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fa-faホホホ友禅「Ghost on the Corner」




ふと同僚になんで音楽をはじめたのかを訊かれ、答えている時に「あの時に手に取ったのがサブカル雑誌じゃなかったら、普通にミスチルとか好きで音楽やれたらどうなってたかな、って思うよ、あそこで間違えたね」と言いながらちょっと考えてしまった。
同僚はいい人なので「まだ全然人生の途中なんだから、間違えたとかないですよ、これからですよ」と至極真っ当な返事をしてくれた。

ホントはどうなんだろう?マイナーなジャンルである事を言い訳にできないってどうなんだろう?
偶然16歳の時に音楽の専門学校で友達だったのは今や大メジャーバンドのメンバーだったりするんだが、ホントにそういう人生だったか?
売れるまでは考えないにしろ、幸せだったんだろうか?続けられたんだろうか?



そんな事を考えてたら、YouTubeのアルゴリズムが久々に見るバンドを出してきた。
仲良くしていたバンドのライブを観に行ったら共演してたので偶然観たというだけのバンド。
若干演奏に不安な点はあったものの結構良くて、一番いいなって思った曲がYouTube にPV付きでアップされてて、やっぱねー、なんつって。
特にその後そのバンド目当てでライブに行った記憶はないんだけど、なんか妙にこの一曲は好きで、年1くらいで思い出しては聴いてた。
5年前にアップされて再生数600回程度。

女性がベース/ボーカルのオシャレポップロックバンドって感じ。私が丸顔メガネベース女子好きって事を除いても、普通にいい曲だと思う。特筆すべきところはないが、アレンジもしっかりしてるし、PVも力を入れていてアマチュアバンドとは思えない凝り方だと思う。

なんでこんなに再生数少ないんだろう。
もし、普通に、普通の音楽が好きになって、バンドやって、頑張ってここまでしても、やっぱりこのくらいの感じだったんだろうか?
バンドを辞めて、普通にカラオケに行ったり、SNSで流行ってる曲をチェックしたり、英語の勉強がてら洋楽のヒットソングを聴いてるんだけど、当たり前にメチャメチャいい。超ハイクオリティ。
俺はここで戦えたんだろうか?
普通にカラオケ行ったり年1でサマソニとかCDJとかに行って彼女なんかと楽しむだけになったんだろうか?

検索してみると、バンドのXアカは2021年から、最近の過去音源メインに集めたアルバムのリリース告知まで空いている。
https://twitter.com/fafahohohoyuzen


友達のバンドの告知をSNSで見る度に、嬉しいのと悔しいのと、ホッとしてる自分とまだ戦いたい自分が混じる。

Ghost on the Corner

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NIRVANA「Incesticide」




NIRVANAは一応全アルバム持ってたと思うが、以前はあまり聴かなかった一枚。
最近ジムで聴く音楽を色々変えてて、気まぐれに選んだらなんか気に入ってループしてる一枚。
コンピレーションアルバムですね。簡単にいうと「Nevermind」の特大ヒットの後につなぎで出されたB面やラジオセッション、未発表曲なんかの寄せ集めです。

PVがカッコよかった「Sliver」は大好きでしたが、それ以外はこれと言って印象になかったこのアルバムですが、再度ちゃんと聴いてみるとコレが結構いい。




まだ、生まれ持ったポップセンス、パンクへの憧れ、ハードロックへの郷愁、ニューウェーブへの試行などが未整理のままポンとプロデュースもされず置かれている様は、今聴くと凄く良い。まさに「グランジ」って感じ。パンク的なものは2分以下、その他が4分以上になっているものが多いのもわかりやすく分裂している。ざっくりいうと前半がパンキッシュな感じで、後半はもっと未整理な感じ。

勢いよくパンキッシュに演奏したら2分切った「Polly」とか昔は笑ってたけど、このくらいシニカルに吐き捨てるのもいいよな、あの歌詞だと。

カヴァー曲もいい。練られたポップな曲をパンキッシュに演奏するという「Nevermind」につながる流れを感じる。
後半は荒々しいというか単純にドラムが叩ききれてない「Aero Zeppelin」とかそりゃ未発表曲になるわなとは思うが、この並びで入れられるとなんか微笑ましい。

そして最後に「Aneurysm」で締めると。これはもう「In Utero」に入っててもおかしくない曲。これだけちょっとアルバムの中では異質の完成度。

なんか寄せ集めなのにバランスもいいし、いい流れなんですよ。
コレって時期的には「Nevermind」と「In Utero」の間にリリースされたんだけど、「Bleach」以前からの軌跡なんだよな。

全部粗削りだけど声と曲が凄く良くて、「こいつら人気出るんだろーな」って思いながら知り合いのデモテープ聞いてる気分。とても良い。

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柳沢きみお「青き炎」




時が経つとわかることもある。なんで80年代の漫画で描かれるおっさんの髪型はなんか平たい船みたいな髪型なんだろうとか。
あれ、わかった。真ん中の髪が薄くなってんだ。今の俺もそうだもの。

