2024年11月21日
ラグザスpresents第3回WBSCプレミア12スーパーラウンド@東京ドーム 日本9−1アメリカ WBC以来の対決で11安打9得点で快勝!小園選手2打席連発含む7打点の大暴れ!高橋投手4回8奪三振無失点好投!
【プレミア12】アメリカに逆転勝利でスーパーR初戦白星!小園が決勝打&2打席連発で7打点の大暴れ 橋宏斗4回2安打8Kの快投
11/21(木) 22:09
配信
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侍ジャパン・小園海斗選手(広島)
■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 日本
9ー1 アメリカ(21日・東京ドーム)
日本はアメリカに逆転勝利を飾り、スーパーラウンドは白星発進。この勝利で国際大会は2019年プレミア12の2次ラウンドメキシコ戦以降の3勝、2021年の東京五輪の全5勝、2023年のWBCの全7勝、アジアプロ野球チャンピオンシップの全4勝、そして今大会のオープニングラウンド全5勝を含め25連勝となった。
試合は1点ビハンドで迎えた5回、連打で好機を作ると坂倉将吾(26、広島)が適時二塁打を放ち同点に。2死一、三塁から小園海斗(24、広島)の適時三塁打で勝ち越しに成功した。さらに終盤には小園に2打席連続の本塁打が飛び出すなど9ー1と突き放した。投げては先発・橋宏斗(22、中日)が4回2安打8奪三振と好投で試合を作った。2番手・隅田知一郎(25、西武)が被弾も後半戦は0点に抑える力投で救援陣が繋ぎリードを守った。
オープニングラウンドを5戦全勝で飾った侍ジャパンはこの日から東京ドームでスーパーラウンドを迎えた。スーパーラウンドではグループA上位2チームの1位・ベネズエラ、2位・アメリカとグループB上位2チームの1位・日本、2位・台湾が総当たりで3試合ずつ戦い上位2チームが24日の決勝に進出となる。
スーパーラウンドの初戦はグループAを2位通過したアメリカ。先発マウンドに上がる橋は今季レギュラーシーズン21試合に先発し12勝、防御率1.38をマーク。前回登板となった15日の韓国戦では4回7安打8奪三振2失点(自責2)の投球だった。
橋の立ち上がりは1回、先頭のC.シンプソン(24)、2番・M.ショー(23)を二者連続の空振り三振に。2死を奪うと3番・L.リター(27)からも149qのスプリットで空振り三振を奪い完璧な立ち上がりを見せた。
打線はその裏、アメリカの先発・R.ヒル(44)に対し先頭の桑原将志(31、DeNA)がセカンドの失策により出塁。2番・小園は空振り三振も3番・辰己涼介(27、楽天)が中安打を放ち1死一、二塁とチャンスを広げた。しかし4番・森下翔太(24、阪神)は三邪飛、5番・栗原陵矢(28、ソフトバンク)は一ゴロに倒れ無得点となった。
橋は4回70球を投げ2安打8奪三振無失点の好投。5回表、2番手・隅田が登板するも迎えた先頭の6番・C.トーマス(23)にカウント1ストライクからの2球目、フォークを捉えられ、打球はレフトスタンドへ。先制を許した。
1点を追う展開となった打線はその裏、アメリカの2番手・D.トンプソン(30)に対し1死走者無しから7番・源田壮亮(31、西武)、8番・佐野恵太(29、DeNA)が中安打を放ち出塁。走者一、二塁と好機で9番・坂倉にライトへの適時二塁打が飛び出し同点に追いついた。さらに3番手・A.バーノン(25)に対し2死一、三塁から2番・小園がカウント1ー1からの3球目、ストレートを弾き返しライトへの適時三塁打に。3ー1と勝ち越しに成功した。
終盤に入り7回表は3番手・北山亘基(25、日本ハム)が登板し先頭に四球を与え走者を背負うも2者連続三振を奪うなど後続を抑え無失点に。
7回裏、死球などで1死一、二塁と追加点の好機でアメリカの6番手・Z.ミルズ(24)に対し2番・小園がストレートを捉えると打球はライトスタンドへの3ラン本塁打に。6ー1と大きく突き放した。
