2023年11月20日
遠藤投手がセットポジションのフォーム固めに専念!秋季キャンプ最後の紅白戦で好投!
【広島】遠藤淳志がワインドアップと決め球封印し5回無失点「投球をより幅広く」中日柳を参考に
11/20(月) 18:47配信
日刊スポーツ
広島遠藤淳志(2023年9月28日撮影)
広島遠藤淳志投手(24)が20日、宮崎・日南の秋季キャンプ最後の紅白戦に先発し、5回2安打無失点に抑えた。今キャンプから安定感を増すためにワインドアップを封印。セットポジションのフォーム固めに取り組む。3回まではテイクバックの間合いがややばらつくも、4回から2段モーションにしてリズムに乗った。クイック投法を織り交ぜ、危なげなく今年最後の実戦登板を終えた。「中日の柳さんはうまく間合いを使って投げているので、セットポジションからの投球をより幅広く投げようと思って使いました」。今季対戦した中日柳の投球を参考に、球質だけでなく、打者との駆け引きも磨いていく。
今キャンプでは黒田球団アドバイザーから伝授されたツーシーム習得に励み、この日は右打者にスライダー、左打者にチェンジアップを使わない制約も設けた。それでも5回まで4つの三振を奪うなど投球の幅が広がった手応えもある。「まだまだ改善するところはたくさんある。そういうところの投げ込みだったり、真っすぐのキレもなくさないようにオフシーズンしっかり取り組んでいきたい」。若手主体の秋季キャンプでは経験値の高い投手の1人。最後の実戦で、違いを示した。新井監督も「いいツーシームだと思います。曲がりも手元まで分かりづらい。(先発枠を)競争してほしい」と開幕ローテ候補と期待する。
遠藤投手は今季は開幕ローテーション入りを果たしましたが、初戦に5回コールドながら完封勝利を挙げて、順調なスタートかと思われました。しかし、シーズン終わってみればこの1勝のみでした。かなり悔しいシーズンになりました。
このキャンプで黒田球団アドバイザーからツーシームを伝授され、その習得に励みました。このツーシームが持ち球になれば、ピッチングの幅がかなり広がる事になります。また、ピッチングフォームもワインドアップからセットポジションに変更して、ピッチングの安定化に向けて頑張っています。
遠藤投手にとっても来季は本当に勝負のシーズンになります。開幕ローテーションの一角を担える事が可能になるためにも、シーズンオフの過ごし方が非常に大事になります。
2023年11月19日
育成の新家投手が来季ブレイクの予感!
広島の泣きどころ解消へ 育成左腕・新家颯 新井監督が高評価「いいツーシーム投げている」 サイドスローにも挑戦中
11/19(日) 8:00配信
デイリースポーツ
元気よくノックを受ける新家(撮影・田中太一)
「広島秋季キャンプ」(18日、日南)
広島・新井貴浩監督(46)が秋季キャンプ最終クール初日となった18日、育成左腕の新家颯投手(20)に熱視線を送った。ブルペン投球後、本人に左打者の内角を攻める重要性を語り「グッと伸びてきつつある投手」と高評価。今季、リリーフ左腕の駒不足に陥ったチームを救うべく、来季3年目の若鯉が支配下選手登録を目指す。
チームの“泣きどころ”を救ってほしい。その可能性を秘めた新家の姿を、新井監督は見つめた。「いいツーシームを投げている。スライダーもよく曲がっている。それを左打者にどんどん使えるようになれば、すごく幅が広がるよ、という話をした」とブルペン投球後に背中を押した。
左打者の内角へ投げ込めれば、外角直球が多少甘くても打者が踏み込めなくなる利点も働く。元々オーバースローだが、現在はサイドスローに挑戦中。本人は「基本的に左打者にはサイドで投げていく。狙い通りに投げられる傾向がある」と分析し、2通りの投げ方で打者を惑わす青写真を描いた。
指揮官も「あれをモノにできたら打者はすごく嫌。スライダーも横と縦の2種類でツーシームもある。上から、いいチェンジアップを投げられるのが一番の強み。今キャンプでグッと伸びてきつつある投手」と成長株だと位置付けた。
投手陣は今季、ターリーが8月末から腰痛で離脱。9月以降、大半の試合で中継ぎ陣が全員右投手という状況になり「相手が組みやすくなる。ブルペンの左は重要。そこを作っていきたい」と新井監督はリリーフ左腕の台頭を課題に挙げた。来季3年目の新家は「支配下を目指して頑張っていきたい」。チームの課題解消の一役を担うため、支配下へのアピールを重ねていく。
