第一次検定問題 [ No.15 ] 〜[ No.17 ] 解答・解説
令和4年6月12日(日)
※問題番号[ No.15 ] 〜[ No.17 ] までの3問題は、全問題を解答してください。
[ No.15 ]
屋外排水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とする。
2.硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分は、砂付きの桝取付け短管を用いる。
3.遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を下流に向けて敷設する。
4.雨水桝に接合する配管は、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底差をつける。
答え
3
[ 解答解説 ]
屋外排水管の勾配は各自治体の条例及び基準等で定められる。
1.◯
地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とすることが一般的である。
2.◯
硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分には、砂付きの短管を用いる。管は落下したり、ぶつかり合ったりしないように慎重に取り扱い、特に管端部にはクッション材等を挟むなどし、破損及び傷がつかないようにする。
3.×
ソケット管の場合は、受口を上流に向けて水下から敷設する。差込み管とのすき間には、硬練りモルタルを充填し、水漏れがないように目塗りを行う。
4.◯
管きょの内径が変化する場合又は2本以上の管きょが合流する場合の接合方法は、原則として管頂接合とする。ただし、内径が250mm未満及び平坦地で勾配の取れない場合は、管底接合とすることができる。桝及びマンホールに接合する配管においては、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底の落差を設ける。
[ No.16 ]
建築物に設ける自動火災報知設備の感知器として、最も関係の少ないものはどれか。
1.熱感知器
2.煙感知器
3.炎感知器
4.地震感知器
答え
4
[ 解答解説 ]
自動火災報知設備の感知器の種類には、熱感知器、煙感知器、炎感知器がある。火災発生の初期段階では、まず煙が発生し、時間が経つに連れ、火が可燃物に引火し、熱が発生する。そして、最後に大きな炎となる。
自動火災報知設備の感知器として、最も関係の少ないものは、4の地震感知器である。
[ No.17 ]
空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.パッケージユニット方式は、機械室、配管、ダクト等のスペースが少なくてすむ。
2.ファンコイルユニット方式は、ユニットごとの温度調節はできない。
3.二重ダクト方式は、別々の部屋で同時に冷房と暖房を行うことができる。
4.単一ダクト方式は、主機械室の空気調和機から各室まで、一系統のダクトで冷風又は温風を送るものである。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
パッケージユニット方式とは、熱源装置を内臓したパッケージ型空気調和機による空調方式で、単一ダクト方式などに比べ、機械室、配管スペース、ダクトスペース等の縮小が可能である。
2.×
ファンコイルユニット方式は、ファンコイルユニットにて送風強度を調整することにより、ユニットごとの温度調節が可能である。
3.◯
二重ダクト方式とは、冷風ダクトと温風ダクトの2つのダクトによる空調方式で、別々の部屋で同時に冷房と暖房を行うことが可能である。
4.◯
単一ダクト方式とは、空気調和機から各室まで、一系統のダクトで、夏期冷房時は冷風を、冬期暖房時には温風を送風する空調方式である。
-
no image
-
no image
-
no image