる正しい語句を,下の該当する枠内から1つ選びなさい。


1.建設業法(主任技術者及び監理技術者の職務等)

第26条の4
主任技術者及び監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の[ @ ]の作成,工程管理,[ A ]管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。

2(略)


@ (1)施工図  (2)施工体系図  (3)仮設計画  (4)施工計画

A (1)品質  (2)予算  (3)安全  (4)環境



解答・解説


@-4、A-1
[ 解説 ]
建設業法
第26条の4(主任技術者及び監理技術者の職務等)
主任技術者及び監理技術者は,工事現場における建設工事を適正に実施するため,当該建設工事の施工計画の作成,工程管理,品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。

2(略)





2.建築基準法施行令(火災の防止)

第136条の8
建築工事等において[ B ]を使用する場合においては,その場所に[ C ]材料の囲いを設ける等防火上必要な措置を講じなければならない。


B (1)火気  (2)溶断機  (3)揮発油  (4)可燃物

C (1)準不燃  (2)不燃  (3)難燃  (4)耐火



解答・解説


B-1、C-2
[ 解説 ]
建築基準法施行令

第136条の8(火災の防止)
建築工事等において火気を使用する場合においては,その場所に不燃材料の囲いを設ける等防火上必要な措置を講じなければならない。




3.労働安全衛生法(作業主任者)

第14条
事業者は,高圧室内作業その他の労働災害を防止するための管理を必要とする[ D ]で,政令で定めるものについては,都道府県労働局長の免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う[ E ]を修了した者のうちから,厚生労働省令で定めるところにより,当該[ D ]の区分に応じて,作業主任者を選任し,その者に当該[ D ]に従事する労働者の指揮その他の厚生労働省令で定める事項を行わせなければならない。


D (1)工事  (2)作業  (3)仕事  (4)業務

E (1)特別教育  (2)技術検定  (3)技能講習  (4)技能検定



解答・解説


D-2、E-3
[ 解説 ]
労働安全衛生法

第14条(作業主任者)
事業者は,高圧室内作業その他の労働災害を防止するための管理を必要とする作業で,政令で定めるものについては,都道府県労働局長の免許を受けた者又は都道府県労働局長の登録を受けた者が行う技能講習を修了した者のうちから,厚生労働省令で定めるところにより,当該作業の区分に応じて,作業主任者を選任し,その者に当該作業に従事する労働者の指揮その他の厚生労働省令で定める事項を行わせなければならない。





2024年11月25日

とらの巻 令和6年二次 速報 問題5-A

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

受検種別建築の受検者は問題5-A解答してください。

問題5ーA

次の1.から8.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の枠内から1つ選びなさい。


1.仮設工事において,建築物の位置を決定するため,建築物外周の柱心,壁心が分かるように地面にビニル紐等を張って表すことを[ @ ]という。


@ (1)水貫  (2)縄張り  (3)遣方  (4)いすか切り



解答・解説


 @-2
[ 解説 ]
仮設工事において,建築物の位置を決定するため,建築物外周の柱心,壁心が分かるように地面にビニル紐等を張って表すことを縄張りという。





2.鉄筋のガス圧接継手部において,圧接完了後の検査には全数検査と抜取検査がある。そのうち,抜取検査として非破壊検査である[ A ]試験及び破壊検査である引張試験が行われている。


A (1)放射線透過  (2)浸透探傷  (3)磁粉探傷  (4)超音波探傷



解答・解説


 A-4
[ 解説 ]
鉄筋のガス圧接継手部において,圧接完了後の検査には全数検査と抜取検査がある。そのうち,抜取検査として非破壊検査である超音波探傷試験及び破壊検査である引張試験が行われている。





3.型枠支保工の解体において,梁下の支柱の取外しは,構造体コンクリート強度が梁の設計基準強度[ B ]の%以上であり,かつ,施工中の荷重及び外力によって著しい変形又は亀裂が生じないことが構造計算により確かめられた場合,コンクリートの材齢による存置日数を経過する前に行うことができる。


