2024年10月07日
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黒原投手は新人王獲得なるか?
広島24歳は「新人王にふさわしい」 防御率10.66→2.11の激変…3年目左腕が「覚醒した」
10/7(月) 11:43配信
Full-Count
広島・黒原拓未は53登板で4勝、防御率2.11、奪三振率10.11
広島・黒原拓未【写真:矢口亨】
広島の3年目ドラ1・黒原拓未投手は今季、大きな飛躍を遂げた。チーム3位タイの53試合に登板して4勝3敗3ホールド、防御率2.11。新人王候補の1人とされており、ファンは「頼りになる」「新人王になってもおかしくない」「すごい進化」と声を寄せている。
24歳左腕は智弁和歌山高を経て、関西学院大から2021年ドラフト1位で入団した。しかし、1年目は12登板で防御率6.52、2年目の昨年は5登板で防御率10.66と苦しんでいた。
3年目の今季は3月30日のDeNA戦に先発で初登板も、1番・度会隆輝外野手に死球を与えて危険球退場となる波乱のスタート。ところが、救援に転じた3戦目から11戦連続無失点投球を見せるなど信頼を得た。結果、53登板で防御率2.11。奪三振率も10.11(59回2/3で67奪三振)だった。
黒原は「投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内」という新人王資格を残している。今年のセ・リーグ新人王は黒原の他、巨人の2年目・船迫大雅投手、ドラフト1位・西舘勇陽投手、中日・田中幹也内野手らの名前が挙がる。
SNSには「新人王は船迫か広島の黒原のどっちかだ」「覚醒した」「いいピッチャーになった」「抜群の安定感」「新人王になってほしいな」「新人王にふさわしい」とコメントが並んでいる。果たしてどんな結果になるだろうか。
Full-Count編集部
地味ではありましたが、黒原投手の今季の「覚醒」は目を見張るものがありました。黒原投手は2021年のドラフト1位で関西学院大からカープに入団しました。
1年目の2022年は12試合に登板し、0勝0敗で防御率6.52。2年目の2023年は5試合に登板し、0勝1敗で防御率10.66と、結果が出せませんでした。今季は開幕1軍の切符を手にして、3月の開幕カードのDeNA戦に先発しましたが、初回の先頭のDeNA度会選手に頭部死球を与えて、いきなり危険球退場となる波乱の幕開けとなりました。4月からはリリーフに転向しましたが、これが功を奏す形になりました。今季は53試合に登板し、4勝3敗3ホールドで、防御率は2.11という好成績を残しました。目を見張るのは奪三振率で10.11というすごい数字を残しています。
黒原投手は3年目ではありますが、投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内という新人王の資格があります。本文にもありますが、他にセ・リーグの新人王候補は読売の船迫投手、西舘投手、中日の田中選手が挙げられます。ドリヨシ的には、黒原投手と読売船迫投手の一騎打ちかなと思いますが、船迫投手のポストシーズンでのピッチング内容次第で決まるのではないかと思います。
たとえ黒原投手が新人王を獲得出来なくても、今季の活躍は素晴らしかったので、黒原投手自身、来季は自信を持って1軍で投げてほしいと思います。出来れば再び先発ローテーションの一角を担って、奪三振王のタイトルを獲得してほしいですね。