2024年07月11日
シャイナー選手は1軍で大化けするのか?
【広島】「勘ピューター」は吉と出るか? シャイナー昇格は新井監督の独断′定
東スポWEB によるストーリー
2回、三邪飛に倒れた広島・シャイナー 東スポWEB
広島は10日の巨人戦(マツダ)が4回途中に降雨のためノーゲームとなった。4連敗中の踏ん張りどころで、新井貴浩監督(47)はこれまでとは異なる手法を試みていた。
深刻な得点力不足の起爆剤として、指揮官がチョイスしたのはジェイク・シャイナー内野手(28)の昇格だった。開幕2戦目に右手中指を骨折して離脱して以降、二軍でも目立った結果を残せていなかった助っ人をあえて一軍に呼び寄せたのだ。シャイナーが実戦復帰したのは4月下旬。だが、その二軍でも打率1割7分1厘、2本塁打、7打点と苦しみ、昇格候補ですらなかったのが現実だ。
それでも今月に入ってチームが1勝6敗と下降線をたどる中、何らかのカンフル剤が必要と感じたからなのかもしれない。そこは新井監督も認めつつ「何か動かないといけない」と言い「外国人選手というのは、場所が変わって気持ちが上がってくることもある」と説明。これまで二軍からの推薦がなければ、認めていなかった昇格人事を自らの一存で決断したという。
一方で別の見立てもある。そもそも新助っ人のシャイナーはキャンプ前の時点では「4番候補」だった。二軍関係者はそんな経緯も踏まえた上で「下で成績は残せてなくても1回は上でチャンスをあげないと、と思っていたんじゃない? 外国人選手の場合は『ダメ』なら、その年限りとするしかないんだから」と指揮官の温情≠ェ働いた可能性もあると推察する。昨季は3Aで30本塁打、100打点を記録した長距離砲だけに、きっかけさえつかめれば…という思惑だ。
そのシャイナーはこの日「8番・一塁」で即スタメン出場。三邪飛に倒れた2回の1打席も幻となり、指揮官も「1打席じゃ何も言えんわな」と苦笑いで評価を先送りにした。
いずれにせよ、これまでとは異なるアプローチで刺激を注入した新井監督の勘ピューター≠ヘ吉と出るのか。
シーズン後半戦、大混戦のセ・リーグのチームから抜け出すのに、シャイナー選手の打撃にかかっていると言っても過言ではありません。
今季、シャイナー選手は開幕2戦目で守備の際に右手中指を突き指し、骨折が判明して、以来1軍には出場していません。ポジティブに考えれば、明日のヤクルト戦が開幕3戦目という事になるので、打撃力の可能性は無限大だと考えていいと思います。
本文にもありますが、昨年アメリカの3Aで30本塁打の100打点を記録した選手ですから、今シーズン後半はその片鱗を覗かせても不思議ではありません。
ドリヨシ的には、シャイナー選手にはシーズン後半は15本塁打の50打点目指して頑張って欲しいと思います。相手投手はおそらく変化球攻めをしてくるかと思います。インコース高めにストレート系で見せて、最後はアウトコース低めに逃げる球か落ちる球で空振りを誘う、オーソドックスな配球をしてくると思いますので、シャイナー選手がアウトコースの変化球をどれだけ見極める事が出来るかがカギになりそうです。
新井監督はこのシャイナー選手の1軍での起用は大きな賭けだと思います。シャイナー選手の成績が、チームの成績に直結するのは間違いないのではないでしょうか。シャイナー選手も「得点圏にランナーがいたら自分のバットで還す、そんな気持ちで1軍にやってきた」と気合い十分です。
明日からマツダスタジアムでヤクルトとの3連戦です。ヤクルトは3戦ともに左投手を先発させるようです。それだけに益々シャイナー選手が重要なピースとなりそうです。ここは思い切ってシャイナー選手を4番に置いてみてはどうでしょうか。
チームはリーグ戦再開後の16試合でチーム打率は.189、1試合平均2.19得点という超貧打で、7月に入って1勝6敗と大失速しています。シャイナー選手が救世主となれるか、まずは明日の試合に注目ですね。
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