B (1)70  (2)80  (3)90  (4)100



解答・解説


 B-4
[ 解説 ]
型枠支保工の解体において,梁下の支柱の取外しは,構造体コンクリート強度が梁の設計基準強度100の%以上であり,かつ,施工中の荷重及び外力によって著しい変形又は亀裂が生じないことが構造計算により確かめられた場合,コンクリートの材齢による存置日数を経過する前に行うことができる。





4.鉄骨工事において,トルシア形高力ボルトを使用した接合部における本締め後の検査は,ピンテールが破断していること,共回り及び軸回りがないこと,ボルトの余長がネジ1山から6山までの範囲であること,ナットの回転量が平均回転角度±[ C ]以内であることを目視確認する。


C (1)15°  (2))20°   (3)30°   (4)45° 



解答・解説


 C-3
[ 解説 ]
鉄骨工事において,トルシア形高力ボルトを使用した接合部における本締め後の検査は,ピンテールが破断していること,共回り及び軸回りがないこと,ボルトの余長がネジ1山から6山までの範囲であること,ナットの回転量が平均回転角度 ±30°以内であることを目視確認する。




5.金属製折板葺きにおいて,棟の納まりは,棟包みを設け,タイトフレームに固定ボルト等で取り付ける。折板の[ D ]には,先端部に雨水を止めるために止面戸を設け,折板及び面戸に
孔をあけないようポンチング等で固定する。


D (1)はぜ  (2)けらば   (3)水下   (4)水上 



解答・解説


 D-4
[ 解説 ]
金属製折板葺きにおいて,棟の納まりは,棟包みを設け,タイトフレームに固定ボルト等で取り付ける。折板の水上には,先端部に雨水を止めるために止面戸を設け,折板及び面戸に
孔をあけないようポンチング等で固定する。





6.セメントモルタルによるタイル張りにおいて,密着張りとする場合,タイルの張付けは,張付けモルタル塗付け後,タイル用振動機(ビブラート)を用い,タイル表面に振動を与え,タイル周辺からモルタルがはみ出すまで振動機を移動させながら,目違いのないよう通りよく張り付つける。


張付けモルタルは,二層に分けて塗り付けるものとし,一回の塗付け可能な面積は,一人が施工可能な面積として[ E ]m2以下を目安とする。


E (1)2.0  (2)2.5   (3)3.0   (4)3.5 



解答・解説


 E-1
[ 解説 ]
セメントモルタルによるタイル張りにおいて,密着張りとする場合,タイルの張付けは,張付けモルタル塗付け後,タイル用振動機(ビブラート)を用い,タイル表面に振動を与え,タイル周辺からモルタルがはみ出すまで振動機を移動させながら,目違いのないよう通りよく張り付つける。

張付けモルタルは,二層に分けて塗り付けるものとし,一回の塗付け可能な面積は,一人が施工可能な面積として2.0m2以下を目安とする。




7.花崗岩は御影石とも呼ばれ,結晶質で硬く,耐久性及び耐摩耗性に優れ,さまざまな表面仕上げ工法に対応が可能である。

そのうち、[ F ]仕上げは,カウンタートップ等の化粧用に使用されることが多い。


F (1)水磨き  (2)本磨き  (3)粗磨き  (4)ブラスト 



解答・解説


 F-2
[ 解説 ]
花崗岩は御影石とも呼ばれ,結晶質で硬く,耐久性及び耐摩耗性に優れ,さまざまな表面仕上げ工法に対応が可能である。

そのうち、本磨き仕上げは,カウンタートップ等の化粧用に使用されることが多い。





8.軽量鉄骨壁下地において,コンクリートの床,梁下及びスラブ下に固定するランナーは,両端部から50mm内側をそれぞれ固定し,中間部は[ G ] mm程度の間隔で固定する。


G (1)300  (2)600  (3)900  (4)1,800 



解答・解説


 G-3
[ 解説 ]
軽量鉄骨壁下地において,コンクリートの床,梁下及びスラブ下に固定するランナーは,両端部から50mm内側をそれぞれ固定し,中間部は900mm程度の間隔で固定する。






