2020年11月11日
24回戦@マツダ 広島2−3中日 今季最終戦を勝利で飾れず。借金4で5位確定。
広島、最終戦に敗れ借金4の5位で今季終了 佐々岡監督「この悔しさを来年」
11/11(水) 21:44
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ベースボールキング
広島・九里亜蓮
● 広島 2 − 3 中日 ○
<24回戦・マツダスタジアム>
広島は本拠地での今季最終戦を勝利で飾れず、52勝56敗12分けの5位で全日程を終了。試合後に就任1年目の佐々岡真司監督(53)と、今季限りでの退団を表明している小窪哲也内野手(35)がファンにあいさつした。
広島は中日先発・柳の前に8回まで無得点。3点を追う9回も簡単に二死を奪われたが、1番・長野の四球、続く田中広の右中間二塁打で二、三塁の好機を作り、3番・堂林の左前2点適時打で1点差に迫った。代わった藤嶋に対し続く松山も痛烈な打球を放ったが、打球は右直でゲームセット。先発の九里は9回をひとりで投げ抜いたが、力投実らず9回8安打3失点で6敗目(8勝)を喫した。
試合には敗れたものの、8回に代打で登場した小窪が今季初安打となる中前打をマーク。また、菊池涼と鈴木誠は揃って欠場したが、菊池涼は二塁手として史上初となるシーズン無失策を達成。鈴木誠は球団史上初の5年連続3割を達成した。
試合後には最終戦セレモニーが行われ、まず佐々岡監督が「今年は新型コロナウイルスの影響で、今まで経験しことがないシーズンでした。この状況の中、死力を尽くしてくださった医療従事者のみなさん、そして多くの関係者のみなさん、本当にありがとうございました。改めてファンのみなさんの声援に支えられているんだな、と感じた1年でした。そんなファンのみなさんのご期待に応えられず、本当に申し訳ありません。この悔しさを来年、チーム一丸となって優勝を目指して頑張ります。また来シーズンも温かいご声援をよろしくお願いします。1年間、本当にありがとうございました」とあいさつした。
佐々岡監督は「最後に小窪選手から、みなさんにあいさつがあるとのことなのでマイクを渡します」と続け、指名され大きな拍手を浴びた小窪は「ファンのみなさん、13年間、本当に熱い声援ありがとうございます。このような決断をした僕に対して、熱い声援を送っていただいたことは一生忘れません。今日でカープのユニフォームを着て試合をするのは最後だと思いますが、またみなさんに元気な姿を見せられるように、これからも頑張っていきます。13年間ありがとうとざいました」とファンに別れを告げた。
BASEBALL KING
カープは最終戦を勝利で飾ることができませんでした。毎年、最終戦は勝てないイメージがあるのはドリヨシだけでしょうか…。
先発の九里投手は今日も安定感あるピッチングでした。シーズン終盤の九里投手は頼り甲斐があります。
しかし、5回表、2アウトから中日根尾選手がライト前ヒットで出塁。続く中日京田選手のレフトへのタイムリー2ベースで0−1で先制されました。レフトのピレラ選手がスライディングキャッチを試みましたが、打球がスライスしていたため、捕球しきれませんでした。
さらに9回表は、九里投手が出した2つの四球をきっかけに、2アウト2、3塁のピンチを作り、中日桂選手にレフト前に2点タイムリーを浴び、0−3とされました。この失点はもったいなかったですね。結局九里投手は9回129球の熱投でしたが、8安打3失点で敗戦投手となってしまいました。
打線は中日先発の柳投手を攻略できず、8回まで無得点に抑えられていました。
0−3で迎えた9回裏、2アウトから長野選手が四球で出塁。続く田中広輔選手が右中間への2ベースで2、3塁とすると、堂林選手がレフト前に2点タイムリーを放ち、2−3と1点差に追い上げました。ここで中日柳投手は降板。2番手に中日藤嶋投手に代わりました。なお2アウト1塁で松山選手でしたが、ライトフライに倒れ、試合終了。2−3で惜敗となりました。
これでカープは52勝56敗12分けでリーグ5位が確定しました。これで鈴木誠也選手が球団史上初の5年連続打率3割を達成させましたし、菊池涼介選手がプロ野球史上初のセカンドでのシーズン無失策を記録しました。また、ルーキー森下投手は規定投球回到達の新人で2桁勝利と防御率1点台は、1966年の読売堀内投手以来、54年ぶりの快挙です。
また、この試合で小窪選手が8回2アウトで代打で出場し、右中間へのヒットを放ちました。小窪選手のカープでの最後の勇姿でした。2016年から2年間選手会長としてチームを牽引してくれました。在籍13年間、夢と感動をありがとうございました。
カープの2020年シーズンは終了しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、開催すら危ぶまれた公式戦ですが、なんとか120試合を消化出来て、本当に良かったと思います。来季はコロナが終息して、普段の状態で野球ができるようになっていて欲しいものです。
今シーズンも、首脳陣、選手、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
2020年11月10日
24回戦@神宮 広島7−3東京ヤクルト 鈴木誠也選手5年連続3割達成!松山選手4打点!床田投手5勝目!チームは4位に望みつなぐ!
