2024年07月26日
12回戦@神宮 広島9−6東京ヤクルト 2回に9安打の猛攻で9得点!ハッチ投手5回途中6失点もリリーフ陣は無失点リレーで逃げ切る!
【広島】集中攻撃で白星発進 2回にスタメン全員出塁、打者15人9安打の猛攻で9得点奪い逆転
7/26(金) 22:36配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 2回表広島無死満塁、走者一掃の右適時三塁打を放つ矢野(撮影・鈴木みどり)
<ヤクルト6−9広島>◇26日◇神宮
広島が一気の集中攻撃で序盤に試合を決めた。
2点を先制された直後の2回だ。打者15人9安打の猛攻で9得点を奪って逆転した。この回だけで先発ハッチを含め、スタメン全員出塁。その後ヤクルトに反撃を許したが、中継ぎ陣がしのいで後半戦を白星発進した。
矢野が一振りで劣勢の流れを変えた。先頭小園の死球から連打で迎えた無死満塁。ヤクルト左腕山野の外寄りの変化球を引っ張り、右翼線にはじき返した。走者一掃の逆転三塁打に「曲がり球が多くなるというのがあったので、それを狙った」と胸を張った。1死三塁からハッチ、秋山、野間の3者連続適時打でリードを広げ、さらに3者連続安打で山野をKOした。
試合前まで7月の1試合平均1・9得点だった打線が、オールスターブレークを経た後半戦初戦からつながった。新井監督も「いい攻撃だった。後半戦いいスタートが切れたと思います」と手応えを口にした。
▼栗林(9回を3球で抑え27セーブ目)「ナイスリードです。後半戦いい集中力を持っていいスタートが切れた。3球で抑えた記憶はないですね」
▼島内(1軍復帰即登板で2年連続20ホールド)「まずゼロで終われたので良かったと思いますけど、これを続けていくだけかなと思います」
▼ハッチ(大量援護も5回途中6失点降板で来日初勝利ならず)「言い訳の言葉もない。自分で招いてしまったことなので(降板は)仕方がない。やり返すチャンスがあれば、しっかり修正したい」
後半戦の初戦、2回に打者15人の猛攻で9得点はしたものの、追加点が奪えませんでしたし、先発のハッチ投手は5回途中6失点と乱調で降板するなど、いいスタートとは言えない試合だったと思います。
スタメンは1番センター秋山選手、2番ライト野間選手、3番レフト堂林選手、4番サード小園選手、5番キャッチャー坂倉選手、6番セカンド菊池選手、7番ショート矢野選手、8番ファーストシャイナー選手、9番ピッチャーハッチ投手のオーダーを組みました。
ヤクルトの先発は左腕の山野投手でした。1回表、秋山選手はレフトフライ、野間選手はセカンドゴロ、堂林選手は空振り三振と三者凡退に終わりました。
先発のハッチ投手は今季5度目の登板で、試合前まで0勝3敗、防御率6.00。前回の5月23日の阪神戦(マツダスタジアム)は5回を5安打1失点で負け投手になりました。翌24日に登録抹消され、それ以来の登板でした。今季のヤクルト戦は2度目の登板で、前回の4月25日(神宮)は2回を6安打6失点も勝ち負けついていませんでした。
ハッチ投手は1回裏、ヤクルト長岡選手の右飛を野間選手がスーパーキャッチ、青木選手に四球、宮本選手はサードフライで2アウト1塁から村上選手にセンターバックスリーン左に18号2ランを叩き込まれ0−2と先制されました。
しかし、2回表の攻撃で小園選手が死球、坂倉選手と菊池選手の連打でノーアウト満塁の絶好のチャンスに矢野選手がライト線に3点タイムリー3ベースを弾き返し3−2と逆転。さらにシャイナー選手は見逃し三振もハッチ投手がセンター前にタイムリーを落とし、4−2としました。矢野選手は段々勝負強くなってきましたね。シーズン後半戦のキーマンの1人として挙げておきます。