さて、柳沢きみおです。
バリバリ80年代の漫画ですね、絵柄からストーリーから全部。そして青年誌へ移ってからの柳沢きみおの漫画はどれ読んでも大体話が一緒な上、ラストはテキトーにぶん投げて終わりっていう。
こう書くとマジでなんで2024年の今読むのか全くわからないんですが、今読むとオッサンにとってはファンタジーというか癒しなんですよ。
もう正直今息苦しいのよ、イロイロ。わかるけどさ、わかるけどもう息苦しいのよ。私もタバコも酒もやめたけどさ、無駄遣いしてナンボじゃない喧嘩してナンボじゃない狂ってナンボじゃない、っていうね、思いますよ。絶対的の今の時代の方がいいんですが、マジ毎日仕事してジム行って健康的なメシ食って寝てるのたまに嫌になるよ。



という事で漫画の事書かないと。
そんなバブル期に頭のイイ不良が成り上がる話です。
マジでコレだけだな。村上龍とか花村萬月とかのいくつかの小説にも近いかな、主人公が大人びた若者で、ルックスも頭も良くてグレーというか黒いやり方でのし上がっていくっていう。バブル期なのでポンと大金を出す人間にも出会い、っていう。
私が若い時に憧れて読んだような物語ですね。いざ大人になったら日本がめっちゃ景気悪くなってたんですが。

なんかAmazon unlimitedでテキトウに暇つぶしに漫画読んでた時に何冊か読んでて、だいたい最終巻が有料になるんで結末知らなくて。最近検索したら安くなってたんで、どう終わったんだろうって思って読んだんだけどホントこの人の漫画みんな一緒。バブル期に何かしらで金を掴んで色んなオンナと寝て、それでもまだまだって満足が得られず幸せは掴めず、話が大きくなりすぎて放り出して終了パターン。
まぁそれ以上の幸せって結局愛する相手と家庭を築くとか、才能が認められて大成功とかそういうのになるだろうから、生活に困らないだけの金を得たあとは漫画進められなくなるよね。

安い順に置いといたけど、ホント電子書籍って値段が有って無いようなもんだよな。

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Linkin Park「The Emptiness Machine」




Linkin Park復活!
という事で、リンキン・パークです。
実はラウドロック全盛期にはデスメタラーだった私は後追いで、しかもParental Advisoryが貼られないある種優等生的なリンキンはそこまで注目してませんでしたが、その後英語の勉強も兼ねて聴くうちに大ファンになりました。留学中、パーキングエリアでもオルゴールバージョンの「In the End」流れてたりするくらいフィリピンでも人気なのを目の当たりにしてビックリしたなぁ。



詳細は省こう。ニューラインナップになったわけです。
注目はやはり新ボーカリストですが、私は大正解だったと思います。
声質、そして存在そのものが繊細だが荒々しさもあるというチェスターだったので、ここでクリーン/スクリーム/デスボイスまで楽々いけますよみたいなメタルコア系のマッチョタイプのボーカリストに変わってしまったら台無しだったでしょう。

そして新曲。しっとりめの曲が多かった近作に比べてベヴィーなギターとスクリームが入るノリのいい曲は復活後一発目の新曲としてバッチリ。
マイク・シノダの歌からはじまり、新ボーカリストのお披露目、という構成も目論見通りでしょう。
歌詞もサビの

Let you cut me open just to watch me bleed
ただ俺が血を流すのを見たくてお前は俺を切り裂く
Gave up who I am for who you wanted me to be
お前が望む姿になるために俺は俺である事を諦めた
Don't know why I'm hopin' for what I won't receive
手に入らないものをなんで望んでるんだろう俺は

とかもう、あーリンキンの新曲だぁ、ってホント思いますね。
これにマイク・シノダのラップ入ってたら初期リンキンファンは狂喜乱舞だったでしょうが、まぁそれはアルバムを待ちましょう。

満足です。めっちゃ好き。リンキンファンの友達とカラオケで一緒に歌いたい。
…….ただ一つちょっとだけ気になったのが、ドラム。元々速い曲があるわけじゃないし、メンバーも年齢を重ねてきたというのもあるのだろうけど、復活ライブでえらいモッタリしてた気がするんだよな。
ドキュメンタリー映像で元々プロデューサーでマルチプレイヤーみたいな紹介されてたんだけど、うーん……メタリカでいうボブ・ロック的な事だよなぁ。正直、ちょっと落ち着きすぎな気がしてる。打ち込みやサンプリングとの同期もあるだろうし派手である必要は無いんだけど、なんかもうちょっとあっていい気がする。アルバムとこれからのライブに期待ですね。マレーシア来ないかな。