【カープ】鈴木、球団初の「5年連続打率3割」 1番で先発し3打数3安打 11日最終戦は欠場
11/10(火) 22:12
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中国新聞デジタル
【ヤクルト―広島】三回、広島2死一、二塁、猛打賞となる右翼線への適時二塁打を放ち、5年連続打率3割を達成した鈴木
【広島7―3ヤクルト】
広島は4番松山が3安打4打点と活躍。鈴木が今季7度目の猛打賞で打率3割に乗せた。先発床田が八回途中3失点で5勝目を挙げた。
鈴木が瀬戸際で底力を発揮した。4年ぶりに1番で先発し3打数3安打の固め打ち。1試合を残して、球団史上初となる「5年連続打率3割」が決まった。
打率2割9分5厘で臨んだ。3打数3安打が最低条件だった。一回の1打席目でプロ初登板初先発のヤクルト奥川から右中間二塁打を放つと波に乗った。二回の2打席目は左前打。三回の3打席目は1ボール2ストライクから外角高めの144キロに合わせて一塁線を破る適時二塁打。「走者をかえすことができて良かった」と塁上でガッツポーズ。代走を送られてベンチに戻ると首脳陣とナインの祝福に笑顔を見せた。
試行錯誤を繰り返して打率3割に達した。この日はグリップの位置をやや下げ、トップを浅くして確実性を意識したようなスイング。朝山打撃コーチは「なぜ失敗したのか素振りからいろいろ取り組んでいる。だからそれだけの数字を出している」と認める。
佐々岡監督はシーズン最終戦となる11日の中日戦(マツダ)での鈴木の欠場を明言した。26歳の主砲は山本浩二(1980〜83年)正田耕三(87〜90年)前田智徳(96〜99年)が持つ球団記録を塗り替えることになった。
中国新聞社
今日は19安打7得点の快勝でした。投打ががっちり噛み合いました。こんな試合を沢山観たかったですね。
打線は1回表、ヤクルト先発のルーキー奥川投手を攻め、1アウト1、3塁から松山選手が左中間への2点タイムリー2ベースを放ち、幸先よく2点先制しました。
3回表はノーアウト1塁から、松山選手がライトスタンドへ2ランを放ち、4−0にしました。松山選手は久しぶりに勝負強いバッティングをして、4打点の活躍でした。その後連打を浴びせた所でヤクルトは奥川投手を諦め、2番手に星投手を起用しました。なお1アウト満塁から、床田投手がセンター前タイムリーを放ち、5−0。さらに鈴木誠也選手がライト線へのタイムリー2ベースを放ち、6−0としました。鈴木選手は今日3打数3安打ならば、打率が3割に到達するところですが、この2ベースで3安打を打ち、見事3割に到達しました。これで鈴木誠也選手は5年連続打率3割という、球団新記録を確定させました。明日の最終戦は欠場する見込みです。
4回表は1アウト1、3塁から堂林選手がライトへの犠牲フライで7−0とし、試合の主導権をしっかり握りました。
先発の床田投手は立ち上がりから素晴らしいピッチングを展開しました。3回まで毎回三振を奪うなど安定した内容で、7回までヤクルト打線をわずか3安打無失点に抑えました。
完封が見えてきた8回裏に落とし穴がありました。先頭のヤクルト廣岡選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて7−1とされます。ここから床田投手が崩れます。続くヤクルト中村選手がライト前ヒット。続くヤクルト上田選手のレフトフライを高橋大樹選手が落球。続くヤクルト塩見選手に四球を与え、ノーアウト満塁とした所で降板。2番手に中田投手が登板しました。続くヤクルト代打青木選手にセンターへの犠牲フライを打たれて7−2。さらにヤクルト代打坂口選手にセンターへの犠牲フライを打たれて7−3とされました。この2つの犠牲フライは仕方ないところでしょうか。結局床田投手は8回途中113球を投げて5安打3失点(自責点は1)でした。
その後は塹江投手、島内投手、フランスア投手のリレーで、その後のヤクルト打線を無失点に抑え、7−3で勝利しました。
これでチームは52勝55敗12分けとなり、4位のDeNAに0.5ゲーム差になりました。逆転4位になるには、まずカープが明日の最終戦で勝利するのが絶対です。
明日勝利すれば、カープの勝率は.490になります。あとはDeNA次第になりますが、残り2試合全敗で勝率が.482となり、カープが4位になります。DeNAが1敗1分けの場合でも、勝率.486となり、カープが4位になります。DeNAが1勝1分けまたは2勝すれば、カープは5位になります。
カープが引き分け以下の場合は、カープの5位が確定します。
明日はシーズン最終戦、マツダスタジアムでの中日戦です。カープは九里投手、中日は柳投手が先発です。いろいろな憶測が飛び交う試合になります。カープの4位の可能性がかかる試合ですし、森下投手と中日大野投手の防御率の関係もあります。菊池涼介選手のセカンド守備シーズン無失策の記録もあります。
とにかく、鈴木誠也選手は欠場でしょうが、全員一丸で中日に快勝して、2020シーズンを締めくくりましょう!
