2020年03月15日
オープン戦@マツダ 広島0−6福岡ソフトバンク 先発森下投手4回5失点。打線は初回の田中広輔選手のヒット1本のみ。
広島1位森下に王者の洗礼、プロ初被弾&4回5失点
3/15(日) 15:46配信
広島対ソフトバンク 1回からピリッとしない広島先発の森下。右は松山竜平(撮影・加藤孝規)
<オープン戦:広島0−6ソフトバンク>◇15日◇マツダスタジアム
先発した広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22=明大)が昨年の日本一球団からプロの洗礼を浴びた。
初回に先制点を奪われ、2回には1死からリチャードにプロ初被弾となる左中間への1発を食らった。3回には先頭の中村晃に弾丸ライナーで右翼スタンドまで運ばれるなど、4連打を浴び3失点。この日は95球を投げ、4回7安打3四死球で5失点。5回無失点と好投した8日西武戦(マツダスタジアム)から一転し、課題を残す登板となった。
今日はカープは全くいい所なしでした。情けないオープン戦の締めくくりになりました。
先発のドラ1ルーキー森下投手は立ち上がりから変化球の制球が悪く、ストライクを取りに行った球を痛打されました。初回はソフトバンク中村選手のライト前タイムリーで先制を許すと、2回はソフトバンクリチャード選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて1失点。3回はソフトバンク中村選手にライトスタンドへソロホームランを浴びると、ソフトバンク上林選手にタイムリー2ベース、さらにソフトバンク西田選手にレフト前タイムリーを浴びてこのイニング3失点しました。変化球の精度に課題を残しましたし、ストレートもいい球が行ってましたが、やはりコースが甘くなると、ソフトバンク打線は弾き返して来ますね。結局森下投手は4回95球を投げて7安打3四死球5失点でした。しかし、降板後のインタビューでは、自身の今日の結果をしっかり分析して反省しています。このあたりがルーキーらしからぬ落ち着きがありますね。ドリヨシ的にも、今日の結果はそんなに気にしなくていいと思っています。変化球の精度がいつも通りであれば、ストレートとのコンビネーションで無双のピッチングが出来ます。
その後のリリーフ投手陣は、まずまずの出来だったと思います。5回は塹江投手、6回7回は高橋樹也投手、8回は藤井投手、9回は菊池保則投手が登板し、それぞれの持ち味を発揮しました。
しかし、打線がさっぱりでした。ヒットは初回の田中広輔選手のセンター前の1本のみでした。オープン戦とはいえ、このような打線の状況ではかなり心配です。
これで今年のオープン戦は終了しました。公式戦の開幕は4月中になりそうですが、まだ未定です。当分の間は公式戦の日程で練習試合として実戦を積み重ねることになります。選手の皆さんはモチベーションを上げるのが難しいと思いますが、しっかり仕上げて欲しいですね。
2020年03月14日
オープン戦@PayPayドーム 広島4−4福岡ソフトバンク(9回規定により引き分け) 坂倉選手値千金の2ランでドロー。床田投手5回2失点と開幕ローテ入りへ前進!
広島坂倉、値千金同点2ラン「明日以降につなげて」
3/14(土) 19:47配信
ソフトバンク対広島 オープン戦 8回表広島1死一塁、坂倉は右中間へ同点2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
<オープン戦:ソフトバンク4−4広島>◇14日◇ペイペイドーム
広島坂倉将吾捕手が値千金の同点2ランを放った。「6番捕手」で先発し、2点を追う8回1死一塁から岩崎の147キロ直球を完璧にとらえ、右中間スタンドへ。
16打席ぶりの安打が1発となり「ここ最近迷いながらやっていた。今日は割り切って打席に入ることができた。明日以降の打席につながっていければ」と前を向いた。
今日もソフトバンクに寄り切られるかと思ったゲームでしたが、終盤に2本のホームランで追い付き、ドローとしました。
打線は0−1の2回、安部選手がソフトバンク先発の松本投手の148キロストレートを弾き返し、ライトスタンドへソロホームランを放ち、1−1の同点としました。完璧な当たりでしたね。安部選手は長打も打てるスラッガーなので、やはりベンチに置いておくのはもったいないですね。
