2級建築施工管理技術検定第二次検定問題
※受検種別:躯体の受検者は問題5-Bを解答してください。
問題5ーB
次の1.から4.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値を下の該当する枠内から1つ選びなさい。
1.敷地の地盤の構成や性質等を調査する地盤調査には,一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて[ @ ] 試験,試料の採取,地下水位の測定等の調査を行う。
採取された試料は各種の土質試験を行い,土質柱状図にまとめられる。
[ @ ] 試験におけるN値とは,ハンマーを自由落下させ,SPTサンプラーを地層に[ A ] cm貫入させるために必要な打撃回数により定められる値であり,地盤の硬軟や締まり具合の推定に用いられる。
解答・解説
@-3、A-2
[ 解説 ]
敷地の地盤の構成や性質等を調査する地盤調査には,一般にロータリーボーリングが行われている。ボーリングによる掘削孔を用いて標準貫入試験,試料の採取,地下水位の測定等の調査を行う。
採取された試料は各種の土質試験を行い,土質柱状図にまとめられる。
標準貫入試験におけるN値とは,ハンマーを自由落下させ,SPTサンプラーを地層に30cm貫入させるために必要な打撃回数により定められる値であり,地盤の硬軟や締まり具合の推定に用いられる。
2.コンクリート工事において,レディーミクストコンクリートを発注する際,確実に目標の強度を与えるため,調合管理強度以上となる[ B ] 強度を指定する。
また,日本産業規格(JIS)では,コンクリートの運搬時間は,練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし,その時間は,原則として,[ C ] 分以内と規定されている。このため,できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場を選定することが重要である。
解答・解説
B-1、C-4
[ 解説 ]
コンクリート工事において,レディーミクストコンクリートを発注する際,確実に目標の強度を与えるため,調合管理強度以上となる呼び強度を指定する。
また,日本産業規格(JIS)では,コンクリートの運搬時間は,練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし,その時間は,原則として,90分以内と規定されている。このため,できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場を選定することが重要である。
3.鉄筋コンクリート構造の型枠工事において,床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)を打込み型枠として用いる場合,梁の側型枠との接合部では,フラットデッキ型枠を介して床のコンクリート荷重を梁の側型枠が負担するため,側型枠の座屈防止の観点から,[ D ] を所定の間隔で配置することにより補強を行う。
また,フラットデッキ型枠の長手方向に対する梁へののみ込み代は,梁型枠解体後のフラットデッキ落下防止のため,原則として,一般階では[ E ] mmとする。
解答・解説
D-3、E-1
[ 解説 ]
鉄筋コンクリート構造の型枠工事において,床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)を打込み型枠として用いる場合,梁の側型枠との接合部では,フラットデッキ型枠を介して床のコンクリート荷重を梁の側型枠が負担するため,側型枠の座屈防止の観点から,縦桟木を所定の間隔で配置することにより補強を行う。
また,フラットデッキ型枠の長手方向に対する梁へののみ込み代は,梁型枠解体後のフラットデッキ落下防止のため,原則として,一般階では10mmとする。
4.木構造において,構造耐力上主要な部分に使用する木材は,含水率を高周波水分計等により測定し,[ F ] %程度以下であることを確認する。
また,構造耐力上主要な部分である柱,筋かい及び土台のうち,[ G ] から1m以内の部分には,有効な防腐措置を講ずるとともに,必要に応じて,しろありその他の虫による害を防ための措置を講じなければならない。
解答・解説
F-1、G-2
[ 解説 ]
木構造において,構造耐力上主要な部分に使用する木材は,含水率を高周波水分計等により測定し,20%程度以下であることを確認する。
また,構造耐力上主要な部分である柱,筋かい及び土台のうち,地面から1m以内の部分には,有効な防腐措置を講ずるとともに,必要に応じて,しろありその他の虫による害を防ための措置を講じなければならない。
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