◇新家 颯(しんや・そう)2003年8月14日生まれ、20歳。和歌山県出身。182センチ、83キロ。左投げ左打ち。投手。背番号126。田辺から2021年度育成ドラフト1位で広島入団。プロ通算2年間で2軍公式戦28試合に登板し2勝1敗1セーブ。防御率4・00。
来季、もしかしたら1軍のリリーフ左腕に「新家颯」の名前があるかもしれません。新井監督も、黒田球団アドバイザーも注目しているピッチャーです。
黒田球団アドバイザーからの進言で、相手打者によってオーバースロー、サイドスローの2種類を使い分けるピッチングに着手しました。新井監督も新家投手に着目し、ライバルがまねできない武器の完全習得を目指す新家投手に助言を送りました。
身長182センチの長身から投げ下ろす角度ある球を得意としていましたが、このキャンプから新投法に着手しました。10月下旬の秋季練習で黒田球団アドバイザーから「サイドスローにしたら左打者は嫌な感じもすると思う」と進言を受けました。
来季まずはファームで結果を出して、支配下選手となり、1軍の貴重な左のリリーフピッチャーとして活躍出来るように頑張って欲しいと思います。
カープファンの皆さん、新家颯(しんやそう)というピッチャーに注目して、応援していきましょう!
矢野選手が小園選手に宣戦布告!?
【広島】矢野雅哉、侍小園に挑戦状「打撃を上げて狙いたい」秋季キャンプでは“自称キャプテン”
11/18(土) 17:56配信
日刊スポーツ
プロ1号本塁打を放ちベースを1周する広島矢野(2022年8月16日撮影)
広島矢野雅哉内野手(24)がアジアプロ野球チャンピオンシップ2023に出場する小園に挑戦状をたたきつけた。若き侍ジャパンの遊撃で活躍を見せる小園だが、広島では試合終盤に矢野が遊撃の守備固めとして起用されていた。試合数では小園を上回る83試合で遊撃を守り、守備力には定評がある。「打撃を上げて、(レギュラーを)狙いたい」と正遊撃手争いへ、課題克服に取り組んでいる。
打撃では今季、打席での粘り強さを見せたものの、146打席で35三振を喫した。1割8分5厘、0本塁打、3打点。「追い込まれてからのまっすぐが課題だった。少しずつ良くなっている」。これまで手首を絞って握っていたが、力を入れずに親指に乗せる感覚で手首を柔らかく使うことで、インパクト時にヘッドが下がる悪癖が改善された。ここまで紅白戦5試合、侍ジャパンとの練習試合の計6試合で三振はゼロ。一定の成果が出ている。
若手主体の秋季キャンプでは特に守備練習で率先して声を出し、チームメートに指示を出す姿が目立つ。新井監督からは“自称キャプテン”といじられるも、若手のリーダー格としての自覚が感じられる。「藤井ヘッドからも言っていってくれと言われているし、言葉にしていかないとと思っている」。守備力から得た出場機会で守備に対する自信は深めただけに、課題の打力が上がればレギュラー取りにも近づくはずだ。
ドリヨシ的にはショートのレギュラー獲り目指す矢野選手を推しています。矢野選手の守備力は異次元的なものがあります。今季レギュラーシーズンでは出場試合数は小園選手を上回る83試合でショートを守り、守備範囲の広さと強肩を度々披露しました。印象に残っているのは、9月30日のマツダスタジアムでの阪神戦の9回表の守備で、ピッチャーとショートの中間に落ちた小フライのバウンドを矢野選手が右手の素手で捕って難しい体勢から1塁へ送球してアウトにした、ウルトラスーパープレーが忘れられません。プロ野球ニュースの「プレー・オブ・ザ・デイ」の年間大賞にも矢野選手が選ばれました。
これだけの素晴らしい守備力がありますから、あとは打撃力だけですね。確実性を上げていけば、ショートのレギュラーポジションは獲得出来ると思います。この秋季キャンプ、シーズンオフ、自主トレ、来季の春季キャンプと、目の前の課題をどんどんこなしてレベルアップを図り、小園選手を上回る存在になって欲しいと思います。
2023年11月08日
黒田球団アドバイザーが遠藤投手、斉藤投手に助言!紅白戦も若鯉がアピール!