1−4で迎えた8回は、今日はベンチスタートだった鈴木誠也選手が代打で入り、ソフトバンク岩崎投手からレフトホームランテラスへソロを放ち、2−4としました。いやあ、貫禄のホームランでしたね。恐るべし鈴木誠也選手です。さらに坂倉選手がソフトバンク岩崎投手の147キロのストレートを完璧に捕らえ、ライトスタンドへ2ランを放ち、4−4の同点に追い付きました。坂倉選手はオープン戦の打撃が不振で、今日もし結果が出なかったら1軍帯同は危うくなるところでしたが、大きな仕事をしてくれました。坂倉選手のバッティングセンスは誰もが認めるところなので、明日以降の巻き返しに期待したいですね。
投げては先発の床田投手が5回6安打2失点と好投しました。前回ファームの試合で7失点と炎上し、先発ローテーション入りが危うくなりましたが、今日のピッチングは素晴らしかったですね。右バッターのインコース、左バッターのアウトコースへのストレートのコントロールが抜群でしたし、変化球の制球も安定していました。失点は初回のソフトバンクバレンティン選手のレフト前タイムリーと、5回のファースト安部選手の野選の計2失点のみでした。今日のピッチングが出来れば、先発ローテーション入りは間違いないです。次回の登板に注目ですね。
しかし、7回に投げた3番手の一岡投手がソフトバンク打線に捕まりました。先頭のソフトバンク明石選手のセカンドへの内野安打(セカンド小窪選手のエラー絡み)をきっかけに、ソフトバンク佐藤選手と高谷選手の連続タイムリー2ベースで2点を失いました。ここまでオープン戦無失点でしたが、今日初めての失点になりました。でも、そんなに気にしなくてもいいかなと思います。次回登板に注目しましょう。
さて、明日はオープン戦最終戦で、マツダスタジアムでソフトバンク戦です。例年はこの試合は「鯉祭り」のイベントがありますが、今年は無観客試合なのでありません。でも、選手の皆さんにはしっかりしたプレーを期待したいですね。
2020年03月13日
オープン戦@PayPayドーム 広島5−10福岡ソフトバンク 大瀬良投手5回4失点と課題残す。リリーフ陣も踏ん張れず逆転を許す。
広島の開幕投手・大瀬良、5回4失点で降板
3/13(金) 20:12配信
3回、適時打を浴びて苦笑いする広島・大瀬良=ペイペイドーム(撮影・村本聡)
広島・大瀬良大地投手(28)が13日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発し、5回6安打4失点で降板した。
5−0の三回2死三塁で中村晃に16球目のカットボールを中前へ運ばれて1失点。四回には明石の適時二塁打、牧原の2点打で4点目を失った。
開幕投手に指名した佐々岡監督は「開幕が金曜日になれば、当然(大瀬良)大地に任せる」と信頼を寄せるが…。強力鷹打線の勢いを止めることができなかった。
今日の試合はミスが多く、カープにとっては締まりのない試合になりました。最大5点差をひっくり返されるという、ファンにとっては屈辱的な試合でした。
先発の大瀬良投手は初回、2回と無失点に抑えましたが、3回1アウトからソフトバンク牧原選手のピッチャーゴロの当たりを大瀬良投手が悪送球をして2塁まで進塁されました。その後ソフトバンク中村選手に16球粘られてセンター前タイムリーを許し、1点を失いました。自らのミスで与えた1点は非常にもったいないですね。
4回は先頭打者に四球を与えた後、ソフトバンク明石選手に右中間へのタイムリー2ベースを浴びて1点を失い、さらにランナー2、3塁からソフトバンク牧原選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びてさらに2点を失いました。回の先頭に四球を与えてはいけません。大瀬良投手に粘りが足らなかったイニングだったような印象があります。
結局大瀬良投手は5回101球を投げて、6安打4失点と課題を残す結果となりました。ソフトバンクの打者に粘られて、球数がかさんでしまった事も宿題になりました。
さらに問題なのは、2番手の岡田投手です。6回から登板しましたが、7回にソフトバンク打線に捕まりました。2ベースと内野安打でノーアウト1、3塁とされると、ソフトバンク三森選手のサードゴロの当たりを安部選手がファンブルして3塁ランナーが生還し、5−5の同点に追い付かれました。さらにソフトバンクリチャード選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、ついに5−6と逆転されてしまいました。岡田投手は7回1アウトも取れず降板しました。ドリヨシ的には、佐々岡監督が目指す、岡田投手のセットアッパー構想は無理だと思います。制球にまだ難があり、カウントを悪くしてストライクを取りに行った球を痛打されるケースが目立ちます。これではセットアッパーどころか、リリーフも無理だと思います。3番手に登板した塹江投手も、火のついたソフトバンク打線を抑えきれず、ソフトバンク佐藤選手にレフト前へタイムリーを浴び、さらにソフトバンク牧原選手にセンター前へ2点タイムリーを浴びて5−9とされました。
