2024年09月25日
21回戦@マツダ 広島1−3東京ヤクルト 3連敗でついに貯金0に。自力CS消滅。打線10安打ながら1得点のみと深刻。
歴史的失速の広島 3連敗でついに貯金0 自力CS消滅 9月1日の貯金14→0 球団ワースト月間19敗も現実味
9/25(水) 21:20配信
デイリースポーツ
6回、末包は見逃し三振に倒れ、ベンチに戻る。左は選手交代を告げた新井監督(撮影・市尻達拡)
「広島1−3ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)
広島が今月4度目の3連敗で貯金がついに0になった。9月1日時点で今季最大となる貯金14を積み上げて首位に位置づけていたが、まさかの大失速。同月は4勝17敗となり、球団ワーストの月間19敗も現実的な数字となってきた。
試合は2度の満塁機を逸するなど拙攻が続いた。先発・九里は初回にオスナに先制打を浴びて失点するも5回3安打1失点でまとめた。しかし打線からの援護がなく、自己ワーストとなる10敗目となった。
打線は1点を追う二回に坂倉、菊池、石原の安打で2死満塁とするも九里が空振り三振。六回は1死満塁から坂倉が遊飛、末包が見逃し三振に倒れて本拠地はため息に包まれた。
貯金0は5月15日以来。本拠地・マツダスタジアムでのヤクルト戦は今季10戦目にして初黒星となった。今月4度目の3連敗で9月は4勝17敗。同月はあと4戦を残す中、月間19敗の球団ワースト記録も現実味を帯びてきてしまった。
もう勝てる気がしなくなりました。チームは完全に空中分解した感じです。新井監督はじめ首脳陣の責任は重大です。
先発の九里投手は立ち上がりにいきなり失点してしまいます。1回表、1アウトからヤクルト西川選手にピッチャー強襲の内野安打で出塁され、2アウト後村上選手に四球を与え1、2塁とされると、オスナ選手にセンター前へタイムリーを浴びて1点を先制されました。この9月は先制されるケースがほとんどです。これで今日の試合も重苦しい雰囲気になりました。
打線はヤクルト高橋投手に対し、チャンスは作りました。2回裏、坂倉選手、菊池選手、石原選手のヒットなどで2アウト満塁のチャンスでしたが、九里投手が空振り三振に倒れ、チャンスを潰しました。これは仕方ないとして、6回裏、秋山選手、矢野選手のヒット、小園選手の死球などで1アウト満塁のチャンスでしたが、坂倉選手はショートフライ、末包選手は見逃し三振に倒れ、絶好のチャンスを潰してしまいました。正直、末包選手は使えないですね。
直後の7回表、3番手の森浦投手が捕まりました。ヤクルトオスナ選手と山田選手のヒット、中村選手へは敬遠で1アウト満塁とされると、ヤクルト代打の川端選手にライト前タイムリーを浴びて0−2。2アウト後、西川選手に押し出しの四球を与えて0−3とされました。もはや3点差は致命的ですね。
打線は8回裏、ヤクルト4番手ロドリゲス投手に対し、坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、1−3としましたが、反撃はここまで。そのまま試合は終わりました。
投打の歯車が完全に噛み合っていません。チームは今月4度目の3連敗で、12年ぶりの月間17敗となり、最大14あった貯金はついに0になりました。自力CS進出の可能性が消滅しました。
呆れてしまいます。今月頭には首位だったんですよ。優勝争いしてたんですよ。それが今や4位に転落して、CSも難しくなったなんて…。本当に信じられません。
明日もマツダスタジアムでヤクルト戦です。カープの先発は床田投手、ヤクルトは吉村投手です。最悪のチーム状態をすぐ変えるのは難しいですが、明日はカープらしい試合を見たいものですね。