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浦部はいむ「あの人は血を求めてしまう」




現在マレーシアにいる。2年以上経った。
生活が大きく変わるかと言われれば、元々インドア派だし、無理に「せっかく海外にいるから」と考えて外出したりしなければ家にいるので変わらない。たまに外出すると自分が海外にいるって気がつくレベル。
休みの日は家でNetflixとkindleって感じ。流石に海外に出て1年も経つと日本語が恋しくなる事もあって最近は日本の漫画ばかり読んでいる。

その中の一冊。
いかにもサブカル系、ガロ系、アックス系みたいなそっち系統の絵柄とタイトルだが、すごく真っ当で面白い漫画だった。
タイトルから分かる通りの吸血鬼漫画で、基本的には吸血鬼が普通に生活する上での葛藤みたいなお話なので新鮮味は薄い。映画の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とかね、吸血鬼モノってちょっと前も「トワイライト」とか流行ったし、よくあるテーマだろう。
ただなんかこう、同じような話でも、ストーリーがしっかりしていて、意外な展開もあり、サブカル系らしい暗い青春からの希望を持たせる終わりで、それを水木しげるとサウスパークを合わせて発酵したみたいな絵柄で描かれると、グイグイ読みすすめられた。
こうやって書いていくと思うのが、この漫画はすぐに察せられる参照元が多いのに、色んな要素が混在しながら上手くまとめられているという事。そしてそれは、組み合わせによってはまだまだ面白いものが生まれるという事も同時に感じられて凄く良かった。そう言う意味では現代的な作家なのかも。
組み合わせ方に凄く新世代感がある感じがするんだけど、作者何歳だろう?
2巻完結とコンパクトだし、最後まで一気に面白く読めた。

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マレーシアでの日々7「デビュー、ヤブ医者、夜逃げ」




研修がどうにか終わり、フロアデビューです。
さらっと書いたけどプレッシャーでしたね。この時点で1人脱落、実際のコールを受けてのテスト中にクレームを受けて泣く女の子が何人もいましたし、私も1回試験に落ちて久々にタバコ買いましたしね。うまくできる子は週末は思いっきり遊んで、って感じでしたけど私は不安で、休みの日も自習しに会社に行ったりしてました。

デビューしたらしたで実際の現場は研修と違うよねー、っていう事でなかなか大変でしたが、それは日本でもなんの仕事でも同じですね。
問題は、私のいたプロジェクトはかなり大きく長くこの会社でやっていて日本チームの規模も大きかったので、まるで日本の会社にいるみたいだった事です。他の国籍のチームどころかローカルのマレーシア人とすら関わる事が無くお客様からのコールも日本語なので、英語を使う機会がたまに海外のホテルに電話をかける時だけ、10%もない。さすがに英語で電話するのは慣れましたけどね。毎日ホテルのアメニティの確認だの、二重請求だのについて電話してるんで。
でも日本で必死こいて英語を勉強してた時に比べたら全然英語使わないなと。研修も日本語で覚える事が多すぎるのでまずそっちを、ってところでもあったし。これは全員言ってた問題点で、後に異動の原因の一つになります。



働きはじめてしまうと、良くも悪くもとにかく来たコールをサバくしか無いんで楽っちゃ楽です。あとはもう「体調崩さない」「辞めない」ってのだけが大事になってくる。
ご多分に漏れず問題はアリアリですよ。まずコロナが明けたくらいで人数をあらためて増やした旅行業のカスタマーセンターですから、中堅はほぼコロナの時期に全滅してて教えくれる人もほぼいない。とにかく「辞めなかった」というだけで残った大先輩様だけですから。
海外就労なんてそんなもんだとも思うんですけどね。残ったもん勝ちみたいな。
で、コロナ禍の時のしりぬぐいみたいな対応させられるっていう。もう誰も残って無いし知らないよ、みたいな。

この頃の大きな出来事といえば、まず自分が体調を崩した事。
喉に菌が入って腫れて、みたいな事でした。まず近所のクリニック行ったんですがそこがヤブでね……のど飴くれるだけで。ズル休み専用みたいなクリニックでね。
ナースにコッソリと「大きい病院行きな」って言われる始末ですよ。で、しょうがなく保険のきかない大きい病院行きました。600RMちょっとだから約2万円くらいかかりましたね。初めての国だと、慣れてない菌とかウィルスのせいで1回はみんな倒れますね。電話する仕事なので1ヶ月間くらい治りきらなくてきつかったです。



そしてさらに同期が1人失踪したこと。

完全にバックレ。ある日いきなり来なくなりました。同期の1人が手伝ったらしいんですが、仕事が嫌になって夜逃げだそうです。借りてたコンドミニアムも税金も全部ほっぽって夜逃げ。
色々裏ワザはあるらしいけど、マレーシアに戻って来たらまず間違いなく問題になるようです。
まぁその後無事は確認したんでいいんですけど。