4番手に登板した菊池保則投手もピリッとしません。2アウト1塁から、ソフトバンクリチャード選手にセンターオーバーのタイムリー2ベースを浴びて5−10とダメを押されました。菊池投手はオープン戦序盤は安定した内容でしたが、ここ最近長打を浴びる事が多く感じられます。
打線は序盤の得点のみでした。初回はソフトバンク先発の東浜投手から、松山選手がレフトへのタイムリー2ベースで2点を先制。さらにピレラ選手がレフト線への2点タイムリーで4点を入れました。松山選手が復帰して調子を上げているのはチームにとっては好材料ですね。
さらに3回はノーアウト1、3塁から鈴木誠也選手のショートゴロ併殺の間に1点入れ、5−0になりましたが、この併殺は痛かったですね。本当ならばここで息の根を止めて欲しかったのですが、この併殺で流れが変わった可能性は高かったでしょうね。
最大5点差をひっくり返されたのは反省ですね。ソフトバンク相手の試合では、絶対隙を見せてはなりません。走塁ではピレラ選手が2度もアウトになっていますし、守備では大瀬良投手が悪送球、安部選手がファンブル、ピレラ選手が後逸と、ミスが連発しています。開幕が延期になって、選手のモチベーションが上がりにくいかもしれませんが、こんな時こそ、緻密な野球をして欲しいですね。
2020年03月11日
オープン戦@横浜 広島1−7横浜DeNA 遠藤投手3回5失点3被弾。ピレラ選手マルチ&好走塁!
広島遠藤3回3被弾、佐々岡監督「最後まで競争を」
3/11(水) 18:37配信
DeNA対広島 3回裏DeNA1死、ロペスにこの回3本目となる本塁打を浴び、マウンドで汗を拭う先発遠藤(左から2人目)(撮影・加藤諒)
<オープン戦:DeNA7−1広島>◇11日◇横浜
広島遠藤淳志投手が1イニング3被弾し、予定の5回をもたず3回5失点で降板した。1回から3四死球。3回には佐野に3ラン、梶谷、ロペスには連続ソロを浴びた。
「本塁打を打たれてから冷静さを失ってしまった」と猛省。佐々岡監督は「ローテーションの投手が決まっていないのが現状。最後の最後まで競争をしてもらいたい」と、遠藤を含めアピールに欠ける若手先発陣の奮起を促した。
どうも先発投手陣がピリッとしません。遠藤投手も良かったり悪かったりと波が激しいようです。初回、2回となんとか抑えましたが、3回、ヒットと四球でノーアウト1、2塁から、DeNA佐野選手にバックスクリーン左へ3ランを打たれました。1アウト後、DeNA梶谷選手にレフトスタンドへソロホームラン、さらにDeNAロペス選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びてしまいました。全体的にたまが高めに浮いており、ストレートの制球が甘くなっていました。強力DeNA打線に3被弾されるのも仕方ないと思いました。次回も登板のチャンスはあると思いますが、結果を出さないと1軍の先発ローテーション入りは白紙になりかねません。奮起して欲しいと思います。
2番手は高橋樹也投手が登板しました。4回1イニングを無失点に抑えました。高橋樹也投手が投げる毎にたくましくなっている感じがします。1軍入りは間違いないでしょう。
3番手は塹江投手が登板し、5回1イニングを投げましたが、2安打1失点でした。失点はしたものの、打者との勝負は出来ていたので、大丈夫だと思います。
4番手は1軍に昇格した藤井投手が登板し、6回1イニングを投げて無失点でした。藤井投手も結果が求められてますから、次回もしっかり投げて欲しいですね。
5番手は一岡投手が登板し、7回1イニングを投げて、1安打無失点に抑えました。一岡投手は順調ですね。1軍は確実でしょう。
6番手はスコット投手が登板し、8回1イニングを投げましたが、DeNA佐野選手に今日2本目のホームランを右中間スタンドに運ばれ、1失点でした。筒香選手が抜けたDeNA打線ですが、佐野選手が覚醒しそうな雰囲気があるので、要注意ですね。
打線が少し心配になってきました。今日の得点は、6回に安部選手のセカンドゴロの間の1点のみでした。9安打しながら、点は1点のみということで、線としてのつながりが欠けているようです。そして、攻撃が淡白だと感じています。もっと粘りある、ねちっこい攻撃をして欲しいと感じています。
