【 品質管理 】
■ 用 語 ■
( 1 )
次の用語のうち、品質管理に最も関係の少ないものはどれか。(令和3年前期_No.34)
1.SMW
2.PDCA
3.ばらつき
4.トレーサビリティ
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
SMW(Soil Mixing Wall)とは、ソイルセメント連続壁(地中連続壁)のことで、山留め工法の一種である。品質管理とは関係がない。
2.◯
PDCAとは、PDCAサイクといって、Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価) → Action(改善) を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことで、品質管理に関係する用語である。
3.◯
ばらつきとは、「測定値の大きさがそろっていないこと、また、ふぞろいの程度。」と日本産業規格(JIS)に定義されており、品質管理に関係する用語である。
4.◯
トレーサビリティとは、「考慮の対象となっているものの履歴、適用又は所在を追跡できること。」と日本産業規格(JIS)に定義されており、品質管理に関係する用語である。
( 2 )
品質管理の用語に関する記述として、最も不適当なものはどれか。(令和元年前期_No.38)
1. 見える化は、問題、課題、対象等を、いろいろな手段を使って明確にし、関係者全員が認識できる状態にすることである。
2. QCDS は、計画、実施、点検、処置のサイクルを確実、かつ、継続的に回してプロセスのレベルアップをはかる考え方である。
3. 特性要因図は、結果の特性と、それに影響を及ぼしている要因との関係を魚の骨のような図に体系的にまとめたものである。
4. 5S は、職場の管理の前提となる整理、整頓、清掃、清潔、しつけ(躾)について、日本語ローマ字表記で頭文字をとったものである。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
見える化とは、問題、課題、対象等を様々な視覚化の手段を使って明確にして、関係者全員が認識できる状態にすることをいう。
2.×
QCDSとは、品質(Quality)、価格(Cost)、納期(Delivery)、サービス(Service)の頭文字をとったもので、製品の評価指数である。
計画(Plan)、実施(Do)、点検(Check)、処置(Action)のサイクルを確実、かつ、継続的に回してプロセスのレベルアップをはかる考え方は、PDCAである。
3.◯
特性要因図とは、結果の特性とその要因との関係を体系的にまとめた図で、形状から魚の骨ともいう。
4.◯
5S とは、職場の管理の基本となる整理、整頓、清掃、清潔、しつけ(躾)の、5つのSで始まる頭文字をとったものである。
( 3 )
次の用語のうち、品質管理に最も関係の少ないものはどれか。(平成30年後期_No.38)
1. ばらつき
2. ロット
3. マニフェスト
4. サンプリング
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
ばらつきとは、「測定値の大きさがそろっていないこと、また、ふぞろいの程度。」と日本産業規格(JIS)に定義されており、品質管理に関する用語である。
2.◯
ロットとは、等しい条件下で生産され、または生産されたと思われるものの集まりをいう。
3.×
マニフェストとは、産業廃棄物管理票のことであり、特に不法投棄防止の観点から、産業廃棄物を適正に処理するためのものである。
4.◯
標本調査を行うとき、調査する対象の集団全体を母集団という。母集団の一部分として母集団から取り出されたものをサンプリング(標本)といい、取り出した資料の個数を標本の大きさという。
-
no image
-
no image