この時期は仕事に慣れていって、先輩後輩のつながりも出来ていって、って感じで、しんどいけど皆んなで頑張ろう!みたいな感じでしたね。その後を考えるとまだよかったです。

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マレーシアに2年住んだ感想。




気がつけば2周年。
というのを書いて、何回も書き直してたらもう2年と2ヶ月過ぎてた。
というのも色々あってマジでマレーシア嫌になってきて、どこまで書いていいのかなぁ……みたいな。
とりあえず2周年の翌日に内部通報をしてバッチリとプロジェクト内を騒がせるワタクシでした。
何してんだか、マレーシアまで来て。
そしてそれとは別に、HRの対応がめちゃくちゃでビザの更新は全然進まねーし、毎年あるはずの給料アップのお知らせが来ず、ブチギレてマネージャーに確認したら去年いたプロジェクトからの評価が悪いせいだと言われ、「まぁ一回退職届まで出した人間にいい評価出すわけないわな」と納得は出来ないものの理解は出来る、という感じで終わった(今のプロジェクトでの評価はいいので、今年の給料アップの約束はさせた)……ハズが次の月の給料を見たら相応の額がアップしているという……もうホントね、全部がこうなのよマレーシア。

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はい、という事でビザは無事更新されたのでとりあえずまだいます。マレーシアに来て2年以上が経ったわけですが、もうマレーシアにいるのが日常ですから、生活に大きな変化は無いです。
実は1年ちょっと過ぎたところで一回退職届を出したんですけど、結局同じ会社内で立ち上がった別プロジェクトに移動し(って言うとカッコいいけど、BPOだってだけです)、仕事でもプライベートでも色々あった1年だったんで早かったですねこの1年は。

異動先の別プロジェクトは最初日本人は私1人で、マレーシア人の同僚10人と完全英語オンリーだったんで、良くも悪くも日本の会社とさほど変わらなかった前のプロジェクトよりは色んな経験が出来ました。
海外で働くってこういう事かぁ……って良くも悪くもね。ましてや新規プロジェクトに立ち上げからいたんで、余計に。
で、えー、結果から申し上げますと、マレーシア嫌いになりましたw
「w」じゃねーよって話なんですが、まぁ事実です。
なんというか、当たり前ですけど違いは確かにあるわけで、そこの大変さってあるんですけど、それに対するリターン少なくね?って感じですね。仕事するだけならそんなでも無いだろうと思ってたんですが、メンツも言う事も仕事内容もコロコロ変わるし。
正直今の現状だと仕事めっちゃ楽で給料もわりといいんですけど、BPOなのでいつこのプロジェクトが無くなるかわかんないし、同僚と「ここに長くいたら腐る。そしていきなり妙に楽な今の状況から放り出されたらヤバい」と囁きあってます。なんなら今私仕事中に携帯でこれ書いてますからね。

そして、これは前のプロジェクトからですが、マレーシアにいる日本人がより嫌いになりましたね。今いるプロジェクトにも日本人が増えましたし。
これは私も含めてなんですけど、結局欧米では労働ビザが取れない人達の集まりなので、幅が広すぎるんですよ。日本語しか使わないプロジェクトよりはマシではあると思うんですけどね。そういうのもマレーシアは全然あるんで。
英語が基本のプロジェクトにいるんでよくわかるんですけど、ビザを取れるような特殊技能や際立った資格や経歴がないというだけで外語大/外大卒、帰国子女で3ヶ国語堪能みたいな人から、うーん英検3級程度かな?という中年までが同じ仕事をしていて、しかも能力の低い人の方がサボったり不正を堂々とカマすので、数字上はむしろいい成績出てるみたいな感じなんですよ。1-2年でほとんどの人が辞めるしね。私の同期も2年でほぼいなくなりました。
結局誰でも働けちゃうんですよ、で現地人の3倍くらい給料もらえるし。だからモチベーションの維持も難しいし、変なイキリ方してる人とか、ポジティブの名の下に無能で元気な人とかが多いんです。

ある程度貯金はできたという事だけがいい事ですかね。この1年はもう完全にマレーシアに飽きて、グラブフード(出前)とデート代くらいにしか使わなかったん で。日本いた時も安アパートで半額のおつとめ品を食べて同じくらい貯金してたんですけど、オフィスから歩いて2分の高級コンドミニアムで毎日出前食って同じ額なんで体も気分も楽です。



