2級建築施工管理技士 合格者の推移と二次検定の分析
第二次検定
受験者数、合格者数、合格率の推移
受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 14,909人 7,924人 53.1%
令和3年度 15,507人 8,205人 52.9%
令和2年度 23,116人 6,514人 28.2%
令和元年度 22,663人 6,134人 27.1%
平成30年度 24,131人 6,084人 25.2%
平成29年度 26,506人 7,665人 28.9%
平成28年度 26,816人 10,437人 38.9%
平成27年度 23,913人 7,822人 32.7%
平成26年度 20,338人 6,832人 33.5%
平成25年度 19,496人 5,863人 30.1%
(※国道交通省交付データより)
過去10年の二次検定(実地試験)の受験者数、合格者数、合格率の推移は上記のようになっています。
平成29年に学科試験(現在の一次検定)が前期・後期の2回になりましたが、それまでは実地(現在の二次検定)の合格率は30%代で推移してます。
平成29年〜令和2年まで、合格率は学科試験が前期・後期に2回受験できるようになったとはいえ(下記、一次検定の受験者数、合格者数、合格率の参照)、2次検定の受験者数はあまり変わっていないので、合格率が20%代となっているのは難易度が高くなっていると考えられます。
それに対して、令和3年以降は、受験者数が、2万人代から1万人代へと減っているにもかかわらず、合格率が50%代へと上昇しています。
平成29年より、学科試験の受験機会が2回になり、前・後期を合わせた受験者数は、年々増えてきていますが、令和3年より二次検定受験者数が減少していることを考えると、一次検定の合格者数はそれほど変化していないので、一次検定で合格してはいるものの二次検定を受験することができない、つまり、実務経験を満たしていない受験者が一次検定の合格率上昇の原因と考えられます。
実務経験があり、二次検定を受験することができれば、二次検定は2人に1人は合格するという数字になってますが、なおさら実務経験での経験的な記述が重視されていると考えらます。
机上の上でも、現場実務をシミュレーションしているような(実際の現場作業をイメージして)施工経験記述をする必要があります。
自ら経験した物件について、工程の管理、施工の計画、品質管理、合理化手法などを、過去問題に照らし合わせてまとめておくことが合格への近道だと思います。
参考)施工経験記述、問題1の内容の年次推移
令和4年 品質管理
令和3年 施工の計画
令和2年 工程の管理
令和元年 施工の計画
平成30年 品質管理
平成29年 工程の管理
平成28年 施工の計画
平成27年 品質管理
第一次検定
受験者数、合格者数、合格率の推移
受験者数 合格者数 合格率
令和4年度(後期) 27,004人 11,421人 42.3%
(前期) 13,474人 6,834人 50.7%
令和3年度(後期) 32,128人 15,736人 49.0%
(前期) 13,074人 4,952人 37.9%
令和2年度(後期) 32,468人 11,336人 35.0%
(前期) 中 止
令和元年度(後期) 28,718人 9,083人 31.6%
(前期) 8,341人 2,781人 33.3%
平成30年度(後期) 28,888人 7,495人 25.9%
(前期) 5,993人 2,377人 39.7%
平成29年度(後期) 30,262人 11,725人 38.7%
(前期) 2,935人 1,274人 42.5%
平成28年度 31,466人 16,331人 51.9%
平成27年度 27.592人 13,385人 48.5%
平成26年度 24,306人 11,651人 47.9%
平成25年度 21,097人 8,482人 40.2%
(※国道交通省交付データより)
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