2020年11月07日
24回戦@マツダ 広島0−2阪神 打線散発4安打で完封リレーを喫し、石原慶幸選手の引退試合を勝利で飾れず。7年ぶりの負け越しが確定。
誠実な広島・石原慶 引退セレモニーで何度も何度も感謝「皆さんの支えで幸せな時間過ごせた」
11/7(土) 17:53
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スポニチアネックス
<広・神24> ファンにあいさつをしながら場内を一周する石原慶(撮影・大森 寛明)
◇セ・リーグ 広島0−2阪神(2020年11月7日 マツダスタジアム)
7日の阪神戦で引退試合に臨んだ広島・石原慶幸捕手(41)が、試合後の引退セレモニーであいさつし、球団関係者やファンに向けて、感謝の意を示した。広島一筋19年、この日で1620試合目の出場となった石原慶は、誠実な男らしく、何度も何度も「感謝」した。あいさつは以下の通り。
「まず始めに、きょう、このような場を用意してくださった松田オーナーをはじめ、球団スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、日本中、世界中が大変な中、プロ野球界も無事開幕できるかどうか、心配されましたが、最前線で闘ってくださった医療従事者の方々のおかげで、無事に開幕することができました。医療従事者の方には、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
私はきょう、引退をします。まさか、自分がカープのユニホームを着て、19年間もプロ野球生活を送れると思ってもいませんでした。それも、指導してくださった監督、コーチ、いつも話をしてくれ、プレーと背中で引っ張ってくれた先輩方、本当に本当にかわいくて頼りになる後輩たち、一緒に戦った仲間たち、いつもチームを裏で支えてくれている裏方、スタッフの皆さん、僕を産んでくれ、丈夫に育ててくれた両親、いつも一番近くで応援してくれ、一番の理解者であった妻と子供たち。皆さんの支えがあり、ここまでやってくることができました。本当にありがとうございます。
そして、何といっても、良い時も悪い時も、応援してくれたファンの皆さん。どの球場に行っても、レフトスタンドを真っ赤に染めてくれたファンの皆さん。いつもマツダスタジアムを真っ赤に染めてくれたファンの皆さん。ファンの皆さんの声援にいつも勇気と力を与えてくれました。そんなカープファンを、ぼくは日本一のファンだと思っています。そして、きょう、そんなファン皆さんの前で引退できることを本当にうれしく思っています。本当にありがとうございます。
最後になりますが、野球人生、苦しかったことの方が多かったですが、先輩、後輩、ファンの皆さんの力によって、優勝も経験させてもらいました。小さいころから、大好きな野球を続けてきて、本当によかったと思います。19年間、皆さんの支えがあり、幸せな時間を過ごすことができました。19年間、本当に、本当に、ありがとうございました」
また1人、カープから記憶に残る選手が引退しました。選手になった以上はいつかはこの日がやって来ますが、やっぱりさびしいですね。
今日の試合、先発の中村祐太投手は立ち上がりから粘りのピッチングを展開しました。しかし、4回表、1アウトから阪神陽川選手に四球を与えると、続く阪神木浪選手に右中間を破るタイムリー2ベースを浴びて1点を失い、6回表は阪神大山選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−2とされました。失点はしたものの、ドリヨシ的にはそんなに悪くはなかったと思います。毎回ヒットを浴びながらもスライダーなどの変化球を効果的に使って要所は締めました。中村祐太投手は6回89球を投げて、6安打2失点でした。
一方の打線が今日はダメでした。阪神先発の秋山投手が立ち上がりから丁寧なピッチングで、5回までわずか1安打でした。秋山投手は間違いなくカープ打線にとっては天敵になっています。8回からは阪神能見投手、エドワーズ投手、スアレス投手のリレーで完封されてしまいました。今日は打線は全くいいところなしでした。
これでチームは7連勝でストップ。今日の負けで今季の負け越しが確定しました。7年ぶりだそうです。
試合終了後、石原慶幸選手の引退セレモニーがありました。本文にも石原選手の言葉がありますが、素晴らしいスピーチでした。チームからの花束贈呈で、贈呈した會澤選手が泣いているシーンを見て、ドリヨシもこみ上げてきました。本当にカープ一筋19年間、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
今季もあと2試合です。次回は10日の神宮でのヤクルト戦です。最優秀防御率のタイトルを逆転で獲得できるかどうかの森下投手がこの日に登板するか、11日のマツダでの中日戦で登板するか、注目はそこになりますね。
2020年11月05日
24回戦@マツダ 広島5−4読売(延長10回サヨナラ) 會澤選手執念の同点タイムリー!松山選手気合いのサヨナラタイムリー!ケムナ投手プロ初勝利!
広島7連勝!松山サヨナラ打で延長戦制す 巨人連敗
11/5(木) 21:44
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日刊スポーツ
広島対巨人 10回裏広島2死満塁、松山はサヨナラ中前適時打を放つ(撮影・加藤孝規)
<広島5−4巨人>◇5日◇マツダスタジアム
広島薮田、巨人サンチェスが先発。広島は2回に松山の中犠飛で先制。3回には長野の2年ぶり2桁10号ソロで加点した。
巨人は先発サンチェスが5回2失点で降板も、6回に坂本が通算1998安打目となる18号同点2ラン。広島薮田をKOした。
巨人は7回に岡本と丸の連続適時打で2点を勝ち越し。広島は8回に1死満塁から会沢の2点打で同点とし、延長戦に突入した。
広島は延長10回2死満塁から松山の中前打でサヨナラ勝ち。引き分けを挟んでの連勝を7に伸ばした。巨人は2連敗。
カープは今はセ・リーグで一番強いチーム状態だと言えますね。ホントに負けないですね。
打線は2回裏、読売先発のサンチェス投手を攻め、先頭の西川選手が左中間への2ベースで出塁。會澤選手のショートゴロで3塁へ進塁し、松山選手がセンターへの犠牲フライで1−0と先制しました。
さらに3回裏、2アウトから長野選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、2−0としました。
先発の薮田投手は立ち上がりから上々のピッチングを展開し、5回まで2安打無失点の好投でした。球のスピードはまだ戻っていませんが、キレがあり、もう大丈夫だろうなと思った矢先の6回表に読売打線に捕まりました。
