2024年04月04日
2回戦@マツダ 広島6−3東京ヤクルト 終盤鮮やかな逆転劇!上本選手同点タイムリー!松山選手決勝タイムリー!3連勝で貯金1に!
広島が終盤の逆転劇で3連勝!貯金生活に突入 新井監督の代打策がズバリ 松山が決勝タイムリーで試合を決める
4/4(木) 21:31配信
デイリースポーツ
8回、右中間へ2点タイムリー二塁打を放った松山は力強くガッツボーズする(撮影・市尻達拡)
「広島6−3ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)
広島が逆転勝ちで3連勝。今季初の貯金1とした。
3点を追う七回、ヤクルト・高橋から2死二、三塁からの好機をつくると、会沢が右翼の頭上を越える2点適時二塁打。1点差に詰め寄って迎えた八回は、2死一、二塁の好機で5番・上本が右前に同点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
なおも2死一、三塁で新井監督が打席に送り出したのは代打・松山。「ここ3試合チャンスで打ててなかったので、打てて良かった」と代わった嘉弥真のスライダーを捉え、勝ち越しの2点二塁打を放った。矢野にもダメ押しのタイムリーが生まれ、七、八回の終盤2イニングで一挙6得点を挙げる打線の集中力が際立った。
お立ち台で「17年目ですけどすごく緊張して。きょうのヒットは最高に嬉しかった」と松山。「僕らしいヒットが出たと思います。落ちたときは本当にうれしかった」と今季初安打に表情を緩めた。
ゲームの序盤は広島・大瀬良とヤクルト・高橋の投手戦となった。大瀬良は五回までに4安打を浴びるも、無失点。最速150キロを計測し、昨秋に受けた右肘手術からの復帰登板と思わせないほどの力強い投球を見せた。
しかし、六回に突如制球が乱れる。先頭の塩見に死球を与えると、2四球も絡み、1死満塁のピンチを招く。ここで5番・サンタナに左前に適時打を浴び、先制を許す。なおも1死満塁で中村の打球を遊撃・小園がファンブル。さばいていれば併殺もあっただけに、痛い失策となった。
大瀬良はここで降板。今季初登板は5回1/3を投げ、5安打3失点の内容となった。101球の熱投にマウンドを降りる際はファンから拍手が送られた。最終回は守護神の栗林が締めて3連勝を飾った。
ヤクルトに3点先制された時は、これでもうダメかなと諦めかけていましたが、カープの選手の皆さんは諦めていませんでした。今日の終盤の逆転劇は見事でしたね。
先発の大瀬良投手は雨天中止からのスライド登板です。昨年は23試合に登板し6勝11敗、防御率3.61で10月には3度目の右ひじ手術を行いました。大瀬良投手は1回表1アウトからヤクルト西川選手にセカンド内野安打もオスナ選手をショートフライ、村上選手をセカンドゴロに打ち取りました。
カープのスタメンは1番ライト野間選手、2番セカンド菊池選手、3番ショート小園選手、4番ファースト堂林選手、5番サード上本選手、6番レフト中村奨成選手、7番キャッチャー會澤選手、8番センター久保選手はプロ初スタメン、9番ピッチャー大瀬良投手のオーダーを組みました。
ヤクルトの先発の高橋投手に対して1回裏、野間選手はショートゴロ、菊池選手はショートライナー、小園選手はファーストゴロと3人で終わりました。
3回裏の攻撃で2アウトから大瀬良投手と野間選手の連打で2アウト1、2塁から菊池選手はキャッチャーファウルフライで先制できませんでした。
大瀬良投手は2回、3回を無難に抑え4回表に先頭のヤクルトオスナ選手にセンター前ヒットも村上選手をセカンドゴロ併殺打、ヤクルトサンタナ選手に2ベースを打たれるも中村選手をピッチャーゴロに抑えました。
しかし大瀬良投手は6回表、ヤクルト塩見選手に死球、西川選手に送りバントを決められオスナ選手と村上選手に連続四球で1アウト満塁からヤクルトサンタ選手にレフト前タイムリーを打ち返され0−1、ヤクルト中村選手のショートゴロを小園選手がファンブルして0−2となり、大瀬良投手は降板しました。代った塹江投手がヤクルト長岡選手にセンターへタイムリーを運ばれ、0−3となりました。
大瀬良投手は5回1/3を101球、8安打3四死球4奪三振の3失点(自責3)という投球内容でした。5回までは安定したピッチングで、ヤクルト高橋投手との投げ合いを演じてきましたが、6回表の先頭打者のヤクルト塩見選手に死球を与えたのが、その後の大瀬良投手を狂わせてしまいました。しかしながら、手術明けの最初の公式戦で5回まで無失点に抑えることが出来たのは、ポジティブに捉えていいと思います。
打線は4回から6回まで1人のランナーも出せませんでした。。
7回表は3番手のコルニエル投手が2アウト満塁のピンチを招きましたが、ヤクルト中村選手をセカンドゴロに打ち取り追加点は与えませんでしたコルニエル投手は制球があまりにもアバウト過ぎて、勝負所での起用や、勝ちパターンでの起用は難しいのではないかと思います。
7回裏の攻撃で1アウトから堂林選手がレフト前ヒット、上本選手のショートゴロをヤクルト長岡選手が後逸し1アウト2、3塁になりました。続く中村奨成選手は浅いセンターフライでしたが、會澤選手がライトオーバーの2点タイムリー2ベースを弾き返し、2−3としました。會澤選手の持ち味である左投手相手のアウトコースのストレート系の球を上から叩いて右方向へ運ぶ「パンチショット」が炸裂しました。見事なバッティングだったと思います。
