私は10年以上前、慢性前立腺炎を治療していた。
その際、抗生物質としてクラビットという薬を処方されていた。
クラビットとセルニルトンを飲み続けた結果、ひどい吐き気や腹痛
などに悩まされた。また、不安症状もあり、敏感になっていた。
たまたま、海外の学問上のネットを見ていてイギリスの大学で
神経医学を専門に研究している先生の論文をみつけたのだが、
キノロン系の抗生物質は不安感や緊張感を抑制する脳内のギャバ神経の働きを悪くすることが掲載されていた。
つまりはキノロン系の抗生物質を飲むことで、不安感が強く出たり気分が悪くなるなどの神経症状がでることがあるということだ。
ヘザーアシュトン教授のアシュトンマニュアルへ
このマニュアルには主にベンゾジアジピン系等の抗不安薬からの離脱方法
について記されているが、その中で抗生物質のことも記載されていたので紹介する。
私はそれで、自分の過去の症状が抗不安剤でどうして軽減したのか、
前立腺炎治療中に気分が悪くることがたびたびあったのかの理由が理解できた。
ギャバ神経は不安のほかに鬱にも関係しているようである。
なので、慢性前立腺炎患者の方は、抗生物質を飲む際
肝臓へのリスク以外に、精神的な副作用が起きる可能性も考えて、
抗不安剤を処方してもらうなどの処置も必要かもしれない。
その際注意すべきことは、
不安神経の興奮を抑制するギャバ神経の働きを促す
ベンゾジアジピン系の抗不安薬は短期間(2ケ月)を目処に考えることも必要かもしれない。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は急に薬をやめると不安や恐怖感などの離脱症状がでる人もいるとのことである。
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