先頭の吉川選手にライトヒットで出塁を許すと、続く読売坂本選手にカウント3−0からの142キロのど真ん中のストレートを捉えられ、左中間スタンドへ2ランを浴びて2−2の同点とされました。カウント有利な場合はいとも簡単に打ち取りますが、不利な場合は苦し紛れに投げた甘い球を痛打されるという、薮田投手の悪い癖がありますが、この6回に悪い癖が出てしまいました。結局薮田投手は5回1/3、87球を投げて5安打2失点で降板しました。まだ首脳陣の信頼は勝ち取ってはいないようです。
7回表は4番手の塹江投手が登板しましたが、塹江投手が捕まりました。2アウト後、読売坂本選手に四球を与え、出塁されると、続く読売岡本選手2右中間へのタイムリー2ベースを浴びて2−3と逆転されました。この打球、センターの西川選手が追いついていたのですが、目測を誤って捕球できませんでした。非常に痛い1失点になりました。続く読売丸選手にレフト前タイムリーを浴びて2−4とされました。
しかし、今のカープは粘りがあります。8回裏、読売4番手の高梨投手を攻め、1アウト後、田中広輔選手、鈴木誠也選手が連続四球。続く西川選手が死球で満塁のチャンスを迎えます。ここで會澤選手が3球目を打って、三遊間をしぶとく抜くレフト前への2点タイムリーを放ち、4−4の同点に追いつきました。読売高梨投手から打ったのは大きいですね。
試合はこのまま延長戦に入りました。10回裏、読売6番手の田口投手を攻め、先頭の長野選手がライト前ヒットで出塁。田中広輔選手が送りバントするもピッチャーフライでアウト。しかし、読売田口投手が1塁へ悪送球し、1塁ランナーの代走曽根選手は2塁へ進塁。続く鈴木誠也選手は申告敬遠で1アウト1、2塁。続く西川選手がライト前ヒットを放ち、2塁ランナーの曽根選手が本塁に突入。クロスプレーでセーフの判定となり、サヨナラかと思われましたが、読売原監督のリクエストでアウトとなり、2アウト1、3塁となりました。続く會澤選手は申告敬遠で満塁となり、バッターは松山選手です。読売田口投手が投げた6球目を打ち、打球はセンターの前でバウンド。サヨナラタイムリーとなり、5−4で勝利しました。
素晴らしい試合でした。選手全員が一丸となった戦いが出来ています。これでチームは引き分けを挟んで7連勝となり、残り3試合全勝すれば、勝率5割になります。
ピッチャーの防御率の話ですが、今日中日の大野投手がDeNA戦で7回無失点のピッチングで防御率を良くしました。森下投手がこれを逆転するには、6回1/3を自責点0をクリアしないといけません。おそらく逆転をかけて登板するでしょうが、シーズン最終戦の11日中日戦で、中日大野投手との投げ合いになる可能性がありそうです。
カープは明日は試合がありません。あさって土曜日にマツダスタジアムで阪神戦です。石原慶幸選手の引退試合です。是非勝利で花道を飾りましょう!
2020年11月04日
23回戦@マツダ 広島5−1読売 遠藤投手4安打完投で5勝目!長野選手3打点の活躍!チームは6連勝!
広島6連勝 遠藤が4安打1失点完投勝利 長野は1発含む3打点
11/4(水) 21:15
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デイリースポーツ
完投勝利を挙げ笑顔でナインとタッチを交わす広島・遠藤=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
「広島5−1巨人」(4日、マツダスタジアム)
広島が投打がかみ合って引き分けを挟んで6連勝した。
先発の遠藤は完封目前の九回2死三塁から岡本の二ゴロの間に1点を失なったが、巨人打線に対し4安打1失点完投勝利。坂本、岡本、丸の主軸を無安打に抑える安定した投球だった。
打線は五回に併殺崩れの間に1点を先制。七回には長野の9号ソロなどで2点を追加。さらに八回は再び長野の2点適時打を放ち試合を決めた。
遠藤投手、ナイスピッチングでした。これで今季2試合目の完投勝利ですが、いずれも読売戦です。
打線は読売橋投手の前に、序盤からチャンスを作るのですが、走塁ミスもあってなかなか点を取ることができませんでしたが、5回裏にようやく得点できました。先頭の遠藤投手がレフト前ヒットで出塁。1アウト後、田中広輔選手がレフト前ヒットを放ち1、2塁。続く鈴木誠也選手が四球を選び満塁の大チャンスヲ迎えます。続く西川選手がショートゴロの併殺崩れの間に3塁ランナーが生還して1−0と先制しました。遠藤投手のヒットから生まれたチャンスをしっかり得点できたのは大きいですね。
7回裏、読売2番手のディプラン投手を攻め、先頭の長野選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、2−0になりました。このホームランはとても貴重になりました。また、長野選手が打った事でベンチが大盛り上がりになります。さらに四死球などで1アウト1、2塁から、會澤選手が左中間へのタイムリーを放ち、3−0となりました。會澤選手の勝負強いバッティングが戻ってきた感じです。
さらに8回裏には、読売4番手の大竹投手を攻め、ヒットと相手のエラーなどで1アウト2、3塁とし、ここで長野選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、5−0としてほぼ試合を決めました。長野選手をベンチに置くのはもったいない感じがしますね。西川選手の調子が上がってないので、センタースタメンもありかなと思います。
さて、遠藤投手ですが、立ち上がりはやはりコントロールにばらつきがあり、大丈夫かと思われましたが、1回表2アウト3塁で、読売岡本選手を空振り三振に仕留めて以降は、落ち着いたピッチングになりました。
1−0で迎えた6回表、2アウト3塁のピンチで読売岡本選手をスライダーで空振り三振に仕留め、ここもピンチを乗り越えました。
8回までは読売打線をわずか3安打無失点に抑えるピッチングで、プロ初完封が見えてきた9回表を迎えました。しかし、先頭の読売代打ウィーラー選手に左中間を破る2ベースを浴び、その後1アウト3塁となって、読売岡本選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還し、5−1となり、完封はなりませんでした。が、最後のバッターの読売丸選手をショートゴロに仕留め、試合終了。遠藤投手は9回125球、4安打1失点の完投勝利を挙げました。8月2日の読売戦に続く今季2度目の完投です。今日の遠藤投手を見ると、来季につながるものと期待できそうです。今季は苦しみながらも先発ローテーションを守り切りました。本当にお疲れ様でした。
これでチームは引き分けを挟んで6連勝になり、借金は4になりました。残り4試合、全勝すれば勝率5割で終える事ができます。なんとか最後の力を振り絞って頑張って欲しいです!
明日の先発は薮田投手です。前回ヤクルト戦では微妙な内容でしたので、明日は無双のピッチングで、来季につながるものを見せて欲しいです。読売はサンチェス投手です。投げる日でムラがあるので、攻略できる可能性は十分あると思います。あと4試合、全部勝ちましょう!