5点リードで8回表、4番手・藤平尚真(26、楽天)がマウンドに上がり無失点に抑える好投。8回裏、アメリカの7番手・C.ビュー(30)に対し8番・五十幡亮汰(25、日本ハム)が死球を受け出塁。悪送球の間に三塁を陥れると2死三塁から1番・桑原にセンターへの適時打が飛び出し7ー1。続く2番・小園にライトスタンドへの2ラン本塁打が飛び出し9ー1に。
9回表は5番手・横山陸人(23、ロッテ)がアメリカ打線に反撃を許さずリードを守って試合終了。侍ジャパンはスーパーラウンドの初戦に勝利。次戦は22日にグループA1位通過のベネズエラと対戦する。
【スーパーラウンド 決勝・3位決定戦】
11月21日(木) 日本 9ー1 アメリカ(グループA2位) @東京ドーム
11月22日(金) 日本ーベネズエラ(グループA1位) @東京ドーム
11月23日(土) 日本ー台湾(グループB2位) @東京ドーム
11月24日(日) 決勝または3位決定戦 @東京ドーム
決勝(スーパーラウンド1位、2位)、3位決定戦(スーパーラウンド3位、4位)11月24日(日)@東京ドーム
いよいよプレミア12も佳境に入ってきました。今夜の相手は昨年のWBCで決勝を戦ったアメリカでした。1点を争うタフな試合になるかと思いましたが、終わってみれば9−1と一方的な試合で勝利となりました。
侍ジャパン先発の中日高橋投手が4回で8三振を奪い、2安打無失点の快投を見せました。
0−0のまま迎えた5回表、この回から登板した2番手左腕の西武隅田投手が最初に打席へ迎えたアメリカ6番のトーマス選手に真ん中へ入った2球目フォークボールをレフトスタンド上段へ運ばれ、0−1と先制を許しました。
アメリカ先発の44歳左腕のヒル投手のカーブにほんろうされ、打線は4回まで1安打5三振に封じられました。しかし、先制された直後のその裏に一挙3点を奪って逆転に成功しました。 この回から登板したアメリカ2番手左腕のトンプソン投手から西武源田選手、DeNA佐野選手の連打などで1アウト1、2塁とし、9番の広島坂倉選手が3連打目となるライト線へのタイムリー2ベースを放って1−1の同点になりました。インコースへの難しい球を見事にさばきました。普通ならばファウルになる打球だったと思いますが、坂倉選手の巧みなバットコントロールがこのタイムリーを生んだ形になりました。アメリカはマウンドが3番手右腕のバーノン投手にスイッチすると、2アウト1、2塁から広島小園選手がライト線へ2点適時3ベースを放って3−1としました。
7回裏には広島小園選手がアメリカ6番手右腕のミルズ投手からライトスタンドへ1号3ランを放つと、8回裏にはDeNA桑原選手のセンター前タイムリーのあとで広島小園選手がライトスタンドへ2打席連発となる2号2ランを放ち、9−1としました。小園はチームの全9得点中7点をそのバットで叩き出す大活躍でした。
投手陣は中日高橋投手、西武隅田投手のあとは日本ハム北山投手、楽天藤平投手、ロッテ横山投手の継投で危なげなく勝ち切りました。
さて、我らが広島東洋カープの選手のおさらいですが、小園選手は2番セカンドで先発出場しました。第1打席は空振り三振、第2打席はサードファウルフライ、第3打席はライト線へのタイムリー3ベース、第4打席はライトスタンドへ3ラン、第5打席はライトスタンドへ2ランと、5打数3安打2本塁打7打点の大暴れでした。明日の試合で反動が返らないか心配です。
坂倉選手は9番キャッチャーで先発出場しました。第1打席は空振り三振、第2打席はライト線へタイムリー2ベース、第3打席は死球、第4打席はセカンドフライで、3打数1安打1打点でした。巧みなバットコントロールの同点タイムリーは見事でした。
さて、明日はA組1位のベネズエラとの対戦です。侍ジャパン投手陣が強力ベネズエラ打線をどう抑えていくかがカギになりそうです。