仕事以外でこの国について思うのは、風俗はあっても文化が無いというのですね。そういうと大袈裟なんですけど、端的に言ってこの国は面白く無いんですよ。
例えば服だと、ローカルのペラッペラな質の悪い物か明らかな偽ブランド物、UNIQLO/H&M/ZARAとかのチェーン店ときて、もうその次はガチなブランド物になっちゃうんすよ。
全部がそんな感じ。だから買い物が楽しくないの。ブランド物買うほどの財力が無いと、若干割高でUNIQLO買うハメになって、なんだそりゃってなる。どっちも輸入品だし。
歴史や宗教について語るには知識が無さすぎるんでどうこう書きませんが、思うところはあります。差別も普通にされるしね。
なんかこの1年間マレーシア人と深く関わった(色々ありまして……)結果思ったのが、中国語や英語が話せることで両方の(中国と欧米の)文化についても理解があるように思えてしまうんだけど、彼らは結局マレーシアのことしか知らないんですよ、海外旅行をするほどの余裕もないし。でも自国の音楽とか自国の製品に興味無いの。

そして経済的にはそろそろインフレがやばいと思います。そろそろ生活が立ち行かなくなると思うよ。俺らは「来た時よりインフレしてるよねー」ってノンキに井戸端会議してられるけど、ローカルの人はマジでキツいと思う。身近な例を挙げると、家賃が毎年の契約更新の度に100-300RM(3000円-10000円くらい)上がってる。

という事でまとめると、マレーシアがもう嫌になってて次に行く国のことを考えてます。最近は週末にビューティークリニック行ってヒゲ脱毛とかする以外は、ほぼコンドミニアムに引きこもりで筋トレと英語学習、あとなんかいい副業ないかなぁって探してるって感じです。この国ならではみたいなのゼロで次に向けて日々をやり過ごしてますね。
嫌な事は永遠に書けてしまうんでやめました。これでだいぶ我慢した方。
同僚の女の子が言ってたこれが全てかな。
「なんか......暗いしツマんないですよね。タイとかフィリピンとかベトナムと比べて」


俺一年前はどんなふうに書いてたんだっけ?まだ同期と毎日会ってた時は学生気分で楽しかったのかな?同期はほぼ辞めたって書いたけど、Instagramとか見ると皆いろんな国に行って新しい生活をはじめてる。俺ももうちょっと若かったらなぁ、って思わないわけは無いけど、どうにかやるしか無いね。
まずはダイエットと英語だ。

マレーシアに1年住んだ感想。↓
https://fanblogs.jp/gateofdoom/archive/823/0

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「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」I.N.A.(hide with Spread Beaver)




hideの側近かつ創作のパートナー、というかソロアーティスト「hide」の楽曲の共同製作者であるI.N.A.の本。
改めて考えてみると、結果的に後にバンドメンバーとして表舞台にも出る事になるとはいえ、基本的にはスタジオミュージシャンでマニピュレーターだった人間とガッチリタッグを組むというのはかなり珍しい。だからこそ、基本的にはスタジオの中でバンドメンバーともまた違う、共同製作者としてhideと一緒に駆け抜けた彼の話は貴重だ。

日記のような体裁をとってhideとの出会いから別れ、そして蘇らせた「子ギャル。」までを書いているのだが、この日記のような体裁を取れたというのは、ほぼ全てのhideの曲を共同製作をしているという事でデータファイルの日付から、いつ何をやったという事が明確だからだろう。
今更改めていうまでもないが、「イナちゃんの才能を俺だけに使って欲しいんだ」「雇われているという事ではなくて対等で」というアプローチを受けて、作曲からレコーディングまでをほぼ2人だけで一緒にやってきたI.N.Aだからこその本だ。弟でありパーソナルマネージャーの裕志氏の本でもこの本の後半でも同様に書かれているように、人前ではあくまで理想のロックスター「hide」としてのキャラクターを崩さなかったヒデの素顔を見ている数少ない一人なのだと思う。
とはいえ死後20年以上経ち、さんざん語られ尽くしたヒデなのでこれといって新しい情報があるわけでもない。ましてや、作品が表に出る前のプロセスが主なので、いわゆる破天荒エピソードなどが羅列されているわけでもない。基本的にはただただ、素晴らしい才能と先見の明を持ったアーティストとのスタジオでの共同作業が書かれている。
Xが売れた事で最新の機材に豊富な資金を注ぎ込む事ができ、そしてI.N.Aというパートナーを得ることが出来たヒデは本当に幸運だったと思う。献身的にhideのヴィジョンを形にし、さらに磨きをかけようとするI.N.Aは理想のパートナーだったであろう。コンピュータを使うという事で簡単に出来そうでいて絶対的に違ってしまう、まだまだ90年代にはあったそれこそNINなど海外との差をほぼリアルタイムで埋めていた事は驚くと共に、zilchがなぜあの時代にあの音が出せていたかの訳がわかった。今の時代に読むと、音楽を齧っていれば全て当たり前に思えることばかりだが、あの時代にこれをやったというのは本当に驚くべきことだ。
もちろんXの人気もあるのだが、とにかくもっといい物を、最先端のものを、と追い求めた結果であろう。本当に感服するしかない。
と同時に、やはり彼亡き後には誰も続けていないという事実も重くのしかかる。
いい時代に、才能のあるミュージシャンが、最良のパートナーと出会ったという事なんだろうなぁ。

