“WBCデビュー”の朗希、4回途中8K1失点!谷繁氏「ナイスピッチング」
3/12(日) 0:48配信
ベースボールキング
侍ジャパンの佐々木朗希
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 【1次ラウンド・プールB】 ○ 日本 10 − 2 チェコ ● <3月11日 東京ドーム>
“令和の怪物”野球日本代表・佐々木朗希(ロッテ)が10日、チェコ戦でWBC初登板・初先発し、3回2/3・66球を投げ、2被安打、8奪三振、3与四死球、1失点(自責0)に抑えた。
佐々木朗希は初回、簡単に二死としたが、3番のクラップに二塁打を打たれると、続くセルヴェンカの遊ゴロを遊撃・中野拓夢(阪神)が一塁へ悪送球。その間に二塁走者の生還を許し、先制点を与えてしまった。
2回以降は160キロを超えるストレートにストライクゾーンからボールゾーンへと落ちていくフォークで三振の山を築いた。佐々木は4回一死一塁でスモーラの打席中に球数制限にあたる65球に達し、スモーラを空振り三振に打ち取ったところでマウンドを降りた。
11日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール 1次ラウンド 日本−チェコ』で解説を務めた谷繁元信氏は、佐々木朗希の投球に「自分の仕事はしっかりできたという感じでしょうね。ちょっと球数が多めではあったんですけど、チェコのバッターも必死に食らいついてきましたし、そういったところで、なかなか決着つかない打席もあったりしたのでね。三振8つ、十分でしょう。自責は0ですし、ナイスピッチングでした」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
BASEBALL KING
佐々木投手が今日先発したのが、12年前の東日本大震災で、自身も岩手県陸前高田市で被災した3月11日になったのも、すごく因縁を感じますね。その佐々木投手はMAX164キロをマークするなど、1回でのストレートは全て160キロ台でした。2ベースでランナーを出した後、ショート中野選手の悪送球で先制点を許しましたが、3回2/3を投げて2安打8奪三振で、思いのこもった66月球にを投げて、初のWBCのマウンドで堂々のピッチングを見せました。登板間隔で考えると、佐々木投手の次回の登板は準決勝か決勝になりそうですので、楽しみですね。
序盤から1点を追う展開となった侍ジャパンはチェコ先発のサトリア投手の120キロ台のストレートとチェンジアップに苦しめられましたが、3回に吉田選手が2戦連続の逆転の2点タイムリーを放ち2−1。ピッチャーが代わった4回はヌートバー選手、近藤選手、大谷選手の3者連続タイムリーと吉田選手の犠牲フライで4点を挙げて6−1としました。
さらに5回には初打席の牧原選手がタイムリー。8回には大谷選手の代打の牧選手が今大会第2号のソロホームランで突き放しました。4番の村上選手にも待望の初ヒットが生まれ、侍ジャパンの打線は終わってみれば11安打10得点の快勝でした。侍ジャパンの打線は本当に最強打線ですね。
これでWBCのプールBでの侍ジャパンは3戦3勝となり、準々決勝進出に大きく前進しました。さて、12日はオーストラリアとの対戦になります。オーストラリアは野球のレベルがかなり高くなっており、プールBでは韓国を破っています。決して侮ってはなりません。全力かつ堅実なプレーでオーストラリアに勝利して、1次リーグ1位通過で準々決勝に臨みましょう。
オーストラリア戦では、栗林投手の登板はあるのでしょうか?
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