とらの巻 令和6年二次 速報 問題5-B

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

受検種別躯体の受検者は問題5-B解答してください。

問題5ーB
次の1.から4.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を下の該当する枠内から1つ選びなさい。

1.敷地の地盤の構成や性質等を調査する地盤調査には,一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて[ @ ] 試験,試料の採取,地下水位の測定等の調査を行う。


採取された試料は各種の土質試験を行い,土質柱状図にまとめられる。

[ @ ] 試験におけるN値とは,ハンマーを自由落下させ,SPTサンプラーを地層に[ A ] cm貫入させるために必要な打撃回数により定められる値であり,地盤の硬軟や締まり具合の推定に用いられる。


@ (1)フロー (2)平板載荷 (3)標準貫入  (4)CBR 

A (1)20  (2)30  (3)40  (4)50 



解答・解説


@-3、A-2
[ 解説 ]
敷地の地盤の構成や性質等を調査する地盤調査には,一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて標準貫入試験,試料の採取,地下水位の測定等の調査を行う。


採取された試料は各種の土質試験を行い,土質柱状図にまとめられる。

標準貫入試験におけるN値とは,ハンマーを自由落下させ,SPTサンプラーを地層に30cm貫入させるために必要な打撃回数により定められる値であり,地盤の硬軟や締まり具合の推定に用いられる。





2.コンクリート工事において,レディーミクストコンクリートを発注する際,確実に目標の強度を与えるため,調合管理強度以上となる[ B ] 強度を指定する。

また,日本産業規格(JIS)では,コンクリートの運搬時間は,練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし,その時間は,原則として,[ C ] 分以内と規定されている。このため,できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場を選定することが重要である。


B (1)呼び (2)設計基準 (3)品質基準 (4)耐久設計基準 

C (1)60  (2)70  (3)80  (4)90 



解答・解説


B-1、C-4
[ 解説 ]
コンクリート工事において,レディーミクストコンクリートを発注する際,確実に目標の強度を与えるため,調合管理強度以上となる呼び強度を指定する。

また,日本産業規格(JIS)では,コンクリートの運搬時間は,練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし,その時間は,原則として,90分以内と規定されている。このため,できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場を選定することが重要である。





3.鉄筋コンクリート構造の型枠工事において,床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)を打込み型枠として用いる場合,梁の側型枠との接合部では,フラットデッキ型枠を介して床のコンクリート荷重を梁の側型枠が負担するため,側型枠の座屈防止の観点から,[ D ] を所定の間隔で配置することにより補強を行う。

また,フラットデッキ型枠の長手方向に対する梁へののみ込み代は,梁型枠解体後のフラットデッキ落下防止のため,原則として,一般階では[ E ] mmとする。


D (1)根太 (2)大引 (3)縦桟木 (4)パイプサポート 

E (1)10  (2)20  (3)30  (4)40 



解答・解説


D-3、E-1
[ 解説 ]
鉄筋コンクリート構造の型枠工事において,床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)を打込み型枠として用いる場合,梁の側型枠との接合部では,フラットデッキ型枠を介して床のコンクリート荷重を梁の側型枠が負担するため,側型枠の座屈防止の観点から,縦桟木を所定の間隔で配置することにより補強を行う。

また,フラットデッキ型枠の長手方向に対する梁へののみ込み代は,梁型枠解体後のフラットデッキ落下防止のため,原則として,一般階では10mmとする。





4.木構造において,構造耐力上主要な部分に使用する木材は,含水率を高周波水分計等により測定し,[ F ] %程度以下であることを確認する。

また,構造耐力上主要な部分である柱,筋かい及び土台のうち,[ G ] から1m以内の部分には,有効な防腐措置を講ずるとともに,必要に応じて,しろありその他の虫による害を防ための措置を講じなければならない。