そんな中、今日はピレラ選手が目立ちました。今日も2番で先発し、初回にセンターオーバーの2ベースを放ちました。そして3回にはレフト前ヒットで出塁すると、西川選手のセンター前の当たりで1塁から判断良く3塁を陥れる好走塁を見せました。アグレッシブなプレーは素晴らしいですね。しかし、守備では6回にレフトの守備で、DeNA柴田選手のフライの当たりを落球する場面がありました。スローイングだけかと思っていましたが、フライの捕球も課題があるようです。特守で鍛えなくてはなりません。
次回のオープン戦は13日にPayPayドームでソフトバンク戦です。開幕が延期になる中、ピッチャーをどう使うのか注目ですね。
2020年03月10日
今日のオープン戦 東京ヤクルト−広島は2回終了降雨ノーゲームとなりました。
【広島】降雨ノーゲームでも収穫アリ 佐々岡監督は先発・薮田に「チャンスが来る」
3/10(火) 18:09配信
先発した広島・薮田
広島は10日のヤクルト戦(神宮)を雨で流した。2回終了後にノーゲームとなったが、投打で収穫のある内容。まずは先発・薮田が2回無失点と結果を出した。17年の最高勝率右腕は直球、カットボールを軸に、課題だった制球面でも無四球。「もっと精度を上げて、ムダ球を減らしていきたい。信頼を勝ち取りたい」と前を向いた。床田、九里らの不調で空きそうな開幕ローテーション候補。佐々岡真司監督(52)も「続けることでチャンスが来る」とさらなるアピールを要望した。
打線では長野、ピレラの1、2番が初回に連続二塁打で先制。3番・西川の進塁打から鈴木がきっちりと犠飛を打ち上げ、効率良く2点を取った。佐々岡監督は「チーム、相手投手でこういう野球もある」と攻撃の新たなオプションに手応え。V奪回へ、それぞれが状態を上げてきた。
報知新聞社
今日の試合は雨でノーゲームとなってしまいましたが、投打で収穫はあったようです。
先発の薮田投手は2イニングを投げてヤクルト打線を無四球無失点に抑えました。課題だった制球も良く、ストレートとカットボールもキレていたようです。九里投手や床田投手が今一つの状況の中で、薮田投手が調子を上げて来てくれれば、チームとしても非常に助かります。再び実戦登板のチャンスはもらえると思います。
攻撃は初回、長野選手とピレラ選手の連続2ベースで1点を先制し、西川選手の進塁打と鈴木誠也選手の犠牲フライで2点目を奪うという、効率の良い点の取り方でした。長野選手のバッティングをドリヨシはかなり心配していましたが、1本出て良かったです。
試合は2回終了でノーゲームとなりました。薮田投手のピッチングをもう少し見たかったのですが、少し残念です。
明日は横浜スタジアムでDeNA戦です。
2020年03月08日
オープン戦@マツダ 広島3−3埼玉西武(9回規定により引き分け) ドラ1森下投手5回無失点!鈴木誠也選手2戦連発!
広島ドライチ森下5回零封&誠也2戦連発も…西武、山川2打席連発で追いつく 広島は送りバント失敗3つ
3/8(日) 16:15配信
<広・西>5回無失点と好投した森下(左)は会沢とグータッチしてベンチに戻る (撮影・奥 調)
◇オープン戦 広島3―3西武(2020年3月8日 マツダ)
広島のドラフト1位ルーキー森下と西武に14年ぶり復帰を果たした松坂のオープン戦初登板で注目された1戦は3―3で引き分けに終わった。
広島は2回、鈴木誠が先発・松坂から左翼スタンド上段へ2試合連発となる2号ソロを放って先制し、さらに会沢の左前適時打で計2点を先取。4回には菊池涼の左前適時打でリードを3点に広げ、投げてはドラフト1位ルーキーの森下が昨季パ・リーグを制した西武打線を5回3安打8奪三振の無失点に抑える好投を見せた。だが、終盤に高橋大の守備のミスが失点に結び付いたほか、小園が1つ、曽根が2つと仕掛けた送りバントがすべて失敗と課題も残した。
西武は先発・松坂が3回4安打3四球で2失点で降板。主砲・山川が6回に2番手・岡田から待望の1号をバックスクリーンへ放って反撃ののろしを上げると、7回には敵失も絡めて併殺打の間に1点を挙げ、8回には山川が2打席連発となる左越え2号ソロをD・J・ジョンソンから放って同点、3点ビハインドから引き分けに持ち込んだ。3年目右腕の4番手・与座が4回を2安打無失点と好投して最後を締めくくっている。
今日のような1点を争う試合は、絶対ミスをしてはいけない中で、攻撃や守備の面でミスが出てしまい、結局ドローとなってしまいました。
