2024年03月17日
オープン戦@マツダ 広島2−2横浜DeNA(6回裏終了降雨コールド引き分け) アドゥワ投手5回1失点も課題残す。田中選手タイムリー!松山選手同点犠飛でドローに。
【広島】残り1枠狙うアドゥワ誠5回1失点も反省「内容はいいとは言えない。先発として最低限」
3/17(日) 18:07配信
日刊スポーツ
広島対DeNA 広島先発のアドゥワ(撮影・加藤孝規)
<オープン戦:広島2−2DeNA>◇17日◇マツダスタジアム
開幕ローテを狙うアドゥワ誠投手(25)が、開幕カードで当たるDeNAを相手に5回5安打1失点と好投した。だが、本人は「内容はいいとは言えないんですけど、先発として最低限の役割は果たせたかなと思います」と笑顔はなかった。
立ち上がりはフォームのバランスを崩した。制球がまとまらず、2安打1死球で1死満塁のピンチを招いた。結果的に無失点に滑り出したことで、2回以降は立ち直った。5回1死一、二塁から佐野の中前適時打で1点を失うも、最少失点で切り抜けた。「初回があんな形になったので、野手の方もリズムが悪くなったと思うので、初回を3人で切れるようにしたい」。立ち上がりの投球をシーズンへの課題とした。
残り1枠は、この日ウエスタン・リーグ阪神戦で5回無失点の黒原と玉村が候補となる。若手の争いに新井監督は「もう少し考えたい」と最終決定は持ち越しすも「なるべく早めに決めてあげたい」ともイメージ。19日西武戦に先発する玉村の登板後にも先発6番手を決めることを示唆した。
今日は終始雨の降る、寒い中での悪いコンディションでの試合となりました。両チーム共にケガ人が出なくて本当に良かったです。
アドゥワ投手は、オープン戦4試合目の登板で、3度目の先発マウンドでした。2週間後に開幕を控えた重要な舞台に、多少の気負いもあったのかと思います。初回は「(コースを)狙い過ぎて制球を乱した」と安打や死球などで走者を貯め、1アウト満塁のピンチを背負いました。
しかし、ここをなんとか無失点でしのぐと、2回以降は、徐々に落ち着きを取り戻し、5回まで77球を投げて1失点の内容でした。アドゥワ投手は「最低限、先発の役割の果たせた」と安堵の表情を浮かべ、降板後には新井貴浩監督(47)から「ナイスピッチング」と労われました。
ただ、新井監督はアドゥワ投手の先発ローテ入りについては明言しませんでした。この日のウエスタン・阪神戦では、開幕ローテ入りを争う黒原投手も5回2安打無失点と好投。さらには先発6番手の候補として5年目の玉村投手もおり、19日の西武戦(ベルーナドーム)に登板予定の玉村投手の結果を待って判断することを示唆しました。
カープの開幕先発ローテ―ションは開幕投手を務める九里投手、森下投手、床田投手、大瀬良投手、新外国人のハッチ投手の5人までが内定しています。残り1枠を、アドゥワ投手、黒原投手、玉村投手の3人で争う構図となっています。
打線では、ベテラン勢の活躍が光りました。6回裏、DeNA森原投手に対して、田中選手がライト前タイムリーで1−2。代打松山選手がライトへ犠牲フライを放ち、2−2の同点に追いつきました。ベテラン勢の活躍について新井監督は「元気ですね。若い選手は投手も野手もいい競争をしてくれていますけど、中堅、ベテランもしっかりいいものを出してくれている。開幕が近づいていますけど、いい調整ができていると思います。」とコメントしています。
若手選手の突き上げにより、中堅、ベテランの選手が刺激を受けているのは間違いありません。投手陣も野手陣も若手、中堅、ベテランがうまくリンクすれば、開幕ダッシュは現実味を帯びて来ますね。
次のオープン戦は19日、20日とベルーナドームで西武との2連戦です。開幕ローテーション入りを目指す玉村投手が19日に先発します。最後の1枠の争いはし烈です。一体どんな結末が待っているのでしょうか。
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