第二次検定問題 解答・解説
令和4年11月13日(日)
※受検種別:仕上げの受検者は解答してください。
問題5−C
次の1.から4.の各記述において、[ ] に当てはまる最も適当な語句又は数値を、下の該当する枠内から1つ選びなさい。
1.アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリ−ト打継ぎ部は、幅50mm程度の絶縁用テープを張った上に、幅 [ @ ] mm以上の[ A ] ルーフィングを増張りする。
アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないよう均一に押し均して、下層に密着させる。
答え
@-4、A-2
[ 解答解説 ]
アスファルト防水の密着工法において、平場部のアスファルトルーフィング類の張付けに先立ち、コンクリートの打継ぎ箇所等で防水上不具合のある下地は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付け、その上に幅 300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする。
アスファルトルーフィング類の張付けは、空隙、気泡、しわ等が生じないように均一に押し均して、下層に密着するように行う。
(公共建築工事標準仕様書建築工事編 9.2.4(4)(ア)(a)(b))
2.セメントモルタルによる壁タイル張りの工法において、 [ B ] は、張付けモルタルを下地面とタイル裏面の両方に塗ってタイルを張り付ける工法である。
タイルの張付けは、タイル張りに用いるハンマー等でタイル周辺からモルタルがはみ出すまで入念にたたき押し、 [ C ] に向かって張り進める。
張付けモルタルの1回の塗り付け面積は、2m2/人以内、かつ、60分以内に張り終える面積とし、1回のタイルを張り終わったら、張付けモルタルの硬化を見ながら、はみ出したモルタルを除去する。
答え
B-3、C-3
[ 解答解説 ]
改良圧着張りは、モルタル下地面に張付けモルタルを塗り、モルタルが軟らかいうちにタイル裏面にも同じ張付けモルタルを塗ってタイルを張付ける工法である。
ハンマー等でタイルを入念にたたき押し、1段ごとに上から下に向かって張り進める。
張付けモルタルの1回の塗り付け面積の限度は、張付けモルタルに触れると手に付く状態のままタイル張りが完了できることとし、2m2/人以内かつ、60分以内に梁おける面積とする。1回のタイルを張り終わったとき、モルタルの硬化の程度により、タイル周辺にはみ出しているモルタルを除去する。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 11.2.6(3)(ウ)(a)(d))
3.金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、隣接するアスファルトルーフィングを上下、左右とも重ねながら軒先から棟に向かって張り進める。アスファルトルーフィングの左右の重ねは、 [ D ] mm程度を標準とし、継ぎ目が相互に近接しないようにする。
アスファルトルーフィングの留付けは、ハンマー式タッカー等を用い、ステープルで野地板に固定する場合が多く、アスファルトルーフィングの重ね部分は[ E ] mm程度、その他の部分は必要に応じ900mm以内の間隔で留め付けるのが一般的である。
答え
D-4、E-2
[ 解答解説 ]
金属屋根工事において、金属板葺の下葺にアスファルトルーフィングを用いる場合、野地面上に軒先と平行に敷き込み、軒先から上へ向かって張る。上下(流れ方向)は100mm以上、左右(長手方向)は200mm以上重ね合わせる。なお、横方向の継目位置は重ねない。
留付けは留付け用釘又はステープルにより、重ね合せ部は間隔 300mm程度、その他は要所に留め付ける。(公共建築工事標準仕様書建築工事編 13.2.3(4)(ア)(a)(b))
4.塗装工事において、壁面を吹付け塗りとする場合、吹付けはエアスプレーやエアレススプレー等を用いて行う。
エアスプレーによる吹付けは、エアスプレーガンを塗り面から[ F ] cm程度離し、対象面に対し[ G ]に向け、毎秒30cm程度の一定の速度で平行に動かす。
塗料の噴霧は、一般に中央ほど密で周辺が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が約1/3ずつ重なるように吹き付ける。
答え
F-2、G-1
[ 解答解説 ]
塗装工事における吹付け塗りは、スプレーガンを塗装面から 30cm程度離した位置で、塗装面に対して直角に向け、平行に動かし塗料を噴霧する。噴霧された塗料は、一般に中央部ほど密になりがちで、周辺部が粗になりやすいため、一列ごとに吹付け幅が 1/3程度重なるように吹き付け、塗膜が均一になるようにする。(JASS 18)
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