「心を通わせた」 栗山監督との一問一答―WBC
3/22(水) 19:04配信
時事通信
優勝を決め、記念写真に納まる栗山監督(中央)、大谷(同上)ら日本代表=21日、米フロリダ州マイアミ
3大会ぶり3度目のWBC優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督との一問一答は次の通り。
―今大会の成功の要因は。
全ての選手が一生懸命やってくれたことが一番。選手同士が心を通わせた。
―大谷について、監督の立場から個人的な言及は避けてきた。
きょうで監督が終わる。あしたから何も肩書のない人になるので、個人的な話をしてもいいかなと思う。今はまだ監督。僕の思いよりも、(大谷)翔平やダルビッシュが若い人と一緒にやってくれて、(今後の)プラスになるだろうということがよかった。
―最後が大谷対トラウトになったことについては。
野球ってすごいなと思った。人生を表現しているというか、翔平の頑張ってきた形がその場面をつくってくれたなと思う。
―やるべきことをやり切って迎えられた大会だったか。
野球においては、全ての準備をしてもその何倍もやれることがある。(日本ハム)ファイターズ時代から全てやり切ったと思ったことはない。
今大会、侍ジャパンは1次リーグから負けなしの7連勝で世界の頂点に立ちました。
決勝戦は侍ジャパンは今永投手が先発しました。1回表はアメリカ打線を無失点に抑えて上々の立ち上がりでしたが、2回表、1アウトからアメリカターナー選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−1と先制されました。
しかし、その直後の2回裏、先頭の村上選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、たちまち1−1の同点に追いつきました。さらに1アウト満塁からヌートバー選手のファーストゴロの間に1点を挙げて2−1と逆転しました。
さらに4回裏には先頭の岡本選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、3−1とリードを広げました。
投手陣は3回から継投に入り、戸郷投手、高橋宏斗投手、伊藤投手、大勢投手と無失点リレーでつなぎました。しかし、8回表、6番手のダルビッシュ投手が1アウトランナーなしから、アメリカシュワーバー選手に右中間スタンドへソロホームランを浴びて3−2と1点差に迫られました。
そして、3−2で迎えた9回表、7番手の抑えに大谷選手がマウンドに上がりました。が、先頭のアメリカマクニール選手に四球を与え、ノーアウト1塁となります。ローンデポ・パークはアメリカの応援で俄然盛り上がり、日本サイドとしては嫌な雰囲気になりました。しかし、大谷選手はその雰囲気に飲まれる事はありませんでした。続くアメリカベッツ選手をセカンドゴロ併殺打に仕留め、2アウトランナーなしになりました。そして、最後のバッター、大谷選手と同じエンゼルスのチームメイトのアメリカトラウト選手を空振り三振に仕留めて試合終了。マウンド上に侍ジャパンの選手の歓喜の輪が出来ました。
侍ジャパンは14年ぶり3回目の優勝を果たしました。選手の皆さん、本当におめでとうございます。日本だけでなく世界中の野球ファンに夢と感動を与えてくれたと思います。ドリヨシも感涙です。
今大会のMVPは大谷選手に決まりました。誰もが認めるところだと思います。WBC史上初の二刀流での活躍は見事でした。おそらく、二刀流の選手は大谷選手の後には誰も出ないのではないでしょうか。
侍ジャパンのメンバーはすでに帰国の途についたそうです。しばらくの間は日本中が侍フィーバーに沸きそうですね。
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