2024年10月02日
23回戦@神宮 広島3−5東京ヤクルト CS進出の可能性完全消滅で4位確定。9月4日の首位からまさかの大失速。今季終戦。
【広島】ヤクルトに敗れ終戦!9月を首位で迎えたチームが、Bクラスはプロ野球史上初めて
10/2(水) 20:34配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 試合を見つめる広島新井監督(右)(撮影・横山健太)
<ヤクルト5−3広島>◇2日◇神宮
広島が敗れて4位以下が確定し、CS進出がなくなった。
9月を首位で迎えたチームが、Bクラスに沈むのはプロ野球史上初めて。
我らが広島東洋カープの2024年の戦いが事実上終了しました。今日ヤクルトに敗れた事で、DeNAの3位とカープの4位が確定し、クライマックスシリーズ進出の可能性が完全に消滅しました。9月4日の時点では首位だったのに、まさに予想外の展開で4位に沈むという、屈辱的なシーズンになってしまいました。
先発の床田投手は自己最多の12勝目を目指すマウンドでしたが、1回裏にヤクルトオスナ選手のタイムリー2ベースで0−1と先制されると、2回裏はこの試合で引退するヤクルト青木選手のレフト前ヒットなどでピンチを招くと、長岡選手のタイムリー2ベースで0−2。サンタナ選手の3ランで0−5と一方的にリードされました。床田投手は2回5失点でKOとなりました。ドリヨシは前回の床田投手の時にも指摘しましたが、ピッチングフォームが完全に変わってしまいました。下半身の粘りがなく、上体だけで投げているため、球に力が十分伝わらず、ストレートの威力がなくなり、変化球のキレもなくなっています。また、いわゆる立ち投げになっていて、球が全体的に高めに浮いていて、相手打者にとっては絶好球になってしまいます。床田投手には今オフには下半身の強化と、体を絞る事を課題に取りくんでほしいと思います。
打線はヤクルトの先発の高橋投手を打ちあぐね、3回までノーヒットに抑えられました。4回表に先頭の秋山選手がチーム初安打を放ちましたが、続く矢野選手がショートゴロ併殺打に倒れるなどチャンスを作れませんでした。しかし、7回表にヤクルト2番手のサイスニード投手を攻め、1アウト2、3塁とし、ヤクルト3番手の石川投手から菊池選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち2−5としました。9回表には坂倉選手がソロホームランを放ち、3−5と2点差に迫りましたが、万事休すとなりました。結局、序盤の失点が重くのしかかった形になりました。
チームは今季ワーストタイの借金4となり、2年ぶりのBクラスが確定しました。9月以降は5勝22敗となり、首位で9月を迎え最終的にBクラスでシーズンを終えるのはプロ野球史上初めての歴史的な大失速となりました。また、1956年、1958年以来66年ぶり3度目のビジター12連敗となりました。
今季あと2試合を残してカープの戦いは事実上終了となりました。ドリヨシはまだ信じられません。こんな屈辱的なシーズンになってしまっただけに、カープの首脳陣は引責辞任する必要があると思います。プロなんですから、責任は取らないといけません。
さて、明日も神宮でヤクルトとの試合です。目標を失ったチームに勝ちを望むのも無理があるかもしれませんが、明日今季関東での最後の試合なので、恥ずかしくない試合をして欲しいものです。明日のカープの先発は大瀬良投手、ヤクルトは吉村投手です。