東日本大震災からもう5ヶ月が経過しようとしている。
私は5月から災害復旧のために必要な仕事を県や市から依頼されて行う仕事に従事している。
今の勤務先の社長がぼやいていた。
何と、3月半ばから現在まで働いた分の業務の報酬が未だに入金されていないとのことであった。
それだけではない、その報酬が通常業務の報酬の3分の1の額だというのだ。
昔から建設や公共インフラの調査関係の仕事は「災害:主に台風や地震などの自然災害」
災害の仕事は赤字覚悟で激務をこなさなくてはいけない、嫌な仕事である。
私も災害の仕事はイヤだ。
日中は現場で激務、夜も毎日夜中の1時くらいまで残業、土日無し。
台風などの一過性の災害は2ヶ月程度で激務は収束するが、
今回は5ヶ月も続いており、この激務と赤字経営の仕事がこれから何ヶ月続くかわからない。
現場で地元の建設会社の社長はもっと深刻で、陥没した道路や下水道施設、崩れた道路斜面などの
応急復旧の仕事をしてきたが、未だ県や市から報酬が払われていないという。
地元建設会社の社長は「仕事を依頼されても補修工事の材料を購入するお金が会社にない」
とばやく。
地元の銀行や信用金庫から借金をしながらしのいでいるということだった。
まったく、今の民主党政府は何をしているのだろう。
うすのろの民主党政権、無能で指導力のない、何も知っていない菅と仙谷や辞職した松本復興大臣、辻本、その他の面々。もう5ヶ月も経過しているのだぞ。うすのろすぎる。
今の内閣大臣達に、この世の出来事か信じがたいあのすさまじい津波の動画を見てほしい。
そして、今回の災害がどれほど広範囲で甚大なのか知ってほしい。
現場で作業していると、地元の人が話しかけてくる。
「下水が使えないので早く復旧してほしい」
道路舗装がズタズタに壊れ、家の前を自動車が走るので、
その振動で自宅の玄関がひび割れてきた、大型車が通るたび家が揺れる」
など、そうゆうことを役所の人間でもない私に訴えかけてくる。
時々被災地の人は私達に「暑い中ご苦労様ですと言いながら、冷たいジュースを差し入れしてくれるおじさん、おばさんがいる。
ありがたいことだ。
2万人以上が亡くなり、海岸部の街が壊滅した激甚災害で復興予算を決めるなんて
正規の手順や工程でやるほうがおかしい。
どちらにしても、災害復旧は早急にやらなくていけないことなのだ。
これでは、被災地はおろか、日本の経済が失速してしまう。
国から復興予算が被災県や市町村などの地方自治体に早急に配分されなければ、
自治体も復興に従事している地元企業に報酬を払えない。
私達被災地の人間はこの災害は1000年に一度の災害であり、
戦後最大の国難だと認識している。
だから、儲けの事は考えず日々がんばっているのだ。
仕事で津波の被災地で生活している人や隣接市町村に避難して
困窮した生活をしている人達を見るたび。
「自分は津波には遭わなかった。だから家も家族も大丈夫だ。
だからがんばろうとしているのに。
この気持ちがどうやら永田町の今の政府には伝わらないようだ。
震災から5ヶ月間、私の勤務する会社も無報酬で仕事をしてきた。
社長に「早く、県や市から働いた分のお金が振り込まれればいいですねと言った」
社長は「そうだな、これでは会社がもたなくなると言っていた。
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