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Slash「Orgy of the Damned」




私、Slash's Snakepitのファーストめっちゃ好きで。なんだかんだでアペタイトとおんなじくらい聴いてるんで、このアルバムの詳細が発表された時はめちゃめちゃ嬉しかったんですが……。
豪華なゲストと共にベタめな選曲のブルースをっていうのはホント「コレが欲しかった!」って感じのものでめっちゃ期待してたんだけど、PVで1曲2曲3曲と聴いてきて、フルアルバムを聴いてもそこまでの盛り上がりがない。
いや、ブルースアルバムなんだからそんな盛り上がるもんでもないっちゃないんですけど、ベタな選曲と予想通りのブルースロック寄りのアレンジという事で、悪くない、けどそれ以上の感想が無い。
スネイクピットのファーストの1曲目のアコギの「あぁこう来るのね…」からの「リフがよりブルージーでいいな、おおイイ声やがなこのボーカル」からのサビの「Neither can I~!」のシャウトでもうコレめっちゃええがなオイ!っていうビックリね。そういうの無いっすね。

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まぁだから近作と同じですね、高い力量を持つメンバーと製作陣のクオリティの高い作品。そしてそこにノレていない自分っていう。さらに今回は「ブルースアルバム」としての期待をしてしまっていたので、さらになんだかなぁっていう。
好きなはずなのになぁ、ってリピート再生してるんですけど、ある種ベタな選曲のエレキギターでのロック寄りのブルースカバーって一番リスナーの耳が肥えているところかもって思い当たりまして。てか自分がそうなんですよね、一番ありがちでよく聴く。
だから不感症状態なのかな?ってのもあるんだけど、Slashのプレイはブルージーではあるんだけど、共演がB.B.King だろうがマイケル・ジャクソンだろうがchicだろうがオジーやメタリカだろうが「いつものスラッシュ」なんですよ。あくまで「ブルースフィーリングを持ったロックギタリスト」なんです。
だから「ブルースアルバム」として聴くのがしんどいのかな……ジョー・ボナマッサやジョン・メイヤー、テデスキ/トラックスを筆頭に、Larkin poeとかキングフィッシュ君とか若手も豊富だしレイヴォーンフォロワーとかも腐るほどいて、それこそインスタとか開けば無数に上手な若い子出てくるし。逆にクラプトンもまだ現役だし、っていう。私は大ファンではないものの、先に挙げた人達はブルースに捧げた感があって尊敬してしまうんですが、このアルバムはメンツが豪華なだけでただのセッションにしか感じない。しかもスタジオ盤なので勢いもスリリングさもない。
悪くは無いんだけど、コレだったらSlash’s blues ballのライブYouTube で聴いたほうが全然いいわ。

てかどうせカバー集ならジョニー・ウィンターとかヤードバーズとかチャックベリーとか、フェスの最後のみんなでセッションのコーナーみたいになっちゃうけど、ロックンロールのカバー集の方が良かったような気がします。あぁ、イジーのボーカルも聴きてぇな久々に、ジョニー・サンダースのカバーとかどうよ?とか思ってしまったんだけど、そんなこと言い出したらガンズやれって話ですな。

「ブルース」という言葉に引っ張られ過ぎてるのかもしれないけど、コレじゃない感があったかなぁ。若い世代への紹介者としては意味があると思うけど。

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音楽を辞めて就職して、半年くらい経った時に書いた日記




就職して半年くらい経って生活も落ち着いて、色々考えだしたころの日記ですね。一瞬別でプライベートな事の捌け口としてブログ書いてたけど続かなかったやつ。
仕事には慣れたけど日々つまらなくて、大学の通信制に編入学することにして、入学までの暇な期間にイケメン後輩に執拗に誘われてコリドー街で飲みに行くようになった時期ですね。
いわゆる普通の楽しい遊び方をして、今までの自分に疑問を抱いたり、不安定な時期ですねぇ。懐かしい。


2019-02-13
またやってしまった
気まぐれに無料ブログを作っては消す。
2、3年前にまとめて消した時は、パスワードが分からないどころか当時使っていたメールサービス自体がなくなってたりで、とうとうMySpaceのアカウントを一つ消せずに諦めた。
Twitterは面白いけどもっとダラダラ書きたい。
フリック入力にいいかげん慣れたい。
というかいいかげんスマホに慣れたい。

バンドマンを辞めてサラリーマンのコスプレで正社員をやっていると、今までは私を避けていたおっさん共が電車で肘を入れてくる。
因果応報。死んだ妄想。

新しくメアド作って、全く関係ない場所で誰も読まないブログを…とか考えたけれど、だから後で消せなくなるんだ。
でもこっから辿れんなって考えるとあまり酷いことは書けないか。
酷いことは書く事すら躊躇してしまうから私はダメなんだ。