先発の森下投手は今日も安定したピッチングを披露しました。5回85球を投げて、3安打の8奪三振無失点と、素晴らしい内容でした。最速151キロのストレートに、カーブ、カットボール、チェンジアップの変化球で緩急をつけたピッチングで、西武打線を翻弄しました。ランナーを背負い、セットポジションで投球するときも、セットの時間を変える等、非常にクレバーなマウンドさばきを見せています。実戦3試合、11イニングで2失点と、見事な内容です。
2番手は岡田投手が登板しました。6回1イニングでしたが、西武山川選手にバックスクリーンへソロホームランを浴びました。ストレートには威力があるのですが、カウントを悪くしてからのストレートを置きにいった場合が怖いですね。見た感じは置きにいったようではなかったので、打った山川選手を誉めるべきでしょうか。
3番手は菊池保則投手が登板し、7回1イニングを投げましたが、先頭バッターに四球を与え、失策も絡んで1失点でした。勝ちパターンでの登板を期待されてる中で、先頭バッターに四球はいただけません。しかし、今日はシュートが有効に決まっていました。
4番手はDJ・ジョンソン投手が登板し、8回1イニングを投げました。昨日のリベンジを期待したのですが、西武山川選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びてしまいました。パワーピッチャーだけに、制球が甘くなるのはある程度仕方ないですが、それでも相手バッターを押し込まないといけません。いとも簡単に打たれてしまったのはもったいないですね。
5番手はスコット投手が9回1イニングを投げました。スライダーとツーシームのコンビネーションが良かったです。スコット投手は1イニング限定でいけば面白いと思います。
打っては、2回に西武松坂投手を攻めて、鈴木誠也選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1点先制しました。鈴木選手はオープン戦に入って打撃が湿りがちですが、少しずつ上げてきているようです。さらに、2アウト2塁から會澤選手が11球粘ってレフト前にタイムリーを放ち、2点目を挙げました。會澤選手の勝負強さは揺るぎないですね。
4回は西武平井投手を攻め、2アウト1、2塁から菊池涼介選手がレフト前タイムリーを放ち、3−0としました。菊池選手は打撃でおととし、昨年と苦しみましたが、今年はあの2016年の時のいやらしいバッティングが戻って来そうです。
しかし、今日はミスがありました。守備では7回表、ノーアウト1塁から西武栗山選手のレフトへのギリギリのポテンヒットで、レフトの高橋大樹選手が、間に合わないのに無理してセカンドへの送球が悪送球になり、1塁ランナーを3塁まで進ませてしまいました。これが失点につながってしまいました。もう少し頭を使って欲しいですね。
攻撃では、小園選手が送りバントを失敗し、曽根選手は2度も送りバントを失敗してしまいました。カープは緻密な野球が売りだったはずですが、もう一度しっかり確認して欲しいですし、準備して欲しいですね。
2020年03月07日
オープン戦@マツダ 広島5−11埼玉西武 K・ジョンソン投手立ち上がり大炎上6失点。鈴木誠也選手OP戦1号!
広島鈴木誠也「まぐれ」待望OP戦1号も表情厳しく
3/7(土) 19:21配信
広島対西武 3回裏広島1死三塁 鈴木は左越え2点本塁打を放ち、ベンチまでナインとハイタッチ(撮影・加藤孝規)
<オープン戦:広島5−11西武>◇7日◇マツダスタジアム
広島鈴木誠也外野手(25)が待望のオープン戦1号を放った。
3回1死三塁。相手は西武の先発松本だった。第1打席で1球も投げて来なかったカーブが2球続き、浮いたところを見逃さなかった。引き付けて豪快に振り抜いた打球は滞空時間長く、左翼後方のコンコースへ。豪快な1発にも静かなマツダスタジアムに白球が跳ねる音だけが響いた。「まぐれです。たまたま甘い球が来て、手を出せた」。22日ヤクルト戦から7戦目、20打席目での初本塁打にも表情は厳しかった。
第3打席は見逃し三振に倒れ、オープン戦は打率1割8分8厘、1本塁打、5打点にとどまる。鈴木誠は結果だけでなく、内容にも満足していない。「良かったり、悪かったりがはっきりしているので、もう少ししっかりやりたい」。無観客での試合の難しさを感じる一方で「今は逆に自分がやりたいことに集中してやろうとしている」。慣れない環境を自分のプラスに変えようとしている。
