2020年03月13日
オープン戦@PayPayドーム 広島5−10福岡ソフトバンク 大瀬良投手5回4失点と課題残す。リリーフ陣も踏ん張れず逆転を許す。
広島の開幕投手・大瀬良、5回4失点で降板
3/13(金) 20:12配信
3回、適時打を浴びて苦笑いする広島・大瀬良=ペイペイドーム(撮影・村本聡)
広島・大瀬良大地投手(28)が13日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発し、5回6安打4失点で降板した。
5−0の三回2死三塁で中村晃に16球目のカットボールを中前へ運ばれて1失点。四回には明石の適時二塁打、牧原の2点打で4点目を失った。
開幕投手に指名した佐々岡監督は「開幕が金曜日になれば、当然(大瀬良)大地に任せる」と信頼を寄せるが…。強力鷹打線の勢いを止めることができなかった。
今日の試合はミスが多く、カープにとっては締まりのない試合になりました。最大5点差をひっくり返されるという、ファンにとっては屈辱的な試合でした。
先発の大瀬良投手は初回、2回と無失点に抑えましたが、3回1アウトからソフトバンク牧原選手のピッチャーゴロの当たりを大瀬良投手が悪送球をして2塁まで進塁されました。その後ソフトバンク中村選手に16球粘られてセンター前タイムリーを許し、1点を失いました。自らのミスで与えた1点は非常にもったいないですね。
4回は先頭打者に四球を与えた後、ソフトバンク明石選手に右中間へのタイムリー2ベースを浴びて1点を失い、さらにランナー2、3塁からソフトバンク牧原選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びてさらに2点を失いました。回の先頭に四球を与えてはいけません。大瀬良投手に粘りが足らなかったイニングだったような印象があります。
結局大瀬良投手は5回101球を投げて、6安打4失点と課題を残す結果となりました。ソフトバンクの打者に粘られて、球数がかさんでしまった事も宿題になりました。
さらに問題なのは、2番手の岡田投手です。6回から登板しましたが、7回にソフトバンク打線に捕まりました。2ベースと内野安打でノーアウト1、3塁とされると、ソフトバンク三森選手のサードゴロの当たりを安部選手がファンブルして3塁ランナーが生還し、5−5の同点に追い付かれました。さらにソフトバンクリチャード選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、ついに5−6と逆転されてしまいました。岡田投手は7回1アウトも取れず降板しました。ドリヨシ的には、佐々岡監督が目指す、岡田投手のセットアッパー構想は無理だと思います。制球にまだ難があり、カウントを悪くしてストライクを取りに行った球を痛打されるケースが目立ちます。これではセットアッパーどころか、リリーフも無理だと思います。3番手に登板した塹江投手も、火のついたソフトバンク打線を抑えきれず、ソフトバンク佐藤選手にレフト前へタイムリーを浴び、さらにソフトバンク牧原選手にセンター前へ2点タイムリーを浴びて5−9とされました。
4番手に登板した菊池保則投手もピリッとしません。2アウト1塁から、ソフトバンクリチャード選手にセンターオーバーのタイムリー2ベースを浴びて5−10とダメを押されました。菊池投手はオープン戦序盤は安定した内容でしたが、ここ最近長打を浴びる事が多く感じられます。
打線は序盤の得点のみでした。初回はソフトバンク先発の東浜投手から、松山選手がレフトへのタイムリー2ベースで2点を先制。さらにピレラ選手がレフト線への2点タイムリーで4点を入れました。松山選手が復帰して調子を上げているのはチームにとっては好材料ですね。
さらに3回はノーアウト1、3塁から鈴木誠也選手のショートゴロ併殺の間に1点入れ、5−0になりましたが、この併殺は痛かったですね。本当ならばここで息の根を止めて欲しかったのですが、この併殺で流れが変わった可能性は高かったでしょうね。
最大5点差をひっくり返されたのは反省ですね。ソフトバンク相手の試合では、絶対隙を見せてはなりません。走塁ではピレラ選手が2度もアウトになっていますし、守備では大瀬良投手が悪送球、安部選手がファンブル、ピレラ選手が後逸と、ミスが連発しています。開幕が延期になって、選手のモチベーションが上がりにくいかもしれませんが、こんな時こそ、緻密な野球をして欲しいですね。
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