2024年04月27日
4回戦@バンテリンドーム 広島6−4中日 宇草選手先制2ラン!小園選手3打点!森下投手7回1失点で2勝目!チームは5割復帰で3位浮上!
広島が快勝で勝率5割復帰!絶好調の宇草がまた打った!3号決勝2ラン 森下が7回5安打1失点の好投
4/27(土) 17:25配信
デイリースポーツ
2回、右越え2ランを放った宇草は森下らと笑顔でタッチを交わす(撮影・市尻達拡)
「中日4−6広島」(27日、バンテリンドーム)
広島が快勝し、勝率を5割に戻した。
打線は二回1死一塁から、宇草が右翼席最前列に飛び込む3号2ランを放ち、先制に成功。22年にマークしたキャリアハイの4本塁打にはやくもあと1本に迫った。
四回は1死満塁で、矢野が中前に落ちる打球を放ち(二塁走者が三塁でアウトになり、記録は中ゴロ)、1点を追加。七回には2死満塁から小園が2点適時右前打を放ち、リードをさらに広げた。
先発の森下は2点リードの二回、上林にソロを浴びるも、その後は安定感のある投球を披露。七回は1死一、三塁のピンチを招くも、村松、福永を連続空振り三振。グラブを大きくたたくガッツポーズを見せた。ここで降板となった森下は7回5安打1失点の好投。今季2勝目を手にした。
今日は投打ががっちり噛み合い、鬼門のバンテリンドームで中日に勝ちました。前回のカード、マツダスタジアムで3タテされているので、今回はそのリベンジを果たさなければなりませんが、まずは勝てて良かったです。
スタメンは坂倉選手が4番ファーストで堂林選手はベンチ、宇草選手が6番レフト、キャッチャーは會澤選手で8番に入りました。
1回表、中日の先発の梅津投手に秋山選手がレフト前ヒットも菊池選手がショートゴロ併殺打でチャンスを広げれられませんでした。
先発の森下投手は今季3度目の登板で、試合前まで1勝0敗、防御率2.19。今季中日戦は初登板で、昨年の中日戦は4試合に先発し2勝2敗、防御率2.48でした。
森下投手は1回裏、中日岡林選手をショートゴロ、田中選手をセカンドゴロ、カリステ選手にライト前ヒットも中田選手を空振り三振に仕留めました。
2回表の攻撃で先頭の坂倉選手が四球、1アウト後に宇草選手がライトスタンドへ3号2ランを放り込み2−0と先制しました。宇草選手の打撃は確かに昨年とは違いますね。スイングが波打たなくなり、最短距離でボールとコンタクト出来ています。全くムダがありません。この宇草選手の好調な打撃は偶然ではありません。今季もしかしたらカープがリーグ優勝する上でのキーマンになるかもしれません。
しかし、森下投手は2回裏1アウトから中日上林選手に移籍初の1号ソロをライトスタンドへ運ばれ、2−1と1点差に迫られました。
4回表の攻撃で坂倉選手のレフト前ヒット、小園選手の四球、宇草選手は空振り三振、會澤選手のレフト前ヒットで1アウト満塁の追加点のチャンスで矢野選手がセンター前に落とし、3−1としました。この矢野選手のタイムリー(記録上はセンターゴロ)は貴重でしたね。
森下投手は4回裏に先頭の中日中田選手に内野安打も細川選手を見逃し三振、上林選手をサードゴロ、木下選手をセンターフライに打ち取り、5回裏は中日村松選手、代打の石川選手、岡林選手を三者凡退に抑えました。
打線は6回表に小園選手のヒット、宇草選手の死球でノーアウト1、2塁とするも會澤選手がライトフライ、タッチアップで3塁を狙った小園選手が憤死し、チャンスを潰しました。
しかし、7回表の攻撃で2アウトから菊池選手のサードゴロを中日カリステ選手が悪送球、野間選手のライト前ヒット、坂倉選手の四球で満塁とすると小園選手がライトへ2点タイムリーを弾き返し、5−1とリードを広げました。相手のミスに乗じて点を取る野球はまさにカープの真骨頂ですね。
森下投手は7回裏、中日細川選手に四球、上林選手にヒットでノーアウト1、2塁から中日木下選手をライトフライ、村松選手を三振、代打の福永選手を空振り三振に取りました。森下投手は7回を投げ5安打1四球6奪三振の1失点(自責1)で2勝目を挙げました。ドリヨシが昨日予想した通り、1失点で中日打線を抑えた事で、カープに勝機がグンと高くなりました。森下投手も右肘の状態も問題なさそうなので、今季もしっかり先発ローテーションの柱の1人として活躍してくれそうです。
8回裏は2番手の益田投手が2アウトから中日カリステ選手にレフトスタンドへ2号ソロを運ばれ、中田選手にヒット、さらに細川選手にリーグトップタイの5号2ランを逆方向のライトスタンドへ飛ばされ5−4と1点差に迫られました。ドリヨシ的には、このイニングの2本のホームランは出会い頭の事故みたいなものだと思いますので、益田投手には気持ちを切り替えて次の登板に向けて準備をして欲しいと思います。強いて言うならば、球が少し高かったかなというところでしょうか。
ここで島内投手に代わり、中日上林選手をセカンドフライに打ち取りました。
直後の9回表の攻撃で2アウトから坂倉選手が四球で代走に羽月選手が入りました。続く小園選手がライト線にタイムリー2ベースを飛ばし貴重な加点で6−4としました。この攻撃も鮮やかでした。羽月選手の俊足がフルに生かされた得点で、これもカープの真骨頂ですね。
9回裏は前回登板でヤクルトサンタナ選手にサヨナラホームランを浴びた栗林投手が登板し、代打の中日大島選手をピッチャーゴロ、村松選手をショートフライ、代打の宇佐見選手を見逃し三振の3人で締めて6セーブ目をマークしました。島内投手も栗林投手もおとといのヤクルト戦で失点していただけに、今日無失点で抑えてまずは落ち着きを取り戻したと思います。
チームは10勝10敗2分けの勝率5割に戻し、中日と同率の3位タイに浮上しました。さあ、鯉のぼりの季節になってきましたので、これから連勝街道を爆進しましょう。
明日も中日戦です。明日のカープの先発は九里投手です。前回の読売戦では6回2安打無失点の好投を見せています。前回の中日戦では8回1失点ながら敗戦投手となっているだけに、明日はリベンジに燃えていると思います。中日は高橋宏斗投手です。今季初登板になります。2軍では4試合に登板して防御率0.93をマークしています。明日はロースコアのタフな試合になりそうですが、カープの泥臭い野球で勝利を挙げて広島に帰ってきて欲しいですね。