2023年02月09日
2級建築施工管理技士 令和元年度 一次 (前期) [ No.15 ] 〜[ No.17 ] 解答・解説
令和元年度 2級建築施工管理技術検定試験(前期)
学科試験問題 [ No.15 ]〜[ No.17 ] 解答・解説
※ 問題番号[ No.15 ]〜[ No.17 ]までの3問題は、全問題を解答してください。
[ No.15 ]
構内舗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. アスファルト舗装の表層から路盤までの厚さは、路床土の設計 CBR の値が大きいほど薄くできる。
2. クラッシャランとは、岩石を割り砕いたままで、ふるい分けをしていない砕石のことである。
3. コンクリート舗装に用いるコンクリートのスランプの値は、一般の建築物に用いるものより大きい。
4. 路床は、地盤が軟弱な場合を除いて、現地盤の土をそのまま十分に締め固める。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
設計CBRとは、ピストンを所定の貫入量を生じさせるのに要する荷重により算定される指標で、路床土の設計CBRの値が大きいほど支持力が大きく、アスファルト舗装を薄くできる。
2.◯
クラッシャランとは、岩石を砕いたままの、ふるい分けをしていない砕石のことをいう。
3.×
コンクリート舗装に用いるコンクリートは、一般の建築物に用いるものより、過酷な状況での耐久性が求められるので、一般にスランプ値は小さい。
4.◯
路床は、地盤が軟弱な場合を除いて、現地盤の土をそのまま十分に締め固める。地盤が軟弱な場合は地盤改良工事を行う。
[ No.16 ]
日本工業規格(JIS)に規定する構内電気設備の名称とその配線用図記号の組合せとして、不適当なものはどれか。
1. 情報用アウトレット(LAN ケーブル端子)
2. 蛍光灯
3. 換気扇
4. 分電盤
答え
4
[ 解答解説 ]
※日本工業規格は、令和元年 7月1日施行の法改正で日本産業規格に名称変更
選択肢4で示される図記号は配電盤である。
分電盤の記号は、次のとおりである。
分電盤
[ No.17 ]
建築設備とそれに関連する用語の組合せとして、最も関係の少ないものはどれか。
1. 給水設備 ──── ヒートポンプ
2. 排水設備 ──── トラップ
3. 電気設備 ──── バスダクト
4. 空気調和設備 ── 2重ダクト
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
ヒートポンプとは、加熱または冷却するのに用いる原理で、冷暖房設備や給湯施設備に用いられる。
2.◯
トラップとは、排水口から臭気や害虫が室内に侵入するのを防ぐために、排水設備に設けられる水を溜める機能のある部分をいう。
3.◯
バスダクトとは、大容量の低圧幹線に用いられる導体を収容したダクトをいう。
4.◯
2重ダクトとは、冷風ダクトと温風ダクトといった2つの系統のダクトをいい、冷風ダクトと温風ダクトを用いて空調する方式を2重ダクト方式という。
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