2020年11月03日
22回戦@マツダ 広島2−2読売(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 9回土壇場で菊池涼介選手の2ランで同点に追いつきドロー。読売戸郷投手の勝ちを消す。
菊池涼9回同点弾で戸郷勝ち消す、森下新人王後押し
11/3(火) 17:13
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日刊スポーツ
広島対巨人 9回裏広島2死一塁、同点2点本塁打を放つ菊池涼(撮影・江口和貴)
<広島2−2巨人>3日◇マツダスタジアム
広島菊池涼介内野手(30)が2点ビハインドの9回2死一塁から、起死回生の10号同点2ランを放った。チームメート森下が新人王を争う巨人戸郷の勝ち星を消す1発で5年連続2桁本塁打とした。
試合終了まであとアウト1つとなった9回2死一塁。菊池涼は8回まで無失点投球の戸郷の初球、144キロの外角球を捉えた。コースに逆らわない打撃で打ち上げた飛球は本拠地のファンの声援に押されるように、右翼席に飛び込んだ。「九里が本当に頑張って投げていた。何とか同点につながるホームランになってよかった。風にも助けられました」。9回2失点と好投した九里の黒星を消すとともに、森下の新人王獲得を後押しする1発となった。
今日の試合、読売戸郷投手のプロ初完封を許すかと思われましたが、野球は最後までわかりませんね。
カープ先発の九里投手は今日も安定したピッチングを展開しました。最近の九里投手は本当に安心感のあるピッチングをしてくれています。序盤3回までは読売打線を無失点に抑えました。
しかし、4回表、1アウト後、読売坂本選手にセンター前ヒットで出塁を許し、続く読売岡本選手に四球を与え、1、2塁とされると、続く読売丸選手にライト線へのタイムリー2ベースを浴びて0−1と先制されました。
6回表は2アウト後、読売岡本選手に四球を与えて出塁を許すと、続く読売丸選手にセンター前ヒットを浴びて1、3塁とされ、続く読売陽選手にレフト前タイムリーを浴びて0−2とされました。2アウトからの失点だけに、この1点はもったいなかったですね。
それでも九里投手は変化球を低めに集めた丁寧な粘りのピッチングで以降読売打線をしっかり抑えました。結局九里投手は9回138球を投げきって、8安打2失点で降板しました。これで九里投手は9月28日のDeNA戦で完封勝利を収めて以降、この試合を含めて6試合連続のクオリティースタートを達成しました。規定投球回到達も達成しました。まさに今季後半は先発の柱になりましたね。
九里投手の好投になんとか応えたい打線ですが、読売先発戸郷投手の前に無得点が続きました。戸郷投手は得点圏にランナーを背負った場面でも動じず、落ち着いたピッチングで打線は8回まで無得点に抑えられました。
しかし、土壇場の9回裏、1アウト後、堂林選手がライト前ヒットで出塁。2アウト後、菊池涼介選手が初球144キロのストレートをフルスイング。打球はライトスタンドに飛び込み、2−2の同点としました。まさに値千金の2ランとなりました。
試合はそのまま延長戦に入りましたが、両軍無得点で、2−2の引き分けになりました。
菊池涼介選手の2ランは、読売戸郷投手の勝ちを消し、九里投手の負けを消し、さらには森下投手の新人王をより確実にするものとなりました。
結果はドローになりましたが、内容の濃い試合でした。価値ある引き分けゲームだったと思います。
さて、明日あさってはナイターです。明日の先発は遠藤投手です。おそらく最後の登板なので、悔いのない、思い切ったピッチングをして欲しいと思います。読売は橋投手です。十分いけるチャンスはありますので、明日は打線の爆発を期待したいです。
2020年11月01日
23回戦@ナゴヤドーム 広島3−0中日 森下投手8回無失点粘投で10勝目!防御率も2位に!新人王ほぼ確定!
森下、新人で21年ぶり最優秀防御率タイトルなるか 大野雄に0・002差「ここまで来たら獲りたい」
11/1(日) 17:30
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スポニチアネックス
<中・広>8回無失点で2ケタ勝利を挙げた森下は、10勝ポーズを作り笑顔をみせる(撮影・椎名 航)
◇セ・リーグ 広島3―0中日(2020年11月1日 ナゴヤD)
広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(23=明大)が中日打線を8回7奪三振で7安打零封し、今季10勝目(3敗)をマーク。今季のシーズン規定投球回に到達し、防御率1・905でリーグトップの中日・大野雄大投手(32)に0・002差と肉薄する防御率1・907でリーグ2位に浮上した。
前回登板した10月24日のDeNA戦(横浜)では、投げては9回4安打1失点(自責0)でプロ2度目の完投勝利、打っては8回に自ら決勝打という奮闘ぶりで新人王を争う巨人・戸郷翔征投手(20)の8勝を初めて上回る今季9勝目を挙げていたが、これで戸郷とは2勝差。DeNA戦で135球を投げたため、この日は中7日でのマウンドとなったが、連続長短打を浴びた初回を拙攻にも助けられて無失点で切り抜けると、5回まで3安打無失点でピシャリ。6回に1死を取った時点でシーズン規定投球回に到達すると、その後も快投を続けて8回を投げ切った。9回完封なら大野雄を抜き、1・89で初めてリーグトップに立つところだったが、9回はマウンドを守護神フランスアに譲ってお預け。それでも、明大時代に4年生と1年生という間柄で、寮では同部屋だった先輩・柳との10月17日(マツダ)以来2度目の直接対決で初めて投げ勝った。
森下は「本当に勝てて良かったです」と第一声。初回のピンチについて「あそこで相手がミスしてくれたので、最後の1人をしっかり抑えるという意識を持って投げました」と4番のA・マルティネスを空振り三振に仕留めたシーンを冷静に振り返り、1―0で迎えた6回2死一、三塁で高橋を遊ゴロに抑えた場面については「1点差だったので、勝ちたいという気持ちで投げました」とこれまた冷静に振り返った。
直後の7回に味方打線が2点を取り、3点リード。「点を取ってくれたので自分もしっかりゼロで抑えるっていう気持ちと『ありがとうございます』という気持ちでマウンドに上がりました」。戸郷に2勝差をつける今季10勝目に新人王にぐっと近づいたのでは?と振られると「2桁勝ててうれしいです」とかわしたが、最優秀防御率のタイトルについて聞かれると「もうここまで来たら獲りたいなっていう気持ちもあるんですけど、自分が任されたところでしっかりと投げたいと思います」と言い切った。
