今日、会社に出社したら、今日から津波被災地の気仙沼市での仕事とのこと。
会社から気仙沼の現場まで、車で2時間をようする。
現場に着いて、現況の地図を見て作業をしようとしたが、
津波で家が無く、地形図が整合しない。
目印になる建物が跡形もなくなくなっており、
また、津波の土砂で街のあちこちが埋もれている。
今、自分のどこの場所にいるか把握できない。
やっとの思いで、海岸の地形や谷、河、山の地形から現在位置を割り出し、
作業すべき場所を特定し、作業を始めた。
午後になると大潮の関係で、水位が上昇し、
海に排水するはずの排水溝から、逆に水が逆流してあふれ出し
作業が困難となった。
長靴を用意していったが、満潮の水位が長靴より深い。
被災地の海岸部は全般的に1mは海抜が下がり、地盤沈下しているのだ。
これでは仕事の作業効率が著しく低下する。
明日は現場へ着くのを早めるため、
朝、7時30分には会社を出発しなくてはならない。
これから最低2週間はこのようの状態を覚悟しなくてはいけない。
海岸部での現場作業は思いのほか、困難であり非効率である。
明日、朝早く起床しなくてはならないため、
今日は早く寝ようと思う。
しかし、私の給与の薄給を考えると、
申し訳ない言いかただが、割にあわない。
津波被災地ではコンビニも遠いため、
昼飯もおにぎりと会社のポット持参でのカップ麺ぐらいだ。
さて、体力的にやれるか中年の私はちょっと不安がある。
できるところまでやるしかない。
そう割り切ってやってみるしかない。
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