2020年03月07日
オープン戦@マツダ 広島5−11埼玉西武 K・ジョンソン投手立ち上がり大炎上6失点。鈴木誠也選手OP戦1号!
広島鈴木誠也「まぐれ」待望OP戦1号も表情厳しく
3/7(土) 19:21配信
広島対西武 3回裏広島1死三塁 鈴木は左越え2点本塁打を放ち、ベンチまでナインとハイタッチ(撮影・加藤孝規)
<オープン戦:広島5−11西武>◇7日◇マツダスタジアム
広島鈴木誠也外野手(25)が待望のオープン戦1号を放った。
3回1死三塁。相手は西武の先発松本だった。第1打席で1球も投げて来なかったカーブが2球続き、浮いたところを見逃さなかった。引き付けて豪快に振り抜いた打球は滞空時間長く、左翼後方のコンコースへ。豪快な1発にも静かなマツダスタジアムに白球が跳ねる音だけが響いた。「まぐれです。たまたま甘い球が来て、手を出せた」。22日ヤクルト戦から7戦目、20打席目での初本塁打にも表情は厳しかった。
第3打席は見逃し三振に倒れ、オープン戦は打率1割8分8厘、1本塁打、5打点にとどまる。鈴木誠は結果だけでなく、内容にも満足していない。「良かったり、悪かったりがはっきりしているので、もう少ししっかりやりたい」。無観客での試合の難しさを感じる一方で「今は逆に自分がやりたいことに集中してやろうとしている」。慣れない環境を自分のプラスに変えようとしている。
この日はレッグウオーマーを履くほど気温が低かったが、練習時からグリップテープを巻いて思い切りバットを振れる工夫もしていた。本調子に向けた試行錯誤を試合前から続けている。実績と高い技術力を持ちながら「結果が出ていないと不安」と吐露していた。1発が出ても解消されない。「残りの打席で固めていかないといけない」。より高い打撃を目指しているからこそ、現状に満足することはない。【前原淳】
今日は先発のクリス・ジョンソン投手の炎上でゲームの主導権を握られてしまった感じになりました。
クリス・ジョンソン投手は立ち上がりから球がばらつき、高めに抜ける球が多く、甘く入ったところを西武打線に捕まりました。初回は2アウト1、2塁から西武外崎選手にライトオーバーの2点タイムリー3ベースを浴びて2失点。2回は2アウト満塁こら西武山川選手に走者一掃のセンター前タイムリーと、西武外崎選手にレフト前タイムリーを浴びて4失点になりました。西武山川選手にセンター前タイムリーを打たれて、1塁ランナーまで生還させてしまったのは失敗ですね。クリス・ジョンソン投手は2アウトでランナーが3塁にいる時はセットポジションではなく、振りかぶって投球します。この場面、2アウト満塁でフルカウントになっていたにも関わらず、振りかぶって投球したため、3人のランナーが早くスタートを切る事が出来たため、センター前の当たりでも、1塁ランナーの西武森選手まで生還させてしまった訳です。オープン戦とはいえ、これは重大なミスかと思います。結局クリス・ジョンソン投手は2回途中、7安打6失点で降板しました。次回は来週福岡でのソフトバンク戦に登板になりますが、今日の不甲斐なさを払拭するピッチングを期待します。
2番手は塹江投手が緊急登板しました。塹江投手は150キロオーバーの速いストレートと、低めに決まるスライダーのキレが良く、特に右バッターのインコースに落ちていくスライダーで空振りが取れていたのは素晴らしかったです。今日の内容ならば、開幕1軍をぐっと手繰り寄せた感じです。中村恭平投手が故障中だけに、左の中継ぎの救世主になりそうですね。
塹江投手は2回1/3を投げて1安打無失点のナイスピッチングでした。
3番手は一岡投手が登板し、5回1イニングを投げました。結果は1安打無失点でしたが、いい当たりをされていましたので、状態としてはどうかなって感じです。次回登板に期待しましょう。
4番手は高橋樹也投手が登板しました。6回から2イニングを投げて2安打無失点とまとめました。ストライク先行のピッチングで、変化球も決まっていたので、調子は悪くないと思います。高橋投手も開幕1軍は近いのではないでしょうか。
5番手は菊池保則投手が8回1イニング投げましたが、4安打3失点と、今一つの内容でした。今日は球のキレがなく、ほとんどいい当たりをされていました。今日に限って言えば調整不足でしょうか。
6番手はDJ・ジョンソン投手が登板しましたが、9回1イニングを投げて4安打2失点と、不安を残す結果となりました。西武川越選手に右中間スタンドへ2ランを浴びてしまいました。DJジョンソン投手はパワーピッチャーではありますが、制球が甘くなるという恐ろしさがあります。
今日の投手陣は、塹江投手と高橋樹也投手が良かっただけで、他は課題を残す結果となりました。本当にカープの投手陣は大丈夫なのでしょうか?
一方、打撃では、3回に一挙4点と、打線のつながりを感じさせました。西武先発の松本投手を攻め、1アウト後、田中広輔選手がレフトオーバーの2ベース。菊池涼介選手がセンター前にタイムリー。西川選手が左中間を破るタイムリー3ベース。鈴木誠也選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、計4点を挙げました。ここぞという時の集中力は素晴らしいですね。その後も松山選手がセンター前で続きましたが、長野選手がセカンドゴロ併殺に倒れ、流れがプツンと切れてしまいました。長野選手の状態がかなり気になります。最近のバッティングには集中力がなく、ただ来た球に反応しているという感じがします。長野選手にはレフトスタメンで頑張って欲しいのですが…。
6回は西武浜屋投手から、小窪選手のレフト線への2ベースと、會澤選手のライト前タイムリーで1点を挙げました。會澤選手の勝負強さは今年も健在です。2アウトからの得点は大きかったですね。
さて、明日もマツダスタジアムで西武戦ですが、ドラ1ルーキーの森下投手が登板予定です。強力西武打線相手にどのようなピッチングをするか、楽しみです。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9684948