2023年07月10日
2級建築施工管理技士 令和3年度 二次 問題5−B 解答・解説
第二次検定問題 解答・解説
令和3年11月14日(日)
※受検種別:躯体の受験者は解答してください。
問題5–B
次の1.から4.の各記述において、[ ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。
1.建築物の高さ及び位置の基準となるものを [ @ ]という。高さの基準は隣接の建築物や既存の工作物に、位置の基準は一般に建築物の縦、横2方向の通り心を延長して設ける。工事測量を行うときの基準のため、工事中に動くことのないよう2箇所以上設けて、随時確認できるようにしておく。
また、建築物の位置を定めるため建築物の外形と内部の主要な間仕切の中心線上に、ビニルひも等を張って建築物の位置を地面に表すことを [ A ]という。このとき、建築物の隅には地杭を打ち地縄を張りめぐらす。
解答
@ (3)ベンチマーク、A (1)縄張り
[ 解説 ]
建築物の高さ及び位置の基準となるものとベンチマークという。高さの基準は隣接の建築物や既存こう工作物に、位置の基準は一般に建築物の縦、横2方向の通り心を延長して設ける。工事測量を行うときの基準のため、工事中に動くことのないよう2箇所以上設けて、随時確認できるようにしておく。
2.鉄筋工事において、コンクリートの中性化や火災等の高温による鉄筋への影響を考えた鉄筋を覆うコンクリートの厚さを「かぶり厚さ」といい、建築基準法施行令で規定されており、原則として、柱又は梁にあって [ B ]mm以上、床にあっては20mm以上となっている。
また、かぶり厚さを保つためにスペーサーが用いられ、スラブ筋の組立時には [ C ]のスラブ用スペーサーを原則として使用する。
解答
B (2)30、C (3)鋼製
鉄筋工事において、コンクリートの中性化や火災等の高温による鉄筋への影響を考えた鉄筋を覆うコンクリートの厚さを「かぶり厚さ」といい、建築基準法施行令第79条で規定されている。原則として、柱、梁にあっては、30mm以上、床にあっては 20mm以上となっている。(最小かぶり厚さ)
また、かぶり厚さを保つためにスペーサーが用いられ、スラブ筋の組立時には原則として鋼製のスラブ用スペーサーを使用する。
3.コンクリート工事において、日本産業規格(JIS)では、レディーミクストコンクリートの運搬時間は、原則として、コンクリートの練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は [ D ]分以内と規定されている。このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディーミクストコンクリート工場の選定をする。
また、コンクリートの練混ぜ開始から工事現場での打込み終了までの時間は外気温が25℃未満の場合 [ E ]分以内、25℃以上の場合90分以内とする。
解答
D (4)90、E (2)120
コンクリート工事において、日本産業規格(JIS A 5808)では、レディミクストコンクリートの運搬時間は、原則として、コンクリートの練混ぜを開始してからトラックアジテータが荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は90分以内と規定されている。このため、できるだけ運搬時間が短くなるレディミクストコンクリート工場の選定が必要である。
また、コンクリート練り混ぜ開始から工事現場での打ち込み終了までの時間は外気温が25℃未満の場合120分以内、25℃以上の場合90分以内とする。
4.木造在来軸組構法において、屋根や上階の床などの荷重を土台に伝える鉛直材である柱は、2階建てでは、1階から2階まで通して1本の材を用いる通し柱と、各階ごとに用いる [ F ]とがある。
一般住宅の場合、柱の断面寸法は、通し柱は [ G ]cm角、 [ F ]では10.5cm角のものが主に使用されている。
解答
F (4)管柱、G (2)12
木造在来軸組構法において、屋根や上階の床などの荷重を土台に伝える鉛直材である柱は、2階建てでは、1階から2階まで通して1本の材を用いる通し柱と、各階ごとに用いる管柱とがある。一般住宅の場合、柱の断面寸法は、通し柱は 12cm角、管柱では10.5cm角のものが主に使用されている。
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