岡山大学の研究によると、癌細胞の増殖に自律神経が関与している可能性が高いことがわかった。
自律神経は主に内臓を動かしたり体内環境を制御する神経であり交感神経と副交感神経からなる。
交感神経(覚醒時で怒りや不安、闘争など緊張時やストレス状態で働く)
副交感神経(休憩時や睡眠時などリラックス状態で働く)
マウスを使った実験では癌細胞を移植した対象に交感神経を刺激することをすると
癌細胞に入り込んだ交感神経密度も癌細胞も増加することが確認されたという。
逆に交感神経を刺激しなかったマウスは転移も起こさなかったという。
つまり、癌になって緊張感や不安感などストレス状態になると交感神経が刺激され
更に癌が悪化することが考えられる。
癌治療には免疫療法が有効と言われているが、人が楽しいことが多く快感物質が分泌されると
免疫細胞の活性が高まることと、逆にストレスや苦痛が多いと免疫細胞の活性が低下することは
30年も前の研究で明らかになっている。
このように過去には免疫力という血液を介した観点から治療の見解は多かったが、
今回のように神経からのアプローチで癌の治療の知見を見出したことは今後の治療法に期待される。
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