
広島が首位攻防戦に快勝!阪神・村上に開幕戦のリベンジ 二回に驚異の粘り腰で54球、一挙5得点のビッグイニング 森下が完投で3勝目
4/18(金) 21:20配信
デイリースポーツ
7回、好プレーの菊池を迎える森下(撮影・田中太一)
「阪神2−5広島」(18日、甲子園球場)
広島が首位攻防戦で快勝した。打線が二回に一挙5得点を挙げ、開幕戦で黒星を喫した相手先発・村上を粉砕した。
開幕戦と同じ森下と村上による投げ合い。森下は初回に前川に適時打を浴びて、開幕戦と同じように2点を先制された。しかし、開幕時とは打線の好調具合が違った。二回に野間、ファビアンの連打で好機を迎え、菊池が左中間への2点適時二塁打で、すぐさま同点に追いついた。
さらに二俣が14球も粘って四球で出塁すると、矢野が左犠飛を放って勝ち越しに成功。2死満塁からは4番・末包が左翼への2点適時打をはじき返して逆転した。結局、二回は5得点を挙げ、相手先発・村上には54球を投じさせた。開幕戦では苦杯をなめた相手に雪辱を果たした。
先発・森下は初回に2点を失うも、援護を受けて立ち直った。今季初完投でリーグトップの3勝目とし、甲子園で勝利投手になるのは2022年4月9日以来1105日ぶりとなった。ヒーローインタビューでは「とにかく勝ちたいと思ってマウンドに上がりました。初回からばたついてしまって、野手の方に助けてもらいました」と森下。チームの雰囲気について「とてもいいですし、もっともっと良くなると思います」と力を込めた。
広島は昨年からの甲子園の連敗を3で止めた。負ければ首位陥落となる一戦を制して、首位をキープした。
今日は試合開始から森下投手も阪神村上投手も調子が悪く、投手戦の予想から一転しましたが、森下投手は2回以降は修正が効いて阪神打線を1安打に抑えて見事完投しました。打線も2回の集中力が素晴らしかったですね。
スタメンは二俣が1番ファースト、クリーンアップは小園選手、末包選手、野間選手で組みファビアン選手は6番、キャッチャー・會澤選手は8番に入りました。
阪神の先発・村上投手に1回表1アウトから矢野選手が四球も小園選手はライトフライ、末包選手はショートゴロに倒れました。
先発・森下投手は今季4度目の登板で、試合前まで2勝1敗、防御率1.71でした。前回の11日・読売戦(マツダ)は6回4安打3失点で勝ち投手でした。開幕の阪神戦(マツダ)は1回、阪神佐藤選手に2ランを浴び7回4安打2失点で負け投手でした。
森下投手は1回裏2アウトから阪神森下選手と佐藤選手に連打され1、3塁、大山選手に四球で満塁されると前川選手にレフトへ2点タイムリーを流し打たれ、0−2と先制されました。
2回表の攻撃で野間選手とファビアン選手が連打でノーアウト1、2塁とすると菊池選手が左中間に2点タイムリーツベースを飛ばし、2−2の同点に追いつく。
さらに會澤が四球、森下の犠打で1死二・三塁、二俣が14球目の四球で満塁とすると矢野が左邪飛の犠飛を放ち、3ー2と勝ち越す。小園が右安打で再び満塁とすると末包がレフトへ2点タイムリーを飛ばし、5ー2とする、攻撃陣はこの回、村上に54球を投じさせた。末包は16打点でリーグ単独トップ。森下は2回1死から村上に四球も近本、小幡を抑える。
森下は3回1死から佐藤輝に右安打も大山を一ゴロ併殺打に打ち取った。森下は4回、前川を二直、坂本を空振り三振、中野を投ゴロと初めて三者凡退に抑える。
森下は5回、途中出場・寺と近本をともに一ゴロ、小幡を一直に打ち取った。森下は6回、森下を一ゴロ、佐藤輝も一ゴロ、大山を二ゴロと中軸も3人で抑える。
森下は7回も前川を二ゴロ、坂本を中飛、代打・楠本を二ゴロと4イニング連続で三者凡退に抑える。森下は8回も寺を投ゴロ、近本を二ゴロ、小幡を空振り三振と3人で退けた。森下は9回も1死から佐藤輝に四球も大山、前川を打ち取り試合終了。
森下は9回を124球、4安打、3四球、5奪三振の2失点(自責2)で今季3勝目、通算50勝目をマークした。