2019-02-20
これでも夜勤中
この人達は喧嘩を売ってきているわけではなく、ただただ頭が悪いだけだ。ということに気がついて一瞬楽になったんだけど、その後の絶望ったらないですよね。
そんなことを言っている自称「頭が悪くない私」なのに、彼らと同じ場所にいるんですから。

私立育ちのバカボンが、ロックを好きになったからってドロップアウトの真似ごとをした結果がこれですよ。
見かねた親から「お金は出すから留学したら?」とか言われてね。もう30過ぎてんのに。別に実家も金持ちでもないのに。
しかもそれに乗っかる気になってるっていう。
今こうやって、日勤やった後に臨時で入った夜勤をこなしてるのだって「ある程度まとまった期間頑張って働いた」というストーリーの一環でしかない。

趣味はギターと読書、あとは多少体を動かすくらい。独りが好きだから飲み会も断ります。どうせ辞めるし、なんつって。
本当、悲しいくらい生活に余裕が出来ましたよ。百万円って超大金な気がしてたけど、音楽辞めて正社員にっるとすぐ貯まるのね。

嫌な想像しか出来ない。

2019-03-08
たぶん、前に書いた時も夜勤中だった。
タラタラとこんなことを書いていられるのは夜勤中くらいなのかも知れない。
普段から二時三時にしか寝ないので、いくら楽な夜勤でほぼ寝ていてオッケーでも眠れない。しかも明日は休みだから体調不良でも構わないし。

先日ひょんな事から、飯ついでに軽く飲んでチャッと帰るハズが、気がつくと4軒目まで行ってガンガンに音楽の鳴るパブというかクラブというかな所でベロベロになって終電で帰ったんですが、楽しかったね。
異文化交流って感じだけど。

普通に働いてたら安いと感じる額の酒だから奢るのも躊躇ないし、だからといって本気で口説くでもなく。楽だし。斜に構えてられるほど余裕も無かったから、パカパカ飲んで無理にでも輪に入ってったしね。

いや、でもほぼ遊び慣れた後輩任せだったから、斜に構えてんのかな。次の日仕事で終電で帰る事も頭にあったし。
もう一度、今度は朝まで飲む約束を後輩としたけど、その後はたぶんもう二度と行かないと思う。楽しいけどね。

でも同じ夜にNapalm DeathやEyehategodが来日公演をやってたんだよ。ぼんやりと休憩時間にTwitterに上がった感想を見てると、心底嫌になる。
発表された時は一瞬超盛り上がって、でもいまさらって、希望休も出さずに「あーやっぱりその日仕事か」とかいって。
チケットの倍以上の金使ってパリピごっこ。
楽しかったよ。
もっと行きたいって思える人生の方が幸せだし健康だと思う。
馬鹿にしたりは全然してないんだ、羨ましいんだ。

でも俺はやっぱり仲間じゃないんだ。

2019-03-21
私はピッチに乱入したファンかなんかだったんだろう
来月15日まで大学は始まらず、今月は有給をとる月ということで、今までは一切行かなかった飲みのお誘いに今月限定でチョコチョコ行っている。
特にこの前は、遊び慣れたイケメン後輩と朝までということで楽しみだったんだけど、予想以上に楽しかった。
いろんな所に行って、いろんな人たちと話して、最後は若い女の子といちゃつきながら朝までカラオケ。
最高でした。
連絡先は聞けたものの、次の日LINEしても既読にすらならないのはまぁこんなもんなんでしょう。おっさんと仲良くカラオケしてくれただけで嬉しいですよ。

しかし、こういう楽しいはずの日々を捨ててまで15年以上やってきた音楽というモノを、私は本当に好きだったんだろうか?
と、ここ数年つい考えてしまう。
普段の生活を考えると、ライブに行かなくなったことを除けば誰が見ても音楽好き以外の何ものでもないと思うんだけど、youtube観て、Twitter見て、楽器屋、CD屋、本屋、ずっと変わってないんだけど...。

ほとんど聞いたこともない湘南ノ風とかをカワイイ娘と肩組んでテキトーにガナッてたこないだのが、かなり楽しかった事の上位に...というかバンドやってた時のほとんどの思い出より楽しかった、むしろ音楽体験としてベストいくつなんじゃねぇか...?って考えると本当に訳がわからなくなる。

「連絡が取れないのは私が何か悪いことをしてしまったのだろうか?」などと、グチグチ考えていたのだが、思い出してみるとむしろ求められてるのに「次でいいや連絡先聞いたし」と余裕こいてたのがダメだったっぽいし、二日酔いが抜けて弁当二つ食ったらわりと大丈夫になり、後輩がシレッと撮っていた動画で皆満面の笑みだったのを確認し、ほぼ大丈夫になった。