この日はレッグウオーマーを履くほど気温が低かったが、練習時からグリップテープを巻いて思い切りバットを振れる工夫もしていた。本調子に向けた試行錯誤を試合前から続けている。実績と高い技術力を持ちながら「結果が出ていないと不安」と吐露していた。1発が出ても解消されない。「残りの打席で固めていかないといけない」。より高い打撃を目指しているからこそ、現状に満足することはない。【前原淳】
今日は先発のクリス・ジョンソン投手の炎上でゲームの主導権を握られてしまった感じになりました。
クリス・ジョンソン投手は立ち上がりから球がばらつき、高めに抜ける球が多く、甘く入ったところを西武打線に捕まりました。初回は2アウト1、2塁から西武外崎選手にライトオーバーの2点タイムリー3ベースを浴びて2失点。2回は2アウト満塁こら西武山川選手に走者一掃のセンター前タイムリーと、西武外崎選手にレフト前タイムリーを浴びて4失点になりました。西武山川選手にセンター前タイムリーを打たれて、1塁ランナーまで生還させてしまったのは失敗ですね。クリス・ジョンソン投手は2アウトでランナーが3塁にいる時はセットポジションではなく、振りかぶって投球します。この場面、2アウト満塁でフルカウントになっていたにも関わらず、振りかぶって投球したため、3人のランナーが早くスタートを切る事が出来たため、センター前の当たりでも、1塁ランナーの西武森選手まで生還させてしまった訳です。オープン戦とはいえ、これは重大なミスかと思います。結局クリス・ジョンソン投手は2回途中、7安打6失点で降板しました。次回は来週福岡でのソフトバンク戦に登板になりますが、今日の不甲斐なさを払拭するピッチングを期待します。
2番手は塹江投手が緊急登板しました。塹江投手は150キロオーバーの速いストレートと、低めに決まるスライダーのキレが良く、特に右バッターのインコースに落ちていくスライダーで空振りが取れていたのは素晴らしかったです。今日の内容ならば、開幕1軍をぐっと手繰り寄せた感じです。中村恭平投手が故障中だけに、左の中継ぎの救世主になりそうですね。
塹江投手は2回1/3を投げて1安打無失点のナイスピッチングでした。
3番手は一岡投手が登板し、5回1イニングを投げました。結果は1安打無失点でしたが、いい当たりをされていましたので、状態としてはどうかなって感じです。次回登板に期待しましょう。
4番手は高橋樹也投手が登板しました。6回から2イニングを投げて2安打無失点とまとめました。ストライク先行のピッチングで、変化球も決まっていたので、調子は悪くないと思います。高橋投手も開幕1軍は近いのではないでしょうか。
5番手は菊池保則投手が8回1イニング投げましたが、4安打3失点と、今一つの内容でした。今日は球のキレがなく、ほとんどいい当たりをされていました。今日に限って言えば調整不足でしょうか。
6番手はDJ・ジョンソン投手が登板しましたが、9回1イニングを投げて4安打2失点と、不安を残す結果となりました。西武川越選手に右中間スタンドへ2ランを浴びてしまいました。DJジョンソン投手はパワーピッチャーではありますが、制球が甘くなるという恐ろしさがあります。
今日の投手陣は、塹江投手と高橋樹也投手が良かっただけで、他は課題を残す結果となりました。本当にカープの投手陣は大丈夫なのでしょうか?
一方、打撃では、3回に一挙4点と、打線のつながりを感じさせました。西武先発の松本投手を攻め、1アウト後、田中広輔選手がレフトオーバーの2ベース。菊池涼介選手がセンター前にタイムリー。西川選手が左中間を破るタイムリー3ベース。鈴木誠也選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、計4点を挙げました。ここぞという時の集中力は素晴らしいですね。その後も松山選手がセンター前で続きましたが、長野選手がセカンドゴロ併殺に倒れ、流れがプツンと切れてしまいました。長野選手の状態がかなり気になります。最近のバッティングには集中力がなく、ただ来た球に反応しているという感じがします。長野選手にはレフトスタメンで頑張って欲しいのですが…。
6回は西武浜屋投手から、小窪選手のレフト線への2ベースと、會澤選手のライト前タイムリーで1点を挙げました。會澤選手の勝負強さは今年も健在です。2アウトからの得点は大きかったですね。
さて、明日もマツダスタジアムで西武戦ですが、ドラ1ルーキーの森下投手が登板予定です。強力西武打線相手にどのようなピッチングをするか、楽しみです。
2020年03月06日
オープン戦@マツダ 広島2−1埼玉西武 大瀬良投手5回無失点好投!野間選手価千金の決勝タイムリー!