広島カープ 期待の右腕 遠藤淳志&斉藤優汰に助言 日南秋季キャンプ3日目 紅白戦でアピールしたのは…
11/8(水) 19:54配信
RCC中国放送
中国放送
広島カープ、宮崎・日南の秋のキャンプは3日目(8日)。若手たちが個々の課題に向き合い、レベルアップを目指して汗を流しました。
8日も天候に恵まれた宮崎・日南の天福球場です。ブルペンにはことし、開幕ローテーションを勝ち取りながら、わずか1勝に終わった 遠藤淳志 の姿がありました。
新井貴浩 監督と 黒田博樹 球団アドバイザーに見守られながら飛躍のヒントを探します。
広島カープ 遠藤淳志 投手
「ツーシームの精度を上げようかなと思って、黒田さんに教えてもらいながらアドバイスをもらいながら、きょうは投げられました。握りも教えてもらいながら、しっくりきている部分もありますし、そういった感覚を大事にしながら、いいボールを継続できるようにと思って投げます」
さらに去年のドラフト1位で、来年は1軍での活躍も期待される 斉藤優汰 もブルペン入り。
こちらも新井監督や黒田アドバイザーと会話をしながらの投球となりました。
広島カープ 斉藤優汰 投手
「いろいろアドバイスだったりとか、投げている途中にもいろいろ助言をいただいたので、すごくありがたかったなっていう感じです。(黒田アドバイザーからは)ボールに力があるので、そんなにコースをきっちり狙わなくても、ゾーンに入ればファウルを取れたり、空振りを取りたりで勝負していけるんじゃないかっていうふうに言ってもらいました」
そして、午後からはキャンプ3日目で早くも二度目の紅白戦が行われました。
紅組の先発は、今シーズン、先発として4勝を挙げた 森翔平 投手。注目は3回、先頭バッター、続くバッターを空振り三振。そして3人目も空振り三振に仕留めて3者連続三振。その後も好投を続けた森は、5回を投げて8奪三振・無失点とアピールしました。(球数60 被安打2 与四球0)
広島カープ 森翔平 投手
「いいアピールもできたと思いますし、課題にしているところが実戦の中で出せたので、そこは自分の今後、またレベルアップできる材料になると思うので、しっかりそこをまた反省して、振り返って次につなげたいと思っています」
一方、白組の先発は、アドゥワ誠 でした。初回を3者凡退に抑えると、3回を投げて無失点とこちらも好投を見せました。(球数32 被安打2 奪三振1 与四球0)
そして、打撃でアピールしたのは、林晃汰 でした。7回、初球を振り抜いた打球はフェンスを越えてホームランに。強い球を一発で仕留められるようにと、打撃改善に取り組む林が結果を出しました。
広島カープ 黒田博樹 球団アドバイザー
「本当、選手1人ひとりの来シーズンに向けて気持ちという部分ではすごく感じる部分もありますし、その中で少しでも手助けできればいいかなという気持ちではいますね」
「どんどん、どんどん若い選手が入ってくるっていうところでしっかり競争に勝って、また来シーズン、1軍のマウンドに立てるようにがんばってほしいなと思います」
広島カープ 新井貴浩 監督
「各自が課題を持って、いい動きをしてくれているなと思いますね。実戦が多くなってくると思いますので、どんどんいいものを見せてもらいたいなと思います」
中国放送
この秋季キャンプも、選手の皆さんに活気があふれています。いきいきとした感じが伝わってきますね。
遠藤投手は今季先発ローテーションを勝ち取りながらも、わずか1勝に終わりました。その1勝は新井カープの初勝利でもありました。5回降雨コールドになった試合でした。遠藤投手自身もとても悔しいシーズンになったと思います。黒田球団アドバイザーからツーシームをアドバイスしてもらったようです。今までがストレートとチェンジアップのコンビネーションで組み立てていた中で、ツーシームが武器になれば、ピッチングの幅が広がり、遠藤投手にも気持ち的に楽になるのではないかと思います。
斉藤投手は今季はファームで5試合に登板して0勝1敗、防御率4.02と、プロの壁にぶち当たった感じでしょうか。黒田球団アドバイザーも、斉藤投手には細かな事は言わなかったのではないかと思います。斉藤投手の武器は威力あるストレートなので、そのストレートでゾーンの中で勝負するようにアドバイスしたようです。斉藤投手には焦らずに確実にステップアップして、2、3年後に1軍の先発ローテーションに入れるように頑張って欲しいですね。
そして、今日はこのキャンプ2度目の紅白戦が行なわれました。紅組先発の森投手が素晴らしいピッチングを披露しました。5回60球を投げて被安打2、与四球0、8奪三振で無失点でした。このキャンプでは投手陣は自身の得意球を封印して実戦に臨み、ピッチングの幅を広げる事に取り組んでいますが、森投手も左打者へのカットボール、右打者へのチェンジアップを使いませんでした。新井監督も「ワンランク上がったような投球だった」と絶賛しました。来季は先発ローテーションの柱としての活躍が期待されます。
打者では林選手が見せてくれました。今季は1軍でホームラン1本に終わりました。今日の紅白戦では豪快なスイングでライトスタンドへ特大の1発を放ちました。この秋季キャンプは、末包選手が今年ブレイクして、絶対に末包選手に負けないという強い思いを持って臨んでいるそうです。林選手はもうファームでくすぶっている時間はありません。来季は1軍レギュラーを目指して頑張って欲しいですね。
2023年11月06日
宮崎県日南市で秋季キャンプスタート!
