第二次検定問題 解答・解説
令和4年11月13日(日)
問題1
あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、品質管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入したうえで、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。
[ 工事概要 ]
イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容
新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、
主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ
改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量
ニ.工期等
(工期又は工事に従事した期間を年号又は西暦で年月まで記入)
ホ.あなたの立場
ヘ.あなたの業務内容
1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、施工の品質低下を防止するために取り組んだ事例を3つ選び、次の@からBについて具体的に記述しなさい。
ただし、@は同一でもよいが、あなたの受検種別に係る内容とし、A及びBはそれぞれ異なる内容とする。また、Bの行ったことは「設計図書どおりに施工した。」等行ったことが具体的に記述されていないものや品質管理以外について記述したものは不可とする。
@工種名又は作業名等
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと
解答試案
工事概要
[ 略 ]
下記の品質管理を行った、該当工事の工事概要を記入する。
工事概要と関係のない品質管理ではNG
※木造であるのに、鉄骨の品質管理に係ることなど
予め、品質管理であれば、◯◯新築工事、施工管理であれば、△△耐震改修工事など
工事概要を記述できるように準備しておく。
事例1)
@工種名又は作業名等:
場所打ちコンクリート杭工事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
杭が支持層に達していない不具合が発生すると、地震に対する抵抗力を失うと考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
掘削長不足に留意し、スライム処理後、検尺テープによる掘削長の測定を行った。
事例2)
@工種名又は作業名等:
コンクリート工事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
コールドジョイントやじゃんかなどの不具合が発生すると、構造物の耐力や耐久性が低下すると考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
打込み区画・打込み人員配置・バイブレーターの使用方法等に留意し、連続して打設作業を行った。
事例3)
@工種名又は作業名等:
タイル事
A品質低下につながる不具合とそう考えた理由:
張付けモルタルの施工不良による不具合が発生すると、外壁タイルが剥落し、周囲に危険を及ぼしたり、美観性を損なったりすると考えたため。
BAの不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと:
張付けモルタルの塗り付け量に留意し、1回当たりの塗付け面積は 2m2/人 以下とした。
2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験を踏まえて、施工の品質を確保するために確認すべきこととして、次の@からBをそれぞれ2つ具体的に記述しなさい。
ただし、@は同一でもよいが、A及びBはそれぞれ異なる内容とする。また、A及びBは「設計図書どおりであることを確認した。」等確認した内容が具体的に記述されていないものや1.のA及びBと同じ内容を記述したものは不可とする。
@ 工種名又は作業名等
A @の着手時の確認事項とその理由
B @の施工中又は完了時の確認事項とその理由
解答試案
解答例1)
@工種名又は作業名等:
アスファルト防水工事
A@の着手時の確認事項とその理由:
下地コンクリート面に不具合があると、雨漏れの原因となるため、レイタンス、浮き、ひび割れなどがないか十分に確認する。
B@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
ルーフィングシート施工時に所定の重ね幅を確保できていないと漏水の原因となるため、長手方向、幅方向共に100mm以上確保できているか確認する。
解答例2)
@工種名又は作業名等:
内装工事(長尺シート張り)
A@の着手時の確認事項とその理由:
長尺シートに巻きぐせがあると、下地面と張付けた際に効果不良を起こす恐れがあるため、施工に先立ち、長尺シートが所定の割付け寸法に裁断されていること及び巻ぐせが取り除かれていることを確認する。
B@の施工中又は完了時の確認事項とその理由:
床シートに段差があると、歩行の支障や剥離の原因となるため、継ぎ目部は平滑に削り取られているか確認する。
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