打線は8回裏に先頭の野間選手が2ベース、1アウト3塁から小園選手のファーストゴロで3塁ランナーの野間選手が本塁突入もタッチアウトになりました。これでチャンスを潰したかに見えましたが、2アウト1塁から堂林選手の四球で1、2塁となります。地味ではありますが、この堂林選手の四球が今日の試合のポイントだったと思います。続く上本選手がライト線にタイムリーを落とし、3−3の同点に追いつきましたこの上本選手のバッティングも技ありでした。強振することなく、コンパクトなスイングで右方向を狙ったバッティングでした。これも見事だったと思います。
さらに2アウト1、3塁から代打の松山選手がライトへ2点タイムリー2ベースを運び、5−3と勝ち越しました。松山選手も低めの難しい球をバットのヘッドを返さず、うまく引っ掛けてライトまで運びました。続くや矢野選手もライト前タイムリーを打ち返し6−3とし、この回に4安打を集中させ4点を奪いました。
8回表は中崎投手が1人のランナーを出すも抑え今季1勝目となり、9回は栗林が締め2セーブ目を挙げました。
今日の試合は、若手、中堅、ベテランの選手それぞれの役割を果たせたと思います。まさに全員野球でした。シーズン通してこんな野球が出来れば、我らが広島東洋カープは頂点を極める事ができますね。
チームは3連勝で、今季初の貯金1としました。明日以降の試合に向けて、良い弾みになったと思います。
さて、明日からはマツダスタジアムで中日との3連戦です。今季の中日は決して侮ってはなりません。気を引き締めて、心して戦っていかなくてはなりません。明日のカープの先発は九里投手です。前回のDeNAとの開幕戦では7回3失点でしたが、内容は良かったです。明日は今季初勝利目指して頑張って欲しいと思います。中日は柳投手です。カープ打線から見ると、天敵です。しかし、今季はオープン戦から結構球数が多く、手も足も出ない状態ではないと思います。今日の勢いがあれば、中日柳投手を攻略できると信じています。
広島東洋カープ V7記念サインボール
ドラ1常廣投手が今月中旬にも実戦形式登板か?
広島ドラ1・常広 4月中旬にも実戦形式登板 「今で9割ぐらい。早く試合で投げたい」コンディション不良から順調回復
4/4(木) 6:00配信
デイリースポーツ
キャチボールを行う常広
広島ドラフト1位の常広羽也斗投手(22)=青学大=が3日、大野練習場で練習し、コンディション不良からの順調な回復ぶりを示した。現在はリハビリ組の3軍で調整を進めているが、すでにブルペン投球を再開するなど視界は良好。早ければ、今月中旬の実戦形式登板を視野に入れるなど、早期復帰への歩みを進めている。
しなやかな腕の振りとはじける笑顔が順調な調整ぶりを物語っていた。常広は「順調にメニューをこなしていってる感じですね。個人的には早く試合で投げたいなって思ってます」と近づく本格復帰を見据え、生き生きとした表情で口を開いた。
この日は大野練習場でキャッチボールや、ノックなどで汗を流した。小林3軍投手コーチが明かしたのは、最短で今月中旬にフリー打撃、シート打撃といった実戦形式練習に登板するプランだ。「本格的な投球がこれから始まっていくところ。コンディションに関しては状態が安定してきた。あとは上げていくだけ。早ければ今月半ば、遅くても月末ぐらいには対打者とか」との見通しを述べた。
ここまでは思い描いた歩みではなかった。2月のキャンプは学業の影響で調整が遅れたこともあって2軍スタート。7日にはブルペンで150キロを計測し、2軍の視察に訪れていた新井監督を「良いボールを投げている。最後の指先の伝え方が素晴らしい」とうならせた。
10日に1軍に合流し、15日からの沖縄2次キャンプにも帯同していた。しかし、ここからペースダウン。結局、沖縄でのブルペン入りは26日の1度のみ。キャンプ終了後からは、1軍本隊と離れる形となった。
その後はコンディション面を考慮され、リハビリ組の3軍に合流。体のメンテナンスを中心に行ってきた。そして、3月中旬にブルペン投球を再開。徐々に強度を上げ、現在は週に3、4回ブルペン入りし、すでに変化球も解禁。70〜80球を投じた日もあるといい、「心配になることはほとんどない」と前向きだ。
調整段階としては「MAXで出せる出力を上げていっている」とした上で、「今の状態でなら、9割ぐらいまでは仕上がってきています」とうなずいた。
着実に歩みを進めてきただけに焦りは禁物。右腕も重々承知している。「メニューをやっていく途中で中断することはあっても、後退はしないように。体が悪くなって元に戻ったら、今までやってきたことが台無しになる。少しずつメニューを前に進められるように」。無限の可能性を秘めたドラ1右腕の逆襲が幕を開ける。
いろいろな噂が広がっているドラフト1位ルーキーの常廣投手ですが、コンディション不良から徐々に回復し、3軍でキャッチボールやノックなどをこなし、ブルペンでもピッチングを再開しています。
2月の春季キャンプは青山学院大の卒業試験の影響で調整が遅れて2軍スタートとなりました。以降、1軍キャンプに合流するも、別メニューで調整となり、キャンプ終了後は3軍に合流し、体のメンテナンスを中心に過ごしてきました。大分体のコンディションも回復し、常廣投手も「心配になることはほとんどない」と、実戦登板に向けて意欲十分です。
早ければ今月中旬か、遅くても月末ごろにはフリー打撃かシート打撃に登板する予定です。ドリヨシ的には常廣投手が順調にこなしていけば、5月上旬にはウエスタン・リーグで実戦登板し、さらに順調であれば5月中旬にも1軍昇格のタイミングがあると思います。
2023年大学ナンバーワンのピッチャーが、虎視眈々と1軍のマウンドを狙っています。