なお、新人で最優秀防御率のタイトルを獲得すれば、1999年の上原浩治(巨人)が2・09で輝いて以来21年ぶりの快挙。新人で防御率1点台のままシーズンを終えれば、明大の先輩でもある2012年野村祐輔(広島)の1・98以来8年ぶりとなる。
森下投手はすごいですね。まさに「令和の怪物」かもしれません。素晴らしいピッチングでした。
森下投手の今日の分岐点は立ち上がりの1回裏だったと思います。1アウト後、中日京田選手にライト前ヒットで出塁され、続く中日阿部選手がセンターオーバーの2ベースを放ちましたが、バッターランナーの阿部選手が2塁をオーバーランしてタッチアウトになり、2アウト3塁となりました。1アウト2、3塁と2アウト3塁ではえらい違いです。続く中日マルティネス選手は空振り三振に仕留め、相手のミスに助けられ、ピンチを脱しました。
その直後の2回表、中日先発の柳投手を攻め、四球と連打などで1アウト満塁の大チャンスが訪れました。ここで大盛選手がセンター前へタイムリーを放ち、1−0と先制しました。なおも満塁の大チャンスでしたが、田中広輔選手、鈴木誠也選手と連続三振に倒れ、結局1点止まりに終わりました。
森下投手は2回以降はドリヨシが観る限りそんなに調子が良くないと思う中でも、安定したピッチングで中日打線を抑えていきます。ストレートがシュート回転していた中で、変化球主体のピッチングを展開しました。
7回表、貴重な追加点が入ります。1アウト後、鈴木誠也選手がレフトオーバーの2ベースで出塁。2アウト後、松山選手が申告敬遠で1、2塁としました。続く坂倉選手がレフト前タイムリーを放ち2−0。さらにレフトがホームに悪送球し、1塁ランナーも生還して3−0となりました。松山選手が敬遠となった所で、坂倉選手はおそらく燃えたと思います。ナイスバッティングでした。森下投手の出来からすると、3点は十分なリードですね。
森下投手は8回119球を投げて7安打無失点の好投でした。9回裏はフランスア投手が中日打線を3者凡退に打ち取り、3−0で勝利しました。
これで森下投手は10勝目。規定投球回にも到達し、新人王争いのライバル、読売戸郷投手に大きく差をつけました。また、防御率はリーグ1位の中日大野投手に0.002差の1.907になり、球団史上初のルーキーで最優秀防御率のタイトル獲得の可能性も出てきました。残り試合を考えると、あと1試合登板できますので、今季最後の登板で、2つのタイトル獲得を確定させましょう。
さて、明日は移動日で試合はありません。あさってからマツダスタジアムで読売との3連戦です。チームの勢いからすれば、3タテも十分可能だと思います。残り試合全勝目指して、一丸で戦ってもらいたいですね。
2020年10月31日
22回戦@ナゴヤドーム 広島9−3中日 會澤選手逆転決勝タイムリー!島内投手好救援でプロ初勝利!
広島会沢が逆転の二塁打「投手陣になんとか勝ちを」
10/31(土) 20:14
配信
日刊スポーツ
プロ野球中日対広島 8回表広島無死満塁、左中間へ3点適時二塁打を放った会沢翼(撮影・森本幸一)
<中日3−9広島>◇31日◇ナゴヤドーム
広島会沢翼捕手(32)が値千金の決勝打を放った。1点を追う8回無死満塁。ファウルで粘ってからの9球目。
中日福の143キロ直球を右中間へはじき返し、走者一掃の逆転適時二塁打で、チームを勝利に導いた。会沢は「まず同点に。絶対三振だけはダメだという気持ちで入った」と振り返った。
投手陣の奮闘にバットで応えた。先発中村祐は6回2失点と力投。2番手中村恭がピンチを背負うも、島内が後続を断つ快投で、流れを引き寄せた。会沢は「最少失点で(中村)祐太が頑張ってくれて、その後も粘り強く抑えてやっていた。投手陣が頑張ってくれてますから、なんとか勝ちをつけたいと。それは毎回思ってますしね」と語った。
昨日に続いて今日も終盤の猛攻で逆転勝ちをおさめました。ナイスゲームでした。
先発中村祐太投手は立ち上がりからあまりいいとは言えない内容でした。
2回裏、2アウトランナーなしから、中日木下選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて、0−1と先制を許しました。スライダーが甘く入ってしまいました。2アウトランナーなしの場面、ホームランだけは避けなくてはならないところでしたが、中村投手の準備不足でしょうか。
3回裏は先頭中日大島選手にライト線へ2ベースで出塁され、送りバントで1アウト3塁となり、中日阿部選手のショートゴロの間に3塁ランナーが生還し、0−2とされました。
5回表、打線は中日先発の松葉投手を攻め、先頭のピレラ選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く菊池涼介選手がレフト線へのタイムリー3ベースを放ち、1−2と1点差に追い上げました。
中村祐太投手は苦しいピッチングを展開し、4回以降も毎回ランナーを背負いましたが、粘りのピッチングで6回98球を投げて7安打2失点と、先発投手としての責任を果たせた感じです。中村投手は4試合連続クオリティースタートを達成し、試合をしっかり作ってくれています。先発投手のコマ不足の中で、中村祐太投手のピッチングは救われてますね。
7回からは継投に入り、中村恭平投手が2番手で登板しました。しかし、ヒットと四球と送りバントで1アウト2、3塁のピンチを招きました。カープベンチはここで3番手に島内投手をマウンドへ送ります。島内投手には最大の武器のストレートでこの難局を乗り越えて欲しいというベンチの思いがあったと思います。
続く中日阿部選手はサードゴロで3塁ランナーがタッチアウトで2アウト1、3塁となり、次のバッターの中日マルティネス選手はライト地面ギリギリの打球を鈴木誠也選手が好捕して3アウトとなり、見事にこのピンチを脱しました。
ピンチの後にはチャンスが来るもので、8回表、中日4番手の福投手を攻めます。ヒット2本と四球でいきなりノーアウト満塁の大チャンスが訪れます。続く會澤選手が粘りに粘って9球目をパンチショット!右中間を破る走者一掃のタイムリー2ベースとなり、4−2と逆転しました。さらに2アウト1、2塁から、代打松山選手が左中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、6−2としました。ここで中日は5番手のゴンサレス投手に代わりました。が、長野選手が初球を打ち、レフトスタンドへ2ランヲ放ち、8−2としました。このホームランで、長野選手は通算150号ホームランとなりました。おめでとうございます!