カープ日南秋季キャンプ 初日から紅白戦でドラ1同士がアピール
11/6(月) 19:23配信
広島テレビ ニュース
広島テレビ放送
カープは6日から、宮崎県日南市で秋季キャンプを行い、いきなりの紅白戦で、ドラ1同士がアピールしました。
「おはようございます」
午前9時、温暖な気候のもと幕を開けた秋季キャンプ。
若手中心のメンバーとなったキャンプのテーマは「個々のレベルアップ」。
指揮官は実戦形式を中心としたメニューで若手の底上げを図ります。
■新井監督
「結果だけを見ずに各選手が取り組みたいところにどれだけ取り組めているかを評価していきたい」「彼らにとっては来シーズン始まっていますので、 このキャンプの過ごし方が来シーズンにとってすごく大切だと思う。その辺も伝えていますので全員どんどんアピールしてもらいたい。」
熱気が帯びていたのはブルペン。
今シーズン1軍登板がなかった高橋昂也ら8人が入りました。
5日に日南入りした黒田博樹球団アドバイザーは、ルーキーイヤーを終えた河野へ熱のこもった指導をすると、新井監督は打席に入り打者目線で助言を送りました。
■河野佳
「(黒田さんには)ツーシームの握りを教えてもらって、紅白戦で試していったら良いんではないかと言ってもらった」
紅白戦でマウンドへ上がったのは、おととしのドラフト1位黒原。
6つの三振を奪い、与えたフォアボールは0。
5回を1失点にまとます。
一方、斉藤は、最速152キロのストレートを中心に、3回を投げ1安打1失点。
収穫と課題を口にしました。
■斉藤優汰
「ここ最近だと一番まっすぐの感じがよかったが、変化球とかは精度が足りないが、課題が見つかったのでいい登板になった。」
打ってはケガから復帰の田村が見せます。
第3打席で初球を捉えた当たりは、ライトオーバーの2ベース。
スタンドを沸かしました。
若手の底上げを目指す鍛錬の秋は初日からアピール合戦となりました。
【2023年11月6日放送】
日南秋季キャンプの初日から、いきなり紅白戦が行なわれました。紅白戦ではおととしと昨年のドラ1同士がアピールしました。
おととしのドラ1の黒原投手は、白組の先発を務めました。5回を投げて3安打無四球で1失点の好投を見せました。この日は首脳陣の発案でカットボールが禁止されました。それでも黒原投手はストレートでファウルも取れ、スプリットも効果的で、カットボール以外の球でしっかり組み立てていけたようです。しかし、ボールが先行しがちで、ストレートもカーブもチェンジアップもショートバウンドが多かったところが課題でした。
昨年のドラ1の斉藤投手は、紅組の先発を務め、3回を投げて1安打、与四球2の1失点のまずまずの内容でした。失策と自身の四球などもあり、降板するまでに3者凡退は1度もありませんでしたが、それでも粘って最少失点で切り抜けました。MAXは152キロを記録。ストレートの感触は良かったようです。ただ、変化球の精度と、打球に対するフィールディングが課題に残りました。
黒原投手も斉藤投手も、来季には是非1軍のマウンドで活躍して欲しいピッチャーです。この秋季キャンプで課題をしっかりつぶして、レベルアップを図って欲しいと思います。
打者では、ドリヨシも推している田村選手が見せました。第3打席で初球を捉えた打球は、ライトオーバーの2ベースとなりました。やはり何かつかんだようです。是非この秋季キャンプでアピールして、来季1軍の春季キャンプに参加できるように頑張って欲しいと思います。