ライブで客をあんなに笑顔に出来た事なんてなかったよな、たぶん。

まぁピッチに乱入したら意外と選手に良くしてもらって、でも結局警備員に連れていかれた的なことですよね。

2019-03-22
まぁ続いてるんですが
長かったんじゃねぇかと思ってまとめたけど、まぁ終わってないです。
なんか、いやー、楽しかった、んだよねぇー、ホント。

イケメン後輩とお互いに「俺だけ盛り上がっちゃって大丈夫かな、って思った」って感想を持てたっていいなって。
「でも携帯の動画観たら先輩のが全然盛り上がってましたね」と笑われましたが、完全にそうでした。

でも一夜限りっつーのは俺は寂しいけどなぁ。

あ、単純に友達が欲しいんだな俺は。

2019-03-22
斜に構える
非常に面白い経験でしたね、機会があればまた。

なんてシレッと言って終わりならこんなにグチグチ書いてないわけで。

ここ数年は自分の事で手一杯で、オマケにクソほど体調崩してメンタルも壊して、どうにもなんないまま一人で過ごしてきた私には、異次元過ぎましたよ。

異次元とかまだ斜に構えてるね。
久々に女の子とくっついて一晩過ごしたら、「一人で生きていく」みたいなのがあっさり飛んだっていうか。
モテないから逃げました、だもんなただの。

「何も努力してないんだから結果出なくても当然じゃん」
と、音楽や仕事には言えて、恋愛に言えないのはおかしいよな。

2019-04-08
やっぱり夜勤中。先月はよく遊んだ。
一応、3月限定で遊び、しかもお互いの都合もあって月半ばからという短い期間で4回飲みに行き、1回フットサルをやるという今までは考えられない遊び方をした。
結果、風邪をひき、今でも喉がガラガラなワケだが、後悔は全く無いくらい楽しかった。

「LINEってこんなに使うのか...」と思ったね、こりゃ若者には必須ですばい、と。
使い方を若い女の子に教えて貰うのを愉しむ、というおっさんそのものの行動もしましたね。
「なんでスタンプ1個もないんですか〜!もう!こう買うんですよ!なんでコインも無いんですか!」
「い、いやぁ、あんま使わないから...フヒヒ。ブコォ!ブコォ!」
的な。

何スカね。超楽しかったッスよ。
なんでこういう事しないで家で一人でギターなんか
弾いてたんすかね。
そんなことばっかで15年経っちゃったのに、今更にでも混ぜてくれたイケメンの後輩には感謝しかない。
中途半端に貯めた120いくらか万円でわかりやすいブランドものでも買って、しばらく遊んで、その後はまたその思い出に浸りつつ引き籠もってギターを弾いてるのもいいのかもな。

まぁ遊び終わった今、またデジマートでヤマハのパシフィカとか検索しちゃってるんで変わらないんすけどね。


とかまた夜勤中に書いてたら、Twitterで、最後にやってたバンドのツインギターの相方が亡くなったって流れてきた。
なんも言葉出てこない。
rest in peaceとか絶対言えない。

同時に辞めて、何年か経って私は就職して、飲みに行って、夜勤中にこんなこと書いてる。彼は違うバンドに加入して、立派にアルバムまで出してたらしい。バンドからの正式な発表としてはさっきだけど、2ヶ月位前に亡くなって、全部済んだから発表したって。

バンド辞めてからの連絡は全部無視して、ライブハウスで1回だけ会ったけどすぐ帰った。

彼のギターが好きだったなんて嘘は言わない。
バンド辞めてから一人でジャズギターを習ってた時期には仮想敵にすらしてたかも。
たかだか2年にも満たないくらいの時間。
でも、今「いや、今まではフラフラバンドやってたんすよ〜」なんて言えるのはその時のおかげ。
青春って言えるほど若くもなくて距離をとってた。

なんも言えない。
辞めてるから追悼なんちゃらすら出来ない。
喧嘩すらしない別れ方だったと思う。
なんとなくTwitterはじめて1年くらい。
興味があることをフォローしてったらまた微かにでも繋がった。
そこそこ飲めるようになってたから、久々にライブハウス行って飲もうかな、とか考えてたとこ。
貯めた金でしばらく海外でも、って考えが現実味を帯びてきて、じゃあ逆にしばらく金の心配せずに音楽も出来るんだよな、とかの考えもよぎったりしたこの頃。

これはドラマチックな人生の転換期なんかじゃない。偶然夜勤中にTwitter開いたらリアルタイムに流れてきただけ。
追悼もしない。彼の魂なんか継げない背負えない。
もう音楽をやってない。

喉ガラガラだけど煙草2本貰って吸った。
いつもと同じ味。
ドラマチックな事は起きない。
朝に夜勤が終わって、夕方起きて歯医者の予約が入ってる。
涙も出ない。
でも胸の辺りが変ではある。
今日2人体制の夜勤でよかったかも。寝ないでずっと喋ってる。
迷惑かもだけど付き合ってくれてる。

締めに一言とかも無理だ。終わる。

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