9回表は中日6番手の岡野投手から、堂林選手がセンター前タイムリーを放ち、9−2とダメを押しました。
カープの継投は8回はケムナ投手、9回は中田投手が登板。中田投手は1失点しましたが、結局9−3で快勝でした。
3番手に登板した島内投手がプロ初勝利を手にしました。島内投手が初勝利というのはちょっと意外でした。キャリアからして、既に1、2勝していたかと思っていました。プロ初勝利、おめでとうございます!
昨日、今日と終盤に中日の強力リリーフ陣から得点を奪い、逆転したのは素晴らしいですね。先発投手がQSを果たし、中継ぎがしっかり抑えれば、終盤に逆転する、まさに「逆転のカープ」が復活しますね。
さて、明日はいよいよ森下投手が先発です。二桁勝利と新人王がかかる大事な試合です。全国のカープファンの皆さん、明日は森下投手にエネルギーを送りましょう!中日は柳投手です。前回マツダスタジアムでこの2人が投げ合って、中日柳投手に軍配が上がっています。明日は森下投手がリベンジして、二桁勝利と、新人王を確定させましょう。カープ打線のさらなる爆発で、森下投手を援護しましょう!
2020年10月30日
21回戦@ナゴヤドーム 広島17−3中日 終盤打線爆発で17得点!床田投手6回3失点粘投で4勝目!
広島 中日の“不敗神話”止めて3連勝!7回以降15点の猛攻見せ13安打で17点
10/30(金) 21:17
配信
スポニチアネックス
<中・広>7回1死一、二塁、代打・鈴木誠は同点となる中前適時打を放つ(撮影・椎名 航)
◇セ・リーグ 広島17―3中日(2020年10月30日 ナゴヤD)
広島が終盤の猛攻で中日に逆転勝ち。1分けを挟んで3連勝とした。敗れれば15年以来5年ぶりの勝率5割以下が決定してしまうところだったが、6回終了時リードなら37連勝を挙げていた中日を相手に7回に逆転。今シーズン残り8試合で借金を7とした。
6回まで2安打に終わっていた広島は7回、中日の3番手・谷元を攻め、1死から松山が右前打、菊池涼が四球で一、二塁。8月7日以来今季2度目のベンチスタートとなった鈴木誠が代打で登場し、中前へ同点のタイムリー。さらに大盛がセンターへ勝ち越しの2点タイムリー三塁打、田中広の右犠飛で一挙4点を挙げた。続く8回にも堂林が中堅へ自己最多に並ぶ14号2ラン、鈴木誠が左翼へ25号2ランを放ち2桁得点を挙げ突き放した。9回にも無死満塁から堂林、三好の犠飛、大盛の2点タイムリー、田中広の8号3ランでこの回7点を挙げた。
先発の床田は6回5安打3失点で4勝目。3回まで中日打線を無安打に抑えていたが、4回に阿部に左翼へ同点の13号2ランを打たれて追いつかれ、5回にも2死三塁から代打のA・マルティネスに右中間へ勝ち越しのタイムリー二塁打を打たれたが、代打を送られた7回に逆転、打線に助けられた。
終盤のカープの猛攻はすごかったですね。7回からの3イニングで15点ですよ。こんな試合は初めて観た感じです。
打線は1回表、中日先発のロドリゲス投手を攻め、1アウト後、田中広輔選手がセンター前ヒットで出塁。盗塁とキャッチャーの悪送球で3塁へ進塁しました。2アウト後、中日ロドリゲス投手のボークで3塁ランナーの田中広輔選手が生還し、1点を先制しました。
2回表は先頭の坂倉選手が死球で出塁。中日ロドリゲス投手のけん制悪送球で2塁へ進塁。1アウト後、キャッチャーのパスボールで3塁に進塁。続く松山選手がファースト強襲のタイムリーで2−0としました。
先発の床田投手は立ち上がりは調子が良く、ストレートに伸びがあり、コントロールもまずまずで、3回まで中日打線を無失点に抑えました。
が、4回裏、1アウト2塁から、中日阿部選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて2−2の同点とされました。フォークボールを投げたのが変化せず、半速球となったところを痛打されました。床田投手の詰めの甘さがまた出たでしょうか。
さらに5回裏、2アウト3塁から、中日代打のマルティネス選手に右中間へのタイムリー2ベースを浴びて2−3と勝ち越されました。インコースに突っ込んだストレートを上手く打たれてしまいました。これは仕方ないかと思います。
結局床田投手は6回83球を投げて3失点と、先発としての責任は果たせたかなと思います。
終盤は中日の必勝リレーで今日も逃げ切りかなと思っていましたが、どうしてどうして、今日は終盤の猛攻が見られました。7回表、中日3番手の谷元投手を攻め、1アウト1、2塁から代打の鈴木誠也選手がセンター前タイムリーを放ち、3−3の同点としました。さらに続く大盛選手が右中間への2点タイムリー3ベースを放ち、5−3と勝ち越しました。中日はここで4番手の藤嶋投手に代わりました。続く田中広輔選手はライトへの犠牲フライで6−3としました。
8回表はノーアウト2塁から、堂林選手がセンターバックスクリーンへ2ランを放ち、8−3。さらに1アウト1塁から、鈴木誠也選手が左中間スタンドへ2ランを放ち、10−3としました。
9回表、中日5番手の佐藤投手を攻め、ノーアウト満塁から、堂林選手がセンターへの犠牲フライで11−3。さらに1アウト満塁から、三好選手がライトへの犠牲フライで12−3。さらに2アウト満塁から、大盛選手が右中間への2点タイムリーを放ち14−3。さらに田中広輔選手がライトスタンドへ3ランを放ち、17−3と、一気に大量リードしました。