広島・大瀬良、順調すぎて「逆に不安」と冗談 5回3安打無四球無失点
3/6(金) 14:54配信
先発し力投する広島・大瀬良大地=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
「オープン戦、広島−西武」(6日、マツダスタジアム)
広島の先発・大瀬良大地投手(28)が5回を投げ3安打無失点。上々の内容でマウンドを降り、仕上がりの良さを見せつけた。
初回を3者凡退発進。連打を浴びて無死一、二塁となった二回は、中村の三ゴロ併殺打などでピンチを脱出。三回以降も粘りの投球で予定していた5回を投げ終えた。5回64球3安打3奪三振無四球無失点だった。
「結果が出てくれたし、まずまず良かったと思います。ランナーを出してから粘り強く投げられたのが収穫。例年(オープン戦は)すこぶる悪いので(好調が)逆に不安になりますね」と冗談を交えながら振り返った。
開幕に投手に指名されている。次回は中6日で13日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に登板。そして20日の中日との大一番に臨む。
大瀬良投手は順調に仕上がっていますね。春のキャンプに入った頃はモーションが固まらず、今シーズンの大瀬良投手は大丈夫かと心配でしたが、そんな心配もご無用でした。それも相手が強力西武打線ですから、結果が出てさらなる自信になったのではないでしょうか。
2回は西武山川選手、外崎選手に連打を浴びましたが、西武中村選手をサードゴロ併殺に打ち取り、ピンチを脱しました。
5回は西武中村選手をキレのあるカットボールで空振り三振に。さらに西武スバンジェンバーグ選手を外角一杯の威力あるストレートで見逃しの三振に打ち取りました。大瀬良投手の生命線のストレートは昨年よりも威力が増している感じがします。
結局大瀬良投手は5回64球を投げて3安打無四球無失点と、ほぼ完璧な内容でした。20日の公式戦開幕の先発は間違いないですね。
2番手は高橋樹也投手が登板しました。カウントを悪くしてしまう事もありましたが、ストレートの威力が以前より増した感じです。
6回1イニング、15球を投げて1安打1四球無失点でした。不安左腕のリリーフが不足しているのは高橋樹也投手も良く分かっているはずです。こからが正念場ですが、ドリヨシは高橋樹也投手には、是非とも1軍に残って欲しいと思います。
3番手は岡田投手が登板しました。今日の岡田投手は順調みたいでした。2アウトながらランナー1、2塁とされましたが、西武栗山選手をサードゴロに打ち取りました。まだコントロールにばらつきがありますが、威力満点のストレートを投げれば、相手打者はたじたじでしょうか。岡田投手は7回1イニング21球を投げて、ボールにばらつきがありますが、恐るべきストレートを持っているだけに、変化球中心のピッチングをするともったいない感じがします。無失点に抑えたのは、次回登板にむけて自信にして欲しいです。
4番手は新外国人のスコット投手でした。かなりクセのあるピッチャーなので、初対戦の西武のバッターが戸惑っていた感じがしました。8回1イニング16球を投げて、1安打無失点と上々の内容でした。
5番手はフランスア投手が登板しました。今日こそはビシッとしたピッチングを期待していましたが、残念ながら失点してしまいました。簡単に2アウトまで行ったのですが、ヒットと四球で1、2塁とされ、西武鈴木選手に左中間へのタイムリー2ベースを浴びて1点を失いました。ストレート系のボールを見事に弾き返しているので、フランスア投手の球威が今一つかなと感じました。まだまだ心配です。
一方、打撃では、野間選手がいい働きをしてくれました。1アウト2、3塁のチャンスで、西武ニール投手から低めの難しい球を見事なバットコントロールで弾き返してセンター前2点タイムリーを放ちました。野間選手はバッティングフォームを改造し、昨年秋のキャンプでは手応えを感じていましたが、この春のキャンプではなかなか調子が上がらず、野間選手自身も焦りを感じていたのかと思いますが、オープン戦に入って当たりが戻ってきているようです。
今日の試合は守り勝った形になりましたが、カープは2失策しています。守り勝つためには、守備のミスをなくさないといけませんし、リリーフ投手陣のレベルアップが急がれるかと思います。明日もマツダスタジアムで西武戦です。
2020年03月04日
今日のオープン戦 阪神−広島は雨天のため中止になりました。
2020年03月01日
オープン戦@ナゴヤドーム 広島8−2中日 投打がっちり噛み合い快勝!K・ジョンソン投手、森下投手好投!高橋大樹選手2連発!