F (1)20 (2)30 (3)40 (4)50 

G (1)基礎天端  (2)地面  (3)基礎底面  (4)根切底 



解答・解説


F-1、G-2
[ 解説 ]
木構造において,構造耐力上主要な部分に使用する木材は,含水率を高周波水分計等により測定し,20%程度以下であることを確認する。

また,構造耐力上主要な部分である柱,筋かい及び土台のうち,地面から1m以内の部分には,有効な防腐措置を講ずるとともに,必要に応じて,しろありその他の虫による害を防ための措置を講じなければならない。





とらの巻 令和6年二次 速報 問題5-C

令和6年度
2級建築施工管理技術検定第二次検定問題

受検種別仕上げの受検者は問題5-C解答してください。

問題5ーC

次の1.から4.の各記述において,[  ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を,下の該当する枠内から1つ選びなさい。


1.アスファルト防水の密着工法において,平場部と立上り部又は立下り部で構成する出隅や入隅は,平場部のルーフィング類の張付けに先立ち,幅[ @ ] mm以上の[ A ]ルーフィングを増張りする。


@ (1)100 (2)150 (3)200 (4)300 

A (1)ストレッチ  (2)砂付  (3)あなあき (4)網状アスファルト 



解答・解説


@-4、A-1
[ 解説 ]
アスファルト防水の密着工法において,平場部と立上り部又は立下り部で構成する出隅や入隅は,平場部のルーフィング類の張付けに先立ち,幅300 mm以上のストレッチルーフィングを増張りする。





2.セメントモルタルによるタイル張りにおいて,夏季を除き,タイル接着力試験は,タイル施工後2週間以上経過してから行うのが一般的である。

タイル接着力試験では,試験体のタイルの目地部分にダイヤモンドカッターでコンクリート面まで切込みを入れて周囲と絶縁した後,引張試験を行い,引張接着強度と破壊状況を確認する。

なお,試験体のタイルの数は,[ B ] m2ごと及びその端数につき1個以上,かつ,全体で3個以上とする。

引張接着強度のすべての測定結果が0.4N/mm2以上,かつ,コンクリート下地の接着界面における破壊率が[ C ] の場合を合格とする。


B (1)50 (2)100 (3)150 (4)200 

C (1)10%以上  (2)30%以上  (3)50%以下 (4)70%以下 



解答・解説


B-2、C-3
[ 解説 ]
試験体のタイルの数は,100m2ごと及びその端数につき1個以上,かつ,全体で3個以上とする。

引張接着強度のすべての測定結果が0.4N/mm2以上,かつ,コンクリート下地の接着界面における破壊率が 50%以下の場合を合格とする。





3.軽量鉄骨天井下地において,野縁の吊下げは,取り付けられた野縁受けに野縁を[ D ]で留め付ける。

下り壁や間仕切壁を境として天井に段違いがある場合には,[ E ]m程度の間隔で段違いの部分の振れ止め補強を行う。


D (1)クリップ (2)ハンガー (3)ビス  (4)溶接 

E (1)0.9  (2)1.8  (3)2.7  (4)3.6 


解答・解説


D-1、E-3
[ 解説 ]
軽量鉄骨天井下地において,野縁の吊下げは,取り付けられた野縁受けに野縁をクリップで留め付ける。

下り壁や間仕切壁を境として天井に段違いがある場合には,2.7m程度の間隔で段違いの部分の振れ止め補強を行う。





4.塗装工事において,壁面を吹付け塗りとする場合,エアスプレーやエアレススプレー等を用いて行う。

エアスプレーによる吹付けは,エアスプレーガンを塗面から[ F ]cm程度離し,塗面に対し[ G ]に向け,毎秒30cm程度の一定の速度で平行に動かす。塗料の噴霧は,一般に中央ほど密で周辺が粗になりやすいため,一列ごとに吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。


F (1)20 (2)30 (3)40  (4)50 

G (1)斜め  (2)やや上  (3)やや下  (4)直角 


解答・解説


F-2、G-4
[ 解説 ]
エアスプレーによる吹付けは,エアスプレーガンを塗面から 30cm程度離し,塗面に対し直角に向け,毎秒30cm程度の一定の速度で平行に動かす。塗料の噴霧は,一般に中央ほど密で周辺が粗になりやすいため,一列ごとに吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。





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