2024年09月02日
矢野選手が「打撃」で赤丸急上昇!
【広島】今や「打」でもここぞの存在 矢野雅哉 得点圏打率急上昇の極意
9/2(月) 6:16配信
東スポWEB
「打」でも開眼中の広島・矢野雅哉
守備の人が「打」でも開眼中だ。セ首位の広島は1日のヤクルト戦(マツダ)に5―1で快勝。今季から正遊撃手の座をつかんだ矢野雅哉内野手(25)が、2試合連発となる2号3ランをランニング本塁打で決めた。
ダイヤモンドを一気に駆け抜けたのは2点リードの6回二死二、三塁の場面だ。2番手・ロドリゲスの152キロを強振した一撃は前進守備を敷いていた相手中堅手の頭上を越え、ボールが転々とする間に俊足を生かして生還した。人生初のランニングホームランを「ナイスパワーです(笑い)」とジョークで振り返った矢野について、新井監督も「何か持ってますね、彼は」と喜んだ。
一方で「勝負強さ」は格段に向上した。最大の要因は本人の鍛錬の積み重ねにあり、本拠地での試合前は早出特打の常連。打撃投手を務めることもある小窪打撃コーチに助言を仰ぎ、課題の打撃向上へ汗を流す。中でも同コーチからハッパをかけられてきたのが「得点圏」での打席だが、規定打席到達後はいっそう力を注いできた。
矢野の得点圏打率は3割4厘まで上昇。これは新井監督から「ここぞの」との異名をとる小園の3割1分8厘に次ぐ成績だ。セ全体でも堂々の12位に食い込んでおり、矢野はチャンスでの打席について「もともと真っすぐに弱いのがあるので、どっかの1球で。変化球を狙う時もあるんですけど、真っすぐを狙うその1球を仕留めるつもりで入っています」と極意≠フ一端を明かす。
小窪コーチも、上昇を続ける矢野の得点圏打率について「最初は2割もなかったと思います」とし「外角球をパチンと逆方向にコンタクトできるようになって、そこからいろいろな対応もできるようになってきたと感じます。バッティングの引き出しが増え、対応のレベルも上がり、見ていても何か覚えたなって思う一打が最近、多いですよ」と目を細めている。
新井カープが誇る「守り」の象徴でもあった男は、今や「打」でもここぞの¢カ在だ。
赤坂高志
矢野選手が攻守にわたっての大活躍です。完全にショートのレギュラーポジションを獲得しましたね。
ドリヨシ的には、将来的には矢野選手はショートのポジションは奪えると思っていましたが、今季こんなに早いうちにレギュラーになるとは思いませんでした。
今季開幕前にカープOBの野村謙二郎さんのYouTubeチャンネルにゲスト出演した矢野選手が、自身の課題であるバッティングについて語っていましたが、矢野選手自身の打撃の弱点をしっかり理解した上で、どのように解決していくかを野村さんに説明していました。野村謙二郎さんもその話に理解を示していました。ドリヨシも、矢野選手自身の打撃の弱点をしっかり把握した上で、その弱点を解決させるべくひたむきに追求する姿勢に、矢野選手が打撃で開花する時は近いかと感じました。
その打撃力が向上した証になったのがドリヨシは3つの打撃で感じました。
1つ目は先日の東京ドームでの読売戦です。延長戦に入り、一打勝ち越しのチャンスで矢野選手が読売ケラー投手から高めの釣り球のストレートを弾き返し、レフト前に決勝タイムリーを放ちました。あれは見事な集中力だったと思います。速いストレートには立ち遅れがちだった矢野選手でしたが、その速いストレートに対応出来たのは素晴らしかったです。
2つ目は先週土曜日のヤクルト戦で、ライトポールに直撃するソロホームランを放ちました。思い切り引っ張る事が出来るようになったのも打撃力が上がったところだと思います。
3つ目は昨日のヤクルト戦で、センターオーバーのランニング3ランホームランを放ちました。矢野選手のスイングが、バットの内側からしっかり出てくるようになっていて、無駄のない、かつ、インパクトの強いスイングが出来て、打球の飛距離が伸びてきています。
残り28試合です。矢野選手はラッキーボーイ的存在から優勝のキーマンに変わりつつあります。チーム唯一のムードメーカーが6年ぶりのリーグ優勝へと導く存在になるべく、がむしゃらに頑張ります。
狙い決めた 一打
勝利への 矢を放て
想い込めた 打球
雅の道 切り拓け
かっ飛ばせ ヤノ
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