広島 開幕前哨戦に8点圧勝 K・ジョンソン&森下好投、高橋大2打席連発 中日は連投の藤嶋が3失点
3/1(日) 16:51配信
<中・広>9回表1死一塁、高橋大は2打席連続となる左越え2ランを放つ(撮影・椎名 航)
◇オープン戦 広島8―2中日(2020年3月1日 ナゴヤD)
投打のかみ合った広島が開幕戦でぶつかる中日との前哨戦2戦目に8―2で快勝し、オープン戦初黒星からの連敗を阻止した。
広島はオープン戦初先発で2度目のマウンドに上がった左腕のK・ジョンソンが4回2安打1失点(自責0)と好投すると、2番手のドラフト1位ルーキー森下も3回1安打無失点と好投。
打線も0―1で迎えた2回にピレラの右翼への犠飛で同点とすると、3回には鈴木誠の中犠飛と小園の右翼線を抜く2点適時二塁打で3点を加えて勝ち越し。終盤には主砲・鈴木誠が2位指名された2012年のドラフト1位・高橋大の2打席連発となる1号ソロ、2号2ランなどで着実に追加点を入れて最後は大差で勝利をものにした。
中日は開幕投手の左腕・大野雄が前哨戦で2回3安打1失点。2番手の梅津が1回3失点で勝ち越しを許した後は岡野、橋本、ロドリゲス、R・マルティネスと小刻みな継投を見せ、前日に続いて連投となった7番手・藤嶋がつかまった。1死から代打に出た広島のドラフト2位ルーキー宇草に死球を与えると盗塁と捕手・桂の悪送球で一気に三塁進塁を許し、野間の適時打の後で高橋大に2ラン被弾と1回3失点に沈んだ。
今日は昨日と違って投打が噛み合い、快勝でした。
先発のクリス・ジョンソン投手は足元を気にするシーンもありながらも、安定したピッチングを見せてくれました。初回こそ自身のエラーをきっかけに、中日ビシエド選手にショートへのタイムリー内野安打で1点を失いましたが、順調な仕上がりになっているようです。クリス・ジョンソン投手は4回70球を投げて、2安打1失点の好投でした。先発ローテーション入りは確定ですね。
そして、2番手にドラ1ルーキーの森下投手が登板しました。今日でオープン戦2回目の登板でしたが、落ち着いた素晴らしいピッチングを展開しました。キレのあるストレートはすごいですね。さらにブレーキの効いたカーブは曲者ですね。往年の佐々岡投手(現監督)を彷彿とさせるピッチングでした。森下投手は3イニング36球を投げて1安打無失点の好投でした。森下投手も先発ローテーション入り確定ですね。
3番手は塹江投手が登板しました。塹江投手の左腕からの速いストレートは素晴らしいですね。変化球とのコンビネーションがうまくいけば、1イニング限定の中継ぎで起用もOKかと思います。塹江投手は8回1イニングを投げて、1安打無失点でした。
4番手は新外国人のスコット投手が登板しました。立ち上がりは制球が定まらず、やむを得ず投げた甘い球を中日石川選手に痛打され、タイムリー2ベースで1点失いました。しかし、その後はスコット投手らしい、右バッターの外に逃げるキレのある変化球が冴えました。スコット投手も1イニング限定で起用していけば、面白いと思います。9回1イニングを投げて1安打1失点でした。
攻撃は今日は再び活発になりました。2回はピレラ選手のライトへの犠牲フライで1−1になりました。ピレラ選手は広角にコンパクトなバッティングを見せていますので、楽しみですね。
3回は鈴木誠也選手のセンターへの犠牲フライで2−1。小園選手のライト線への2点タイムリー2ベースで4−1とリードを広げました。小園選手は速いストレートに振り負けなくなってきました。公式戦でもスタメンで使わないのはもったいない感じがします。
7回は高橋大樹選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、5−1としました。
さらに9回は野間選手のセンター前タイムリーで6−1とします。この前に、ドラ2ルーキーの宇草選手が死球で出塁し、すかさず2盗し、相手のミスを誘って一気に3塁に進塁しました。宇草選手の足も魅力的です。公式戦でも使いたい選手ですね。さらに高橋大樹選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、8−1としました。高橋大樹選手は今年は違います。バッティングフォームが少し変わり、トップで決める事が出来て、あらゆる球種に対応できるようになったかと思います。1軍生き残りに大きく前進した感じです。
チームは若手選手の底上げが出来ています。今日もスタメンの選手、途中出場した選手が猛烈にアピールしています。誰を選ぶかより、誰を落とすかで、首脳陣は嬉しい悩みですね。
次回は4日に甲子園で阪神戦です。