床田投手からの継投は、7回は菊池保則投手、8回は中村恭平投手、9回は田中法彦投手が中日打線を無失点に抑え、結局17−3で大勝しました。リリーフ陣が無失点リレーできたのは大きかったですね。
これでチームは引き分けを挟んで3連勝です。残り8試合です。全部勝てば貯金1でシーズンを終えることができます。とにかく選手全員で全部勝つつもりで頑張って欲しいです。
明日はデーゲームです。カープの先発は中村祐太投手です。調子を上げてきているだけに、明日は期待していいと思います。中日は松葉投手です。今日の打線の勢いで、明日も打ち崩しましょう。
2020年10月29日
23回戦@マツダ 広島3−3東京ヤクルト(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 終盤長野選手の2ランで同点も、勝ち越しのチャンスを潰しドロー。
広島 代打・長野の2ランで引き分けに ヤクルト・金久保 5回0封も初勝利お預け
10/29(木) 22:02
配信
デイリースポーツ
7回、代打で同点2ランを放つ広島・長野=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
「広島3−3ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)
広島が終盤に追い付き、引き分けに持ち込んだ。
0−3の七回。1死一塁から会沢がレフトへ適時二塁打を放ち、1点を返した。なおも2死二塁と一発出れば同点の場面に代打で登場した長野が1ストライクからヤクルト・清水のスライダーを捉えた打球は伸びて、そのまま右翼スタンドに吸い込まれた。これで長野は今季7号。通算149本目のアーチで、150本塁打に王手をかけた。
先発の薮田は初回に3点を失ったものの、二回以降は得点を許さず、5回3失点と試合をつくった。その後は5人の継投でヤクルトに追加点を与えなかった。
ヤクルトは初回、青木、村上の適時打などで3点を先制。プロ初先発となった3年目の金久保が5回を1安打6三振無失点と好投したが、七回に登板した3番手の清水が3失点と誤算だった。
今日の試合はヤクルト金久保投手に完璧に抑えられ、非常にまずい展開でしたが、5回で代わってくれて、カープとしては助かりました。
先発の薮田投手は今日は真価が問われる登板でしたが、立ち上がりの1回表に捕まりました。先頭のヤクルト塩見選手にセンターへの3ベースを打たれ、いきなりピンチを背負うと、続くヤクルト青木選手に右中間へのタイムリー2ベースを浴びて1点を先制されました。続くヤクルト山田選手にセンター前ヒットを打たれ、1、3塁と再びピンチを背負いました。そして続くヤクルト村上選手にライトオーバーのタイムリーを浴びて2点目。さらに宮本選手がセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還して3点目を献上しました。ストレートが真ん中付近に集まったところを痛打されました。もったいない立ち上がりの内容でした。このまま薮田投手はズルズルいくのかと思いましたが、後続をショートゴロ併殺でチェンジとなり、よく3失点でおさまりましたね。
打線はヤクルト先発の金久保投手の前に、5回まで1安打無失点と、完璧に抑えられてしまいました。カープは初モノに弱いとよくいわれていますが、今回も立証した形になりました。
ヤクルトは6回から継投に入りました。
が、7回裏、ヤクルト3番手の清水投手を攻めました。1アウト後、西川選手がセンター前ヒットで出塁。続く會澤選手が技ありのレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、1−3としました。2アウト後、代打長野選手がライトスタンドへ2ランを放ち、ついに3−3の同点に追いつきました。何年か前、マツダスタジアムでの読売戦で、現楽天の下水流選手がライトライトスタンドへ逆転サヨナラ2ランを放った時の打球の軌道とほぼ同じでした。アウトコース高めのスライダーをホームランにするには、あの軌道しかないと思います。
9回裏、ヤクルト4番手のマクガフ投手を攻め、2アウトランナーなしから會澤選手がライト前ヒットで出塁。続く堂林選手がライト線への2ベースを放ち2、3塁としました。続く代打ピレラ選手は申告敬遠で満塁の大チャンスとなります。ヤクルトは5番手の石山投手に代わりました。続くバッターは代打の野間選手です。が、石山投手の前に3球三振に倒れ、チャンスを潰してしまいました。結果は仕方ないにしても、ドリヨシは野間選手がどれだけ準備していたか、かなり気になります。控え野手陣はこのような試合展開になれば、いつからでもしっかり試合に入る準備を怠ってはいけません。野間選手は「なんで俺?」みたいな表情をしていましたが、その時点でアウトですね。全員一丸になっていない感じがします。
結局試合は延長戦に入りましたが、両軍無得点で3−3の引き分けに終わりました。なんと今季11度目の引き分けです。接戦を勝ちきれない今年のカープを象徴する試合になりました。
さて、明日からはナゴヤドームで中日との3連戦です。カープは床田投手が先発です。前回DeNA戦では6回2失点ながら負け投手になっています。是非リベンジして欲しいですね。中日はロドリゲス投手です。タフな試合になりますが、なんとか粘って欲しいです。あと9試合、全部勝つつもりで最後の力を振り絞って頑張ってください!