3週間ほど前、一人暮らしのいとこが突然死した。
享年65歳だった。
自宅での病死のために警察と医師による検視が行われた結果、
死因は脳幹出血という一種の脳梗塞であった。
冬は寒いから、トイレに起きて血圧が急激に上がり血管が破れたためだろう。
突然のことで、いとこの兄弟が力を合わせ葬儀やら何やらで大変だったらしい。
いまも兄弟は急な死がショックで生前にもっと話をしておけばよかったなどと精神的に落ち込んでいる。
そのいとこは10年ほど前に母が亡くなり。一人暮らしになっていた。
時々訪問すると、食事は電子レンジでチンするコンビニ弁当などが主で叔母が亡くなってから
自分で料理どころか自炊することもせず、野菜をほとんど食べていなかったのは知っており、
私が食事の偏りを心配し、野菜ジュースなどを購入して持っていたりしていたが、
野菜ジュースはあまり好きでないとのことだった。
確かに野菜ジュースの多くはおいしくないが、
せめて自炊して納豆やみそ汁や豆腐を食べていてれば、もう少し長生きできたのではと思った。
本人は自分の健康に無関心であり、自覚症状がなければ問題ないという感じだった。
私も人それぞれ自分の納得した生き方があると考え、食事内容に干渉するのはやめたのだった。
人それぞれ自分の考えとやり方や価値観がありそれで納得して生きており、それを私が変えることは難しい。
健康に関心のない人への情報提供などは逆に相手を不愉快にさせる可能性もある。
仮に健康に気を配らないことで病気になったり亡くなっても本人がそれでよいと思っていることを
私は否定できないため、今回の死で私は無力感を感じ、仕方ないことだと思った。
脳幹出血は高血圧、喫煙、食生活が悪いことなどが主な原因と言われているが、
少なくとも私が知る限り、喫煙と食生活が悪かったのは確かだ。
それにいとこは酒好きだった。
酒には利尿作用があるため、トイレで必要以上に体の水分を尿として出してしまう。
その結果、寝ている間に血液がドロドロになり血液の流れが悪くなるし、血栓ができやすくなるといわれている。
これは推測になるが、血管が破れるということは動脈硬化も進行していたと思われる。
葬儀の際にいとこの兄弟が言っていたが、高脂血症にもなっていたそうだ。
一方で私の両親は80歳を過ぎても何とか健康だが、食生活を見ていると野菜や納豆を多く食べ
それでいて粗食であり、大食いしない、酒は飲まない。肉よりも魚という習慣だ。
中年以降になると、癌、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まるが、
その大きな原因に食生活が関係していることは間違いなとい思う。
以前も書いたが近所の知人と同級生の旦那さんは50歳を過ぎたばかりで突然死した。
死因は二人とも心筋梗塞であり、二人ともかなり肥満であった。
肥満しないこと、食べ過ぎないこと、タバコはやめる、野菜などをきちんと食べるなどバランスのある食生活。
これが如何に大切か、自覚症状がないからと言って放置せず、健康診断での各種値をチェックし、
健康改善を図ることが大切であると痛感した。
特に肥満は癌、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病のリスクを高める悪要因になるので、
肥満改善は私にとっても喫緊の課題だ。
いとこの死を無駄にせず、自分が生きるための戒めとしよう。
私がいとこの死を取り上げたのは、食生活の大切さを知ってもらい、
病気予防の一助になれば、急死したいとこの供養になると思えたからだ。
それともう少しで8年目の3月11日がくるが、東日本大震災の津波で2万人近い人が、急になくなった。
特に子供や若者などが急になくなることの悲しさ、ショックは家族にとって忘れることはできないだろう。
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