さらに秋山選手はセンター前ヒットで1アウト1、2塁とすると野間選手が右中間に2点タイムリー2ベースで6−2、堂林選手のレフト前ヒットを挟み1アウト1、3塁から小園選手がライトへタイムリーを飛ばし、7−2に。
続く坂倉選手のライト前ヒットで1アウト満塁から菊池選手のショートゴロ併殺打崩れ間に1点で8−2。矢野選手が四球を選び2アウト満塁とするとシャイナー選手も押し出し四球を選び、この回に打者15人9安打の猛攻で9得点を挙げました。
ハッチ投手は2回裏、ヤクルト山田選手をショートゴロ、中村選手をセンターフライ、丸山選手をファーストゴロと3人で抑えました。しかし、ハッチ投手は4回裏、先頭の宮本選手にセンター前ヒット、村上選手にライトスタンド最上段に2打席連続19号2ランを放り込まれ、9−4となりました。なおオスナ選手にセンター前ヒット、中村選手に四球でノーアウト1、2塁とされるも山田選手をサードゴロ、丸山選手もサードゴロ、代打の川端選手をセカンドゴロに打ち取りました。
打線は3回表2アウト満塁で菊池選手が空振り三振、5回表1アウト2塁から堂林選手が空振り三振、小園選手がライトフライに倒れ追加点を取れませんでした。
ハッチ投手は5回裏、ヤクルト長岡選手にセンター前ヒット、途中出場の岩田選手に四球を与え降板しました。代わった2番手の黒原投手はヤクルト宮本選手をセンターフライ、村上選手に四球で1アウト満塁に。続くヤクルトオスナ選手にレフトへタイムリー、中村選手にレフトへ犠牲フライを許し、9−6と点差を縮められました。
ハッチ投手は4回0/3を80球、5安打、3四球、2奪三振の6失点(自責6)と結果を残せませんでした。ドリヨシ的にはハッチ投手は今日がラストチャンスだと思いましたが、相変わらずの不安定なピッチングだっただけに、残念でなりません。正直、ハッチ投手は使えないなと感じました。
6回裏は3番手の塹江投手がヤクルト丸山選手を空振り三振、代打の増田選手をセカンドゴロ、長岡選手をセカンドフライと3人で退けました。
7回表の攻撃で1アウトから秋山選手がセンター前ヒット、途中出場の大盛選手がバント失敗のキャッチャーファウルフライ、堂林選手がセンター前ヒットで2アウト1、3塁も小園選手は空振り三振に倒れて3回以降、得点を挙げられません。
7回裏は4番手のハーン投手が1アウトからヤクルト宮本選手にレフト前ヒットも村上選手をセカンドフライ、オスナ選手をセカンドゴロに仕留めました。
8回裏はこの日に登録された島内投手がマウンドへ。ヤクルト中村選手と武岡選手を連続空振り三振、丸山選手に四球も代打の松本選手をライトフライに打ち取りました。島内投手の復帰は大きいですね。
9回裏は守護神の栗林投手がわずか3球でヤクルト長岡選手をセンターフライ、赤羽選手をレフトフライ、宮本選手をセカンドゴロで締めて27セーブ目を挙げました。
チームは後半戦白星スタートになりました。これで今季は44勝37敗4分けの貯金を7としました。首位読売とは1ゲーム差につけています。
今日は勝ちはしましたが、2人の外国人選手のハッチ投手とシャイナー選手は正直使い物になりません。新井監督ももう見切った方がいいと思います。代わりにファームから生きのいいピッチャーと野手を1軍に昇格させるべきですね。
明日のカープの先発は森下投手です。今季対ヤクルトの防御率は0.60とほぼ完璧なピッチングをしています。明日も素晴らしいピッチングを期待します。ヤクルトは高橋投手です。ハマると打てないピッチャーですが、点を取り始めるとガタガタとなる傾向があります。初回の攻撃がポイントになると思います。
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